矯正もホワイトニングもしたい!おすすめの方法とタイミングは?

矯正もホワイトニングもしたい!おすすめの方法とタイミングは?

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鈴木志帆美先生
鈴木 志帆美 先生
専門:小児歯科・歯内療法
2015年 神奈川歯科大学卒業

せっかく歯並びを整えるなら、歯を白くしてよりキレイな見た目にしたいという方も多いはず。しかし、矯正中にホワイトニングできるかどうか気になっている方もいるのではないでしょうか?

ホワイトニングできるかどうかは矯正方法によって変わります。ここでは矯正中にホワイトニングする方法と、どのタイミングでホワイトニングをするのがベストなのか解説していきます。

矯正中でもホワイトニングできるの?

悩む女性

ホワイトニングは大きく2種類あります。歯科医院で施術を受ける「オフィスホワイトニング」と、自宅で内側に薬剤を入れたマウスピースをつけて行う「ホームホワイトニング」です。

ポイント
日本では薬機法の関係上、漂白効果のある過酸化水素(過酸化尿素)を用いたホワイトニングは歯科医院でしか受けられません。エステサロンなどで自分で行う「セルフホワイトニング」は使用する薬剤に制限があるため、歯を白くする作用は限定的です。

表側ワイヤー矯正は治療中のホワイトニングはできない

ブラケット矯正

最も一般的な表側にワイヤーをつけるタイプの矯正は、残念ながらオフィスホワイトニング・ホームホワイトニングどちらも基本的にはできません。装置は自分で取り外し不可能なのでセルフホワイトニングも受けられません。

裏側矯正はオフィスホワイトニングなら可能

オフィスホワイトニングは歯の表面に薬剤を塗り、漂白作用を促進するライトを当てて歯を白くしていきます。施術の対象となるのは基本的に歯の表側のみなので、裏側矯正なら治療中もオフィスホワイトニングなら可能です。もちろん、ハーフリンガル矯正の場合は、表側に装置のついている下顎の歯はホワイトニングできませんので注意しましょう。

マウスピース矯正はどのホワイトニングでもできる

マウスピース矯正は取り外しができるので、オフィスホワイトニング・ホームホワイトニングともに治療中でも受けられます。オフィスホワイトニングの施術時間は長くても30分ほどなので問題ないですが、ホームホワイトニングは薬剤を入れたマウスピースを2時間ほど装着するのが一般的です。治療に支障がないか事前に相談する必要があるでしょう。

ポイント
マウスピース矯正の種類によっては、薬剤を入れてホームホワイトニングを同時にできるタイプもあります。

矯正とホワイトニング、どちらを先にやるべき?

笑顔の女性

表側にワイヤーをつける矯正なら、治療が終わってからホワイトニングするのがおすすめでしょう。ホワイトニングの効果は永続的ではなく、3〜6ヵ月ほどで再着色や色戻りしてしまうからです。矯正の治療は1〜3年程度かかります。せっかくホワイトニングで歯を白くしても、装置が取れる頃にはその効果は薄れてしまうでしょう。

ただ、裏側矯正やマウスピース矯正なら治療中にホワイトニングするのもいいでしょう。装置をつけている間も普通に自分の歯は見えますから、キレイな白い歯のほうがモチベーションも上がるかもしれません。

ホワイトニングにかかる期間や費用は?

歯科医院でホワイトニングをする女性

歯科医院で行うホワイトニングは、漂白作用のある薬剤を用いて歯を内側から白くしていく治療です。一度の施術で満足する方もいますが、基本的には何度か回数を重ねることで段階的に理想の白さにしていきます。

クリーニングとホワイトニングは別物
歯科医院で行うクリーニング(PMTC)は歯の表面の汚れや着色、歯石などを専用の機械で物理的に除去するものです。

オフィスホワイトニングは短時間で治療できる

歯科医院で行うホワイトニングは1回につき10分程度の施術を、着色度合いや患者さんの要望に応じて1〜3回ほど繰り返して行います。事前に問診やお口の中を検査する必要がありますが、治療時間は前後含めて30分〜1時間ほどです。

費用はピンキリですが、自由診療になるので一回の来院で3〜5万円程度でしょう。ホワイトニング専門歯科医院など一回1〜2万円程度に抑えているところもあります。それなりの白さを望むなら、1〜2週間ほど開けて数回通う必要があるのでトータルで10万円を超えることも珍しくありません。

ホームホワイトニングは時間はかかるが長持ちする

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯科医院で問診やお口の中の検査を行ったあと、自分の歯型を取ります。所要時間は30分ほどです。院内にマウスピースを作る設備があればその場でマウスピースと薬剤を受け取れることもありますが、多くは製作を外注するので、数週間後に再度来院する必要があります。

あとは自宅で薬剤を入れたマウスピースを装着するだけ。一般的には1日2時間程度装着し、それを1〜2ヶ月継続することで満足のいく白さになる方が多いようです。費用は1〜2万円程度、ホワイトニング薬剤は別途2週間分で5,000円程度が相場です。オフィスホワイトニングに比べて手間と時間はかかりますが、安価で効果が長持ちしやすいのがメリットといえます。

ポイント
ホームホワイトニングも同時にできるタイプのマウスピース矯正装置なら、追加でかかる費用は薬剤の分だけで済みます。

オフィス・ホームを併用するデュアルホワイトニングという方法も

歯科医院で定期的にオフィスホワイトニングを受けつつ、並行して自宅で毎日ホームホワイトニングする「デュアルホワイトニング」という方法もあります。費用はかかりますが、早く効果を実感しやすいというメリットがあるため、結婚式など特別なイベント前に短期的に行う方法としておすすめです。

矯正中におすすめのホワイトニング歯磨き粉は?

歯磨き粉

前述したとおり、日本では漂白作用のある薬剤は医療機関でしか扱えません。そのため“ホワイトニング歯磨き粉”と謳っていても、実際に期待できるのは研磨剤や洗浄剤による表面の着色除去程度です。しかし矯正中の歯磨き粉の使用は場合によっては有用でしょう。

フッ素配合&着色除去に優れたものがおすすめ

日頃からきちんと歯磨きしていれば、着色や色素沈着をある程度防げます。それをサポートするものとして、ヤニや着色除去を助けてくれる「マクロゴール400」や歯石がつくのを防いでくれる「ポリリン酸ナトリウム」といった成分が入っているものがあります。

また、矯正中は歯垢(プラーク)がたまりやすい上に歯磨きしづらいので、虫歯になりやすいというリスクがあります。虫歯予防に効果がある「フッ素」も入っている歯磨き粉(配合濃度1450ppmのものがベスト)がおすすめです。

矯正中のホワイトニングするなら担当医に相談を

歯のキレイな女性

歯が白くキレイになると笑顔も素敵になって気持ちも上がります。矯正方法によっては治療中でもホワイトニングするのはおすすめですが、他院で受ける場合でも矯正担当医に相談しましょう。ホワイトニングは歯の状態によってはリスクがありますし、より最適な方法を提案してくれるかもしれません。