歯列矯正のワイヤーやブラケットが痛い!簡単にできる対処法を解説

歯列矯正のワイヤーやブラケットが痛い!簡単にできる対処法を解説
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歯列矯正をしたいけれど、「痛みがでることがある」と聞いて不安に感じている人もいるかもしれませんね。

矯正治療で痛みが出るのは、歯が理想の歯並びに向かって動いている証拠ともいえます。

とはいえ、もし矯正で痛みが出たら、我慢しないで相談しましょう。歯科で処方される薬剤や保護剤によって、痛みを対処できます。

この記事では、ワイヤーを使うマルチブラケット矯正で起こる痛みの対処法について紹介します。

この記事がおすすめな人
    • 歯列矯正は、痛みが出るときがあると聞いたので心配している。
    • ワイヤーとブラケットを使った矯正が痛い時の対処法を知りたい。
    • マルチブラケット矯正で痛みがいつまで続くのか、気になる。
    • ワイヤー矯正中に痛みが出る理由と、具体的な対処法を知りたい。
    • 矯正中の痛みを抑えるために、できることがあれば知りたい。
INDEX
  1. マルチブラケット矯正が痛い時の対処法
    1. 矯正力を弱くする
    2. 小さな装置から始める
    3. 取り外し式の装置を使う
    4. 痛み止めの薬を飲む
  2. マルチブラケット矯正が痛いのは、いつまで?
    1. 開始して1週間くらいは痛い
    2. 2~3週間すると慣れてくる
  3. ワイヤーの先端が当たって痛い時の対処法
    1. プラスチックのカバーを付ける
    2. シリコンワックス(保護剤)をつける
      1. シリコンワックスを使う時の注意点
  4. 口内炎ができないように気を付けて!痛い時は歯科医に相談を

マルチブラケット矯正が痛い時の対処法

ネコさん

矯正治療中に、もし痛くなった時はどうすればいいの~?ワイヤーとブラケットの矯正治療って痛い時があるって聞くから、心配…!

矯正治療の痛みは、歯が動いている証拠といえることが多いですが、矯正装置による痛みや、食べ物を噛んだ時にも痛みが起こることがあります。

そこで、ワイヤーとブラケットを使った治療で、どうしても矯正中の痛み我慢できない時の対処法を紹介します。

柿木先生

歯科医院では、こんな方法でワイヤーとブラケットを使った矯正中の痛みが和らぐよう対処しています。

矯正力を弱くする

痛みに弱くて、なるべく痛みは感じたくないという患者さんの場合は、あらかじめ矯正力を小さくして少しずつ歯を動かしていくようにすることができます。

その分、通院回数が増えたり矯正に時間がかかったりしますが、始めは矯正力を弱くして、慣れてきたらだんだん強くしていく方法にすると、痛みに弱い方でもスムーズに治療を進められます。

小さな装置から始める

奥歯や前歯など、歯の大きさや形は患者さんによってもさまざまなので、ブラケットとワイヤーのサイズや太さには歯に合わせて選べるさまざまな種類があります。

痛みを感じにくくするためには、最初は小さめのブラケットから始めるという方法があります。

そうすれば、口の中で違和感を覚えることも少ないので、気分的にも痛みの緩和につながります。

矯正が進み、慣れてくるに従って、適正な大きさのブラケットに付け替えていくとよいでしょう。

取り外し式の装置を使う

マルチブラケット矯正は、装着したらずっとつけたままです。痛みに弱い方の場合は、痛みを感じにくい取り外し式の矯正装置から始めるのもひとつの手段です。

取り外し式の装置なら、万が一、歯が動く痛みが我慢できない時は、自分で外すことができるので安心です。

痛み止めの薬を飲む

痛みがひどい時は、我慢せずに鎮痛剤を飲んで和らげる方法もあります。

歯科医院によっては、矯正治療の施術の後に鎮痛剤を処方してくれる場合があります。

市販の痛み止めの薬を飲んでも構いませんが、通院している歯科医院の歯科医や薬剤師の指示に従って、決められた通り服用するようにしましょう。

マルチブラケット矯正が痛いのは、いつまで?

開始して1週間くらいは痛い

マルチブラケット矯正の痛みがあるのは、基本的に最初の1週間くらいといわれています。

ただし個人差があるので、通院2回目に調整するまではずっと痛くて、3回目でようやく痛みがおさまったという人もいます。

2~3週間すると慣れてくる

矯正をスタートしたばかりの頃は、口の中に矯正装置がある違和感に慣れないことと、歯が動く感覚にも慣れないことから痛みを感じることがあります。

食べ物をうまく噛めず、おかゆやシチュー、やわらかいパンなどで食事を済ましている人も多いです。

それでも2~3週間すると、それまでの痛みが嘘のようになくなり、食事も普通にできるようになる人が多いです。

ネコさん

2~3週間で慣れてくるなら、そこまで心配することはないのかなぁって思えてきました~!

ワイヤーの先端が当たって痛い時の対処法

柿木先生

数週間~数カ月すると、今度はワイヤーの先端が当たって痛みが生じることがありますね。

ネコさん

えっ、そうなんですか~?

柿木先生

それこそ歯が動いた証拠なのですが、そのためにワイヤーの端に余裕が出てきて、先端が口の中に当たりやすくなります。今度は、そんな時の対処法を紹介しますね。

プラスチックのカバーを付ける

ブラケットの凹凸が唇や口内の粘膜に当たって痛い時は、装置の出っ張ったところをカバーするリッププロテクターをつけることができます。

スポーツをする時に口内を傷つけないように保護するマウスピースタイプもあります。

シリコンワックス(保護剤)をつける

矯正治療が進んで歯が動くとワイヤーの端が余ってくるので、頬の粘膜に当たることがあります。

ご自身でも装置にシリコンワックス(保護剤)をつけて痛みを和らげることができますが、困ったことがあれば歯科に相談すれば対処してもらえます。

シリコンワックスを使う時の注意点

矯正装置の出っ張りが口内を傷つけないよう保護したり、当たって痛いところをカバーしたりするために、ワックス(歯科矯正用粘膜保護剤)を使います。

ワックスは、歯科にもよりますが、矯正治療を受けた時に渡してもらえます。その際に使用法についての説明があると思いますが、念のために使用上の注意点について紹介します。

シリコンワックスを使う時の注意点
    • ワックスは食事の前に外す
    • 一度使用したワックスは処分する
    • 食事の後は新しいワックスをつける
    • ワックスは歯磨きをしてからつける
    • ワックスは米粒~小豆くらいの大きさに丸める
    • 濡れているとつきにくい。ティッシュなどで水分を抑える
    • ブラケットの凸凹や裏側に馴染むよう、ゆっくり押し込む
柿木先生

ワックスは、食事たびに外して新しく着けなおしてください。万が一、取り外すのを忘れて飲み込んでしまっても、体に害はありませんので心配はいりません。

口内炎ができないように気を付けて!痛い時は歯科医に相談を

柿木先生

口内炎ができないように、装置が当たるところをあらかじめワックスで保護するなど気を付けてくださいね。

ネコさん

もし口内炎が出来てしまった時は、どうすればいいですか~?

柿木先生

口内炎に塗る軟膏や貼付剤を処方してもらえます。痛みがある時は我慢しないで、歯科に相談してくださいね。

ネコさん

痛い時は先生に相談していいんですね~!「矯正中なんだから我慢しなさい」って怒られちゃうんじゃないかって思ってたけど、そう言ってもらえると安心です~!

柿木先生

もちろん、気になることは何でも相談してください。一緒によりよい方法で矯正を進めていきましょう。

記事の重要ポイントをチェック!
    • マルチブラケット矯正は、始めたばかりの頃は痛みが出やすい。
    • 矯正を始めて2~3週間くらいすれば、痛みがおさまることが多い。
    • 矯正の痛みが避けたい場合は、弱い力・小さな装置から始める。
    • 痛みが出る場合は、プロテクターやワックスで保護できる。
    • 口内炎ができたときは、歯科で処方される薬剤で対処しよう。