大学病院の歯科と一般歯科の違いとは?どんなときに使うの?

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歯医者さんには、一般的な街の歯医者さんと大学病院などに入っている歯医者さんがありますね。

「一体どんな違いがあるの?」
「治療の質に違いはある?」
「大学病院の歯医者さんはどんなときにかかるの?」


など、分からないことが多いでしょう。

そこで、ここでは大学病院の歯科と一般歯科との違いをご紹介します。

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    • 一般歯科より大学病院の歯科のほうがいい治療が受けられるの?
    • 一般歯科と大学病院の歯科では治療内容が違うの?
    • どんな場合に大学病院の歯科にかかるの?
    • 大学病院の歯科は誰でも受診できる?
INDEX
  1. 大学病院の歯科と一般歯科の役割の違い
  2. 大学病院の歯科のメリット
    1. 2- 最先端の治療を受けられる
    2. 2- 手術などの設備が整っている
    3. 2- 一般歯科では難しい治療を行える
  3. 大学病院の歯科のデメリット
    1. 3- すぐに行ける距離にないことが多い
    2. 3- 研修医や若い医師が治療にあたることがある
    3. 3- 待ち時間が長い
    4. 3- 予約が取りにくい
  4. 一般歯科のメリット
    1. 4- 近所に歯科が多く通院しやすい
    2. 4- 近年は一般歯科でも高度な治療を受けられる
  5. 一般歯科と大学病院の歯科の違いのまとめ

1. 大学病院の歯科と一般歯科の役割の違い

まず、大学病院の歯科と一般の街の歯科では、もつ役割が異なります。

大学病院の歯科の役割
    • 高度な臨床を行う
    • 最先端の歯科医療を研究する
    • 歯科医師を教育・養成する

大学病院の歯科は、医療の現場としての役割だけでなく、医師の教育機関としての目的もあります。それに対して街の一般歯科は以下のような役割があります。

一般歯科の役割
    • かかりつけ医としての歯医者
    • 緊急時にすぐに対応する
    • 定期検診をする

近所にあるので何かあればすぐに受診できるし、自宅や勤務先の近くにあれば、定期検診などを行うにも便利ですね。

では、それぞれのメリットとデメリットを通して、より詳しくみてみましょう。

2. 大学病院の歯科のメリット

大学病院の歯科のメリットは以下になります。

    • 最先端の治療を受けられる者
    • 手術などの設備が整っている
    • 一般歯科では難しい治療を行える

1つずつ説明しますね。

2-1. 最先端の治療を受けられる

大学病院では医療のための研究を行っています。そのため高度な医療機器があり、教授、准教授、技師など様々な医師が働いています。

こうしたことから、最先端の治療を受けられるといえます。

柿木先生

大学病院は大学の研究機関とつながっていて、大学教授や研究生が診察を行います。

さるくん

改めて考えると、だから大学病院っていうんですね!

2-2. 手術などの設備が整っている

大学病院には手術室や入院施設などが整っているため、手術や入院が必要な歯科治療でも対応できます。

さるくん

歯の治療で入院が必要なことなんてあるんですか?

柿木先生

例えばあご骨を切除するような場合は、手術の設備が必要だし、全身麻酔を使うので入院が必要です。

さるくん

あー、なるほど〜。

2-3. 一般歯科では難しい治療を行える

大学病院では先端医療を取り扱い、設備が整っているため、一般的な街のクリニックでは対応が難しい以下のような治療を行えます。

    • 手術を伴うような矯正治療
    • 認知症患者や障害のある患者の治療
    • がんなどの難病を併発している歯科治療
さるくん

言われてみれば、こういう治療は街の歯医者さんでは難しそうですね。

柿木先生

そうですね。大学病院なら他のいくつもの診療科がひとつにまとまっているので、連携しながら治療をすることができるんです。

3. 大学病院の歯科のデメリット

大学病院にもデメリットはあります。これもひとつずつ説明していきましょう。

3-1. すぐに行ける距離にないことが多い

大学病院は地域に1つなど、数が少ないことがデメリットです。数が少ないので気楽に行ける範囲内にないことが多く、移動時間や経済的な負担がかかります。

さるくん

たしかに。大学病院に行くのに電車やバスを乗り継がないと行けないことが多いですよね。

柿木先生

そうですね。

3-2. 研修医や若い医師が治療にあたることがある

大学病院は医師の教育の場でもあるため、初回はベテラン医師が治療し、次回からは研修医や若い医師が治療にあたることがあります。

柿木先生

大学病院ならベテランの経験豊富な医師に診てもらえると思って来る方が多いですが、意外と研修医などがあたることがあるんですよ。

さるくん

それなら開業医のほうが経験豊富といえそうですね〜。

柿木先生

もちろん、診療は医師の指導の元で行いますが、直接接するのは勉強中の医師ということもあるということです。

3-3. 待ち時間が長い

大学病院は様々な診療科が集まったところです。そのため受付から治療までや、治療後の会計などの待ち時間が長くなりがちです。

さるくん

大学病院って、いつも混んでますよね。

柿木先生

特に会計は一度にいろんな科にかかった人を扱っているので、どうしても時間はかかりますね。

3-4. 予約が取りにくい

大学病院は個人で予約を取ることもできますが、一般的には街のクリニックなどから紹介状をもらって行くケースがほとんどです。

そのため予約はつねに埋まっていて、紹介状がないと受診できない所も多いです。

柿木先生

街のクリニックみたいに誰でも予約できると、受付がパンクしちゃいますからね。

さるくん

緊急度とか重要度とかを選り分けるためのシステムなんですね。

4. 一般歯科のメリット

続いて、一般歯科のメリットをみてみましょう。一般歯科はコンビニより多いといわれるほど馴染みがある医療機関です。いわば小回りのきく街の一般歯科ならではのメリットもたくさんあります。

4-1. 近所に歯科が多く通院しやすい

都心はもちろん、郊外の副都市でも駅前には数件のクリニックがありますね。大きな住宅街の中にあるクリニックなどもあり、通いやすいのが最大のメリットです。

さるくん

何かあったときにすぐに行けるのがいいですよね!

柿木先生

そうですね。小さい頃から診てもらっている顔なじみのの歯医者さんなら、安心ですしね。

4-2. 近年は一般歯科でも高度な治療を受けられる

CT検査など高度で精密な検査機器は、昔は大学病院や大きな病院にしかありませんでした。しかし、近年では一口に開業医といっても「インプラント専門」「根管治療専門」な細分化されて専門性が高くなっています。

それに伴い、CT機器を導入して高度な医療をするところが増えてきました。

柿木先生

昔は大学病院に紹介していたような症例でも、開業医で行っていることも多いですよ。

さるくん

あのう、機械があっても技術的にはどうなんですか?

柿木先生

歯科には専門分野別の色々な学会があって、向上心のある先生や歯科衛生士はまめに参加して勉強していますよ。

さるくん

そうなんですね〜。すごいなあ。

5. 一般歯科と大学病院の歯科の違いのまとめ

結論として、一般歯科はかかりつけ医の色が濃く、大学病院は一般歯科では対応できない難しい治療を行う他に、研究や若い医師の育成などを目的としているということが分かったのではないでしょうか。

どちらのほうが医療的に優れているということではなく、それぞれの役割があります。

大学病院で長年勤めた医師が開業している一般歯科も多いので、安心して受診してくださいね。

記事の重要ポイントをチェック!
    • 大学病院では高度な臨床、研究、教育・養成という3つの役割がある
    • 大学病院は設備が整っていて最新医療が受けられる
    • 大学病院は一般歯科では対応できない難しいケースを担当する
    • 大学病院はすぐ行ける距離にないことが多い
    • 大学病院はほとんどが紹介制
    • 一般歯科はかかりつけ医の役割がある
    • 街中にいくつもあるので気軽に通院しやすい
    • 最近ではCT検査などの高度な医療も受けられる