歯列矯正はクーポンで安くなるの?注意点と矯正の費用負担を抑える5つの方法

歯列矯正はクーポンで安くなるの?注意点と矯正の費用負担を抑える5つの方法

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鈴木志帆美先生
鈴木 志帆美 先生
専門:小児歯科・歯内療法
2015年 神奈川歯科大学卒業

歯列矯正は基本的に保険がきかず、治療費が高額になるのが悩みもの。少しでも費用を抑えたいと考える人は少なくないでしょう。なかにはクーポンや割引がないか気になっている人も多いのではないでしょうか?

ここでは矯正でクーポンを利用するときの注意点と、少しでも費用負担を抑えるための方法をご紹介します。

矯正にもクーポンってあるの?

実は矯正治療に使えるクーポンを用意している歯科医院も存在します。数としてはそれほど多くありませんが、インターネットのクーポンサイトや雑誌広告、歯科医院のチラシなどで目にすることができるでしょう。矯正は基本的に自費治療になるため、歯科医院側で自由に価格設定が可能なのです。他にも、ホワイトニングやセラミック治療などでクーポンを出している歯科医院があるようです。

注意
「早割○円off」、「20周年特別価格」、「期間限定キャンペーン実施中」など費用を強調した広告は医療広告ガイドラインに抵触する恐れがあるので注意してください。

矯正でクーポンを利用するときの注意点

矯正でクーポンを利用するときの注意点は大きく以下の2点です。

    • 治療範囲や内容が限定されていることが多い
    • 追加費用がかかるケースがある

治療範囲や内容が限定されていることが多い

矯正のクーポンは治療費が半額くらいまで割引されていることもありますが、治療範囲や内容に制限があることが多い点には注意が必要です。よくあるのが「上下12本まで(上顎6本・下顎6本)」というケース。これはいわゆる部分矯正にあたり、治療できる症例はかなり軽度なものに限定され、基本的に噛み合わせの調整まではできません。

また「マウスピース15個まで」といった記載も見られます。マウスピース矯正では、少しずつ形を変えたマウスピースを定期的に付け替えていくことで歯を動かす方法です。メーカーにもよりますが、平均で40個程度のマウスピースが必要になるので、15個というのはかなり軽度の症例までしか対応できないということになります。

追加費用がかかるケースがある

矯正のクーポンでは「治療費◯◯円」と表記されていることが多いと思いますが、その費用にどこまで含まれているかチェックする必要があるでしょう。矯正治療では、メインとなる装置費用のほかに、検査費用、毎回の調整費用、抜歯費用などさまざまな費用がかかります。表記されている料金はこのうちの一部であることも少なくないようです。

また、上述したように治療範囲や内容が限定されているケースが多いため、検査の結果その範囲内で治療が難しいと判明した場合は、追加で費用を請求されることもあるでしょう。

矯正の費用負担を抑える5つの方法

矯正は費用が高額なために治療をためらっている人も多いでしょう。クーポンの利用もひとつの選択肢ですが、他に考えられる費用負担を抑える方法をご紹介します。

    • 分割払いができないか相談する
    • クレジットカード払いやデンタルローンを利用する
    • 治療モニターを募集しているとこを探す
    • 相見積もりを取ってみる
    • 症例によっては保険適用となることも

クレジットカード決済や分割払いを利用する

最近では自費治療であればクレジットカードでの支払いができる歯科医院も増えてきました。分割払いを利用すれば金利はかかりますが、一度にまとまった金額を支払う負担は軽減できるでしょう。

デンタルローンを利用する

デンタルローンとは利用目的を歯科治療費に限定したローンのことです。状況にもよりますが、一般的にクレジットカードの分割払いやカードローンよりも金利が割安で支払い回数の上限も多いのがメリット。親権者名義で未成年でも利用できるのもポイントです。もちろんクレジットカードと同様に審査は必要なのでご注意を。

治療モニターを募集しているとこを探す

タイミングによっては、矯正の治療モニターを募集している歯科医院が見つかります。治療経過の症例写真をホームページなどに掲載することを条件に治療費を割引するという提案をしているのです。個人情報や顔写真の提供は必須ではないことが多いでしょう。

ただし、モニターを募集しているということは開院したばかりの歯科医院や、掲載できる症例数が少ないといったことも考えられるので、よく検討する必要があります。

相見積もりを取ってみる

矯正は基本的に自費治療のため、歯科医院によって治療費の設定には差があります。何軒かで見積もりをとって比較してみるのもいいでしょう。歯科医師によって考え方や得意な治療は異なるので、自分に合った歯科医院を見つけるためにも複数で話を聞くのはおすすめです。

ちなみに一般的に治療費の差を生むのは歯科医師の技術や経験ではなく、設備投資や家賃(テナント料)です。一等地にある内装のオシャレな歯科医院は治療費も高い傾向にあるので覚えておきましょう。

症例によっては保険適用となることも

診察券

矯正治療でも保険がきくケースがあります。顎変形症など厚生労働省の定める疾患によって歯並びが悪くなっており、矯正と併せて外科手術が必要な場合です。重度の受け口や出っ歯、顎が左右にズレてしまっているケースなどがこれにあたります。保険が適用になると、治療費は手術代や入院費も含めて40万円程度で済むでしょう。

費用ばかりに気を取られないで!

矯正は非常に専門性の高い高度な治療です。患者さんとしては見た目の改善がメインかもしれませんが、噛み合わせなどお口の健康まで考えた治療をするには、知識・経験豊富な歯科医師の存在が不可欠。費用だけでなく、自分に合った適切な治療が受けられるかどうかもしっかり見極めるのが大事です。

矯正は確かに高額ですが、分割払いやデンタルローンを活用すれば月々の負担は5,000円程度におさまることも多いでしょう。