【2020年版】歯医者さんがおすすめする虫歯予防の歯磨き粉5選

【2020年版】歯医者さんがおすすめする虫歯予防の歯磨き粉5選
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歯磨き粉は虫歯や歯周病を予防するためのものですが、ドラッグストアに行くと本当にたくさんの商品があってどれを選べばいいか迷ってしまいます。しかし、本気で虫歯予防を目指すなら、より効果のあるものを選びたいですよね。そこで、今回は虫歯予防のための歯磨き粉の選び方と、歯医者さんが特におすすめする最新の歯磨き粉5つをご紹介します。

INDEX
  1. 虫歯予防目的ならフッ素1450ppmの歯磨き粉を選ぶ
  2. フッ素の働き
    1. 歯を修復する
    2. エナメル質を強化する
    3. 初期虫歯ならフッ素が効果的
    4. 要注意!6歳未満には使用しない
  3. 虫歯予防に効果的な歯磨き粉5選
    1. 3M「クリンプロ」
    2. ライオン「チェックアップ」
    3. ライオン「クリニカ アドバンテージ」
    4. サンスター「バトラー」
    5. ウェルテック「コンクールジェルコートF」
  4. 虫歯予防に効果的な歯磨き方法
    1. ゴシゴシこすらない
    2. 歯磨き粉の量に注意する
    3. 歯磨き中は吐き出さない
    4. ゆすぎは1回以下
    5. 寝る前の歯磨きがもっとも効果的!
  5. フッ素&正しい歯磨きでしっかり虫歯予防!

虫歯予防目的ならフッ素1450ppmの歯磨き粉を選ぶ

歯磨き粉に含まれる成分で、もっとも虫歯予防をしてくれるのは「フッ素」です。以前の歯磨きの目的は「歯を磨く」ことにありましたが、最近では「フッ素を口の中に行き渡らせる」ことが重要となっています。

フッ素の濃度には国際基準があり、日本でも2017年3月に国際基準に合わせて、フッ素濃度の上限が1500ppmとなりました。しかし、商品のばらつきなど万が一のことを考えてか、現在では最高濃度1450ppm配合で商品が出揃っています。

虫歯予防を目的とする場合の歯磨き粉は、フッ素が1000ppm以上のものを選ぶのが理想的で、大人が使うなら1450ppm配合のものがおすすめです。

フッ素の働き

フッ素がたくさん配合されていると虫歯予防に良いことは確かですが、具体的にはフッ素の働きは以下のような効果があります。

    • 歯を修復する(再石灰化)
    • 歯をコーティングして酸に強くする
    • 虫歯菌が酸を作る働きを抑制する

1. 歯を修復する

食べ物を食べた後、口の中は酸性に傾いて歯からカルシウムやリンが溶け出してしまいます。しかし、食べ物を噛んだ時に一緒に出る唾液がカルシウムやリンをもとに戻す再石灰化をして、虫歯が作られるのを防止します。

フッ素にもこの「再石灰化」の働きがあるため、歯から溶け出した成分をもとに戻して虫歯を作りにくくする作用があります。

2. エナメル質を強化する

歯の表面にはエナメル質という薄い層があります。この層が、歯を虫歯の原因菌などから守っていますが、上記で説明したように飲食物によって溶けてしまう(脱灰)と、歯の表面に凸凹ができて虫歯菌が侵入しやすくなります。

フッ素は歯をコーティングすることで歯の表面に強い結晶を作り、エナメル質を強化してくれます。

3. 初期虫歯ならフッ素が効果的

虫歯ができる原因は、口内にいる虫歯菌が歯と歯の間や歯の隙間に残った食べカスを分解して酸化することから始まります。酸化された食べカスは歯垢となり、虫歯菌の住処となって増殖し、虫歯の症状が進んでしまうのです。

ごく初期の虫歯の場合、正しい歯磨きをしていれば歯医者さんで治療しなくても自然に治ることがあります。虫歯を進行させないためにも、歯磨きはとても重要です。

要注意!6歳未満には使用しない

高濃度のフッ素は虫歯をしっかりと予防してくれますが、ひとつだけ注意しなければならないことがあります。それは、6歳未満には1000ppm以上のフッ素濃度の歯磨き粉を使わないということです。

フッ素は天然の物質ですが、どんな物質でも摂りすぎると中毒症状などを引き起こします。誤飲の可能性がある6歳未満の幼児には、1000ppm以下の歯磨き粉を使うようにしましょう。

虫歯予防に効果的な歯磨き粉5選

それでは、歯医者さんがおすすめする虫歯予防に効果的な歯磨き粉をご紹介します。

1. 3M「クリンプロ」

3M クリンプロ 歯みがきペースト F1450 ソフトミントフレーバー 8211 90g

歯医者さんで使うプロ向けの材料を開発してきた3Mが、再石灰化に着目して作った歯磨き粉です。フッ素が最高濃度の1450ppm配合されている他、歯を構成するリンとカルシウムが配合されているため、汚れを落とすだけでなくミネラル分を補充するという新しいタイプの「サプリメント的発想」の歯磨きです。

また、低発泡タイプなので長く磨き続けることができ、フッ素をより口の中に留めることができます。

2. ライオン「チェックアップ」

ライオン歯科材 ライオン チェックアップ スタンダード 1450F 単品 135g

フッ素1450ppm配合の歯磨き粉です。低発泡・低刺激・低研磨のため歯を傷つけにくく、歯磨き中に吐き出しにくくフッ素が口内の隅々まで広がるのが特徴です。

3. ライオン「クリニカ アドバンテージ」

【Amazon.co.jp限定】 医薬部外品 クリニカアドバンテージ ハミガキ ソフトミント 130g×2個+フロス1本

フッ素1450ppm配合の歯磨き粉です。フッ素の働きで細菌の働きを弱め、歯をコーティングして虫歯を予防します。

4. サンスター「バトラー」

医薬部外品 BUTLER(バトラー) エフペースト アルファ(α) 歯みがき メディカルハーブタイプ 90g

歯茎下がりによってできる歯の根本の虫歯や、詰め物の隙間などにできる“大人虫歯”に着目し、高濃度のフッ素で虫歯予防を謳う歯磨き粉です。フッ素で歯の表面をコーティングするとともに、薬用成分GK2(グリチルリチン酸2K)で歯茎をケアし、炎症を防ぎます。

5. ウェルテック「コンクールジェルコートF」

コンクール ジェルコートF 90g

昔から歯医者さんでよく見かける、コンクールの歯磨きジェルです。せっかく高濃度フッ素が配合されていても、歯を磨いている途中で泡が立ちすぎて吐き出してしまってはフッ素の働きが半減してしまいます。「コンクール ジェルコートF」は発泡剤がまったく配合されていないため、歯を傷つけず長時間フッ素を口内にキープしながら歯磨きすることが可能です。フッ素濃度は950ppmです。

虫歯予防に効果的な歯磨き方法

歯磨き粉のフッ素の働きをより効果的にするには、歯磨き方法にも注意したいものです。

1. ゴシゴシこすらない

力を入れて歯を磨くと汚れがスッキリと落ちるような気がしますが、力を入れてゴシゴシ磨くのはかえって逆効果です。歯ブラシを歯に押し付けても毛先が反り返ってきちんと歯に当たらないからです。

歯ブラシは押し付けずに軽く当たる程度が良く、鉛筆を持つように軽い力で持ちます。動かす時も大きく動かすのではなく、歯の表面で震わせるように小刻みに動かすのがコツです。

2. 歯磨き粉の量に注意する

従来は、歯磨き粉は少量で十分とされてきましたが、最近ではたっぷり使うのが良いとされています。ただし、たっぷり使う歯磨き粉は低発泡のものです。泡立ちが良すぎると結局は途中で吐き出したくなってしまうので、意味がありません。

3. 歯磨き中は吐き出さない

フッ素の効果を十分に浸透させるためには、歯磨き粉を途中で吐き出さないことが重要です。最低でも2分以上は歯磨き粉を口の中に含んだまま歯磨きをしましょう。

4. ゆすぎは1回以下

せっかく口内に広げたフッ素も、水ですすいでしまうと水と一緒に外に出されてしまいます。水で口をゆすぐ際には1回に留めましょう。最近ではまったく水でゆすがないスウェーデン発のイエテボリ・テクニックという歯磨き法が注目されています。

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5. 寝る前の歯磨きがもっとも効果的!

細菌がもっとも増える時間帯は、朝起きた時です。寝ている間は食べる・話すという口の活動をしないため、唾液が口の中に広がりにくく細菌が増殖するからです。

ということは、細菌がもっとも増殖する前に歯磨きをすれば、虫歯になるのをより効果的に抑えられるということになります。虫歯予防に一番効果的なのは、夜寝る前の歯磨きです。口内の細菌をしっかりと除去することで、虫歯の元をなくしましょう。

フッ素&正しい歯磨きでしっかり虫歯予防!

フッ素は、虫歯菌の働きを抑制し、再石灰化を促し歯をコーティング仕上げまでしてくれる優れた成分です。高濃度のフッ素配合歯磨きを使うことで、フッ素の作用を十分に働かせることができます。

さらに、現在では高濃度のフッ素とともにミネラル分を補えるという新しいタイプの歯磨き粉が注目を集めています。虫歯予防に効果的な成分が多く含まれている歯磨き粉は、口の中に長時間とどまらせ、口内の隅々まで広げるのがコツです。