スウェーデン式の虫歯ケアにプラスすると効果がアップする6つのこと

スウェーデン式の虫歯ケアにプラスすると効果がアップする6つのこと
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北欧はもともと歯科技術の先進国というイメージが強いですが、日本ではここ数年、スェーデンの虫歯予防法が注目されています。今回は、そんな国民全体の虫歯予防への意識が高いスウェーデンの人々が、日頃から行っている虫歯予防の習慣をご紹介します。

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    • スウェーデン式って実はどうやるのか知らない。
    • いまさらスウェーデン式の歯みがき方法なんて聞けない。こっそり調べたい。
    • 口をゆすがないのがスウェーデン式だと思っている。
    • スウェーデンの人はそもそもいろいろな習慣が違うのでは?と思っている
    • スウェーデンはなぜ歯みがき大国と言われているのか知りたい。
INDEX
  1. スウェーデン式歯みがきのおさらい
  2. 歯みがきだけじゃないスウェーデン式の習慣
    1. 食後に必ず歯磨きをする
    2. ワンラフトブラシを併用する
    3. 歯みがき後は飲み物も控える
    4. 食後にキシリトールガムを噛む
    5. フッ素塗布を施す
    6. 定期的にプロケアをするのは常識!
  3. スウェーデン式にならって虫歯予防をグレードアップ!

スウェーデン式歯みがきのおさらい

スウェーデンで主流とされている歯のみがき方は「ヨーテボリ法」と呼ばれ、ヨーテボリ大学歯科部で提唱された方法です。

ヨーテボリ法は歯みがきをした後に口を水でゆすがないのが特徴。歯みがき粉に含まれるフッ素を、口の中全体に浸透させることを目的としています。軽く1回ゆすいで口全体に行き渡らせる人もいます。現在ではほとんどの人が、このヨーテボリ法で磨いています。体に害はありませんが、大人のみを対象にして行われます。

うさぎさん

どうして小さい子どもは対象外なんですか?

鈴木先生

フッ素は歯の成長期に過剰摂取すると、歯がまだら模様になる斑状歯になるリスクがあるからです。

MEMO
一時期、フッ素は危険という噂がありましたが、虫歯予防に有効なフッ素は「フッ化物」で、体によくないのは「フッ化水素」。歯みがき粉や歯科で扱うフッ素はかなりの過剰摂取をしない限りは、人体に害はありません。ただし、小さい子どもは飲み込んでしまう可能性があるので、日本のメーカーでは高濃度フッ素の歯みがき粉の使用は6歳以上、それ以下の年齢では低濃度フッ素の子ども用を推奨しています。

歯みがきだけじゃないスウェーデン式の習慣

歯みがきの方法以外にも、スウェーデンではお口の健康に良い様々な習慣があり、小さい頃から実践して虫歯を予防しています。

1.食後に必ず歯磨きをする

食後は食べ物のタンパク質などにより、口の中が酸化して歯が溶けやすくなっています。食事の後はできるだけ早く食べカスを取り除くと、虫歯になるのを防げます。予防が基本となっているスウェーデンなどでは、食後の歯みがきは生活習慣のひとつです。

また、夜寝ている間は口の中が乾きやすいため細菌が活発に活動し、歯垢がもっとも作られやすくなる時間帯です。夜寝る前は、しっかりと汚れを落としましょう。

鈴木先生

1日のうちで一番丁寧に磨いてほしいのが、夜寝る前です。

うさぎさん

歯みがきは、食後と寝る前ですね。

2.ワンラフトブラシを併用する

近年、日本でも歯ブラシだけではお口の中の汚れが十分に取り除けないことが注目されています。欧米諸国では、歯ブラシの他にもデンタルフロスなどのケアアイテムを併用する習慣が根付いています。

スウェーデンで採用されているのが「ワンタフトブラシ」。毛先が1本の束になった小さいブラシです。歯と歯の隙間や溝に届きやすく、磨き残しを減らせます。歯間は年齢とともに広がっていくので、デンタルフロスや歯間ブラシを併用したセルフケアもおすすめです。

鈴木先生

デンタルフロス初心者には、持ち手のついたホルダータイプがおすすめです。

3.歯みがき後は飲み物も控える

スウェーデンでは、歯みがきの後は食べ物だけでなく、飲み物も控えています。歯みがきでせっかく歯にコーティングしたフッ素が、大量の水分によって流れてしまうからです。

うさぎさん

なるほど〜。歯が汚れるというよりフッ素が落ちないようにするということですね。

鈴木先生

そのとおりです。

4.食後にキシリトールガムを噛む

スウェーデンやフィンランドでは子どもから大人まで、食後にキシリトールガムを噛みます。キシリトールは天然の甘味料なので糖分が入っていません。虫歯菌はキシリトールが口の中に入ってくると糖と間違えて取り込み、繁殖できずに減少していくのです。

また、食後にキシリトールガムを噛むと食べカスや歯垢が剥がれやすくなり、その後の歯みがきの効果がアップします。

鈴木先生

日本でも食後のキシリトールガムはだいぶ浸透してきました。

うさぎさん

ボトルが食卓に置いてあるママ友のおうちも多いですね。

MEMO
キシリトールは自然界に含まれる天然由来の甘味料です。FAO(世界食料農業機関)・WHO(世界保健機関)・合同食品添加物専門家委員会(JECFA)といった世界的な公的機関でも、安全な添加物であることを認められています。ただし、大量に摂取すると下痢をしやすいので摂取量は守りしょう。

5.フッ素塗布を施す

フッ素には歯を修復・強化する働きがあることから、国際的にフッ素で虫歯予防をすることが奨励されています。特に世界各国では、子どもの歯に定期的にフッ素塗布をして虫歯予防をしています。

鈴木先生

フッ素塗布は歯医者さんでも行っていますし、市販の塗布剤をぬってあげてもいいです。

うさぎさん

そうなんですね〜。歯医者さんでやってもらうとなんだか安心ですね。

6.定期的にプロケアをするのは常識!

プロケアとは、歯医者さんで専門的なクリーニングを行うことです。スウェーデンでは健康な歯を維持するため、プロケアを定期的に行うことは美容室で髪を切るくらい当たり前のこと。スウェーデンでは治療よりも予防の概念が浸透しており、80歳の平均残存歯数は約25本です。それに比べて日本では9本程度なので、いかにスウェーデンの人の歯が丈夫かということが分かります。

初めてのプロケアは、乳歯が生え揃う2.5歳〜3歳くらいから行うのが理想です。幼いうちからお口の中を健康にし、虫歯を予防しましょう。

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鈴木先生

小さいうちからやっておくと、虫歯予防の意識も高くなります。

スウェーデン式にならって虫歯予防をグレードアップ!

スウェーデンでは歯みがき法だけでなく、日頃から虫歯予防のための様々な習慣生活に根付いています。今回ご紹介したこともぜひ取り入れて、虫歯予防をより確かなものにしてみてはいかがでしょうか。

記事の重要ポイントをチェック!
    • スウェーデン式は歯磨きのあと水でゆすがない
    • スウェーデンでは毎食後には歯磨きをする
    • ワンタフトブラシを併用し徹底している
    • フッ素を残すため歯磨き後に飲み物を飲まない
    • 食後には家族みんなでキシリトールガムを噛む
    • スウェーデンではフッ素塗布やプロケアが常識