矯正のゴムかけができない、つらい!ゴムかけの4つのトラブルと対処法

矯正のゴムかけができない、つらい!ゴムかけの4つのトラブルと対処法
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矯正治療の後半戦になってくると「ゴムかけ」が出てきます。ゴムかけが必要ない人もいますが、ほとんどの人が医師から指示されて装着します。ところがこのゴムかけ、慣れるまではけっこう格闘する人が多いのです。そこでここでは、ゴムかけのトラブルと対処法について、ご紹介していきます。

この記事がおすすめな人
    • ゴムかけがうまくできない
    • しゃべるとゴムが飛んでしまう
    • ゴムかけをやりたくなくてサボってしまうことがある
    • ゴムかけがつらい
    • ゴムかけが痛い
    • ゴムかけでトラブル発生中!
INDEX
  1. ゴムかけによるトラブルの種類
    1. ゴムがうまくかけられない
    2. ゴムかけをすると痛みが出る
    3. ゴムを取ったら口が開かなくなった!
    4. ゴムがすぐに外れてしまう
  2. ゴムかけをする目的をおさらいしよう
  3. ゴムかけは矯正が終わりに近づいた証です

ゴムかけによるトラブルの種類

ゴムかけによるトラブルの代表的なものは、次のようなものです。

    • ゴムがうまくかけられない
    • ゴムかけをすると痛みが出る
    • ゴムがすぐに外れてしまう
    • ゴムを取ったら口が開かなくなった!
ネコさん

ゴムって小さいし、扱いが難しそうですね。

柿木先生

慣れるまでは少し時間がかかりますけど、慣れてしまえば簡単にかけられるようになる人が多いですよ。

ネコさん

へぇ〜、どれくらいで慣れるんですか?

柿木先生

人それぞれですけど、だいたい3日間くらいですね。

ネコさん

そうなんですね〜。ちょっと安心しました〜。

1.ゴムがうまくかけられない

ゴムかけに使うゴムはとても小さいので、指の太い男性などはうまくかけられないという人もいるようです。

特にマウスピース型でくぼみが入っているタイプは、下にひっかけるのが難しいという意見が多いのですが、そんなときはマウスピースに爪切りで切れ込みを入れるのも一つの方法です。ゴムがしっかりと固定されて外れなくなります。

    • 元のくぼみから2〜3mmほど離した場所に、爪切りで切り込みを入れる
    • ゴムを元のくぼみと切れ込みにコの字になるようにかける

また、エラスティックホルダーという補助具を使うのもおすすめです。ゴムをかける場所によっては渡さない歯科医院もあるようですので、医師からエラスティックホルダーについて説明がない場合には、自分から聞いてみましょう

ネコさん

補助具なしでもかけられるんですか?

柿木先生

はい。慣れてくれば手でじかにかけられるようになりますよ。

ネコさん

でも最初はやっぱりエラスティックホルダーがあると安心だなぁ。

柿木先生

そうですね。歯医者さんが渡し忘れている可能性もあるので、聞いてみてくださいね。

2.ゴムかけをすると痛みが出る

ゴムかけを始めた最初の頃は、ゴムで引っ張られるためどうしても痛みを感じることが多いです。ゴムは医療用の天然ゴムでできており、歯を引っ張る力は矯正装置と同じくらいあります。そのため、どうしても痛みを感じやすくなるのです。

ただ、装着をはじめて3日後くらいから、徐々に痛みは収まってきます。不思議なもので、痛みは次第に慣れてくるものです。最初のうちだけ、少しがんばりましょう。

また、ゴムを外したあとに矯正装置を外す時に痛みを感じる場合もあります。矯正装置をしている上にゴムをかけているので力がより加わり、矯正装置がしっかりと歯に密着するためです。

ネコさん

あの〜、矯正装置を外すとき歯がもげるくらい痛いって聞いたことがあるんですけど…。

柿木先生

痛みの感じ方は人それぞれなので、人より痛みを感じてしまう人もいるかも知れませんね。でも、実際に血が出たりすることはないので大丈夫ですよ。

柿木先生

ただ、外す時にあまりにも痛みが大きい場合には、医師に相談してみてくださいね。

3.ゴムを取ったら口が開かなくなった!

「ゴムかけは痛いもの」と、我慢してつけ続けた結果、顎関節症になってしまうことがあります。顎が元々小さい人は、ゴムかけによって顎に負担がかかり、顎関節症になってしまうことがあるのです。痛みが大きすぎる・1週間たっても痛みが消えないという場合は、無理をせず医師に相談してください。

ネコさん

我慢強さが仇になっちゃうパターンですね。

柿木先生

顎関節症になると、その治療も必要になるので大変ですよ。

ネコさん

そうですよね〜。そういうこともあるって覚えておきます〜。

MEMO
顎関節症の症状
・口が開かない
・顎を動かすとカクカクと音がする
・顎が痛いなど

4.ゴムがすぐに外れてしまう

ゴムかけは、慣れてくると普通にしゃべることができます。しかし、ゴムかけをしていることを忘れて大きな口を開けておしゃべりしたり笑ったりすると、ゴムが外れてしまうことがあります

大抵はゴムの力によって口が開くのが制限されますが、まれにお口の筋肉が強くて外れてしまう人もいます。ゴムかけをしている間は、大きな口を開けるのは控えましょう。また、アタッチメントの種類を変えると外れなくなることがあります。

ネコさん

アタッチメントって種類があるんですか?

柿木先生

そうなんです。形状や素材違いがあるので、ぜひ先生に聞いてみてください。

ゴムかけをする目的をおさらいしよう

ゴムかけによるトラブルがあると、つい面倒になってサボってしまいがちになりますが、ゴムかけの目的を知れば、モチベーションを保つことができるでしょう。「もう分かってるよ〜」という人は、飛ばして読んでくださいね。

ゴムかけの目的
    • かみ合わせを調整する
    • 矯正をサポートする

歯列矯正では、まず矯正装置で横の歯並びを整えます。しかし、横の歯並びがきれいになっても、上下のかみ合わせが合っていないと歯の機能としては不十分です。かみ合わせが合っていないとうまく噛めませんし、全身の骨に歪みが生じてしまいます。

第一、うまく噛めなければ、歯並びもまたガタガタになってしまう可能性があります。ゴムを上下の歯にまたいでかけることにより、かみ合わせを調整するのは必要なことです。

また、出っ歯や受け口の矯正の場合、ゴムかけは出ている歯を後ろに引っ張るという重要な役割があります。いくら歯並びがきれいになっても、歯が出っ張ったままでは意味がありません。ゴムかけでしっかりと歯を後ろに引き、上下の位置を整えます

ネコさん

そんな重要な役割を、自分でするんですね〜。

柿木先生

そうなんです。矯正装置と同じと考えて、しっかりとやりましょうね。

ゴムかけの時間と期間
  • 1日にかける時間:12〜20時間以上
  • 状態によっては就寝時だけの場合もある
  • ゴムかけの期間:数ヶ月程度

ゴムかけは矯正が終わりに近づいた証です

ゴムかけでは矯正装置のように歯がダイナミックには動きませんが、歯の向きや角度を調整しています。目に見えて動きがないので「本当に効果があるのか?」と思いがちですが、ゴムかけを乗り切るために知っておいてほしいのは、ゴムかけのタイミングが来たら矯正治療が終盤に入ったということです。ゴムかけが終わった時には、きっと感動しますよ。

記事の重要ポイントをチェック!
    • くぼみにかけるタイプの場合、爪切りでもう一箇所切れ込みを入れると良い
    • うまくかけられないときはエラスティックホルダーを使う
    • 慣れるまでは痛みが出るが、3日もすれば痛みがなくなってくる
    • 強すぎる痛みや1週間以上痛みが続く時は、無理せず医師に相談する
    • 無理に痛みを我慢し続けると顎関節症になることがある
    • ゴムかけをしているときは大きく口を開けない
    • ゴムかけの目的は、かみ合わせの調整と矯正のサポート