ニンニクだけじゃない焼肉後の口臭の原因と口臭を予防する7つの方法

ニンニクだけじゃない焼肉後の口臭の原因と口臭を予防する7つの方法

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柿木辰美先生
柿木 辰美 先生
専門:一般歯科
2013年 明海大学歯学部卒業。卒後は東京都内の歯科医院に常勤歯科医師として勤務。 現在は複数の歯科医院で非常勤歯科医師として、インプラントや歯内療法を軸に一般歯科診療を日々行なっている。

焼き肉を食べると、着ている服や髪の毛に焼き肉の臭いがついてしまうだけでなく、口臭が気になるのは“焼き肉あるある“ですが、一般的には焼肉の臭いの原因はニンニクと言われています。

しかし、焼き肉を食べたあとの口臭の原因は、ニンニクだけではありません。今回は、焼き肉後の口臭の原因や予防法についてご紹介します。これで、忘年会や飲み会シーズンに焼き肉を食べても口臭を軽減することができますよ。

INDEX
  1. 焼肉と食べると口臭が発生する4つの理由
    1. 焼肉のタレに入っているニンニクが臭う
    2. 腸内環境がよくない
    3. 肉を食べたことによる体臭と混ざる
    4. 焼肉屋のメニューは臭いが強いものが多い
  2. 焼肉後の口臭を予防する7つの方法
    1. 焼肉を食べる前
      1. 牛乳を飲む
    2. 焼肉を食べている最中
      1. 緑茶や烏龍茶を一緒に飲む
      2. チーズを一緒に食べる
    3. 焼肉を食べた後
      1. うがい・歯磨きをする
      2. デザートにリンゴを食べる
      3. ガムを食べる
      4. ブレスケア商品を使う
  3. 焼肉は口臭を予防して美味しく楽しもう!

焼肉と食べると口臭が発生する4つの理由

焼き肉を食べると口臭が起こってしまうのは、以下の4つの原因が混ざり合っているからです。

1.焼肉のタレに入っているニンニクが臭う

焼肉の匂いの原因で筆頭に挙げられるのは、やはりニンニクの臭いです。焼き肉のタレにはニンニクがたっぷりと入っています。ニンニクの臭いは食欲をそそりますが、口臭の原因でもあります。

ニンニクにはアイリンという成分が含まれていますが、生のまま細かく刻んだりすりおろしたりすると、アリナーゼという酵素と結びついて「アリシン」という成分に変化します。アリシンは空気に触れると酸化して臭いを発するため、すりおろしたニンニクがたっぷりと入ったタレで焼き肉を食べると、ニンニクをたくさん食べたのと同じ状態になるのです。

2.腸内環境がよくない

腸内環境が悪いと、悪玉菌が増殖してガスを発生させます。このガスはおならや排泄物の臭いを強くしたりするだけでなく、血液にも溶け込んで全身を循環します。そして、にめぐったものが口から出て口臭となるのです。

腸内環境が悪いと呼気と焼き肉の臭いが混ざりあい、さらに強烈な臭いになります。腸内環境を良くするには、バランスの良い食事体温の上昇などで、免疫力を上げる必要があります。

3.肉を食べたことによる体臭と混ざる

肉に含まれるタンパク質は、体内に入ると肝臓でアミノ酸と体に不要な毒素(アンモニア)に分解されます。アミノ酸は体内に吸収され、アンモニアは尿などで排出されますが、肝臓の分解力を上回るほど肉の摂取量が多ければ、アンモニアの排出が間に合わずに血流に乗って体内を巡ってしまいます。

アンモニアは毛穴などからとなって出てきますが、これが体臭の原因の一つです。日頃から肉中心の食生活を送っている人は、体臭と焼き肉を食べたことによる口臭が混ざる可能性が高くなります。

4.焼肉屋のメニューは臭いが強いものが多い

日本での焼き肉の発祥は諸説ありますが、戦後の日本で朝鮮系の人々が始めた食べ物屋というのが一般的な説です。焼肉店のメニューには朝鮮や韓国由来のキムチビビンバなどが多くあります。

キムチやビビンバの具のナムルには、材料にニンニクが使われています。そのため、たとえ焼き肉自体をあまり食べなくても、焼肉店で食事をしたあとは口臭が発生しやすくなるというわけです。

また、焼き肉と一緒にビールを飲む人も多いと思いますが、アルコールには口の中の水分を少なくする作用があります。唾液には口臭を抑制する自浄作用があるのですが、ビールを飲んで口内の唾液量が減少すると、ますます口臭を増大させます。

焼肉後の口臭を予防する7つの方法

口臭は気になるけれど焼き肉は食べたい! 週末だけでなく平日も焼き肉を食べたいという人に、焼き肉後の口臭を予防する方法をご紹介します。

焼肉を食べる前

まずは、焼き肉を食べる前のケアです。事前に予防しておけば、口臭を気にせずに焼き肉を楽しめます。

1.牛乳を飲む

牛乳に含まれる乳脂肪は、ニンニクに含まれるアリシンを包み込んでくれるため、焼き肉などのニンニク料理を食べる前に牛乳を飲むと、口臭を抑制することができます。

カロリーが気になる人は、タンパク質量を維持したまま脂肪分だけを減らした低脂肪乳がおすすめです。

焼肉を食べている最中

つぎに、焼き肉を食べている最中に意識して行うと口臭を緩和できる方法です。一緒に頼むメニューに加えたり変更するだけで、口臭を抑制することができます。

2.緑茶や烏龍茶を一緒に飲む

緑茶やウーロン茶には、口臭を抑制するお茶ポリフェノールが含まれています。お茶の渋味成分カテキン強い殺菌・消臭効果があるため、焼き肉を食べる際に一緒に緑茶やウーロン茶などを飲めば、口臭効果が期待できます。

3.チーズを一緒に食べる

チーズも牛乳と同じ乳製品です。チーズも臭いを抑える効果があるので、もしチーズを使ったメニューがあれば頼むと良いでしょう。チーズタッカルビなどはおすすめです。

焼肉を食べた後

最後に、焼き肉を食べたあとのケアのご紹介です。予期せず焼き肉を食べることになっても、これを知っておけば安心です。

4.うがい・歯磨きをする

食べたあとの口臭の一番の原因は、口内に食べカスなどの残留物があることです。うがいや歯磨きをすれば口の中に残った食べカスを取り除くことができます。

臭いの原因となる食べカスを除去することが、口臭に対処する近道です。

5.デザートにリンゴを食べる

リンゴには、リンゴポリフェノールという消臭効果成分が含まれています。そのため、デザートにリンゴのシャーベットリンゴを使ったスイーツを食べるのがおすすめです。

もちろん、リンゴそのものを食べるのが一番良いのですが、生で食べる場合は、ポリフェノールがたくさん入っている皮の部分を一緒に食べるとより効果的です。

6.ガムを食べる

焼肉店で会計後にガムをくれるところが多いですが、ガムは香りで口臭を抑えるだけでなく、噛むことによって唾液量も増やしてくれる良いアイテムです。

噛むと顎周辺にある唾液腺が刺激されて、自然に唾液の量が多くなり唾液の自浄作用が働くので、より口臭予防効果が期待できます。

7.ブレスケア商品を使う

焼き肉を食べた直後に口臭をなくしたいという人は、ブレスケア商品を使うのもおすすめです。一般的なブレスケア商品には、香りで臭い成分をコーティングして口臭をなくす働きがあります。

タブレットやサプリメントの他、コンパクトなマウスウォッシュなどを携帯していれば、どこでもサッと口臭を消せるので助かります。

焼肉は口臭を予防して美味しく楽しもう!

焼き肉を食べた後に起こる口臭は、タレに使われている大量のニンニクや、その時の腸内環境の具合、普段から肉中心の食生活を送っていることによる体臭などに加え、メニューにも口臭の原因となるものが多いことなどが原因です。焼き肉での口臭を抑えるためには、以下の方法が有効です。

    • 食前に牛乳を飲む
    • 緑茶やウーロン茶と一緒に食べる
    • チーズを一緒に食べる
    • うがいや歯磨きをする
    • 食後にりんごを食べる
    • 食後にガムを噛む
    • ブレスケア商品を使う

また、食生活が肉中心の人は野菜も多く食べて、日頃から体臭改善腸内環境を整えておくことも重要です。