【歯科医監修】虫歯が再発してしまう原因と虫歯を防ぐ8つの方法

【歯科医監修】虫歯が再発してしまう原因と虫歯を防ぐ8つの方法
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せっかく治療した虫歯が再発して、また歯医者さんに通わなければならないなんて、なんとしてでも避けたいですよね。でも、実は虫歯が再発しやすい原因があるのです。今回は虫歯が再発してしまう原因と、虫歯の再発を防ぐ方法をお伝えします。

この記事がおすすめな人
    • 虫歯を治療したのになぜか再発してしまった。
    • 虫歯って再発するの?と思っている。
    • 虫歯が再発しやすい人はいるのかどうか知りたい。
    • 虫歯は完治しないのかどうか知りたい。
    • 虫歯を再発させないための予防法を教えてほしい。
INDEX
  1. 虫歯が再発する原因
    1. 治療した歯はもろくなりやすい
    2. 銀歯の下で虫歯菌が繁殖しやすい
  2. 虫歯の再発を防ぐ8つの方法
    1. 経年劣化しにくい素材で治療する
    2. 食生活を改善する
    3. 口内の善玉菌を増やす
    4. 食後と就寝前に歯磨きをする
    5. 歯みがきを「バス法」にする
    6. デンタルフロスで歯間ケアをする
    7. 免疫力を上げる
    8. 歯科医院で定期検診を受ける
  3. 正しいケアと習慣で虫歯を再発させない

虫歯が再発する原因

虫歯は治療したらそれで終わりではありません。きちんと管理しないと再発する恐れがあります。再発する原因は、以下のようなことが考えられます。

治療した歯はもろくなりやすい

虫歯を治療するには、歯を削って詰め物や被せものをします。しかし、歯は削られれば、たとえ代替品を入れても元の歯よりはもろくなります。また、日本には健康保険制度があり、保険適用内では国が定めた歯科素材しか使用できません。歯科医院では最善を尽くしたいという想いがあっても、無制限に治療することはできないのです。

パンダ

歯は削った時点でもろくなるんですね。

鈴木先生

はい。削ると自然治癒力も下がります。

銀歯の下で虫歯菌が繁殖しやすい

歯科医院で取りあつかう歯科素材はかなり幅広くなっていますが、保険診療で使えるのは銀歯やプラスチックレジンです。費用がリーズナブルな分、自由診療で使うようなセラミックなどよりは劣化しやすいという特徴があります。

銀歯は長く使っていると、接着部分と歯との境目に蓄積汚れがたまります。また、接着剤が劣化すると歯の間にすき間ができ、そこから菌が侵入して虫歯が進行することがあります。銀歯の下では虫歯特有の沁みる・痛むといった症状が出にくいので、発見が遅れて虫歯が取り返しのつかないところまで進んでしまうケースも多いです。

パンダ

おいらも奥歯に銀の詰め物があるなあ。怖いなぁ。

鈴木先生

一度歯医者さんで調べてもらうといいかもしれませんね。

虫歯の再発を防ぐ8つの方法

一度治療した虫歯を再発しないようにするには、以下のような8つの予防法を徹底することがおすすめです。

1.経年劣化しにくい素材で治療する

銀歯はセラミックなどより経年劣化しやすく、長い間唾液やお口の汚れなどにさらされると溶けて歯ぐきを黒くしたりすることもあります。そのため近年では自由診療でセラミックを希望する人も多くなってきました。

ただし、医療技術は日々進化していて、プラスチックレジンの品質も向上しています。高い技術を要する、欠けた前歯を形成するといった治療にレジンを用いる方法もあるほどです。また、虫歯の治療方法に関する技術の研究も進んでいます。

治療方針は各歯科医院や医師によって異なり、診断結果によって適する素材も変わります。お口の状態や費用など様々な面を考慮し、自由診療でセラミックを使うのか、保険適用内でレジンを使用するのかを歯医者さんとよく相談して決めましょう。

パンダ

費用だけで考えちゃだめなんですね。

鈴木先生

将来を見越して適した素材を選ぶことが重要です。

2.食生活を改善する

便利だからとついつい多用してしまうのが、冷凍食品やインスタント食品です。しかし、加工食品に含まれる塩分リンは、過剰摂取するとカルシウムの吸収が阻害されて歯が弱くなってしまいます。冷凍食品やインスタント食品を使うことが多い人は、食生活を見直しましょう。

もうひとつ気をつけたいのは「糖分」です。甘いものをダラダラと飲んだり食べたりしていると、お口の中に糖分がある時間が長くなり、虫歯菌にエサを与え続けているような状態になります。間食はなるべく時間を決め、食べたらすぐに歯を磨くようにしましょう。

パンダ

とはいっても歯みがきってめんどうなんだよなぁ…。

鈴木先生

さぼっている間に菌がどんどん増えますよ〜(笑)

パンダ

そ、そうですよね(汗)

3.口内の善玉菌を増やす

お口の中は、腸と同じように善玉菌と悪玉菌が存在しています。善玉菌を増やすと腸内環境が良くなるように、お口の中も善玉菌を増やせば虫歯菌を含む悪玉菌の活動を抑えることが可能です。

お口の中の善玉菌を増やすには、発酵食品がおすすめです。キムチや納豆、ヨーグルトなど、発酵食品を毎日食べてお口の中の環境を改善しましょう。

パンダ

おすすめのヨーグルトはありますか?

鈴木先生

ロイテリ菌ヨーグルトがおすすめです。

4.食後と就寝前に歯磨きをする

歯みがきは虫歯予防の基本中の基本です。歯みがきには歯の表面や歯と歯の間の食べカス歯垢をかき出して取り除く働きがあります。歯垢は食べたあとの微量な食べカスから作られるので、毎食後に歯をみがけば歯垢が作られる前に対処できるということです。

また、お口の中の細菌がもっとも繁殖するのは就寝中です。朝起きた時、歯の表面や裏側がザラザラしているということはありませんか?寝る前にじっくりと丁寧に歯をみがけば、就寝中に細菌が増殖するのを防げます。

パンダ

もしかして、夜しっかりみがけば朝は磨かなくてもいいんですか?

鈴木先生

起きてすぐは水うがいでも大丈夫です。でも、朝食後は磨きましょう

パンダ

やっぱそうですよね〜。

5.歯みがきを「バス法」にする

バス法とは、歯ブラシを歯と歯ぐきの間45度に傾けて当てるみがき方です。歯ブラシを細かく振動させることで、細かい部分まで磨くことができます。治療した歯は詰め物や被せもののくぼんだ部分がありますが、バス法はそういったくぼんだ部分にも適したみがき方なのです。なお、バス法に限らず歯みがきをするときは、力を入れずに軽い力で歯ブラシを動かしましょう。

パンダ

強く磨かないと汚れが落ちない気がするんですが。

鈴木先生

そうですよね。でも、強い力だと歯や歯ぐきに圧がかかりすぎて傷つけてしまうんです。

6.デンタルフロスで歯間ケアをする

パンダ

デンタルフロス。考えただけでも面倒くさい…。

鈴木先生

慣れてしまえば簡単ですよ^^

歯と歯の間にはごくわずかなすき間がありますが、虫歯菌はこうした空気のない隠れた場所が大好き。歯ブラシで届かない場所は、デンタルフロスや歯間ブラシを使ってケアしましょう。歯ブラシだけでは、汚れは60%程度しか落とせないことが分かっています。

7.免疫力を上げる

免疫力と虫歯は関係のないように思えますが、虫歯も病気のひとつ。全身の免疫力を上げれば、虫歯に感染するリスクも低くなります。免疫力が下がる要因は、寝不足や食生活の乱れ、疲労、ストレスなどです。特にストレスはお口の中の唾液量を少なくし、細菌が増えて口臭の原因にもなります。

パンダ

寝不足が虫歯と関係あるとは知りませんでした。

鈴木先生

睡眠も食事も運動も、歯の健康には必要なんです。

8.歯科医院で定期検診を受ける

歯科医院での定期検診は、個人で予約して受けられます。定期検診では、医師や歯科衛生士による歯垢や歯石の除去、専門機器によるクリーニング、その人のみがきグセを考慮した歯みがき指導などが受けられます。もちろん虫歯などのトラブルを早期に発見することも可能です。

鈴木先生

虫歯の治療が終わったらもうおしまい、ではなく定期検診を数ヶ月ごとに受けるのがおすすめです。

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正しいケアと習慣で虫歯を再発させない

パンダ

歯みがきは正直面倒ですけど、やっぱり虫歯予防は重要だと思いました。

鈴木先生

そうですね。いくつになっても健康な歯でいたいですね。

今回ご紹介したのは、以下の内容です。虫歯の治療が終わったら開放された気分になりますが、これからは予防歯科のスタートだと考え、虫歯予防をしっかりと行いましょう。

記事の重要ポイントをチェック!
    • 治療した歯はもろくなりやすい
    • 銀の詰め物は劣化しやすい
    • 経年劣化しにくいのはセラミックなど
    • 栄養バランスの取れた食事は虫歯になりにくくする
    • 乳酸菌で口内の善玉菌を増やすと虫歯菌を抑えられる
    • 歯みがきは毎食後プラス就寝前
    • 虫歯予防にはバス法が最適
    • デンタルフロス併用で歯間ケアもバッチリ
    • 免疫力を上げると虫歯予防にも効果的