家でできる口臭予防|手作りマウスウォッシュの作り方3種類

家でできる口臭予防|手作りマウスウォッシュの作り方3種類

この記事の監修医師一覧

杉田大先生
杉田 大 先生
所属:杉田歯科医院(千葉県船橋市)
専門:保存修復
2013年 東京歯科大学卒業。現在は杉田歯科医院での臨床のほか、株式会社DoctorbookでDental事業部のマネージャーを務める。

口臭は気になるけど、「色々な化学物質が含まれたマウスウォッシュを口に入れるのは抵抗がある」という人もいるのではないでしょうか。今回はそんな人のために、自分で作れるマウスウォッシュを3種類ご紹介します。材料は食品としても使われるので安心なうえに、手に入りやすいものばかりなので、ぜひお試しください。

まずは口臭の原因を知る

口臭が気になる女性

敵を攻略するには、まず敵を知ることからです。口臭を予防する前に、口臭の原因を知っておきましょう。

唾液の減少

唾液には殺菌・抗菌効果のある物質「リゾチーム」や「ラクトフェリン」などが含まれています。これは体内に有害な菌やウイルスを入れないために備わっている働きで、咀嚼や会話などによって唾液腺が刺激され、唾液が出る仕組みです。

リラックス時には唾液が出て口内を守っていますが、緊張した時や空腹時、長時間寝た後の起床時などには、唾液量が少なくなって口臭が発生しやすくなっています。

細菌は舌・喉・歯に付着する

口臭の原因は、口の中の細菌がタンパク質を分解する時に発する“揮発性硫化物”というガスです。揮発性硫化物には主に「硫化水素」と「メチルメルカプタン」、「メチルサルファイド」から成っています。それぞれは、以下のような臭いです。

    • 硫化水素:卵が腐ったような臭い
    • メチルメルカプタン:タマネギが腐ったような臭い
    • メチルサルファイド:生ゴミ臭

口の中のタンパク質とは何かというと、飲食をした時などの食べカスが、口の中に残ったものです。口に入った食べ物のほとんどは、噛み砕かれて細かくなり唾液によって流されますが、体調などの影響で舌や歯と歯の間、喉などに残ることがあり、残った食べカスは細菌がエサにして分解・発酵させるのです。このとき発生するガスや細菌の塊が口臭となります。

また、甘い飲み物や乳製品の入った飲み物に含まれる脂分・糖質は、舌や喉の奥などに残りやすく、これも細菌のエサとなります。

自宅で作る口臭予防対策

口内細菌を除去できる、自宅で簡単に作れる口臭予防のマウスウォッシュをご紹介します。

1.重曹マウスウォッシュ

重曹

手作りマウスウォッシュで広く知られているのが、重曹を使ったものです。重曹は近年、掃除に有効だとして脚光を浴びていますが、昔からお菓子作りや食品などにも使われています。

材料
    • 重曹 小さじ1
    • 精製水 コップ1杯

重曹小さじ1を、コップ1杯の精製水に混ぜて溶かすだけです。これを100円ショップなどで売っている容器などに入れておけば、使いやすいでしょう。

重曹はアルカリ性なので、口の中のpHを中性にし、虫歯予防や着色汚れの除去も期待できます。また、精製水は薬局やドラッグストアで、500ml入りボトル500円程度で購入できます。

2.ハーブマウスウォッシュ

ドライハーブ

ハーブは料理の肉や魚の臭み消しなどにも使われ、なじみがある人も多いのではないでしょうか。植物の天然の香り成分は、口臭を防いでくれるものがあります。

材料
    • 煮沸消毒した遮光瓶
    • ペパーミントのドライハーブ
    • レモンバームのドライハーブ
    • アルコール度数の高いお酒(ウォッカなど)
作り方
    • 瓶にドライハーブを8分目くらいまで入れる
    • ハーブが浸かるくらいまでアルコールを入れ、蓋を締める
    • 数日間様子を見て、ハーブがアルコールを吸ったらその都度アルコールを足す
    • 2〜3ヶ月、直射日光を避けて冷暗所に保管する
    • コーヒーフィルターなどでハーブを漉して完成

コップ1杯に3滴ほど垂らして使用します。

ハーブチンキは完成までに時間がかかりますが、コストパフォーマンスは抜群です。

3.精油マウスウォッシュ

レモンバームと精油

精油はアロマオイルとも呼ばれ、植物から圧縮などをして抽出した成分です。近年では認知症への効果なども注目されていますが、リラクゼーションから民間療法まで、手作りのアイテムが作れるので愛好者も多いです。

材料
    • 煮沸消毒した遮光瓶
    • ペパーミントの精油 15滴
    • レモンバームの精油 5滴
    • アルコール度数の高いお酒(ウォッカなど)50ml
作り方
    • 遮光瓶にウォッカを入れる
    • 精油をくわえてよく振って混ぜる

コップ1杯につき5滴ほど垂らして使用します。

ペパーミントは抗菌作用、レモンバームは抗炎症作用があるので、歯周病が気になる人にもおすすめです。精油はスポイトを使うと正確に計れます。

ハーブや精油は、インターネットのハーブ専門店やアロマオイル専門店などでも手に入ります。ただし、雑貨店などに置いているアロマオイルは、添加物などが入っています。マウスウォッシュは口に入れるものなので、精油専門店で販売している天然100%のものを使用しましょう。証明書付きなら信頼できる製品です。

また、ペパーミントは5歳以下の乳幼児妊婦、てんかん患者、高血圧患者などに禁忌があります。これらの人たちには使用しないようにしましょう。

その他の自分でできる口臭予防対策

マウスウォッシュだけでなく、実は普段の生活の中でもちょっとしたことをするだけで、口臭を予防することができます。

歯ごたえのある野菜やフルーツを食べる

サラダ

歯ごたえのある食べ物は、歯の表面についた汚れを除去して、細菌のエサを作りにくくします。さらに、食物繊維が多く含まれるものなら、口内の汚れを除去するだけでなく、腸内環境も整えるので、体内で分解できなかったガスが呼気に交じるのを防ぎます。

食事やデザートに、生野菜や歯ごたえのある生フルーツを加えるだけで、口臭を自然に予防するのを助けてくれますよ。

水うがいをする

口周りのトレーニング

口臭を防ぐには、口内に食べカスを残さないことが基本です。歯みがきの習慣はもちろん重要ですが、飲食した後に水うがいをするだけでも効果があります。

水うがいは口内を唾液で流す代わりをしてくれるうえに、唾液量を増やす手助けもしてくれます。

水で口臭をなくす方法!口臭の原因と水うがいが良い理由

水で口臭をなくす方法!口臭の原因と水うがいが良い理由

こまめに水分補給をする

こまめに水分補給をするのも、唾液量を増やす方法です。一度にたくさん飲むのではなく、一口程度チビチビと飲みます。

また、水分は糖分などが入っていない水やお茶などがよく、口臭効果の高い緑茶やウーロン茶、紅茶(無糖)などがおすすめです。

手作りマウスウォッシュで口臭予防をしよう

自宅でも手軽にマウスウォッシュを作れることがお分かりいただけたのではないでしょうか。今回ご紹介したのは、重曹マウスウォッシュ、ハーブチンキマウスウォッシュ、精油マウスウォッシュです。作る際には、分量や禁忌を守ることをお忘れなく。

体に害がないマウスウォッシュを自分で作り、安心して口臭を予防しましょう。