チョコレートで虫歯予防する時代!?歯医者さんが作ったチョコレート

チョコレートで虫歯予防する時代!?歯医者さんが作ったチョコレート

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Doctorbook編集部
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所属:株式会社Doctorbook
株式会社Doctorbookに在籍する、3名の現役歯科医師。Doctorbookの業務を遂行しながら、それぞれが臨床現場で活躍中。

「糖分たっぷりのチョコレートは虫歯の元」というのが一般常識ですが、そんな常識を覆すチョコレートがあります。それが、今回ご紹介する「歯医者さんが作ったチョコレート」「歯医者さんで売っているチョコレート」です。

歯医者さんで虫歯の原因になるお菓子を売っているなんて、かなり意外ですよね。一体どんなチョコレートなのか、詳しく見ていきましょう。

歯医者さんと共同開発したチョコレート

歯医者さんが作ったチョコレートなんて、「もしかして甘くなくて苦〜いチョコレートなのでは?」と思うかもしれませんが、実は甘味料にキシリトールを使っています。それも、何%配合などではなく100%完璧にキシリトールだけを使用したチョコレートなのです。

仮に、甘さをキシリトール以外に頼ってほんの少しでも砂糖を使っていれば、虫歯を作る原因になります。しかし、キシリトール100%の場合は虫歯の原因となる糖分は入っていません。キシリトールはフィンランドで虫歯予防の効果が認められている甘味料で、フィンランドでは食後にキシリトールのガムを噛む習慣があることでも知られています。

砂糖は「砂糖・ショ糖・ブドウ糖・果糖・麦芽糖」という名称のものです。もし「虫歯にならない」と謳っている商品でも、これらの成分表示があるものは虫歯になる可能性があります。

また、キシリトール100%というと「ガムのようにスースーするのでは?」と思うかもしれませんね。しかし、ガムのあの清涼感はメントールによるものなので、メントール成分が含まれていなければスースーしないので心配ありません。

キシリトール100%チョコレートの食べ方

キシリトール100%のチョコレートは、虫歯にならないからといってたくさん食べるのはよくありません。特に子どもに与える際には食べすぎるとお腹を壊してしまうことを説明した上で、大人がきちんと管理しましょう。

また、食べる前には歯磨きをして食べカスを取り除いてから、キシリトール100%チョコレートを食べるようにするとプラークコントロールができます。

    • 1日に食べる量の目安:1〜3回
    • 2歳〜4歳:1回1粒
    • 5歳以上:1回3粒

キシリトール100%のチョコレートはインシュリンに依存しないため、糖尿病の人も安心して食べられます。

1.歯医者さんが作ったチョコレート

歯医者さんと共同開発したキシリトール100%のチョコレートは、歯医者さんに行かなくてもインターネットで購入することができます。

キシリトール 100% 歯医者さんが作った チョコレート 60g 5個

そのものズバリ、「歯医者さんが作ったチョコレート」という商品です。チョコレートでプラークコントロールができるなんて、夢のようですね。口内のpH値が5.7ppm以下になると虫歯になりやすいと言われていますが、このチョコレートはpH値を6.0ppm以上に保持するとしています。

2.キシリラブ

こちらもキシリトール100%のチョコレートです。口内の粘つきが気になるときや「ブラッシング後のデザートとして」と紹介しています。

【キシリトール100%】キシリラブ チョコレート 72g×1袋 虫歯予防 お口の専門店オリジナル 歯科医院取扱品

普通のチョコレートはゆっくり舐めると虫歯になりやすいですが、キシリトール100%のチョコレートはゆっくり舐めることで唾液が分泌され、キシリトールとの相乗効果により口内が中性に保たれます。

チョコレートが虫歯になるといわれる理由

そもそもチョコレートが虫歯になると言われている理由は、砂糖の含有量が多いからです。ほとんどの商品のパッケージの裏には成分表がありますが、成分表は含有量が多い順から先に記載されています。

チョコレートの場合、最初に記載されているのは砂糖です。チョコレートの原料はカカオですが、カカオが来るのはココアパウダーに次ぐ2番目か3番目です。例えば一般的な板チョコには実に角砂糖5.5個分もの糖分が入っています。本来カカオには甘みがなく、カカオに砂糖で味をつけたものがチョコレートというわけです。

砂糖が虫歯を作る過程は、口内に残った食べカスを細菌が分解し、酸性で粘着性のある歯垢を作り出します。そして、歯垢がくっついた部分の歯が溶けて穴をあけるのです。甘いものを食べてもすぐに歯磨きをして食べカスをきちんと取り除けば、虫歯になる確立はかなり低くなります。チョコレートが虫歯になりやすいと言われるのは、歯にこびりつきやすくいつまでも口の中に糖分が残ってしまうからなのです。

チョコレートにはこんな優れた効果も!

虫歯になりやすいチョコレートも、悪いことばかりではありません。最近では機能性チョコレートが数多く登場し、チョコレートの様々な効果が見直されています。

リラックス効果

チョコレートに含まれるカフェインの一種「テオブロミン」には、リラックス効果があります。テオブロミンは、神経を沈静化して精神を穏やかにする働きがあります。

カフェインというと眠れないという印象を持つ人も多いと思いますが、チョコレートに含まれるカフェインはごく少量のため、眠れなくなるようなことはありません。それどころか精神を穏やかにするので、不眠気味の人はキシリトール100%のチョコレートを食べるとリラックス効果でよく眠れるようになりますよ(寝る前に食べても虫歯にならないのは100%キシリトールのチョコレートだけです)。

便秘解消

カカオは食物繊維ミネラルが豊富です。カカオ70%以上のチョコレートならカカオが多く含まれているため、便秘解消も期待できます。

エイジングケア

チョコレートに含まれるポリフェノールは、活性酸素を除去する働きがあります。同じポリフェノールとしては、赤ワインも有名ですね。活性酸素は体内の血管を錆びさせますが、チョコレートのポリフェノールを摂ることによって老化防止につながります。また、血管を広げる作用があるため、冷え性や動脈硬化の予防になります。ポリフェノールが多く含まれるのは、カカオ70%以上のチョコレートです。

ダイエットにも効果的

チョコレートに含まれるポリフェノールには、血流を促し代謝を良くするという働きもあります。そのため食事の前に食べれば血糖値が上がり、食べすぎ防止につながります。

ただし、これも糖分を多く含むチョコレートはダイエットには逆効果になるため、カカオ濃度が高いチョコレートであることが前提です。

キシリトール100%チョコで虫歯ゼロへ

チョコレートが虫歯になるのは、糖分量が多いことが原因です。「使われる糖分をキシリトールに変えてしまえば、虫歯になる原因を取り除けるだけでなく、むしろプラークコントロールができて虫歯にならない」というのが、キシリトール100%チョコレートの発想です。

キシリトール100%のチョコレートはやや高めの価格ではありますが、一度に食べられる量は少量と限られているため、歯磨き後のご褒美寝る前などにちょっとつまむには最適です。

虫歯にならないチョコレートを見分けるには、「キシリトール100%」「歯医者さんが作った」「歯科専売」などが目印です。