子どもの矯正治療にかかる費用は全部で幾ら?大人より安いって本当?

そうはいっても、上下の歯の矯正を行うと1年以上かかる場合もありますし、費用がどれくらいになるのかも気になるところです。
ここでは子どもの矯正について、どんな治療法があるのか、それぞれの費用や治療におすすめの時期などを紹介します。
「早く矯正を始めるとメリットが多い」というのは本当なのかどうかも紹介しています。お子さんの矯正を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 子どもの矯正は、大人矯正より安いって、本当?
- 子どもの矯正にかかるトータルの費用を知りたい。
- 子どもの矯正は、いつから始めるべきなのか知りたい。
- 子どもの矯正には、どんな種類の治療法があって、それぞれ幾らくらいなのか知りたい。
- 子どもの矯正はお得って聞いたことがある。どんなメリットがあるの?
大人矯正より安くできるって本当?子どもの矯正

先生、歯科矯正は子どもの時にするほうがいいって本当ですか?

小さいお子さんの頃から矯正を始めると、たくさんのメリットがありますよ。
そうなんですね。一番気になることを聞いてもいいですか?…子どもの頃から矯正すると費用が安くなりますか?

大事なことですものね。大人の矯正に比べると、比較的費用は抑えられますよ。
わぁ、それは助かります。安心したところで、ほかのメリットも教えていただきたいです(笑)
- 歯並びが良い大人になれるので自信がつく
- 抜歯しなくても矯正できることが多い
- よく噛める健康に良い歯並びをつくれる
- 虫歯や歯周病になりにくい
- 話し方の改善ができる
- 口呼吸を改善できる
- 口臭を予防できる
そして、大人の矯正では抜歯が必要になるケースが非常に多いのですが、子どもの矯正では歯が移動するスペースをつくるように顎の成長を促していけるので、抜歯しなくても済む可能性が高いのです。
健康な歯を矯正のために失わずに済みますし、子どもの身体に負担少なくなるのが、何よりのメリットといえるでしょう。指しゃぶりなどのクセで噛み合わせが乱れることがあるのですが、その矯正も可能です。
子どもの矯正がお得なのって、成長期だからなんですね。

顎の成長期にあるお子さんだからこそ骨格を整えることで、歯を正常な位置に矯正できるんですよ。
それは将来のためにも、ぜひやっておきたいですね。
いつから始める?子どもの矯正

先生、子どもの矯正って、いつから始めるべきですか?早いほうがいいの…?

矯正のスタートが早い方がいい、というわけではなくて、お子さんに合った時期があります。早くから歯科医院に通って検診や予防を受けていれば、ベストなタイミングで矯正を始められます。
タイミングを見逃さないで治療できるのはいいですね。子どもが歯医者さんに慣れることもできますしね。
時期によって矯正方法が異なる!
子どもの矯正は、早くから始めればよいわけではなく、一人ひとりのお口の状態に合ったベストなタイミングがあります。おすすめのタイミングは、大きく2つの時期にわかれます。
1.第一期治療|乳歯〜永久歯の生え始める時期

- 始める時期…園児~小学生
- 治療期間…1~2年間程度
- 費用…およそ10万円~40万円
子どもの身体が成長する力を利用して、歯並びがきれいになるように顎の成長を促していく矯正を行います。上下の顎のズレやバランスを整えたり、アーチ型のきれいな歯並びを目指すために顎の大きさを広げたりします。
2.第二期治療|永久歯が生え揃った時期

- 始める時期…小学校高学年~中学生
- 治療期間…2~3年間程度
- 費用…およそ30万円~60万円
第一期治療から計画的に進めていると、顎の矯正が進んでいるので、抜歯など大がかり治療をせずに済みます。
子どものお口の状態によっては、顎の矯正が不要な場合があります。その時は、第二期からの治療だけで大丈夫です。
気になる子どもの矯正法別の費用は?
先生、子どもの矯正って、どんな方法があるのですか?費用も知りたいのですが…?

では、矯正の目的別の治療法と、それぞれのおよその費用を紹介しましょう。
はい!参考にしますね。
筋機能訓練のマウスピース型矯正
- 10万円程度
マウスピース

- 10万円程度
就寝中+家に居る時の2~3時間の装着で治療を進めていきます。学校や塾ではつけなくていいですし、食事中も外します。
プレート矯正

- 30万円~50万円程度
子どもの身体の成長を利用して、骨格を広げる矯正です。子どもは、この矯正で歯がきれいに並べるスペースをつくれるので、抜歯しなくて済む可能性が高くなります。
お口の中にプラスチック製などのプレートを装着するのですが、オーソドックスなワイヤー矯正よりも痛みが少なく目立たないので、子どもの心身の負担を軽減します。
ブラケット矯正

- 50万円~70万円程度
ブラケットが金属の色ではギラギラして目立つので、最近は歯の色に近いセラミックのブラケットが選ばれることも増えています。
リンガルブラケット矯正

- 70万円~90万円程度
永久歯が生えそろった第二期治療の時期に、大人の矯正と同様に行われます。
容姿や見た目が気になる思春期に当たりますので、目立たない矯正ができることに価値を感じて選択する人が増えています。
ただし、症例が限られる治療法です。近年は目立たないマウスピースが普及し、そちらを選択するケースが増えています。
カウンセリング時の初診料

- 3万円~6万円程度
健康保険の適用外

安く抑えたいなら早めの対応を!

永久歯が生え始めまでは10万円 くらい、永久歯が生えそろうと50万円 ~。子どもの矯正は身体の成長を活かして行うから費用を抑えられるんですね。

そうですね。小さい頃から歯科医院に通いはじめると、メリットがたくさんあります。矯正を早く始めるというより、矯正の相談を早めにして、計画的に矯正を進めるのがポイントですね。
まずは、小さい頃から定期検診に通うことが大事なんですね。矯正をタイミングよく始められますしね。
- 子どもの矯正は、お口の状態や矯正の目的によって始める時期が異なる。
- 第一期の治療開始は園児~小学生の頃、乳歯から永久歯へ生え変わる時期。
- 第二期の治療開始は、小学校高学年~中学生頃、すべて永久歯に生え変わった時期。
- 第一期治療では、骨格のバランスを整える。費用は約10万円 くらいと安め。
- 第二期治療では、歯並びや顎のバランスを整える。費用は50万円 ~。
- 矯正の目的によって、適している時期や治療法が異なるので、。
- ベストなタイミングで矯正治療をスタートするために、小さい頃から定期検診に通うのがおすすめ。