口臭で悩む男性へ。オフィスで嫌われる口臭を予防して好感度アップ!

爽やかな印象の男性は、女性にも男性にも好感をもたれます。そのためには、口臭ケアが重要です。
オフィスで働く女性が男性に求めることの第一位が「口臭ケア」といいます。笑顔がいくらステキでも、口臭がキツければ台無しといえますね。周りの人を不快にしないためにも、口臭には気を付けたいところです。
ここでは、多くの男性を悩ませる口臭の原因や予防法を紹介します。口臭をケアして、自信を手に入れましょう。
- 自分の口臭が周りに迷惑をかけていないか、気になって仕方がない。
- 口臭が強くなるのはなぜなのか、その理由を知りたい。
- オフィスで働く女性に、口がくさいと思われている気がする。
- ストレスや疲労がたまっている。口臭が強いのと関係がある?
- 口臭予防におすすめの方法があれば、ぜんぶ教えてほしい。
男性のほとんどが「口臭が気になった経験がある」

旦那さんも気にしています。口臭が、オフィスの女性に迷惑をかけるんじゃないかしらって…。

オフィスで働く女性にアンケートをとると、男性に直してほしいことの第一位が「口臭」といいますよ。
やはり、そうですか。

男性の「自分の口に関する悩み」の第一位も「口臭」なんですよ。口臭に関するアンケートをとると、男性のほとんどが口臭予防や対策をしているのに「口臭」が気になったことがあると回答しています。
ふむふむ。そうですよね。独身時代はあまり気づかなかったけれど男性って実はとても口臭や体臭を気にしていますね。

そうですね。体調によるところも大きいですし、自分ではコントロールできないこともあるお悩みですからね。口臭が発生する原因を説明しますので、下記をご覧ください。
口臭の原因とは?

口臭の原因はひとつではなく、いくつかの理由が重なって、ひどいにおいを発生させていることがあります。
一番の原因は虫歯・歯周病
口臭の原因で一番多いのは、お口の中のトラブルです。特に歯周病にかかっていると、硫化水素やメチルメルカプタンという鼻にツンとくる揮発性のガスを発生させます。
歯周病は、初期段階では自覚症状が少ないため、40歳以上の人の多くが予備軍といえるほど、加齢とともに発症リスクが高まります。
また、虫歯は、過去に治療した詰め物や被せ物が、お口の中の過酷な環境にさらされて、経年劣化していることがあります。治療した当時は隙間なくきっちりと詰めていた治療跡も、長い年月をかけて摩耗していきます。また、歯ぐきが痩せるなど、お口の状態が変わることもあります。そうしてできた隙間から虫歯菌が入り込み、気付かない間に金属の被せ物の下で虫歯が再発して広がっていた…ということもあるのです。
歯磨きが不十分

歯磨きが口臭予防の基本であることは、広く知られていますね。口臭に関するアンケートでは、自分の口臭を気にする男性の90%以上が、口臭予防のために歯磨きをしっかりと行っていると答えています。
しかし、その回数やタイミングが重要です。食べカスがお口の中に残っていると、それをエサにして虫歯菌や歯周病菌が活発化します。そのまま放置していると歯垢がつくられ、その際にタマネギや卵が腐ったような強いにおいを発生させるのです。
歯垢を落としきれずにお口の中に残してしまうと、固まって歯石になってしまいます。歯石はいわば細菌のかたまりのようなものですが、セルフケアで取り除くことができません。
ストレス過剰

ストレスが過剰になったり緊張したり、プレッシャーを感じる場面に立ち向かう時、「口が乾いた」ということがありませんか?人はストレスを感じると、危険から身を守るために生命活動を司る自律神経が働き、交感神経が優位にたちます。そうすると唾液の分泌量が少なくなって口が乾きます。
唾液には殺菌・抗菌作用があって、口の中を清潔に保つ重要な役割があります。つまり唾液が減ると、ウイルスや細菌の活動を抑制できないため、口臭が悪化するのです。
スマホのやりすぎ

寝る前にスマートフォンなど電子機器を使用していると、眠れなくなってしまう人もいるのではないでしょうか。
スマホを触っている時は、脳や視神経が活発に動いています。つまり、交感神経が作用している状態なので唾液の分泌量が減ります。スマホを過剰に触りすぎていると、口臭悪化につながる状況をつくっていることになるのです。
成長ホルモンの急激な変化

男性は、10代前半から10代後半にかけて第二次性徴長期といわれる時期で、身体が大きく変化します。成長ホルモンが急激に変動するためホルモンバランスが崩れ、口臭悪化を引き起こすことがあります。
タバコやアルコール

喫煙や飲酒が健康を脅かすことは広く知られていますが、口臭の悪化にも深いつながりがあります。タバコのニコチンは血流を悪くし、白血球が持つ防御機能を低下させます。免疫力が下がってしまうので、口の中の細菌が増殖しやすくなるのです。歯周病をひきおこしやすい口内環境をつくりますし、早期発見が難しい状況に陥ります。
またアルコールは水分の補給にはならず、逆に利尿作用があるので身体の水分が奪われ、唾液の分泌量も減少します。
喫煙・飲酒の習慣がある人は歯周病リスクも高いため、そのにおいと混ざって強烈な口臭になるのです。
心理的な口臭
他人からすればそれほどでもないのに「自分は口臭が強いのではないか」と気にしすぎる人がいます。悩みが大きくなると人前に出ることを恐怖に感じるようになることも。悩みがストレスを増大させて、それが原因で口臭が強くなるといった悪循環に陥ります。
心理的口臭に悩む人は、大学病院の口臭外来や、心療歯科で診察をうけるとよいでしょう。
口臭の予防方法
口臭の原因は、ひとつではなかったのですね。気にしすぎて余計に口臭がキツくなるなんて、たいへんですね。

そうなんですよ。ちょっとした体調の変化でも口臭が強くなることがありますからね。
ふむふむ。では口臭予防のために、具体的にはどうすればいいですか?何か良い解決法があればいいのですが…。

では男性のための口臭予防法を下記にまとめましたので、ご覧くださいね。
歯間ケアが重要!正しい歯磨きをする

口臭予防で大切なのは、歯磨きです。特に、歯周病や虫歯の原因菌の温床となる歯垢がたまりやすいのは、歯と歯の間。
歯間の歯垢を取り去るイメージで、歯を磨きます。デンタルフロスや歯間ブラシを使って、しっかりと歯垢を除去してください。1日2回以上、食後すぐと寝る前に磨くのがおすすめです。
歯ごたえがあるもの、酸っぱいものを食べる

清掃性食品といわれる食べ物を摂ると、口の中がキレイになります。清掃性食品とは、歯ごたえのあるもの、唾液がたくさん分泌するもののことです。具体的には、リンゴ、レタス、ゴボウ、セロリ、ニンジンといった食物繊維が多い野菜や根菜、レモンや梅干しなど唾液が分泌する酸味のある食品が該当します。
リンゴやオレンジなどの果物には、消臭効果・抗菌効果があるポリフェノールが豊富なので、口臭予防におすすめです。
虫歯や歯周病を治療する

口臭の一番の原因である歯周病や虫歯は、症状が悪化すると、口臭がさらにひどくなります。
原因がわかっているのであれば治療することが、口臭予防の近道です。お口のトラブルが原因の口臭は、自分でケアしても治すことはできないので、できるだけ早く歯科医院で治療を受けるようにしてください。
生活習慣を改善する

口臭が強くなっているのは、さまざまな身体の不調が原因であることも多いといえます。特に、ストレスや疲労がたまっているときは、生命活動を司る自律神経の働きが鈍くなり、交感神経と副交感神経がうまく切り替わりません。
そうなると、良質な唾液の分泌にも支障がでてきます。唾液をたっぷりと出して口の中を清潔に保つためにも、生活リズムを整えることが大切です。しっかり睡眠や栄養をとってください。
そして、1日にほんの数分でも構わないので、リラックスできる時間を大切にしてください。そうすることで、ストレスが発散できて、唾液量の分泌が正常になります。
口腔ケアアイテムを使う

口臭予防のためのケアアイテムには、マウスウォッシュやタブレット、歯磨き剤などいろいろな種類があります。継続して使用することで、口臭予防に役立ちます。
男の口臭を予防して不快感ゼロをめざそう!

ふむふむ。つまり、体調がよくなるように生活リズムを整えて、食べものにも気を付けて、歯磨きをしっかりすれば口臭は予防できると…。

その通りです。
そんなことをしたら、とても健康になりそうですね。つまり、健康維持=口臭予防ということですね、先生。

その通りです。もちろんケアは大事ですが、気にしすぎないで堂々とふるまうことも大切です。
「におい(病-やまい-)は気から」とも言いますし…?ストレスは口臭の大敵ですものね。
- 口臭が悪化する原因は、歯周病などお口のトラブルであることが多い。
- 口臭の原因は、唾液の分泌量が減って自浄作用が低下するから。
- 口臭予防の基本は、歯磨き。1日2回以上、食後すぐと寝る前がおすすめ。
- 歯磨きは、デンタルフロスなど歯間ケアアイテムを取り入れよう。
- ストレス過剰になると口臭が悪化する。リラックスタイムを大事にしよう。