虫歯予防は歯間ケアが効果アリ!歯磨きにデンタルフロスをプラス

虫歯予防は歯間ケアが効果アリ!歯磨きにデンタルフロスをプラス

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鈴木志帆美先生
鈴木 志帆美 先生
専門:小児歯科・歯内療法
2015年 神奈川歯科大学卒業
「毎日きちんと歯磨きしているのに虫歯になってしまった!なぜ!?」と疑問に思ったことがある方へ。本当にしっかりと歯磨き、できていますか?

歯磨きで大切なのは歯と歯のすき間の歯間ケアです。セルフケアでの歯磨きで、歯間の汚れを落としきるのは、かなり難易度が高いといわれています。
ここでは、毎日歯磨きをしていても虫歯になってしまう理由と、虫歯予防におすすめのケア法やケアアイテムを紹介します。

なぜ?毎日歯磨きしているのに虫歯になる理由

「毎日きちんと歯を磨いているのに、なぜか虫歯になってしまう」という方は、もしかすると、歯磨きの目的を間違っていませんか?

歯磨きは、お口をさっぱり爽やかにさせることだけが目的ではないのです。きちんと汚れを落とすためには、お口に歯磨き粉をつけた歯ブラシで何となく歯を磨くのではなく、しっかりと目的を持って磨く必要があります。
虫歯になりやすい場所を知って、的確に、汚れを落としきるために磨くことが大切です。

歯ブラシ1本で磨けるのはお口の60%

もしかすると、歯ブラシ1本だけで歯磨きをしていませんか?
しっかりと歯磨きを行うためには、歯を磨く時に使う道具選びも大切です。

歯ブラシ1本だけで磨いても、お口全体の60%までしか磨けないといいます。60%というのは、しっかりと時間をかけて丁寧に磨いた場合です。適当に磨いていたら、60%までの汚れも落とせていないことになります。
一般的な歯ブラシはヘッドが大きすぎるため、汚れが溜まっている場所に毛先が届いていないことが多いのです。
お口の中に磨き残しが生じると、いつしかそこから虫歯に侵されていくことになります。

虫歯になりやすい場所とは?

お口の中で特に虫歯になりやすい場所とは、どこでしょうか?念入りに磨くべき場所を知って、きちんと磨いていきましょう。

歯と歯の間

歯の中で最も汚れが溜まりやすいのは、歯と歯のすき間です。特に年齢とともに歯間が広くなる傾向がありますので、汚れが溜まりやすくなります。
そして、食べカスなどに含まれている糖の成分を得た虫歯菌が、歯と歯の間に歯垢(プラーク)をつくりだします。
朝起きたときに歯の表面に白っぽいネバネバしたものが付着していることはありませんか?それが歯垢です。歯垢を温床として、虫歯菌は増殖します。歯垢は、就寝中にお口の中が乾燥しているタイミングでつくられることが多いので、食後だけでなく、寝る前にもしっかりと歯を磨くことをおすすめします。

歯と歯のすき間の汚れは、普通の歯ブラシでは磨ききることが難しいので、下記のような歯間部清掃用の補助器具を使用するとよいでしょう。
    • 歯間ブラシ
    • デンタルフロス(糸巻タイプ、ホルダータイプ)
    • ワンタフトブラシ

    歯の根元

    歯の根元の、歯ぐきとの境目も、歯垢がたまりやすい場所です。歯と歯ぐきとの間を歯周ポケットといいますが、その奥底にも歯垢が溜まっていきます。
    歯と歯ぐきの境目は、毛先がやわらかい歯ブラシを斜め45度に当て、歯ブラシの毛先が歯周ポケットの上部に少し入るようにしながら磨きます。
    歯周ポケットの奥底に溜まった歯垢はセルフケアでは落とせません。
    定期的に歯科医院でプロによるクリーニングを受けて、清掃するようにしましょう。

    歯と詰め物やブリッジなどのすき間

    歯を治療していたり、ブリッジや矯正器具などがお口に入っていたりすると、その境目に汚れが溜まりやすくなります。そこから虫歯に侵されることは、非常に多いケースです。
    ブリッジなどを取り外しできない場合は、器具の窪みや境目にそって念入りに磨きましょう。

    虫歯予防にはデンタルフロスが必須

    虫歯予防のためには、目的をもって歯を磨く必要があります。
    歯間や歯と歯ぐきの境目などに溜まった歯垢を取り除くことを目的とした歯磨きを行うことが大切です。
    そのためには、歯ブラシ1本だけの歯磨きでは十分とはいえません。歯間ケアに適したデンタルフロスなどの補助器具をを採り入れて、歯を1本ずつ、歯間までていねいに磨いていく必要があります。
    デンタルフロスや歯間ブラシを採り入れた歯磨きは、1日1回以上、15分~20分かけて、丁寧おこなうようにするとよいでしょう。

    デンタルフロスの種類と選び方

    虫歯予防のための歯間ケアに適したデンタルフロスには、大きく分けて2種類あります。
    糸巻タイプとホルダータイプです。
    糸巻タイプは経済的ですが、初心者には使いにくいため、ホルダータイプから始めることをおすすめします。
    それぞれのデンタルフロスの特徴と魅力ポイントを紹介します。ぜひ、自分にぴったりのアイテムを見付けてください。

    小林製薬 糸ようじ

    小林製薬 糸ようじ
    狭い歯間にも入りやすい、なめらかな歯間ブラシです。歯ブラシでは40〜50%しかとれないとされる、歯垢や食べカスなどの汚れをしっかりとキャッチします。
    持ちてがユニークな形状のため、歯の裏側の汚れにもアプローチしやすくなっています。

    クリニカ デンタルフロスY字タイプ

    クリニカアドバンテージ デンタルフロス Y字タイプ
    歯医者さんが推奨するデンタルフロス。Y字型ホルダーで、奥歯の歯間にも楽に入りやすいデザインです。120本のミクロ繊維フロスにはたるみをもたせているため、歯垢をからめとります。

    リーチ デンタルフロス

    リーチ デンタルフロス ワックス
    ワックス加工されているので、フロス初心者でも歯間に入れやすく、使いやすいといえます。
    ラインナップが豊富で、初心者向けタイプから、頑固な歯垢をからめとれるタイプ、歯間が狭い人向けなど、自分にあったフロスを選ぶことができます。

    歯間ブラシの種類と選び方

    歯間ブラシには、ブラシ部分のワイヤーが金属製のものと、全体がシリコンなどゴム製のものがあります。
    ブラシの毛先の形状は、まっすぐ、逆三角形、楕円状の3種類です。さらに持ち手にもストレートタイプ、カーブタイプ、L字タイプがあります。
    歯間ブラシのサイズは7段階、用意されていて、最小が0.5mm(4S)、最大が1.0-2.0mmですので、<span class="font--marker"歯間の広さに合わせて選ぶことができます。すべての歯間が同じ大きさではないので、数種類を使いわけると、よりきめ細やかなケアができます。

    小林製薬 やわらか歯間ブラシ

    小林製薬 やわらか歯間ブラシ
    ワイヤーを使わず、ゴムでできたやわらかい歯間ブラシなので歯ぐきにやさしく、歯垢を掻き出しやすいのが特徴です。ゴムが歯間に密着するため、歯垢を効果的にキャッチします。

    ライオン DENT.EX 歯間ブラシ

    ライオン DENT.EX 歯間ブラシ
    110°アングルと85mmホルダーで持ちやすく、高い操作性を確保した歯間ブラシです。4SサイズからLLサイズまで揃っているので、歯間の広さに合わせて自分に合ったものを選んで使用すれば、効果的に歯垢を除去できます。

    ガム・ソフトピック カーブ型

    ガム・ソフトピック カーブ型
    奥歯にも届きやすいカーブ型の歯間ブラシです。まっすぐで大きい歯間ブラシでは届かない場所にもスムーズにアプローチできます。
    金属のワイヤーを使っていないので、歯や歯ぐきにも優しく、エナメル質を傷めずに歯垢を取り除けます。

    スイス生まれの機能的な歯ブラシ「CURAPROX」

    歯ブラシ クラプロックス CS5460 ウルトラソフト
    セルフケア意識の高いスイスで誕生した機能的な歯ブラシです。
    通常、歯ブラシの毛量は300~500本のところ、3倍以上の5960~7600本の毛量を誇り、圧倒的な毛先のやわらかさを実現しました。そのため、通常の歯ブラシでは届かない歯間ケアや、歯ぐきのマッサージまで可能に。
    予防歯科の先駆けであるヨーロッパ発、新発想の画期的な歯ブラシです。

    歯科医院で定期検診&メンテナンスを

    歯間ケアにデンタルクロスなどを使用すれば、全体の80%くらいまで汚れを落とすことができるといわれています。
    残りの20%は、セルフケアではどうしても届かない場所に溜まった汚れです。これが蓄積すると、やがてそこから虫歯に侵されていくことになります。

    歯科医院では、歯科衛生士が専用器具を使ってプロフェッショナルクリーニングを行います。定期的に歯科医院でプロケアを受けて虫歯予防を。継続することで、虫歯にならないお口の環境をつくっていきましょう。