矯正は何歳から始めるべき?なるべく早く相談するのがおすすめ!

矯正は何歳から始めるべき?なるべく早く相談するのがおすすめ!

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Doctorbook編集部
Doctorbook 編集部
所属:株式会社Doctorbook
株式会社Doctorbookに在籍する、3名の現役歯科医師。Doctorbookの業務を遂行しながら、それぞれが臨床現場で活躍中。

矯正は何歳から始めるべきなのか迷っている方は多いでしょう。治療を始めるベストなタイミングはケースバイケースですが、歯並びが気になったらまずは早めに相談するのがおすすめ。ここでは、早期に矯正を始めるメリットについてご紹介していきます。

矯正は何歳からできる?治療の3つの段階

歯列矯正はいつからでも始められますが、時期によって治療方法が異なります。早い段階から治療を始めても、最終的に本格的な矯正(二期治療)を行うケースは少なくありません。

    • ①予防矯正:4〜6歳
    • ②一期治療(小児矯正):6〜12歳
    • ③二期治療(成人矯正):13歳〜

①予防矯正:4〜6歳

まだ乳歯のみの幼児期には、歯並びを悪くする原因に対して早めに対処することで、不正咬合を予防することを目指します。具体的には、噛み方や舌の使い方の癖、口呼吸などを改善していくのです。専用の予防矯正装置を用いることもあります。

②一期治療(小児矯正):6〜12歳

乳歯と永久歯が混在している小児期では、永久歯の生え方や顎のバランスをコントロールすることで正しい歯並びになるのを促す治療を行います。歯列を外側に広げたり、顎の成長を促したりするために様々な装置を使います。

③二期治療(成人矯正):13歳〜

すべて永久歯に生え変わったあとはワイヤー矯正装置やマウスピース矯正装置を用いて、歯1本1本を細かく動かして歯並びを整えていきます。成長による変化が起こりづらいので治療計画を予測しやすいというメリットがありますが、この段階では基本的に歯列や顎の大きさは変えられません。

もしキレイに歯が並ぶスペースがなければ、抜歯をする必要が生じてきます。最終的に成人矯正が必要になったとしても、早めに治療を始めることでその後の治療をスムーズに進められるケースが多くあります。

歯並びの矯正を早く始める3つのメリット

矯正治療は早めに始めることで以下のようなメリットが期待できます。

    • 歯並びが悪くなる原因そのものを改善できる
    • 手術や抜歯などをせず治療できる確率が高まる
    • 虫歯や歯周病になるリスクが下がる

歯並びが悪くなる原因そのものを改善できる

歯並びが悪くなってしまう原因の多くは、歯の大きさ・本数に比べて顎が小さいことです。早めに治療を始めることで永久歯が生える位置を正しく誘導したり、顎の大きさのバランスを整えたりできる可能性があります。

また、片側だけで噛む癖や頬杖、舌で前歯を押してしまう癖などが原因で歯並びが悪くなるケースも少なくありません。こうした悪癖は時間が経つほど影響が大きくなるので、早期に改善すれば歯並びが悪くなるのを防ぐことが期待できます。

手術や抜歯などをせず治療できる確率が高まる

幼少期から矯正を始めると、のちのち抜歯や外科手術をしなくて済む確率が高くなります。大人になると顎や歯列の大きさを変えることは難しくなります。そのため、歯がキレイに並ぶだけのスペースを確保できない場合は歯を抜いたり、顎のバランスを整えるために骨を切る手術をしたりする必要があるのです。

虫歯や歯周病になるリスクが下がる

歯磨きする女性

歯並びが凸凹だったり、隣り合う歯が前後に重なっていたりすると歯磨きがしづらく、虫歯や歯周病の原因となる細菌が溜まりやすくなります。早めに歯並びを整えて歯磨きしやすい状態にしておくことで虫歯や歯周病になるリスクを下げることができるのです。矯正をすることで歯に対する意識が高まることも期待できるでしょう。

大人になってからでも矯正は問題なくできる

かみ合わせの悪い女性

「矯正は子どもがするもの」「大人になると歯が動きにくくなる」といったイメージがあるかもしれませんが、矯正は何歳からでも問題なく治療できます。年齢を重ねたからといって歯の動きが遅くなるといったことも基本的にはありません。最近では日本でも歯に対する意識が高まり、矯正を始める大人は増えてきています。

早めに歯科医院に相談するべき4つのケース

矯正はなんでもかんでも早く治療を始めるのがいいというわけではありません。しかし、以下のようなケースでは早期治療が功を奏すケースが多いでしょう。

    • 親も歯並びが悪い
    • 乳歯が早く抜けてしまった
    • 受け口(舌を前に出すor下顎を前に出す癖がある)
    • 口呼吸になっている

親も歯並びが悪い

驚き

歯並びや顎の形は遺伝的要因が多く考えられます。両親や親族で歯並びが悪い人がいる場合は注意が必要です。特に出っ歯や受け口、歯を抜いて矯正をした経験のある人がいる場合は、早期に始めることでスムーズに治療を進められる可能性があります。

乳歯が早く抜けてしまった

歯を見せる子ども

乳歯が早く抜けてしまうと、その部分の永久歯が生える前に隣の歯が倒れてきてしまう恐れがあります。さらに本来の場所を失った永久歯がズレて生えることで歯並びが凸凹になってしまうのです。乳歯が早く抜けた場合は「保隙装置」によって本来の永久歯の生えるスペースを確保できます。

永久歯が変な向きや位置に生えてきそうなときには、逆に早めに乳歯を抜くことによって永久歯が正しく生えるように促すこともあるでしょう。

受け口(舌を前に出すor下顎を前に出す癖がある)

受け口は特に早めに治療をすべきケースといえます。下顎が大きい、あるいは上顎が小さいときは、幼少期に顎の成長をコントロールすることで将来外科矯正をするリスクを減らせるでしょう。また舌で下の前歯を押したり、下顎を前に出すような癖がある場合は早めに改善することで受け口になるのを予防できます。

口呼吸になっている

女の子

口呼吸は全身の健康に悪影響を及ぼすリスクがありますが、歯並びが悪くなる原因ともなります。上顎の成長が妨げられて小さくなったり、舌が下がることで前歯を外側に押してしまったりすることで出っ歯や開咬、受け口などになる可能性があるのです。

口呼吸で歯並びが悪くなる?矯正で口呼吸を改善して健康を取り戻そう!

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子どものときから信頼できる歯科医院に定期的に通うのが何より大事

診察中の子ども

歯並びは早めに治療を始めることでメリットを得られるケースが多くあります。とは言え、あらゆる症例で早期治療が効果的というわけではありません。自分で判断するのは難しいので、まずは早めに歯科医院に相談するのがおすすめです。

しかし、歯並びが気になったら行くのではなく、何か問題があればアドバイスしてくれる信頼できる歯科医院に定期的に通うのが理想的といえるでしょう。