矯正のリテーナーで同時にホワイトニング!できない種類もあるので注意

矯正のリテーナーで同時にホワイトニング!できない種類もあるので注意

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杉田大先生
杉田 大 先生
所属:杉田歯科医院(千葉県船橋市)
専門:保存修復
2013年 東京歯科大学卒業。現在は杉田歯科医院での臨床のほか、株式会社DoctorbookでDental事業部のマネージャーを務める。

「矯正で歯並びをキレイにしたから、今度は歯を白くしたい!」
そんな方におすすめなのがリテーナーを利用したホームホワイトニング。後戻り防止のために不可欠とはいえ、毎日装着するのが面倒なリテーナーですが、ついでにホワイトニングできると思えばモチベーションも上がっちゃいますよ。

ここでは矯正のリテーナーで同時にホワイトニングする方法について解説していきます。リテーナーの種類によってはできないこともあるので注意してくださいね。

マウスピース型のリテーナーならホームホワイトニングができる

マウスピース

ホワイトニングが同時にできるリテーナーはマウスピース型のみ。本来、自宅で行うホームホワイトニングは専用にマウスピースを作りますが、マウスピース型リテーナーならそのまま流用できるというわけです。

ホワイトニング用に加工されていないとできないので注意

マウスピース型リテーナーならどれでホームホワイトニングができるというわけではないので注意が必要。ホームホワイトニングではマウスピースに薬剤を注入して装着します。使用するマウスピースには、このホワイトニング用の薬剤が流れないようにキープするためのポケット加工がされている必要があるのです。

MEMO
マウスピース矯正装置でも同じようにポケット加工をすれば、治療期間中も好きなだけホームホワイトニングができます。

マウスピース型リテーナーでのホワイトニングの手順

ホームホワイトニング

マウスピース型リテーナーを使ったホームホワイトニングは自宅で気軽に行えます。ホワイトニングは回数を重ねて徐々に歯を白くしていくもの。求める白さになるまでは2週間〜1ヵ月ほどかかるのが一般的でしょう。基本的な手順は以下の通りです。

    • 歯磨きをして歯の表面の水分をコットンなどで拭き取る
    • ホワイトニング薬剤をリテーナーに注入する
    • リテーナーを2時間ほど装着する
    • リテーナーを外してよくうがいをする
    • リテーナーを綺麗に水洗いする
    • これを2週間〜1ヵ月ほど繰り返す
注意
ホワイトニング薬剤の取り扱いにはくれぐれも注意しましょう。歯茎につくと白く変色して痛みが出るので、リテーナーからはみ出ないように気をつけて。

矯正のリテーナーでホワイトニングする際にかかる費用

基本的にかかるのは薬剤代のみ

基本的にホームホワイトニングでは「マウスピース代」と「薬剤代」の2つがかかります。しかし、矯正のマウスピース型リテーナーを流用するなら必要なのは「薬剤代」のみ。相場としては2週間分で5,000円程度でしょう。

注意
日本では薬機法の関係で、ホームホワイトニングに使われる薬剤(主な成分は過酸化尿素)は医療機関でしか購入できません。

マウスピースが劣化したら交換費用がかかることも

マウスピース型リテーナーは薄いプラスチック製なので使っているうちに傷んできます。ホームホワイトニングで利用すると薬剤の関係で劣化が早まる可能性も考えられるでしょう。歯科医院にもよりますが、リテーナーの交換には追加費用がかかることもあります。事前に確認しておくといいでしょう。

ホームホワイトニングは必ず歯科医師の指導のもと行おう

説明する女性歯科医師

ホワイトニングは誰でもできるわけではありません。虫歯や歯にヒビがある人、歯周病で歯茎が腫れている場合は強い痛みが出るなどのリスクがあります。また、妊娠中・授乳中や無カタラーゼ症の人などは受けられません。

日本では薬機法の関係でホワイトニング薬剤は個人では購入できませんが、海外では普通に売られています。そのため、個人輸入で海外からホワイトニング薬剤を買って使用する人がいますが、必ず事前に歯科医師の診断を受けましょう。また、個人輸入の薬剤には粗悪品や偽物が混入するリスクがあることも覚えておいてください。

ポイント
いわゆる「ホワイトニング歯磨き粉」には歯科医院のホワイトニングで使われるような成分は入っていません。基本的に表面の着色汚れを落としやすくするタイプの歯磨き粉だと考えてください。

他にもある!矯正のリテーナーの種類

矯正のリテーナーには他にも種類があります。症例にもよりますが、患者さんの要望も聞いてくれることが多いので自分に合ったタイプをチョイスしましょう。

ベッグ(ホーレー)型

リテーナー

「ベッグ型」、「ホーレー型」、「床タイプ」などと呼ばれるリテーナー。金属のワイヤーとプラスチックのプレートで歯を挟むように固定します。取り外し可能で、つけたままでも食事がしやすいのが利点といえるでしょう。一方で外から金属のパーツが目立ってしまうことと、舌がプレートに当たることで発音しづらく感じることもあるのがデメリットです。

フィックス(ワイヤー)型

前歯の裏側に細い針金を接着するタイプです。固定式で取り外しできませんが、外から目立たず、違和感も少ないのがメリット。自分の意志とは無関係に効果を発揮してくれるので、後戻りのリスクが低いのもポイントでしょう。ワイヤー矯正装置と同様、つけている歯は細菌が溜まりやすいので、しっかりと歯磨きなどのメンテナンスをすることが大切です。

マウスピース型リテーナーでなくてもオフィスホワイトニングは可能

歯科医院でホワイトニングをする女性

ホームホワイトニングもついでにできるのはマウスピース型リテーナーのみですが、他のタイプでもオフィスホワイトニングなら可能です。オフィスホワイトニングとは、歯科医院で受けるホワイトニングのこと。一般的にホームホワイトニングよりも濃度の高い薬剤を用いて、LEDライトなどを照射することで作用を促進するため、より短時間で歯を白くできます。

MEMO
詰め物や被せ物などの人工物や、神経がない歯はホワイトニングでは十分に白くならない可能性があります。

ホワイトニングでより素敵な笑顔を手に入れよう

歯のキレイな女性

矯正でせっかく歯並びをキレイに整えたのであれば、歯を白くすればさらに気分は高まるでしょう。きちんと歯科医院の指導のもとホワイトニングを行って、より素敵な笑顔を手に入れてください。

矯正もホワイトニングもしたい!おすすめの方法とタイミングは?

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