矯正のレベリングとは?矯正を失敗したくない人へ4ステップを徹底解説

矯正のレベリングとは?矯正を失敗したくない人へ4ステップを徹底解説
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レベリングとは、矯正治療の初期段階の重要な工程です。歯列矯正とは、歯をキレイに並べることとはわかっていても、どのように進めるのか、知っているようで知らないことが多いのではないでしょうか。
難しい専門用語や歯科知識まで身につける必要はないですが、基本的なところを抑えておけば歯医者さんの説明も理解しやすくなりますし、診療時間も短縮できます。
ここでは、矯正の初期段階の、レベリングについて解説しています。実際の治療の流れとともに紹介していますので、チェックしてみてください。
この記事がおすすめな人
    • 矯正のレベリングというのは専門用語?言葉の意味を知りたい。
    • 矯正の進め方・治療の流れ、注意点などを事前に知っておきたい。
    • 半年~1年くらいで歯並びがキレイになったので、中断してもいいのか知りたい。
    • 歯並びがキレイになったのに違和感がある。矯正失敗?と不安になっている。
INDEX
  1. 矯正には大きく4つのステップがある
    1. ①レベリング
    2. ②犬歯の移動
    3. ③前歯の移動
    4. ④仕上げ(細かい噛み合わせの調整)
  2. 不安にならないで!矯正のレベリング段階でよく起こる問題
    1. 歯がキレイに並んでも治療を中断しないように注意!
    2. 口元が前に突き出してしまうのは、最初だけ!
    3. 噛み合わせに違和感を覚えるのも、最初だけ!

矯正には大きく4つのステップがある

ネコさん

先生、「レベリング」って初めて聞きました~!なんだか難しそうですが、知っておいた方がいいんでしょうか?

新開先生

歯科医師から説明を受ける時、基本だけでも抑えておくと、理解しやすくなりますよ。専門用語の解説を受ける時間を短縮できますので、診療が早く終わります。

ネコさん

あー、確かに…。歯医者さんで説明を聞いても、なんだか難しくて右から左へ聞き流してしまうことがありました~…スミマセン~…。

矯正治療は、4つの段階に分けて治療計画をたてていきます。一気にすべての歯を動かすわけではなく、段階的に理想の歯並びに近づけます。それぞれの段階ごとに半年~1年くらいの治療期間をかけます。全体の矯正が終わるのは、2年程度です。
矯正治療のステップ
    • レベリング
    • 犬歯の移動
    • 前歯の移動
    • 仕上げ(細かい噛み合わせの調整)

①レベリング

ネコさん

先生、レベリングではどんなことをするんですか?

新開先生

レベリングでは、歯のデコボコを取り除いていきます。矯正の準備期間です。

矯正治療の進め方のステップの第1段階の「レベリング」では、本格的に歯を動かしていく矯正治療に入る前の準備のために、基礎治療を行います。
レベリングをおこなう前は、歯の根は傾斜しています。まずは、すべての歯を垂直に並べます。第2段階の犬歯・前歯の移動しやすいように、下準備を行うのです。
上下の噛み合わせのズレや傾き、ねじれて生えている歯などのゆがみを取り除く処置を行います。処置といっても外科的な処置ではなく、矯正装置で歯を動かして整うのを待ちます。
レベリングにかかる期間は4~6か月くらいです。徐々に、ワイヤーを太いものに替えて調節していきます。

②犬歯の移動

新開先生

第2段階では、犬歯を動かします。

ネコさん

いよいよ気になる八重歯を動かすんですね~。

矯正の下準備が整ったところで、いよいよ気になる犬歯と前歯の移動が始まります。
前歯から3番目の犬歯を動かしていきます。犬歯の後ろにある小臼歯を抜いて動かすスペースを作ることが多いので、奥歯の方から引っ張って、犬歯をそこへ動かしていくイメージです。
ゴムの鎖のようなものを犬歯のブラケットに引っ掛けて引っ張ったり、ヘッドギアなどの補助器具を使ったりすることもあります。基本的には睡眠中のみの設置になるので、それほど日常生活に支障を来すことはないでしょう。

③前歯の移動

新開先生

第3段階では、前歯を動かします。前歯が動いたら、歯並びがキレイに見えるようになってきますよ。

ネコさん

わぁ~、楽しみ!

犬歯が後ろに動くことで前歯との間に隙間が空きます。そこへ、前歯を動かしていきます。場合によっては、第2段階と同時に行い、前歯と犬歯を同時に後ろへ動かしていくこともあります。

④仕上げ(細かい噛み合わせの調整)

新開先生

第4段階までくると、口元の印象がすっかり変わっていると思いますよ。歯のすき間がなくなっていて、キレイに歯が並んだ状態になっています。

ネコさん

おぉ~!矯正できているっていう実感が高まりそうですね…!

新開先生

でも、ここで気を抜いたら危険です。ここからの行動が、矯正の成功を左右するのです。

ネコさん

えー!聞いておいて良かった!もう矯正できてると思って、中断するところでした…!やばーい!

前歯の移動が終わり、歯並びがキレイに整い、口元がキレイになります。矯正がうまくいった!という満足感を得られる時期ですが、ここからが本番ともいえます。
ここで中断すると、歯がすぐ元に戻ってしまうので、これまでの矯正期間が台無しになってしまうことも。ここから、歯の位置を細かく調整しつつ、噛み合わせのバランスを整えていきます。
ここから半年~1年くらい、フィニッシング・ディテーリングと呼ばれる工程を経て、矯正治療が完了します。

不安にならないで!矯正のレベリング段階でよく起こる問題

ネコさん

先生、矯正のレベリングで気を付けることがあったら知りたいです~!

新開先生

下記にまとめましたので、ご覧くださいね。

歯がキレイに並んでも治療を中断しないように注意!

ネコさん

先生、知らずに第3段階で満足して中断しちゃうところでした~!危ない危ない!

新開先生

一見、歯がキレイにならんだように見えますからね。そこで自己判断で中断してしまったら、より治療が複雑になるになるケースが多いのです。慎重に行動してくださいね。

レベリングというのは、矯正を進める前に、まずは歯をまっすぐ一列に並べる下準備としての治療です。これだけでも一見、歯並びがキレイになったように感じますので、満足して自己判断で中断してしまいがちですが、ここでやめるとよくありません。そこまで続けた矯正治療が台無しになり、後悔することになりますので気を付けてください。

口元が前に突き出してしまうのは、最初だけ!

新開先生

レベリングを終えた後は、口元が前に突き出したような状態になることがあるんです。不安になるかもしれませんが、まだ矯正の途中段階ですから慌てないでくださいね。

ネコさん

そうなんですね~!聞いておいてよかった~!

レベリングはあくまで矯正の下準備なので、とりあえずまっすぐ並べているだけの状態です。そのため、口元が前に盛り上がって出っ歯のような状態になることがあります。ここから、犬歯や前歯を後ろに動かしていきますので、徐々に改善されていきます。ご安心ください。

噛み合わせに違和感を覚えるのも、最初だけ!

新開先生

レベリングの段階では、噛み合わせに違和感がでることもあるんですよ。「噛みにくい」と不安になるかもしれませんが、途中経過なので焦らないでくださいね。

ネコさん

わー、これも聞いておいて良かったです!失敗かも!?と慌ててしまうところでした…!

レベリングは、まだこれから歯を動かしていくための基礎づくりの段階です。一見、歯並びが整ったように見えるため、まだ噛み合わせまで調整できていないのに、「矯正しているはずなのに噛みにくくなった」と勘違いして不安になることも少なくないようです。
この段階は、まだ治療の途中に過ぎません。しっかりと歯医者さんの説明を聞いていれば勘違いしたり慌てたりすることもありません。落ち着いて、治療を進めるようにしましょう。
ネコさん

先生、矯正の4ステップ、聞いておいてよかったです~!これで、慌てたり心配したりすることもなさそうー!

新開先生

歯科医からもしっかり説明があると思いますので、話を聞いて、わからないことがあれば質問してくださいね。不安や困ったことがあれば、一人で抱え込まないで歯科医師や衛生士に相談してくださいね。

ネコさん

なんだか安心しました~!矯正、がんばれそうです~!

記事のポイントをチェック
    • 矯正のレベリングは、とりあえず歯を垂直に並べて下準備をすること。
    • レベリング後は歯並びが整ったように見えるが、まだ途中なので不具合がある。
    • レベリング後に、本格的に犬歯や前歯を動かして歯並びを整えていく。
    • レベリング後の途中段階で中断しないよう注意。最後までしっかり続けよう。