矯正中の歯磨きってどうやればいいの?押さえたい3つのポイント!

歯の矯正中は、矯正装置が外せないため歯磨きがしにくいですが、矯正中は虫歯にならないようにきちんと磨くことが重要です。そこで、「そんなこと言ったって、どうやって磨けばいいの!」という方のために、ここでは矯正中の歯磨きのコツについてご紹介します。
- 矯正中の歯磨きのやり方が分からない
- 普通の歯ブラシでもできる?
- 矯正中の歯磨きっていつもと方法が違うの?
- 装置の下はどうやって磨けばいい?
矯正中に磨き残ししやすい場所

矯正中で磨き残しが出る場所は、ブラケット周辺やワイヤーの下などです。汚れや歯垢は凸凹したところにたまりやすいので、今までの歯磨きの仕方では、どうしてもケアが行き届きにくくなります。そこで、矯正中の歯磨きにはちょっとしたコツが必要となります。
磨き方って、歯医者さんでも歯科衛生士さんが教えてくれますよね。

自宅でも簡単に自分でできるコツを、これから教えますね。
やったー!
矯正中に気をつけるべき3つのポイント
矯正中に歯磨きで気をつける基本のポイントは、以下の3つです。
- 食べたらすぐ磨く
- 鏡を見ながら磨く
- プラスアルファの道具を使う
ひとつずつ説明していきますね。
1.食べらたすぐ磨く

食べてからしばらくすると、口内の細菌が食べカスを溶かして歯垢に変えていきます。歯垢を作らせないためには、食べた後にすぐにブラッシングをして食べカスを除去することです。

常にお口を清潔に保っていれば、細菌に歯垢を作るスキを与えません。
すぐに磨くって習慣づけていると自動的に歯を磨くようになりそうですね。

そうですね。外にいる時も歯磨きセットを持ち歩くのがおすすめです。
気分が上がるかわいい歯磨きセットみつけよー。
2.鏡を見ながら磨く

正確にしっかりと磨くためには、鏡を見ながら歯磨きをするのがおすすめです。見えにくい奥歯などは、歯ブラシを持っていない方の手で口を少し広げると見やすくなりますので、両手が使える据え付けの鏡や置き鏡などを使うと良いでしょう。

汚れが装置の周りについていても気づきにくいので、しっかりと目で確認してくださいね。
でも、泡で見えにくいかも…。

ジェル状など泡立ちにくい歯みがき粉もありますよ。
へぇ〜、そういうのがあるんですね。探してみます!
3.プラスアルファの道具を使う

矯正中は、いつも使っている歯ブラシだけでは汚れが落ちにくいので、タフトブラシや歯間ブラシを使うのがおすすめです。

普通の歯ブラシでも、毛が山型とか前後で2種類に分かれているものとかありますよね。毛の形状も矯正に適しているものもあるんですよ。
へぇ〜、それ教えて下さい!
矯正中におすすめの歯ブラシの形状
矯正中におすすめの歯ブラシの形状は、以下のものです。
屋根型・ドーム型

毛束の中央が屋根型やドーム型になっていて、ブラケット周りの入り組んだ部分をしっかり磨けます。
U型

毛束の中央がU型に凹んでいて、矯正装置をまたいで歯を磨けます。
タフトブラシ

毛束の先が丸く小さい歯ブラシで、歯の1本ずつや細かい部分を磨くのに便利です。
へぇ〜、山型は見たことあるけど、U型に凹んでるのなんて初めて知りました〜。

矯正用なので、歯医者さんで売っていますよ。
矯正中の歯磨きの3つのポイント
上記のような歯ブラシを使って歯を磨く時にも、磨き方にポイントがあります。
1.まずは全体の歯磨きをする

まずは、全体の歯磨きをしましょう。毛束が山型や平らな歯ブラシは、毛先を歯に斜めに当てると矯正装置の隙間までしっかりと磨けます。毛束が平らなオーソドックスな歯ブラシで磨く場合は、歯ブラシのヘッドの上下や左右を部分的に使って細かく磨くのがコツです。毛が硬いと隙間に入りづらいので、ふつう〜柔らかめがおすすめです。

上下左右というのは、ヘッドを足裏に見立てると、つま先やかかと、土踏まず側と小指側の脇のことです。
あーなるほど〜、それ分かりやすいです〜。
2.ブラケット周りはタフトブラシを使う

タフトブラシは小回りが利くので、ピンポイントで磨けます。ブラケット周り、奥歯、ワイヤーと歯の間などに当てて細かく揺らすようにして磨きましょう。

毛先はペンのようになっているので、小さく円を描くようにしてもやりやすいですよ。
へぇ〜、スグレモノですね!タフトブラシってどこに売ってるんですか?

ドラッグストアなどにもありますし、ネットストアなどでも買うことができます。
3.歯間ブラシで仕上げ磨き

最後は歯間ブラシで仕上げます。歯間ブラシを歯とブラケットが接着している部分に入れて、上下に動かしましょう。
歯とブラケットの接着面の段差には、どうしても歯垢や汚れがたまりやすくなっています。歯ブラシの毛先も届きにくい場所ですが、歯間ブラシならしっかりとこそげ落とすことが可能です。

ワイヤーの下は着色汚れもたまりやすいので、有効成分が入った歯みがき粉をつけて磨くといいですよ。
へぇ〜、歯間ブラシに歯みがき粉をつけるっていう発想はなかったです!
矯正中のセルフケアは歯磨きが左右する!
矯正中は歯のケアがしにくいですが、磨き方のコツをつかめばしっかりと清潔を保つことができます。歯の磨き残しや歯垢は、矯正治療の障害にもなります。歯垢がたまると矯正装置が動きにくくなる他、虫歯や歯周病の原因となり、もしも矯正中に虫歯や歯周病になれば、矯正を途中でストップして治療をしなければなりません。すると、全体の矯正期間も伸びてしまいます。矯正中は歯のケアをしっかりとして、矯正を滞りなく終わらせましょう。
- 磨き残しが出るのはブラケットやワイヤー周辺
- 基本は食後すぐの歯磨き・鏡でチェックしながら・複数のアイテムを上手に使うこと
- 矯正用歯ブラシには屋根型、ドーム型、U型とタフトブラシがある
- 最初は歯の全体、次に細部を磨いていく
- 仕上げには歯間ブラシを使う
- ワイヤーの下の着色汚れはホワイトニング用の歯みがき粉が有効