歯の治療が怖い人や苦手な人への治療法といい歯医者の選び方

歯の治療が怖い人や苦手な人への治療法といい歯医者の選び方
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「歯医者に行くのが怖くて虫歯を我慢している」
「歯の診察を思い浮かべるだけで動悸がする」
周りの人から怖がり・気が小さいなどと言われたことがあると思いますが、歯医者が怖い思いはそんなレベルではないですよね。

このような方は歯科恐怖症の疑いがありますが、現在では歯科恐怖症の方に対して様々な治療法があります。

ここでは、歯科恐怖症に対する歯の治療法や、歯科恐怖症でも安心して任せられる歯医者の選び方について、詳しくご紹介します。歯の治療について読むのは怖いかもしれませんが、痛くない治療をしっかりと知っておけば、安心の度合いが高くなるはずです。

この記事がおすすめな人
    • 歯医者と聞いただけで心拍数が上がってしまう
    • 歯医者が怖くて通院できない
    • 歯の治療が怖くてもう何年も虫歯を放置している
    • 虫歯があるが歯医者が苦手なので、鎮痛剤でだましだまし生活している
    • 本当に怖くない歯医者を探している
INDEX
  1. 歯科恐怖症に考慮した麻酔
    1. 1- 表面麻酔
    2. 1- 局所麻酔
    3. 1- 伝達麻酔
    4. 1- 笑気麻酔
    5. 1- 静脈内鎮静法
  2. 痛みを感じない治療法
    1. 2- レーザー治療
    2. 2- ヒールオゾン治療
    3. 2- ドックベストセメント法
  3. 歯科恐怖症に対応した歯医者の選び方
  4. 怖くない歯医者を選んで安心して治療しよう

1. 歯科恐怖症に考慮した麻酔

歯科恐怖症の方へ歯の治療を行う時は、麻酔を使う方法痛みを感じない治療法の2つの方法があります。

一般的には麻酔を使った治療法になるので、まずは麻酔からご紹介していきますね。

麻酔を使う方法には次の5つの種類があります。

    • 表面麻酔
    • 局所麻酔
    • 伝達麻酔
    • 笑気麻酔
    • 静脈内鎮静法

ひとつずつ詳しく説明していきますね。

1-1. 表面麻酔

歯や歯茎の表面に薬を塗る麻酔です。表面麻酔は局所麻酔や伝達麻酔の前に行うのが一般的です。注射をしなくて済むので、注射の痛みがイヤな方に適しています。

さるくん

麻酔のための麻酔なんですね!

鈴木先生

そのとおり。歯の治療云々の前に、麻酔がダメという人も多いですからね。

1-2. 局所麻酔

局所麻酔は、部分的にきかせる麻酔で、治療する歯の歯茎に注射をします。虫歯治療や神経を抜く時などによく使われます。全身麻酔と異なり、意識ははっきりとしていますが、痛みは感じなくなります

さるくん

じゃあ、ほとんどの場合、表面麻酔と局所麻酔だけで済んでしまうのでは?

鈴木先生

炎症が大きいような場合には局所麻酔は効きにくいんです。そういう時は、まず炎症を抑える薬を飲んでもらったりします。

さるくん

いろんなケースがあるんですねー!

1-3. 伝達麻酔

伝達麻酔は、痛みを感じる経路を麻酔によって遮断する方法で、歯の神経の根本に局所麻酔を注射する方法です。

さるくん

局所麻酔を全部これにすればいいんじゃないんですか?

鈴木先生

伝達麻酔は効き目が強いので、顎全体が麻痺します。だから、治療範囲が広いときや治療時間が長い時にだけ使われるんですよ。

さるくん

打つ場所が違うだけでそんなに違うものなんですねー。

1-4. 笑気麻酔

笑気麻酔は鼻からガスを吸ってリラックスする方法です。鎮静作用鎮痛作用があるので、不安を取り除きながら痛みも感じなくすることができます。

鈴木先生

弱い睡眠作用もあるので、トロンとした状態になることもあります。

さるくん

別に笑いたくなる麻酔ってことじゃないんですね。

鈴木先生

あ、そうですね。

1-5. 静脈内鎮静法

リラックスする薬を腕に点滴をし、不安や痛みを取り除く方法です。意識はありますが、まどろんでいるような状態になります。鎮静作用、鎮痛作用に加えて健忘作用があるので、気がついたら治療が終わっていたという感想を持つ人がほとんどです。

鈴木先生

治療中の記憶が残らないので、痛みの記憶が蘇ることもありません。

さるくん

わー、すごくいいじゃないですか!

2. 痛みを感じない治療法

今度は痛みを感じない治療法についてお伝えします。痛みを感じない治療法は、以下の3つです。

    • レーザー治療
    • ヒールオゾン治療
    • ドックベストセメント法

ひとつずつ内容を説明していきますね。

2-1. レーザー治療

歯科で使われているレーザー治療にはいくつかの種類があり、メスの代わりに使うレーザー、歯を白くするレーザーなどがあります。虫歯治療に使うのはNd:YAG(ネオジムヤーグ)レーザーというレーザーで、ストリークという機械を使用します。

ストリークは虫歯を削らずにレーザー照射をするだけで、虫歯だけを取り除けます。歯を削らないので痛みはほぼなく、ほとんどの場合で麻酔も必要ありません。

鈴木先生

ストリークは歯科恐怖症の人に優しい治療法ですよ。

さるくん

虫歯だけ取っちゃうなんて、すごいですね!

2-2. ヒールオゾン治療

ヒールオゾン治療は、オゾンの強い殺菌力で虫歯を殺菌する治療法です。機械で歯1本ずつに照射して行い、削ることなく虫歯菌だけを除去できると言われています。痛みがほぼなく治療時間も短いので、小さな子供からお年寄りにまで対応することができる治療法です。

さるくん

オゾンって、身体に影響はないんですか?

鈴木先生

大丈夫ですよ。矯正中の歯のケアやインプラントのケア、虫歯予防など幅広く使われている治療法です。

2-3. ドックベストセメント法

ドックベストセメント法は、銀と銅が含まれたセメント(歯科用接着剤)を歯に塗ることで、虫歯を殺菌する方法です。銀と銅には強い殺菌力があり、虫歯のある患部を無菌化できると言われています。

鈴木先生

この方法は虫歯の再発防止にも有効と言っている先生もいますよ。

さるくん

それはいいですね!

鈴木先生

塗布するだけなので、痛みもありません。

さるくん

それはありがたい!

鈴木先生

天然成分だけを使っているので、副作用や添加物が怖いという方にはいいかもしれませんね。

3. 歯科恐怖症に対応した歯医者の選び方

歯の治療が怖い歯科恐怖症の方は、一般的な歯医者ではなく歯科恐怖症にきちんと対応しているところがおすすめです。

歯科恐怖症に対応しているかどうかの見分け方のポイントは、以下の2つです。

    • 麻酔に関して詳しく説明してくれる
    • 歯科恐怖症に対応していると明言している

現在ではほとんどの歯医者で「痛くない治療をしている」と言っていますが、その程度は歯医者によります。歯の治療で痛みを感じるのは誰でも嫌なものですが、一般的な歯医者では「痛かったら右手を挙げてください」と言う程度の所も多いです。

しかし、歯科恐怖症にしっかりと向き合っている歯医者の場合は、歯科恐怖症を対人恐怖症などの種類と同列であることを理解しています。そのため、いかに不安を取り除くかに注力していますし、麻酔についても詳しく説明してくれます。

具体的には、ホームページなどで調べるのがおすすめです。自院のホームページの中で歯科恐怖症についてしっかりと考えや治療法を述べていれば、信頼できると考えて良いでしょう。

4. 怖くない歯医者を選んで安心して治療しよう

虫歯は自然には治らない病気です。放置しておくとどんどん悪化し、気づいたときには神経や歯を抜かなければならないという最悪な事態になってしまうこともあります。

痛みを我慢して症状を悪化させてしまうよりも、歯科恐怖症に対応している信頼の置ける歯医者をみつけ、早めに治療することをおすすめします。

不安なことや分からないことがあれば、なんでも聞いてみてください。診察台に座っても、嫌なら治療を辞めることもできますよ。十分に説明を受けて、安心・納得して治療を受けてくださいね。

記事の重要ポイントをチェック!
    • 歯の治療が怖い・苦手な人の対象法は、麻酔と痛くない治療
    • 表面麻酔は、麻酔注射が怖い人のために事前に塗る麻酔
    • 局所麻酔は、一部分だけ痛みが感じなくなる麻酔
    • 伝達麻酔は、神経の根本に打って痛みを遮断する麻酔
    • 笑気麻酔は、鼻からガスを吸って不安や痛みを取り除く方法
    • 静脈内鎮静法は、点滴で鎮静・鎮痛・健忘作用のある薬を流す方法
    • レーザー法は、ストリークでEr:YAGレーザーを照射し、虫歯だけを除去する痛くない治療法
    • ヒールオゾン法は、殺菌力の強いオゾンを照射し、虫歯だけを除去する治療法
    • ドックベストセメント法は、殺菌力の強いセメントを塗布し無菌化する治療法
    • 歯医者は、麻酔の説明や治療法について丁寧に説明してくれるところを選ぶ