虫歯を治療した後の痛みはいつまで続くの?治療後の痛みの原因と対処法

虫歯を治療した後の痛みはいつまで続くの?治療後の痛みの原因と対処法
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「歯が痛いから治療したのに、治療後も痛みが収まらない!
「虫歯を治療したらかえって別の痛みが出た」
虫歯を治そうとしたのに痛みが続くと「治ってないのでは?」「変なとこ削られた?」と不安に駆られますね。
でも、大丈夫です。虫歯治療後は痛みが出ることがあるのです。

ただ、痛みはできるだけ早く収まってほしいですよね。そこで、ここでは虫歯治療後の痛みの継続期間痛みが出る理由、そして対処法をご紹介します。

虫歯治療後の痛みで困っている方は、ぜひ最後までお読みくださいね。

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    • 虫歯を治療したのにまだ痛みがある
    • 虫歯の治療後、歯がしみるようになった
    • 治療後に痛みがあるのは治療の失敗では?と不安になっている
    • この痛みは余計な場所を削られたからではないか?
INDEX
  1. 虫歯の治療後は痛みが出ることがある
    1. 1- 痛みが続く期間は2、3日
  2. 虫歯の治療後に痛みがでる理由
    1. 2- 象牙質を一部削ったため
    2. 2- 神経が弱っているため
    3. 2- 詰め物が圧迫しているため
    4. 2- 詰め物の高さが合っていない
    5. 2- 金属の熱伝導が刺激になっている
    6. 2- 神経を抜くと一時的に炎症が起こることがある
  3. 虫歯の治療後に痛みがあるときの対処法
    1. 3- 様子を見る
    2. 3- 詰め物を刺激しない
    3. 3- 熱い風呂や飲酒、喫煙を避ける
    4. 3- 痛みが収まらない場合は歯科医院を受診する
  4. 治療後の歯の痛みは2〜3日様子を見よう

1. 虫歯の治療後は痛みが出ることがある

虫歯治療は通常、虫歯菌に感染した患部を削って取り除きますが、虫歯菌が残っていると再発する恐れがあるため、患部よりやや広めに削ります。

大きく削ると神経に近くなるため、痛みを感じたり滲みることがあるのです。

さるくん

痛みが出ても治療の失敗とかそういうことではないんですね!

鈴木先生

はい。痛みもそんなに長くは続かないので大丈夫ですよ。

1-1. 痛みが続く期間は2、3日

虫歯治療後の痛みは、時間の経過とともに徐々に弱まり、通常2、3日経てば和らぎます。

鈴木先生

痛みが気になる場合は市販の鎮痛剤を飲んでもいいですよ。

さるくん

それなら安心だ〜。2、3日ならなんとか乗り越えられそうです!

MEMO
治療後に歯が滲みる場合は個人差があり、1週間から1年くらいかかるケースもあります

2.虫歯の治療後に痛みがでる理由

治療後に痛みが続くのには、治療内容などによって様々な理由があります。

    • 象牙質を一部削ったため
    • 神経が弱っているため
    • 詰め物が圧迫しているため
    • 詰め物の高さが合っていない
    • 金属の熱伝導が刺激になっている
    • 神経を抜くと一時的に炎症が起こることがある

一つずつ詳しく説明していきますね。

2-1. 象牙質を一部削ったため

虫歯が象牙質にまで達していて象牙質を削った場合、神経が反応して痛みを感じることがあります。ただ、象牙質は再生するので痛みは一時的なものです。

さるくん

象牙質って再生するんですね!

鈴木先生

はい、第二象牙質と呼んでいます。第二象牙質ができれば痛みもなくなりますよ。

2-2. 神経が弱っているため

虫歯が深く神経近くにまで達している時は、神経もダメージを受けて弱っていることがあります。また、虫歯を削る時の機器の振動などによってダメージを受けることもあります。

ダメージを受けた神経は回復するまでに時間がかかるため、その間痛みを感じることがあります。

さるくん

神経が回復するのはどのくらいですか?

鈴木先生

これも個人差があるのでなんとも言えないんですが、日に日に痛みが弱くなっていれば回復している証拠ですよ。

2-3. 詰め物が圧迫しているため

虫歯に侵された部分を取り除いた後は詰め物をしますが、削った時に神経の一部が露出したまま詰め物をすると、神経が圧迫されて痛みを感じることがあります。

さるくん

この場合は自然に治るんですか?

鈴木先生

様子を見ながら対応していきます。一度詰め物を取って対応することもあります。

2-4. 詰め物の高さが合っていない

詰め物を入れた後は軽く噛んでもらい高さの調整をしますが、調整しても高さが合わず、痛みが出ることがあります。

鈴木先生

この場合は高さを修正する必要があります。

さるくん

高さが合わないっていうのは歯医者さんが見ないと分からないんですよね?

鈴木先生

そうですね。使っていくうちにちょうどいい高さにしていることもあるので、一度担当医に相談するのが良いでしょう。

2-5. 金属の熱伝導が刺激になっている

詰め物が金属の場合、金属が刺激になって神経が反応することがあります。というのも、金属は熱伝導率が高いため、熱いものや冷たいものがより刺激となってしまうからです。

この場合、第二象牙質が形成されれば痛みや滲みるなどの症状は収まっていきます。

さるくん

第二象牙質が完全にできるのはどのくらい時間がかかるんですか?

鈴木先生

個人差がありますが、大抵は1〜2週間くらいです。

2-6. 神経を抜くと一時的に炎症が起こることがある

歯の神経を取る治療をした後は、歯根膜という組織に炎症が起こることがあります。この炎症は一時的なもので、炎症が治まれば痛みもなくなっていきます。

さるくん

歯根膜ってどこにあるんですか?

鈴木先生

歯の根を覆っている薄い膜ですよ。歯にかかる力を和らげる役割があるので、ここが炎症していると痛みを感じるんです。

さるくん

そうなんですねー。

3. 虫歯の治療後に痛みがあるときの対処法

虫歯を治療した後に痛みがある可能性がある場合、歯科医院から痛み止めが処方されます。処方されなかった場合は市販の鎮痛剤を使用するのも良いでしょう。それを踏まえた増えで、どう対処すべきなのかを説明します。

3-1. 様子を見る

痛みが徐々に収まっているのならば、とりあえずは経過観察をします。そのまま痛みがなくなってしまえば問題ありません。

さるくん

どのくらい様子を見ればいいんですか?

鈴木先生

3日くらいは様子を見てみてください。痛みが強くなるようであれば、3日経っていなくても相談してくださいね。

3-2. 詰め物を刺激しない

詰め物を詰めたばかりの時は、神経が過敏になっていることがあります。極端に熱いものや冷たいものは刺激になるので、当分の間は控えてください。手指や舌で触るのもやめましょう

鈴木先生

細菌が入ったりすると痛みが強くなってしまうので、治療後しばらくはいじらないようにしてくださいね。

さるくん

分かりましたー!

3-3. 熱い風呂や飲酒、喫煙を避ける

血流を良くしてしまう熱い風呂や飲酒、激しい運動なども避けましょう。タバコは逆に血流を悪くし、治癒が遅くなってしまうのでタバコの本数を減らすなどするのが望ましいです。

さるくん

痛みがなくなるまででいいんですか?

鈴木先生

はい。大体は2、3日で大丈夫ですよ。

3-4. 痛みが収まらない場合は歯科医院を受診する

治療したところを2、3日刺激しないように注意していても、なかなか痛みが収まらない、かえって痛みが強くなってきたという場合には、我慢せずに歯科医院に相談してください。

特にズキズキとした痛みがある時は、神経や歯の根にトラブルが起きている可能性が考えられます。神経を抜いたり歯の根の治療をしたりする必要があるため、必ず受診しましょう。

また、金属の詰め物をした後に滲みるのが辛い場合は、詰め物の材質を変えなければならないかもしれません。痛みの感じ方には個人差があるので、担当医に相談するのがおすすめです。

さるくん

まずは電話で相談したほうがいいですか?

鈴木先生

そうですね。どんな状態かを説明して、担当医の指示を仰いで下さいね。

治療後の歯の痛みは2〜3日様子を見よう

虫歯の治療は歯を削るため、神経や歯の周辺組織などに影響が出て痛みが生じることがあります。放っておいても良いものとそうでないものがあるので、まずは2、3日様子を見てみましょう。痛みが徐々に引いていくなら大丈夫ですが、痛みが強くなるようなら、早めに担当医に相談してください。

記事の重要ポイントをチェック!
    • 痛みが続く期間は2、3日
    • 滲みる場合は1週間〜1年と個人差がある
    • 象牙質を削った場合、第二象牙質が形成されるまで痛みがある
    • 神経がダメージを受けている場合、神経が回復するまで痛みがある
    • 詰め物が原因の場合は医師に相談する
    • 痛みがある場合は、刺激物や熱い風呂などは避けながら様子を見る