矯正中のゴムかけはいつ交換するの?交換や着脱のタイミングについて

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ゴムかけを始める際に、かけ方にばかり集中して「交換する頻度を聞くのを忘れちゃった!」という人は結構います。そのまま1日同じゴムをつけていいのか、ゴムの力が弱くなったら交換するのかと、気をもんでいることでしょう。

ここではゴムかけの交換着脱のタイミングについてご紹介します。ゴムかけの注意点についてもお伝えしますので、ぜひ確認してみてくださいね。

この記事がおすすめな人
    • ゴムかけが始まったけど交換のタイミングを聞き忘れた
    • 袋の中のゴムがなくなりそう!交換しすぎた?
    • 袋の中のゴムは終了まで使うものなの?
    • ゴムかけを外すのはいつ?
    • 昨日ゴムかけをするのを忘れてしまった
    • 少しくらいサボっても大丈夫?
INDEX
  1. ゴムかけのゴムは毎日交換する
  2. 外すのは基本的に食事中と歯みがき時のみ
  3. ゴムかけを続ける期間
    1. 途中でゴムがなくなったら
  4. ゴムかけの際の注意点
    1. 普通の輪ゴムでは代用できない
    2. 二重にかけない
  5. 通院のたびにゴムのかけ方が違うのはなぜ?
    1. ゴムかけはかけ方によって効果が異なる
  6. そもそものゴムかけの目的とは?
  7. ゴムかけが痛いとき
  8. ゴムかけは理想の歯並びを完成させる重要なアイテム

ゴムかけのゴムは毎日交換する

ゴムかけのゴム交換は、基本的に1日1回です。落としてしまったゴムは口に入れると不衛生なので、新しいものを使用してください。

ネコさん

朝起きたら新しいゴムに替えるっていう感じでいいんですか?

鈴木先生

そうですね。朝ごはんの後に歯を磨くと思いますので、そのタイミングで交換するのがおすすめです。

ネコさん

分かりました〜!

外すのは基本的に食事中と歯みがき時のみ

ネコさん

食事中と歯みがきのとき以外ってことは、その他はずーっとつけているんですか?

鈴木先生

治療方針や進み具合などによって違うんですが、基本的には24時間つけるのがいいです。

人によって、ゴムを装着する時間は歯科医師に指示された時間になります。就寝時のみと言われる人もいれば、24時間つけてくださいと言われる人もいます。

装着する時間は最低でも12時間以上という医師や、20時間以上という医師もいます。ただ、長時間かけてゴムの力でジワジワと歯を動かすことが目的ですので、その日の気分によってかけたりかけなかったりでは効果が得られません。継続してかけ続けることが重要です。

ゴムかけを続ける期間

ゴムかけの期間は数ヶ月です。これも、医師からの指示に従ってください。どんなに長くても、毎日かけていて1年続けるということはないでしょう。ただし、サボっていると期間が伸びる場合があります。

鈴木先生

歯医者さんが目指すゴールの歯並びがあるので、期間はその仕上がり具合で判断されます。

ネコさん

へぇ〜。それって最終的なきれいな歯並びってことですよね?

鈴木先生

歯並びだけでなく、かみ合わせも重要です。詳しくは後ほど説明しますね。

途中でゴムがなくなったら

もしも、一度に大量にゴムを落としてしまったなど、途中でゴムがなくなってしまったら、すぐに歯科医院に連絡しましょう。次の通院までゴムかけをせずに放置しておくと、せっかくの治療が台無しになってしまいます。

鈴木先生

矯正中の歯は不安定なので、すぐに後戻りしてしまうんです。

ネコさん

え〜!ゴムかけをサボると矯正前に戻っちゃうんですか?

鈴木先生

矯正前の状態までとは言いませんが、かなり戻ってしまう可能性は高いですね。

ネコさん

ってことはやり直しですか?

鈴木先生

ゴムかけを最初からやり直さなければならないこともあるかもしれません。

ネコさん

わ〜、大変!

ゴムかけの際の注意点

ゴムかけをするときの注意もしっかりと確認しておきましょう。

普通の輪ゴムでは代用できない

ゴムかけのゴムは、医療用のゴム強さの種類を医師が選んでいます。どのくらいの強さのゴムをどのくらいの期間使えば、歯が目標通りに動くかを計算しています。

髪留めや雑貨、文房具などのゴムでは代用できないので注意しましょう。

ネコさん

へぇ〜、強さの種類ってあるんですね。

鈴木先生

太くて力が強いものや細くて強さが弱いもの、大きさも何種類かあります。

エラスティックゴム
ゴムかけに使用するゴムは、エラスティックゴムと呼ばれる天然ゴムです。医療機関でしか手に入りません。また、天然ゴムにアレルギーのある方にはプラスチック製のゴムもありますので、アレルギーの心配がある方は医師に申し出てください。

二重にかけない

ゴムかけを朝から晩までしていると、夜にはゴムが伸びて引っ張る強さが弱まってきます。しかし、だからといって二重にかけるのはNGです。

ゴムですので当然伸びてしまいますが、それも計算のうちです。引っ張る力はある程度弱まっても力は加わり続けていますので、心配いりません。

鈴木先生

よく、力が弱いからと二重にかけてしまうという話を聞くのですが、それでは計算通りにいかなくなってしまいます。

ネコさん

二重にかけると歯が早く動くとかそういうことはないんですか?

鈴木先生

歯に負担をかけるだけで動きが早まることはありません。

通院のたびにゴムのかけ方が違うのはなぜ?

ネコさん

毎週違うかけ方を言われる時もあるんですか?

鈴木先生

治療方針によるので一概には言えませんが、毎週の通院でそのたびにかけ方が変わるということはあまりありません。

ゴムかけでは色々な方向や角度に歯を動かすことができます。例えば受け口や出っ歯の矯正では、歯が徐々に後方に動いた際に上下の歯の接着面が一直線に並んでしまうタイミングが訪れることもあります。

上下のかみ合わせは、上の前歯が下の前歯より数ミリ被っているのが正常な状態です。その状態にするために、ときには受け口なのに出っ歯の矯正用のゴムを一時的に使うことなどがあります。

ゴムかけはかけ方によって効果が異なる

ゴムかけの種類は多種多様です。代表的なかけ方は2級ゴム、3級ゴム、垂直ゴムなどですが、三角形や台形のかけ方にしたりクロスにしたり、目指す効果によってかけ方やかける位置はその人によって異なります。

かけ方を忘れたからといって、うろ覚えでなんとなくかけたりすると、治療計画とは異なる結果になるリスクがあります。

かけ方を忘れてしまったら、歯科医院で再度確認しましょう。

鈴木先生

無料動画などにはゴムかけのやり方などもたくさんありますが、位置まで人の真似をするのは危険です。

ネコさん

へぇ〜、そうなんですね。気をつけます。

そもそものゴムかけの目的とは?

ゴムかけの目的は、矯正装置では難しい歯の角度や向きを変えることにあります。矯正装置で横の歯並びを整えても、上下のかみ合わせが合わないときちんと矯正したことにはなりません。

上下のかみ合わせはとても大切で、かみ合わせが合っていないと消化吸収に支障が出たり、骨格が歪んで姿勢や顔の形にまで影響を及ぼしたりすることがあります。栄養を体に取り込むのは身体を維持する基本ですし、姿勢が歪んでいると病気になりやすく、痩せにくいといったリスクが高くなります。

ネコさん

ということは、ダイエットの効果にも関係があるってことですか?

鈴木先生

そうですね。体型だけでなく小顔などにも関係がありますよ。

ネコさん

え〜!かみ合わせって身体全体にかかわってるんですね〜。

鈴木先生

そのとおり。内蔵、骨格、すべてにかかわってるんです。

ネコさん

へぇ〜、知りませんでした〜。

ゴムかけが痛いとき

ゴムかけを始めたばかりの頃は、歯の痛み頭痛が生じることがあります。ただ、痛みは2〜3日もすれば自然に収まってくるので心配いりません。もし、痛みが我慢できなければ鎮痛剤などを使って上手に乗り越えましょう。

鈴木先生

痛みが出るのは歯が動いているからです。矯正装置のつけ始めと同じですね。

ネコさん

そうなんですね〜。安心しました。

鈴木先生

ただ、数週間も痛みがなくならない時とか我慢できないほどの痛みは、我慢しないで医師に相談してください。

ゴムかけは理想の歯並びを完成させる重要なアイテム

ゴムかけのゴムは一見ただの小さな輪ゴムにしか見えませんが、その役割は矯正をサポートするとても重要なものです。矯正装置ほど劇的には歯が動かないので「本当に効果が出てるのかな?」と思うかもしれませんが、ゴムかけが完了する頃には理想の歯並びにさらに近づいていることでしょう。せっかく矯正した歯が後戻りしないように、しっかりと医師からの指示を守って装着しましょう。

記事の重要ポイントをチェック!
    • ゴムかけは基本的に1日1回交換すれば良い
    • 1日のうち外すのは食事中と歯みがき時のみ
    • ゴムかけの期間は人それぞれ(医師の指示に従う)
    • サボると後戻りするのでゴムがなくなったらすぐに新しいゴムをもらう
    • 普通の輪ゴムでは代用できない
    • 二重にかけるのはNG
    • 一時的にゴムのかけ方が違うこともある
    • ゴムかけではかみ合わせの調整と矯正のサポートを行っている
    • 痛みは自然に収まるが無理はしない