知ってる?クーポンで歯列矯正の費用を安くできる方法と注意点

高額な矯正治療は、費用をできるだけ抑えたいものです。多くの人が分割払いなどにしていますが、実は歯医者さんからもお得なクーポンを発行していることは、あまり知られていません。
そこで、ここでは歯医者さんが発行している矯正のクーポンについて、詳しくご紹介します。歯列矯正は安くならないと思っていた人は、目からウロコですよ。
- 歯医者さんのクーポンがあると聞いたが、本当かどうか知りたい。
- 歯医者さんのクーポンはどこで入手できるだろうかと思っている。
- 歯医者さんのクーポンとはどんなものか具体的に知りたい。
- 歯医者さんのクーポンを使うと、どれくらい安くなるのかと考えている。
- 歯医者さんのクーポンを使うとき、注意しなければならないことはあるのか知りたい。
矯正でもクーポンってあるの!?

医療とクーポンは結びつかないと思い込んでいる人もいると思いますが、矯正歯科でもクーポンを発行しているところは意外とあります。通常の歯科治療は保険適用の対象となるため、料金を変えることはできませんが、矯正治療は保険適用外の自由診療なので、各歯科が自由に価格を設定することが可能なのです。
え〜!どこで手に入れられるんですか?

インターネットのクーポンサイトや雑誌広告などです。チラシなどもありますよ。
へぇ〜、知りませんでした〜!
5〜50%も費用が安くなる!
クーポンというからには価格がお得になっています。例えばインターネットのクーポンサイトなどを見てみると、5%〜30%も安くなっています。ときには半額というものもあるので、探してみると良いでしょう。
半額はすごすぎる!

ただし、費用ばかりをアピールしているものはちょっと注意した方がいいですよ。
ギフトとしても使える
矯正治療のクーポンは、ギフトとして使えるものもあります。高額なので嬉しい贈り物になるかもしれませんが、内容が医療行為なだけに慎重さが必要です。矯正治療の内容は複雑なため、よほど相手の治療内容を知っている場合に限るでしょう。
ちょっと微妙〜

矯正の後にできるホワイトニングなどならいいかもしれませんね。
あ〜、それなら欲しいかも!
矯正でクーポンを利用するときの注意点

矯正治療のクーポンを利用するときは、以下の点に注意しましょう。
- 内容をよく確認する
- 限定や制限がある
- 追加費用がかかるケースがある
内容をよく確認する

矯正治療の前にはまずしっかりと診断をして、治療方針や使う装置などを決めます。しかし、診断結果によっては、希望通りの矯正装置が使えない場合もあります。例えばマウスピース矯正を希望していても、咬み合わせが激しい場合や虫歯や歯周病がある場合にはマウスピースだけで矯正するのは難しいです。
クーポンは一度購入すると返品や返金不可というものも多く、購入してしまってから使えないことが分かっても後の祭りです。また、自分に不必要な治療工程まで含まれている可能性もあります。クーポン内容は詳細をよく確認し、発行している歯科に相談してから購入するのをおすすめします。
クーポンは手軽でも、矯正は手軽じゃないってことですね。

その通りです。矯正内容の判断は、医師でないと不可能です。
限定や制限がある

一般的なクーポンと同じように、矯正のクーポンにも購入してから90日など、使用期限があります。せっかく購入しても、治療を先延ばしすると使えなくなる可能性があるので注意しましょう。
また、治療内容や範囲に制限が設けられている場合もあります。例えば「上下12本まで」というケースは部分矯正を指し、全体の咬み合わせの矯正はできません。マウスピース矯正の場合は、定期的にマウスピースを作り変えて装着する必要があります。平均では40個程度のマウスピースが必要となるため、「マウスピース10個まで」などはごく軽度な症例と見たほうが良いでしょう。

その他利用上の注意などをよく確認してくださいね。
追加費用がかかるケースがある

歯や口腔内の状態によっては、検査費用や抜歯などのクーポンに含まれていない費用を別途請求されるというケースをよく聞きます。クーポン費用にどこまで含まれているか、チェックする必要があります。
また、矯正治療には、装置を調整するための定期的な通院が必要となりますが、その調整費用はクーポンに含まれていない場合があります。調整費用込みの場合も「調整費用○回まで」と回数が決まっていることが多く、それ以上かかる場合は料金が発生することも多いです。調整費用についても確かめた方が良いでしょう。
クーポン内では終わらないかもしれないってことですね。

最初に総額を聞くのがおすすめです。
矯正治療の費用を抑えられるその他の方法

クーポンの利用以外では、以下のようなことで費用を抑えられます。
- 分割ローンを利用する
- 治験モニターを利用してみる
- 複数の歯科医院で見積もりを取る
- 症例によっては保険が利くケースもある
- 確定申告で一部控除される
クレジットカードやデンタルローンなどの分割ローンには利子がかかりますが、一括で支払うという負担は軽減できます。特に、デンタルローンは、通常のクレジットカードよりも金利が割安です。
治験モニターとは、治療経過の症例写真をホームページなどに利用することを条件に、割安で受けられるものです。個人情報や顔写真は利用されませんが、モニターを募集している歯科医院は開院したばかりというところが多いです。経験や症例数が少ないということも考えられるため、よく検討しましょう。
また、矯正治療は基本的に自由診療のため、各医療機関によって設定も異なります。多くの歯科医院では相談(カウンセリング)を無料にしているところが多いので、複数の歯科医院で相談し、自分に合った治療法の医院をみつけるのがおすすめです。
保険が適用できるのは、生まれつきの骨格や事故などが原因で矯正が必要だと診断されたケースです。確定申告での一部控除は、年間10万円以上医療費がかかった場合に申請できます。通院にかかった交通費なども申請できるので、領収書などを残しておきましょう。
とにかく領収書は全部取っておいた方がいいってことですね。

こまめに取っておくといいですね。
気をつけて!クーポンの落とし穴

治療費を抑えることができ、手軽に購入もできるクーポンですが、気をつけないと思わぬリスクを負うことになります。あまりにも費用ばかりに重点を置くと、しっかりとした矯正が行えない可能性があるということです。矯正は高度な治療で、歯並びだけでなく咬み合わせや治療後のお口まわりの美しさなど、総合的に考慮して進めなければなりません。
費用を安くしたばかりに失敗するケースも考えられるため、適切な治療が受けられるかどうかをしっかりと見極めることが重要です。
失敗してやり直したっていう話もよく聞きますね。

振り返ってみたら、結局とても高く支払うことになってしまったというケースもあるんですよ。
矯正で使えるクーポンのまとめ
矯正治療のクーポンは、賢く利用すれば最大で50%ほど割引きになるなどとてもお得です。ただし、この記事で紹介したような注意事項をしっかりと守って、適切な治療が受けられるようにしましょう。
- 矯正のクーポンはインターネットや雑誌広告などで入手できる
- 通常の治療費より割安になる
- クーポンには利用期限や範囲の制限などがあるので要注意
- 複数の歯科医院で相談して比べると自分に合った治療法がみつかる
- 医療控除を申請すると一部戻ってくる場合がある
- 費用よりも重要なのは、適切な治療を受けること