矯正中の口内炎を今すぐなんとかしたい!ワックスの使い方について

矯正中にできる痛〜い口内炎は、今すぐなんとかしたいですね。矯正期間中は、口内炎ができやすいです。その対策として歯医者さんからワックスを受け取っている人も多いと思いますが、いざ使おうと思った時に使い方を忘れてしまう人も、また多いもの。そこで、ここでは矯正用のワックスの使い方について、詳しく説明していきます。
- 矯正中に口内炎がよくできる。なんとかしたい!
- 歯科医にワックスを勧められたけど使い方がわからない
- ワックスって口内炎の時以外にも使えるの?
- ワックスを飲んじゃった!どうすればいい?
- ベタベタしてうまく使えない…上手な使い方は?
矯正中の救世主「ワックス」

矯正用のワックスとは、口内炎や矯正装置が口の中にあたって痛い時に使うものです。矯正が始まると同時に歯医者さんから渡される場合もあれば、痛みを訴えた時にはじめて紹介される場合もあります。

どこの歯医者さんにもありますので、最初から知っていれば自分からほしいということができますよ。
へぇ〜、必ずもらうというものでもないんですね〜。
矯正用ワックスの使い方
では、ワックスの具体的な使い方をご紹介していきますね。
1.手と口を清潔にする

ワックスは手指で直接口の中にくっつけるので、まずは手を洗ってきれいにし、お口の中も水うがいで清潔にしておきましょう。

できれば歯磨きをすればベストです。歯の表面が汚れていると、ワックスがくっつきにくいので。
はーい!
2.ワックスを豆粒大にちぎる

次に、ワックスを少しちぎって豆粒大に丸めます。冬場はワックスが固くなっていることがありますが、手の温度で温めると柔らかくなります。
豆粒大って、なんの豆くらいですか?

小豆くらいと思ってもらえればいいでしょう。
3.歯や歯茎の水分をとる

ワックスをつける前に、ティッシュやハンカチなどで歯や歯茎の水分を取り除いておきます。歯の表面が唾液などで濡れていると、ワックスがつきにくくなるからです。

唾液などがついていると、外れやすくもなります。
へぇ〜。拭くのはワックスをつける部分だけですよね?

そうです。その部分だけで十分ですよ。
4.ワックスをブラケットにくっつける

ワックスをブラケットにつけますが、置き鏡など両手が使える鏡を見ながらすると狙った位置に的確につけることができます。
ワックスをブラケットに当て、ワイヤーに食い込むようにゆっくりと押し付けて密着させましょう。両隣のワイヤーまで覆うようにすると、ワックスが外れにくくなります。
奥歯はつけづらいので、ワックスを持っていないもう片方の手指で、頬の内側を引っ張ってブラケットとの間に空間を開けるのがポイントです。
簡単そうな難しそうな…。

1、2回、前歯などで練習するのもおすすめですよ。
なるほど、練習すればいいのか〜!
もっと詳しく!ワックスQ&A
ワックスの扱いや購入方法などについて知りたい人のために、Q&A方式で疑問や質問にお答えしますね。
ワックスの値段っていくらくらい?

ワックスの値段はメーカーや内容量にもよりますが、だいたい100〜1000円くらいで購入できます。
へぇ〜、色々なメーカーがあるんですね。

それほど多くはないですけど、歯医者さんによって扱っているワックスは違います。2つのペーストを混ぜて使う種類もありますよ。
へぇ〜。できれば扱いやすいほうがありがたいですね〜。
ワックスってどこで買えるの?

緊急でワックスが必要だけど、通院まで間がある・休診日で行けないということもありますね。そんな時はインターネット通販が便利です。
商品リンク、画像等を正しく設定して下さい。
そういえばドラッグストアでは見たことないです〜。

ドラッグストアでは扱っていないところがほとんどですね。
ワックスの代用にできるものはある?

おすすめは、入れ歯用安定剤です。入れ歯用安定剤なら一般的なドラッグストアでも売っているので手に入れやすいでしょう。

強度はワックスほどではありませんが、緊急の場合は代用にすることもできます。
へぇ〜。でも、正直買うのにちょっと勇気がいるなぁ。

ネコさんみたいに若い人はそうかも知れませんね。そういう場合はやっぱりネット通販がいいでしょう。翌日配送してくれるところもありますしね。
ワックスがベタベタしてうまくつかない

商品によってはけっこう柔らかく、ベタつくものなどもあります。手にくっついてうまく扱えない時は、指先を水で濡らすと扱いやすくなります。また、温度で柔らかさが変わる性質を利用して、しばらく冷蔵庫に入れて冷やしておくのもおすすめです。

保冷剤を利用するのも手軽にできますよ。
なるほど。色々試してみるといいんですね。
ワックスを飲み込んじゃった!大丈夫?

万が一ワックスを飲み込んでしまっても、慌てなくて大丈夫です。ワックスは飲み込んでも人体に害はありません。温かい飲み物などを飲むと、ワックスが取れてしまうことがありますので、ワックスをつけている時は注意しましょう。
あっ、そうか。あったまると柔らかくなっちゃうから…。

そうそう、そうなんですよ。痛みが和らぐと快適になってつけていることを忘れがちなんですけど、温かい飲み物や食べ物には注意してくださいね。
ワックスって繰り返し使える?

ワックスは基本的に使い捨てです。つけてすぐに取れてしまったワックスをつけ直すのは問題ありませんが、長時間使ったワックスを繰り返し使うのは避けましょう。
それはやっぱり衛生面の問題ですか?

そうです。お口の中には見えない菌がいるので、やはり常に新しいものをつけたほうがいいですね。食事や寝る時に外したものは捨てて、新しくしてください。
はーい、そうしまーす!
ブラケットが外れた時の応急処置にも使えます

ワックスの用途は、口内炎だけではありません。矯正装置が外れてしまった場合の応急処置としても活躍します。ブラケットが歯から離れてしまった時や、ワイヤーが途中で折れてしまった時などに固定するのに便利です。

矯正が始まった時に歯医者さんから何も言われなければ、自分からもらっておくのをおすすめします。
たしかに、持っておくとなにかあった時に安心ですね〜。
お口の中の清潔を心がける

口内炎はお口の中が汚れていると、痛みが増します。治りも遅くなりますので、常に口内を清潔に保ちましょう。また、洗口液を利用する際は、刺激の少ないタイプを使うのがおすすめです。

薬用マウスウォッシュは、ハミガキしづらい矯正期間全般で補助的に使うのもおすすめですよ。
へぇ〜、それはいいことを聞いちゃいました〜。
ワックスを上手に使って口内炎の痛みを緩和しよう
矯正中は頻繁に口内炎ができる人が多いです。矯正においてワックスは必須アイテムと言っていいでしょう。上手に使って矯正治療期間を少しでも快適に過ごしてくださいね。
- ワックスは豆粒大に丸めて使う
- くっつける部分が濡れていると付きづらく外れやすい
- 鏡を見ながらやると的確な場所につけられる
- 価格は100〜1000円程度
- 購入は歯医者さんかインターネット通販
- 基本的に使い捨てなので再利用はしない
- 矯正装置が外れた時の応急処置にも使える