子供の矯正治療は「矯正歯科」と「小児歯科」のどっち?いつ行くべき?

画像がありません
この記事の監修医情報を見てみる

子供の歯並びが気になったとき、「あれ?矯正歯科と小児歯科、どっちに相談に行けばいいの?」という疑問が出てくることがあります。

小児歯科というのは、子供のお口の状態や症状についての専門家で、矯正歯科は、歯の矯正治療についての専門家です。

 どちらもその分野の専門家ということになりますが、子供の矯正治療の場合は、どちらの専門家を優先すればいいのでしょうか?

結論からいうと、どちらを選んでも治療はできるのですが、おすすめなのは「小児歯科」です。

この記事では、子供の矯正治療に小児歯科がおすすめの理由について解説します。

この記事がおすすめな人
    • 子供の歯並びの乱れが気になっている。
    • 子供の矯正の相談は、矯正歯科か小児歯科かどっちなのか疑問。
    • 矯正歯科では子供の矯正はやっていないのか気になる。
    • かかりつけの小児歯科で、矯正の相談をしてもいいの?
    • 子供の歯の矯正って、いつ頃から始めればいいの?
INDEX
  1. 子供の矯正治療は「小児歯科」が良い理由
    1. 0歳~5歳の子供の歯や口内環境に詳しい
    2. 最適なタイミングで矯正治療を始められる
  2. 子供の矯正で歯科医院を選ぶポイント
    1. 検査や治療の前に説明をしてくれる
    2. 事前の検査・分析・診断をしっかり行う
  3. 小児歯科または矯正歯科の専門医・認定医がベスト!

子供の矯正治療は「小児歯科」が良い理由

うさぎさん

子供の歯並びが気になっていて……歯医者さんに相談したいけど、連れて行くのは「矯正歯科」と「小児歯科」のどっち?

うさぎさん

先生、どっちですか?

柿木先生

お子さんの矯正の相談をするなら、おすすめなのは小児歯科ですね。

うさぎさん

そうなんですねー。矯正治療なのに?

柿木先生

より良いのは診療科目に「小児矯正歯科」を掲げているところですね。

お子さんの歯並びの相談をしたいとき、矯正治療を考えているとき、小児矯正歯科を選ぶのが一番です。

 けれども通える範囲に小児矯正歯科がなく、選択肢に「矯正歯科」と「小児歯科」が上がった場合は「小児歯科」を選ぶのがおすすめです。

その理由は、とてもお子さんにとってもプラスになるからです。どんな理由なのか、見ていきましょう。

0歳~5歳の子供の歯や口内環境に詳しい

小児歯科の歯科医は、なんといっても小さな子供の歯やお口の状態に詳しいのが特徴です。

0歳~5歳は乳歯、6歳頃になって初めての永久歯が生えてきます。

大人の口内は、すべて永久歯で、20歳前後に生えてくる人が多い親知らずを除き、生え変わりはありません。

基本的に大人を対象としている一般歯科や矯正歯科と小児歯科との大きな違いは、生え変わりがあること。乳歯の頃から将来、永久歯が健康でキレイに生えそろうことを念頭に置いて治療を進めているのが「小児歯科医」なのです。

小児歯科医は、子供の歯に起こりやすいトラブルやリスク、効果的な予防法についても熟知しています。

柿木先生

小さなお子さんの対応にも慣れていますので、「怖がらせずに歯医者さんデビュー」できるのも、小児歯科ならではの魅力ですよ。

うさぎさん

小児歯科は、キッズルームとかオモチャとかがあって、楽しく通えるように工夫してくれてますもんね。近所の小児歯科には、保育士さんがいますよー。

柿木先生

管理栄養士がいて、食育の相談ができる小児歯科も増えていますね。歯に良いおやつや離乳食、食事メニューの相談もできますよ。

うさぎさん

そうなんですねー。小児歯科は、親のわたしたちと一緒に、歯並びだけに限らずトータルに子供の発育を考えてくれている感じがしますねー。なんだか心強いです。

最適なタイミングで矯正治療を始められる

矯正治療は、できるだけ小さい頃から始める方が、「抜歯を回避できる可能性」が高くなるなど、お子さんにとってもメリットが多いのが特徴です。

そして、一人ひとり、矯正のスタートに最適なタイミングが異なります。

小児歯科に定期的に通っていると、虫歯にならないよう口内環境を管理しながら、矯正のスタートに適したタイミングを待つことができるので、ベストなスタート時期を見逃さずに済みます。

歯並びを悪くする舌癖や指しゃぶりの改善や、将来の顔つきを整えるためのお顔周りの筋力トレーニング、骨格の発育の促進なども行えます。

2~3歳の頃から将来の歯並びを見据えて治療計画を立てたり、本格的な矯正を始める前に下準備を整えておけるので、スムーズに矯正治療をスタートできます。

子供の矯正で歯科医院を選ぶポイント

うさぎさん

先生、子供の矯正治療をお願いするのに良い歯医者さんの選び方にコツがあれば教えてほしいですー。

柿木先生

説明や検査をしっかりと行う歯科ですね。いきなり治療を始めるのではなく、しっかりと話を聞いて相談にのってくれる歯科を選ぶようにするといいですね。

子供の矯正治療を行うとき、「良い歯医者さん」を選びたいものですね。そんな歯医者を選ぶコツを解説します。

検査や治療の前に説明をしてくれる

歯並びの相談をしに行ったからといって必ずしも矯正治療を行うのではなく、事前に、現在そしてこれから予測できる症状や治療方法について、詳しく説明をしてくれる歯科を選びましょう。

初回相談は無料、という形で対応している歯科が圧倒的に多いですが、逆にしっかりカウンセリングを行うことから初回相談を有料にしている矯正歯科もあります。

矯正治療は、一部の先天性の疾患や事故を除き、治療費は全額自己負担になる自費診療です。将来的に治療をした方がメリットが大きいとはいえ、治療にかかる期間も長いことから、子供への負担も少なくはないでしょう。

だからこそトータルの治療費を始め、治療にかかる期間抜歯をせずに済むのかなど、気になることはすべてクリアにしてから検討したいものです。

これから長いおつきあいになるわけですから、気軽な相談からしっかりと対応してくれる歯科を選ぶことが大切です。

事前の検査・分析・診断をしっかり行う

きちんと説明をしてくれる歯科の場合は、事前に、治療計画の大まかなスケジュールについての説明があります。

実際に矯正治療を行うことになったとき、歯科用CT、セファログラム(頭部X腺規格写真)、口腔内撮影、歯型模型など、検査・分析・診断をしっかりと行う歯科を選びましょう。

ただし、小さなお子さんの場合は、すぐには矯正治療を始めず、事前準備としてお口周りを整えるために1日1時間+睡眠中だけの簡単なマウスピースでのトレーニングから始める場合が多いです。

小児歯科または矯正歯科の専門医・認定医がベスト!

柿木先生

できれば小児歯科や矯正歯科の専門医などの資格があれば、より専門性が高い治療を受けられますよ。

うさぎさん

へぇー、歯医者さんの資格って、歯科医の資格だけじゃないんですねー。それはどうしたら分かりますかー?

柿木先生

資格の有無に関しては、歯科の公式ホームページに記載されているはずです。歯科医は全国で10万人以上といわれていますが、矯正歯科学会の認定医・専門医は全国で2000人足らず、小児歯科学会の専門医1200人程度ですね。

うさぎさん

えっ、少ないですね。近所で見つかるか心配……!

柿木先生

資格はなくても経験豊かな歯科医はいますし、その逆もあります。実際に相談にいってみて、慎重に検討してみてくださいね。

うさぎさん

そうなんですねー、わかりましたー。それじゃぁ、まずはカウンセリングを受けてみたいと思いますー。

記事の重要ポイントをチェック!
    • 子供の矯正は、子供の口内環境に詳しい小児歯科で相談できる。
    • 矯正歯科でも相談はできるが、子供の歯に詳しくない場合がある。
    • 小児歯科は、子供の歯、生え変わった将来の歯まで考えてくれるところ。
    • 「良い歯医者さん」を選ぶコツは、説明や検査をしっかりと行う歯科。
    • 小児歯科学会の専門医、矯正歯科学会の認定医・専門医なら、さらに安心。