虫歯予防で重要な3大ポイントは?最強&最新の虫歯予防法をチェック

虫歯予防で重要な3大ポイントは?最強&最新の虫歯予防法をチェック

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杉田大先生
杉田 大 先生
所属:杉田歯科医院(千葉県船橋市)
専門:保存修復
2013年 東京歯科大学卒業。現在は杉田歯科医院での臨床のほか、株式会社DoctorbookでDental事業部のマネージャーを務める。
虫歯予防の方法って、いろいろ聞きますが「結局、どう予防すれば虫歯にならないの?」という方へ。虫歯予防の3大ポイントをお教えします!
虫歯予防には、3つのポイントさえ押さえておけば効果が期待できることがわかっています。
虫歯予防の方法は、実はもう確立されていて、予防先進国である欧米では「虫歯は予防できる病気」と認識されているのです。そして、既にその方法が実践されています。
それでは、最強・最新の虫歯予防法を一緒にチェックしていきましょう。

虫歯予防で大切な3つのポイントは?

どうすれば虫歯を予防できるのか…ひとつめは、正しい歯磨きの方法で歯垢を取り除くことです。そして2つめは、フッ素ケアで歯を強化すること。3つめは、歯科医院で国家資格を持つ専門家によるプロケアを受けることです。
予防歯科の先進国スウェーデンでは、この方法を実践して取り組み、圧倒的に虫歯が減りました。
80歳で残っている歯の本数は、日本が平均13本であるのに対し、スウェーデンでは8本多い21.1本です。20本の歯があれば、食べることに満足できるといいます。8本も歯の本数に違いがあれば、かなり噛む能力に差がでてくることでしょう。

ポイント①セルフケア

虫歯予防の基本は、毎日、自宅で行うセルフケアです。食事をしたら、食べカスをお口の中に残さないように磨き、虫歯菌の温床となる歯垢をつくらせないようにすることが大切です。

ポイント②フッ素ケア

歯を、虫歯菌に負けないよう強化することも大切です。そのために効果的とされるのがフッ素ケアです。
フッ素には、ごく初期の虫歯を修復する効果、歯を強化する効果、虫歯菌の活動を抑制する効果があります。

ポイント③プロケア

自宅での歯磨きでは、上手にできる人でも磨き残しが20~40%あるといわれています。磨き残しゼロを目指すためには、プロが専門的な器具を使って行うケアでなければ難しいのです。
最強の虫歯予防のためには、歯科医院での定期的な検診&メンテナンスは欠かせません

毎日のセルフケアが基本!正しい歯磨きを

「歯は毎日磨いているよ!」という人が大半だとは思いますが本当に正しい歯磨きができているか?と問われれば、「正しい歯磨きって?」と、途端に不安に襲われるのではないでしょうか。
ここでは、知っているようで知らない、セルフケアの基本「正しい歯磨きの方法」をお伝えします。

プラークを落とす

歯磨きの目的は、プラーク(歯垢)を取り除くことです。
プラークは、虫歯菌が食べ物の残滓の中にある糖を取り込んで作り出す白いネバネバとした物質です。ここを温床とし、虫歯菌が増殖します。
はじめは柔らかいプラークですが、しばらくすると硬い歯石に変わります。そうなると、自宅でのセルフケアでは除去できなくなってしまいます。プラークが歯石になる前に取り除くようにしなければなりません。

1日3回の食後と就寝前に磨く

プラークと虫歯菌を増やさないように1日3回、食事をしたら歯を磨き、お口の中に糖の成分を残さないようにしましょう。
そして1日1回以上は、歯と歯のすき間を磨くためのデンタルフロス歯間ブラシといった補助アイテムを追加した念入りな歯磨きを行います。
特に就寝中、お口の中が乾燥した状態になった時に虫歯菌が活発になって虫歯がつくられます。夕食の後に歯を磨いたとしても、その後で炭水化物が含まれたスナック菓子や砂糖が入った甘い飲物を口に入れたら、うっかりそのまま寝てしまうことがないように気を付けてください。
寝る前にもきちんと歯を磨きましょう

最強の虫歯予防法!?コンクールジェル×MIペースト

虫歯予防の最強ケアといえば、コンクールジェル×MIペーストのダブルケアでしょう。フッ素のパワーとミネラルの修復力で、歯を強化するセルフケアの決定版です。
コンクールジェルでしっかりと歯磨きをしてからMIペーストで仕上げをするのが、おすすめです。
「ウエルテック ジェルコート F」90g 2本セット 医薬部外品
「GC(ジーシー) MIペーストメロン」40g

口をゆすがない?スウェーデンの最新歯みがき法

予防歯科の先進国スウェーデンでは、歯を磨いたあと口をゆすがないセルフケアが推奨されています。「歯磨きの味が残ってしまうのでは…」と心配かもしれませんが、フッ素のパワーを活かすためには、歯にフッ素の成分を残すようにすることがポイントです。

フッ素入りの歯磨き粉で磨く

市販の歯磨き粉には、ほとんどフッ素が配合されています。
より高い効果を求めるなら、歯科医院で専売されているフッ素高配合の歯磨き剤を使用するとよいでしょう。かかりつけの歯科医院の窓口で聞いてみましょう。

歯磨きの後、口をゆすがない

虫歯予防の先進国スウェーデンでは、フッ素ケアの後で口をゆすがない虫歯予防の方法が推奨されてます。ただし、13歳以上を対象としていますので、あまり小さいお子さんの場合はやめておきましょう。
まずはしっかりと歯を磨いて、歯ブラシで落とした食べカスやプラークなど汚れを吐きだし、きちんとうがいをして清潔な状態にしてから、仕上げにフッ素ペーストやフッ素配合の歯磨きでケアを行います。
そして、口はあまりゆすがないようにします。ゆすいでも1~2回くらいにして、お口全体にフッ素が行き渡るようにしてください。

歯磨き後の飲食は控えよう

歯を磨いた後、30分~2時間くらいは飲食を控え、フッ素の効果を浸透させます。

食事をしたら、歯の表面のエナメル質は、脱灰といってわずかに溶け出す仕組みになっています。そして、すぐに唾液に含まれるカルシウムリンなどと結びついて、ヒドロキシアバタイトという硬質の構造に変化して歯が強くなります。
フッ素は、この再石灰化を促進し、歯の強化をサポートするのです。

歯科医院で定期的にプロケアを受けよう

虫歯の最強の予防法の片棒を担うのが、歯科医院での定期的なプロケアです。
毎日のセルフケアと専門家による定期的なプロケア併用した、効果的な虫歯予防を実践しましょう。

プロケアではどんなことを行うのか解説します。細かいところについては歯科医院によって異なります。詳細は、それぞれの医院で説明を受けるようにしてください。

虫歯や歯周病、歯ぐきの検査

治療したところをはじめ、虫歯や歯周病の症状がないかお口の状態のチェックを行います。
もし虫歯があっても、定期検診に通っていれば初期の段階で発見できますので、簡単な治療で済みます。

歯垢や歯石、歯の汚れをきれいに除去

歯垢を取り除きます。歯と歯ぐきの間の歯周ポケットに歯垢が溜まっていないか調べて、専門的な器具できれいに清掃します。
歯ブラシを使ったセルフケアではどうしても届かないような場所をケアできるので、すっきりします。
PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)というクリーニングを受けると、ある程度の着色汚れがきれいになって歯の透明感が戻ります。
きれいに磨き上げられた歯の表面に、虫歯予防の効果が得られるフッ素を塗布し、仕上がりはツルツルになります。

一人ひとりのお口に合った歯磨き指導

お顔が一人ひとり違うように、お口の中の構造も異なります。磨き残しが生じやすい場所や歯磨きが苦手な場所を知ることができます。
歯科衛生士が虫歯予防に効果的な歯磨きの方法を指導してくれます。
歯磨き指導を受けると、やみくもに磨いていた時と違って的確に歯を磨けるようになるので、セルフケアの効率が格段に向上します。