子どもの矯正で抜歯しないために6~8歳 で行動するべき理由を徹底解説

子どもの矯正で抜歯しないために6~8歳 で行動するべき理由を徹底解説
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歯列矯正をするとき、抜歯をするケースがあります。

無理に抜歯をせずに治療をするとキレイな歯並びにならないと聞いても「できることなら、子どもは抜歯させたくない」「いくら正しい歯並びのためとはいえ、健康な歯を抜くなんて……」などと考えてしまいますよね。

どうしても歯の矯正に、抜歯は避けられないものなのでしょうか?それはどうしてなのでしょう?また、なんとか抜歯を回避する方法はないのでしょうか。

今回は、子どもの歯の矯正を抜歯せずに行える可能性について、小児矯正に詳しい歯科医に聞いてみました。

この記事がおすすめな人
    • 歯並びの矯正のためとはいえ、子どもに抜歯させたくない方
    • 歯並びの矯正で、なぜ抜歯する必要があるのか疑問に思う方
    • 子どもの非抜歯矯正のために、できることがあれば知りたい方
    • 小さい頃から矯正治療を始めると、抜歯せずに済むと聞いたことがある方
    • 子どもの歯列矯正は、何歳ころから始めるべきなのか知りたい方
INDEX
  1. 矯正では抜歯が必要!?その理由
    1. 歯がキレイに並ぶスペースがないから
    2. 横顔をきれいにしたいから
    3. 顔つきを変えたいから
  2. 6~8歳から矯正を始めると抜歯せずにすむ!?その理由
    1. 前歯4本の骨の成長は8歳で完成するため
    2. 歯がキレイに並ぶスペースを確保できるため
  3. 6~8歳から歯並びを整えるために小児矯正歯科へ相談を!

矯正では抜歯が必要!?その理由

患者さん

歯の矯正って、抜歯しなければならないんですか?できたら抜きたくないんですけど……

島田先生

歯列矯正では、必ず抜歯するわけではないんですよ。

患者さん

えっ!?そうなんですか~?矯正って抜歯するイメージがありますけど!?

島田先生

では、抜歯が必要になるのはどのようなケースなのか、わかりやすく説明しましょう。

患者さん

それは気になりますね!

歯列矯正で抜歯が必要となる理由は、大きくわけて次の3つです。

歯がキレイに並ぶスペースがないから

永久歯は、親知らずを除いて全部で28本あります。顎が小さくても大きくてもこの本数は共通です。そのため、人によってはすべての歯がキレイに並べるスペースが足りない場合があるのです。そこで、歯を何本か抜歯してスペースをつくります。その余裕のスペースを利用して、歯がキレイに並ぶように歯列矯正で整えていくのです。

横顔をきれいにしたいから

横から見ると口元が出っ張って見えるような出っ歯(上顎前突)や受け口(反対咬合)は、抜歯をせずに歯列矯正だけで改善するのは少々難しいでしょう。

無限に時間をかければ不可能ではないかもしれませんが、症状によっては10年かかっても改善できないかもしれませんし、ばく大な治療費がかかりますので、あまり現実的とはいえませんね。

そんなときは、抜歯を行い、空いたスペースを利用して奥歯を後方へ移動させます。

骨格そのものに原因がある場合は抜歯だけでなく、顎の骨の切除が必要になるケースもあります。

大掛かりな治療になりますが、口元がすっきりした印象のきれいな横顔を手に入れられるでしょう。

顔つきを変えたいから

抜歯矯正をすると顔つきに影響がでやすいといわれています。

例えば、出っ歯や受け口など、口元が前へ突き出している状態を「口ゴボ」といって、いわゆるゴリラ顔のような顔貌です。このような顔つきそのものを歯列矯正で変えたい場合、抜歯は免れないでしょう。

なかには、歯並びを整えたことでかみ合わせが適正になって、エラの張りが減って小顔になったという人もいます。

ただし、逆に頬がこけてしまったという人もいます。そんなことにならないよう、矯正治療は専門的な知識や技術をもつ歯科医のもとで行うようにしましょう。

ポイント
歯並びやかみ合わせの矯正治療を成功させるためには、専門的な知識や技術、臨床経験を問われるハイレベルな治療です。にも関わらず、特に矯正専門医の資格がなくても歯科医であれば、誰でも矯正治療ができるのです。特に子どもの場合は、矯正治療の専門知識だけでなく、小児歯科の分野にも精通している歯科医におまかせする方が安心です。矯正歯科を選ぶ際は、治療費の安さだけにとらわれず、矯正装置の選択肢が多く、さまざまな治療法の中から適切な方法を提案してくれる歯科医院を選ぶようにしましょう。

6~8歳から矯正を始めると抜歯せずにすむ!?その理由

患者さん

矯正で抜歯が必要な理由はわかりました。でも……できれば子どもには抜歯せずに矯正させたいって思ってしまうんですよね~。難しいでしょうか?

島田先生

お子さんはおいくつですか?

患者さん

5歳です。

島田先生

6~8歳くらいまでのお子さんなら、抜歯せずに矯正できる可能性がありますよ。

患者さん

えっ、本当ですか~!?

子どもにはきれいな歯並びを手に入れるためだとしても、抜歯させたくない。そう考える親御さんは多いでしょう。

それなら、お子さんが小さいうちに動いてください。矯正で抜歯しないためには6~8歳までに行動するべきなのです。

お子さんがまだ小学校に上がる前であったり、低学年であったりするのなら今がチャンスです。迷わず、すぐに小児矯正歯科へ相談に行きましょう。

その理由を解説します。

前歯4本の骨の成長は8歳で完成するため

子どもの歯は6~7歳ころから生え変わりが始まります。そして、8歳ごろまでに前歯4本は大人の歯に生え変わります。

子どもの歯(乳歯)はサイズが小さく、大人の歯(永久歯)はサイズが大きいので、乳歯の歯列で目立っていたすき間が、永久歯に生え変わるとなくなります。

そうしてきれいに4本の歯が並べばいいのですが、人によってはスペースが足らず、永久歯の歯並びがガタガタになってしまうリスクがあるのです。

歯がキレイに並ぶスペースを確保できるため

乳歯から永久歯へ生え変わる6~8歳頃なら、まだそのリスクを未然に防ぐことができます。

まだ骨がやわらかいこの時期に、歯列のU字型のアーチを拡げるための矯正を行うのです。

順調に進めば、すべての歯がキレイに並ぶスペースを確保できるので、抜歯の必要がなくなります

6~8歳から歯並びを整えるために小児矯正歯科へ相談を!

患者さん

6~8歳から歯並びの矯正のために動き始めると、いいことがたくさんありますね~!

島田先生

そうなんです。歯並びが悪くならないよう、いわば予防的な対処ができる時期なので、お子さんへの負担も少ないです。

患者さん

矯正で抜歯しないためには、6~8歳で行動するべきですね~!まずは歯医者さんに相談ですね!

島田先生

その通りです。6~8歳までに小児矯正歯科で相談を始めると、抜歯せずに歯並びをきれいに整えられる可能性が高くなりますよ。

患者さん

さっそく歯医者さんの予約をとりますね!

記事の重要ポイントをチェック!
    • 子どもの歯並びの矯正は、早期のスタートがおすすめ
    • 矯正で抜歯しないためには6~8歳で行動を始めるべき
    • 6~8歳までに矯正治療を始めれば、抜歯せずに済む可能性あり
    • 骨がやわらかい6~8歳までなら顎を拡げる治療ができる
    • 6~8歳なら指や舌の癖を直して、歯並びの悪化を防げる