指しゃぶりや舌の癖で出っ歯になるって本当?子どもの癖と矯正方法

指しゃぶりや舌の癖で出っ歯になるって本当?子どもの癖と矯正方法
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指しゃぶりや舌の癖があると、将来出っ歯になってしまう子どもが多いです。ただ、それを聞いて無理に止めさせようとしないでくださいね。出っ歯になる癖は改善するタイミングがあります。ここでは、指しゃぶりや舌の癖を自然に止めさせる方法や、歯科で改善する方法をご紹介します。もちろん、タイミングについてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

この記事がおすすめな人
    • 指しゃぶりを治さないと将来出っ歯になると聞いたことがある
    • 指しゃぶりは治すべき?
    • 出っ歯になる子どもの癖ってあるの?
    • そもそも癖なんかで出っ歯になるの?
    • 指しゃぶりや舌の癖って歯医者さんで治せる?
INDEX
  1. 出っ歯の原因になる子どもの癖
    1. 指しゃぶり
    2. 舌の癖
  2. 指しゃぶりや舌癖はいけないこと?
  3. 無理にやめさせようとするのはNG
  4. 指しゃぶりや舌癖を治すのは何歳からがベスト?
  5. 歯医者さんで指しゃぶりや舌癖を治す方法
    1. 筋機能矯正(マウスピース)
    2. お口や鼻呼吸のトレーニング
  6. お家で指しゃぶりや舌癖を治す方法
    1. 癖をしていない時に褒める
    2. 手遊びなどに誘う
    3. 夜寝る時に手を握って安心させる
    4. 親が指しゃぶりや舌癖を気にしないことも必要
  7. 子どもの癖を優しく治して出っ歯を予防しよう!

出っ歯の原因になる子どもの癖

まずは、出っ歯になってしまう可能性のある子どもの癖について説明していきますね。

指しゃぶり

指しゃぶりは親指で上の前歯を外に押し出す形になり、将来出っ歯になる可能性があります。歯は、大人でも常に動くもので、継続してわずかな力を加えるとだんだん変化してしまいます

特に生えたばかりの柔らかい歯は動きやすいため、指しゃぶりは出っ歯になる大きな要因と言えるでしょう。

柿木先生

親指をひんぱんにくわえていると、歯に力がかかってしまいます。

うさぎさん

そうなんですね。それにしても、大人でも歯が動くっていうのは驚きです。

柿木先生

そうですね。歯自体は硬いものですけど、その土台となる組織が動いて、結果的に歯も動くしくみなんです。

うさぎさん

そういうことなんですね。

舌の癖

舌を前歯に常につけている子どもや、前歯で舌の先をはさんでいる子もいます。これは舌が正常な位置に収まっていないためで、舌で前歯を押している形になってしまいます。舌の癖は

3〜4歳になって指しゃぶりをやめた後に、指しゃぶりの代わりとして移行するケースが多く、出っ歯だけでなく噛み合わせや顎の発達、発音にも影響するので注意が必要です。

柿木先生

舌の癖はなかなかみつけにくいので、早めに発見できるかどうかが鍵になります。

うさぎさん

なにか、みつける方法はあるんですか?

    • 食べ物などを飲み込む瞬間に口元が緊張したり口をすぼめたりするような感じになる
    • サ行を言う時に息が漏れる、聞き取りにくい
柿木先生

上記のようなことが見られると、舌の癖がある可能性が高いです。

指しゃぶりや舌癖はいけないこと?

指しゃぶりは悪いことばかりではありません。幼い子どもは不安を解消するために自然に行うことが多く、言ってみればお守りのような役目も果たします。

指しゃぶりや舌癖のメリット
    • 気持ちを落ち着かせる
    • ストレスを緩和する
    • 受け口が治るケースもある
うさぎさん

先生、おしゃぶりも出っ歯になるんですか?

柿木先生

おしゃぶりはくわえると平たくなるので、心配ありませんよ。

うさぎさん

そうなんですね。ホッとするママも多いでしょうね。

無理にやめさせようとするのはNG

指しゃぶりは生理的なごく普通の現象です。特に、下の子が生まれる時や環境が変わった時、お友達との関係などに問題があるときには、心の安定剤として機能します。ですので、これを強制的に取り上げてしまうと、以下のような心理的な悪影響を及ぼす可能性もあります。

    • 自分より弱いものをいじめる
    • 乱暴になる場面がある
    • 性器をいじるなど

歯並びによくないからと、無理にやめさせようとするのはよしましょう。

うさぎさん

これはちょっと深刻ですね。でも、つい「やめなさい!」って叱っちゃいそう…。

柿木先生

そういう親御さんは多いです。でも、性格形成にもかかわってくるので、親のほうでうまくコントロールしてあげたいですね。

指しゃぶりや舌癖を治すのは何歳からがベスト?

3歳くらいまでは、指しゃぶりはごく自然な行為です。4歳を過ぎても指しゃぶりがやめられないと、出っ歯になってしまう可能性が高くなります。4歳を目処にやめさせるようにしましょう。

そのときには「やめなさい!」ではなく、ストレスを感じさせずに自然にやめられるように大人がもっていってあげるのがベストです。

柿木先生

次からは癖を治す具体的な方法をお伝えしていきますね。

うさぎさん

早く知りたいです!

歯医者さんで指しゃぶりや舌癖を治す方法

まずは、歯医者さんで治す方法をご紹介します。

うさぎさん

歯医者さんでも指しゃぶりを治せるなんて、知らなかった!

1.筋機能矯正(マウスピース)

舌・唇・頬などのお口周りの筋肉を矯正して、正常な発達を促すことで歯並びや正しい舌の位置に戻す方法です。成長を利用して顎のバランスを整えるもので、ワイヤー矯正と違って痛みなどを感じず自然に矯正することができます。

具体的には、子ども用のマウスピースを使います。大人のマウスピースと異なり、就寝中をメインに行うものが多いです。子どもが自分で着脱できるので安心感もありますね。主な子ども用マウスピースには、以下のようなものがあります。

マウスピースの種類対象年齢1日の装着時間
T4K(ティーフォーケー)6〜10歳くらい1時間以上
プレオルソ〜10歳くらい 1時間+就寝時
マイオブレーズ3歳〜15歳くらい 1時間+就寝時
インビザラインファースト6〜10歳くらい 20時間以上

※歯医者さんの方針によって対象年齢や装着時間が異なることがあります。

うさぎさん

先生、ムーシールドっていうはここには入ってないですね?

柿木先生

ムーシールドは受口を治すためのマウスピースなんですよ。

うさぎさん

あ〜、それでですね。

2.お口や鼻呼吸のトレーニング

歯医者さんでは、口の開き方や鼻呼吸のトレーニングも行っています。教わった内容はお家で毎日続けて行うと効果が出てきます。

うさぎさん

近所の歯医者さんでもやってくれるんでしょうか?

柿木先生

矯正歯科だとやってくれるところが多いですね。

うさぎさん

矯正専門の歯医者さんがあるんですね。

お家で指しゃぶりや舌癖を治す方法

お家で自然にやめさせられるなら、それに越したことはありませんね。家庭では以下のような方法がおすすめです。

1.癖をしていない時に褒める

指しゃぶりをしていない時に褒めてあげるのは効果的です。子どもは褒められるのが大好き。していない時をみつけるのはなかなか難しいかもしれませんが、上手に褒めてあげましょう。

うさぎさん

褒め方って意外と難しいんですよね。

柿木先生

「頑張ってるね」「できたね」と認めてあげたり、「すごい!ママびっくりしちゃった」と親の気持ちを伝えるのもおすすめですよ。

うさぎさん

なるほど!やってみます。

2.手遊びなどに誘う

指しゃぶりをしていたら、手遊びに誘うのも一つの手です。「ズイズイずっころばし」「おせんべ焼けたかな」など、子どもと一緒に楽しんでみましょう。

柿木先生

スキンシップにもなるのでおすすめですよ。

うさぎさん

あ、これはうちもよくやってます。子どもも好きですよね。

3.夜寝る時に手を握って安心させる

夜眠る時に指しゃぶりをする癖がある場合は、寝るまで手を握ってあげるというのも効果的です。

柿木先生

ママやパパのぬくもりがあると安心して眠れます。

うさぎさん

ぬくもり、大事ですよねー。

4.親が指しゃぶりや舌癖を気にしないことも必要

ちょっと意外かもしれませんが、親が指しゃぶりや舌癖を気にしないというのも重要です。親が神経質になってしょっちゅう注意していると、子どもは不安になってよけいに癖がひどくなってしまうことがあります。

柿木先生

面白いんですけど、親が気にしなくなってイライラしなくなると、指しゃぶりが止まる子が多いんです。

うさぎさん

子どももホッとするんでしょうか。イライラしないってことが大切なんですね。

子どもの癖を優しく治して出っ歯を予防しよう!

指しゃぶりや舌の癖は出っ歯の原因になりますが、子どもの癖は生理的なものでもあるので、無理に止めさせるのはよくありません。歯医者さんで行うマウスピースの矯正なら、装着する時間も比較的少なくワイヤー矯正のような痛みもないので、子どもに負担をかけずに歯並びや舌の位置を矯正することができます。お家でもご紹介したような方法を色々工夫して、無理なく改善してあげたいものですね。

記事の重要ポイントをチェック!
    • 指しゃぶりや舌の癖は自然に歯を外向きにしてしまう
    • 指しゃぶりは不安やストレスを解消する生理的現象
    • 舌の癖は指しゃぶりの代用として移行する場合が多い
    • 無理にやめさせるのはよくない
    • 子ども用の様々な種類のマウスピースで矯正できる
    • やっていない時に褒める、手遊びに誘うなど、家庭でも工夫できる
    • 親が神経質になりすぎないことも重要