虫歯予防で重要な3大ポイントとは?最強&最新の虫歯予防法をチェック

「ちゃんと歯を磨いているつもりなのに、なぜか虫歯になってしまう」という方へ。
虫歯予防の方法は、実は、すでに確立されています。予防歯科の先進国である欧米では、「虫歯は予防できる病気」と認識されているのです。
今回は、効果的に虫歯予防ができる3つのポイントと、具体的な方法をお伝えします。
この記事を読んで、今日から「最強&最新の虫歯予防」をはじめてみませんか?
- 毎日きちんと歯を磨いているのに、なぜか虫歯ができてしまう。
- 虫歯予防の方法で、本当に効果がある方法は何なのか知りたい。
- 効率よくできて効果的な、最強の虫歯予防の方法を教えてほしい。
- 食事するごとに歯を磨くのは正直めんどくさいと思っている。
- やみくもに歯を磨いている。もっと効率のよい方法を知りたい。
虫歯予防で大切な3つのポイントは?

どうすれば虫歯予防できますかねー?おいら、ちゃんと歯を磨いているのに、すぐ虫歯ができてしまうんですな。

3つのポイントを意識すればいいですよ。
3つ?それだけでいいんですか?
- セルフケア…正しい歯磨きで歯垢を取り除く
- フッ素ケア…歯を強化する
- プロケア…歯科で検診&クリーニング

予防歯科の先進国スウェーデンでは、この取り組みで、圧倒的に虫歯が減りました。この3つのポイントを守れば、最強の予防法ができますよ。
ほーう、スウェーデンといえば、おしゃれな北欧インテリアのイメージがありますが、虫歯予防の取組みも優れているんですなー。

そうなんですよ。80歳で自分の天然歯が残っている平均本数は、日本の13本に対し、スウェーデンでは21.1本です。
ほほーう、8本もの違いがあるとは!それはなかなかの差をつけられていますな。

20本の歯があれば、食べることに満足を得られてQOL(クオリティ・オブ・ライフ)~生活の質~が向上するといいます。日本の平均は13本ですから、もう少し予防をがんばりたいところですね。
ポイント①セルフケア(毎日の歯磨き)

虫歯予防に最も大切なのは、毎日の歯磨きです。自分で行う歯磨きを正しい方法で行うことが、何よりも有効です。
歯磨きは、食後や寝る前に、食べ物や飲み物に含まれる糖の成分が残らないように口内を清掃します。
歯と歯の隙間や、歯と歯ぐきの境い目など、虫歯菌の温床になる歯垢がつきやすい場所を中心に、口内全体をきれいに磨きます。
ポイント②フッ素ケア

フッ素ケアは、予防歯科の先進国スウェーデンでも重視されています。
フッ素には、ほんの初期の虫歯を修復したり歯を強化したりする働きがあり、虫歯菌の活動を抑制するためにも役立ちます。
ポイント③プロケア(歯科でのクリーニング)

「セルフケア(自宅での歯磨き)」を丁寧に行っても、磨き残しが必ず20~40%くらい出てしまうことがわかっています。
口内には、どうしても歯ブラシが届かない場所があり、そこに歯垢が溜まりやすいからです。
磨き残しゼロを目指すためには、歯科で検診を受け、専門的な器具を使って隅々までクリーニングする「プロケア」が必要です。
基本は毎日のセルフケア

おいら、歯は毎日ちゃんと磨いていますよー。

そうですね。毎日歯磨きをしている人が大半だと思いますが、虫歯ができるということは、正しい方法で磨けていないのかもしれないですね。
おいら、ガーッと磨いてパパッと口をゆすいで終わり、みたいな歯磨きをしてるもんな…間違ってそう…。
ううーん、正しい歯磨きっていうものを意識したことがなかったですなー…。

正しい歯磨きの方法って、知っているようで知らないものですよね。それではここでセルフケアの基本「正しい歯磨きの方法」を紹介しますね。
歯垢を落とす
歯磨きの目的は、歯垢(プラーク)を取り除くことです。
歯垢は、虫歯菌が口の中に残された食べ物のかけらの中にある糖を取り込んで作り出す白いネバネバとした物質です。
歯垢を温床にして、虫歯菌が増殖します。
つくられたばかりの歯垢はやわらかいのですが、しばらくすると硬い歯石に変わります。そうなると、セルフケアでは除去できない状態になってしまいます。
歯磨きでは、歯垢が歯石になる前に取り除かなくてはなりません。
就寝前の歯磨きを大切にする
虫歯の原因になる歯垢と虫歯菌を増やさないために重要なのは、寝る前の丁寧な歯磨きです。
就寝中は口内が乾燥するため、虫歯菌が活発になって虫歯が進行しやすい時間です。
夕食後すぐに歯を磨いたとしても、その後で甘い飲物を口にしたのに、うっかりそのまま寝てしまうことがないように気を付けてください。
寝る前にもきちんと歯を磨きましょう。
1日1回以上、デンタルフロスを使う
1日1回以上は、デンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間ケアアイテムをプラスした念入りな歯磨きを行いましょう。
夜寝る前の歯磨きで取り入れるのが、おすすめです。
虫歯菌の温床になる歯垢がたまりやすいのは、歯と歯のすき間です。そこから虫歯になることが多いので、歯と歯のすき間を磨くための
最強の虫歯予防法!?コンクールジェル×MIペースト
最強の虫歯予防といえば、コンクールジェル×MIペーストで行うダブルケアです。フッ素のパワーとミネラルの修復力で、歯を強化するセルフケアの決定版です。
まずコンクールジェルでしっかりと歯磨きをして、MIペーストで仕上げをするのがおすすめです。
フッ素ケアを大切に!スウェーデンの最新歯みがき法

予防歯科の先進国スウェーデンでは、歯を磨いたあと口をゆすがない方法が推奨されているんですよ。
ううーん、それは歯磨きの味が残ってしまうのでは…。

それが効果的なんですよ。フッ素のパワーを活かすためには、歯の表面にフッ素の成分を残すようにすることがポイントです。ゆすぐのは軽く1回に留めておくだけでもいいですね。
フッ素入りの歯磨き粉で磨く

ほとんどの市販されている歯磨き粉には、フッ素が配合されています。
より高い効果を求めるなら、フッ素が高配合された歯科専売品の歯磨き剤を使用するとよいでしょう。
歯磨き後は口をゆすがない

虫歯予防の先進国スウェーデンでは、フッ素ケアの後で口をゆすがないことが推奨されています。ただし、13歳以上が対象です。
まずは歯を磨き、歯ブラシで落とした食べカスなどの汚れを吐きだします。そして、きちんとうがいをして口内を清潔な状態にします。
仕上げに、フッ素ペーストやフッ素配合の歯磨き粉でケアを行います。
ケアの後は、口をゆすがないようにします。気になる時は1~2回くらい軽くゆすいで、お口全体にフッ素の成分が行き渡るようにしましょう。
歯磨き後の飲食は控える

歯を磨いた後は、30分~2時間くらいは飲食を控えるようにしてください。フッ素の効果を、口内全体に浸透させるためです。
食事をしたら、歯の表面のエナメル質は、脱灰といってわずかに溶け出す仕組みです。
歯が溶け出すと聞くと驚くかもしれませんが、すぐに唾液に含まれるカルシウムやリンなどと結びつき、ハイドロキシアパタイトという硬質の構造に変化するので心配ありません。
これを再石灰化といって、フッ素のサポートを得ることで歯が強化されます。
フッ素には、この再石灰化を促進し、歯の強化をサポートするために役立つパワーがあるのです。
定期的にプロケアを受けよう


最強の虫歯予防のためには、歯科での定期的なプロケアも欠かせませんね。
プロケアって何をするんですか?

歯と歯ぐきの検査、専門的な器具を使用した歯垢・歯石の除去、正しい歯磨き指導などですね。
正しい歯磨き指導って、さっき聞いたのとは違うんですか?

顔が一人ひとり違うように、口内の構造もそれぞれ違いますからね。実際にチェックを受ければ、磨き残しが生じやすい場所や歯磨きが苦手な場所を具体的に知ることができます。歯科衛生士から、効果的な磨き方のアドバイスを受けられますよ。
なるほど、個人レッスンみたいな感じですな。

歯磨き指導を受けると、やみくもに磨いていた時と違って的確に歯を磨けるようになるので、セルフケアの効率が格段に向上します。自分だけのオーダーメイドの歯磨き法を修得できますよ。
ええー、プロケアがそんなお得な内容だとは驚きですな…!
- 虫歯予防で最も大切なのは、正しい方法で行う毎日の歯磨き。
- 食後すぐも大事だが、寝る前の丁寧な歯磨きを大切にすること。
- 1日1回以上、歯間清掃具を取り入れた丁寧な歯磨きを行うこと。
- フッ素入り歯磨き粉やコート剤を取り入れたフッ素ケアが大事。
- 歯科で定期的に検診&クリーニングを行うプロケアも併用する。