【歯科医監修】知覚過敏を予防する歯磨き粉の選び方とおすすめ3選

【歯科医監修】知覚過敏を予防する歯磨き粉の選び方とおすすめ3選

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杉田大先生
杉田 大 先生
所属:杉田歯科医院(千葉県船橋市)
専門:保存修復
2013年 東京歯科大学卒業。現在は杉田歯科医院での臨床のほか、株式会社DoctorbookでDental事業部のマネージャーを務める。

冷たい飲み物やアイスクリームなどを食べると、刺すような痛みが走る「知覚過敏」。なんとも嫌なものですよね。なんでも美味しく食べられるようになるために、知覚過敏を治したいと思っている人も多いでしょう。この記事では、知覚過敏を予防する歯磨き粉の選び方や、歯医者さんがおすすめする市販の歯磨き粉をご紹介します。

この記事がおすすめな人
    • 最近冷たいものを飲むと歯が滲みる。
    • 冷たいものを食べたり飲んだりする時、歯に滲みるのが怖い。
    • 知覚過敏を予防できる歯磨き粉を知りたい。
    • 知覚過敏用の歯磨き粉は何を選べばいいのか迷ってしまう。
INDEX
  1. 知覚過敏予防におすすめの歯磨き粉3選
    1. シュミテクト 歯周病ケア
    2. メルサージュ ヒスケア
    3. リカル センシティブ
  2. 知覚過敏を予防するなら4つの成分配合を選ぶべし!
    1. 硝酸カリウム
    2. 乳酸アルミニウム
    3. フッ素
    4. リン酸カルシウム
  3. 知覚過敏を予防できる具体的な方法
    1. 歯ブラシを強く当てすぎない
    2. 歯周病を予防する
    3. 酸っぱいものを口の中にずっと入れておかない
  4. 注意!歯磨き粉はあくまで対処療法です
  5. 知覚過敏が気になるなら歯科医に相談しよう!

知覚過敏予防におすすめの歯磨き粉3選

ここでは、歯医者さんがおすすめする知覚過敏の予防に有効な歯磨き粉をご紹介します。

シュミテクト 歯周病ケア

医薬部外品 薬用シュミテクト 歯周病ケア 高濃度フッ素配合 知覚過敏予防 歯磨き粉 90g×2個セット

テレビCMでもおなじみの知覚過敏予防の歯磨き粉です。いくつか種類がありますが、どれを選んでも有効成分の「硝酸カリウム」が配合されています。歯周病で歯ぐきが下がってきたなと思っている人におすすめです。ただし、歯がしみる症状が持続する場合は、虫歯や歯周病の可能性があります。歯科医を受診してください。

キリンさん

ドラッグストアでもよく目にしますね。

杉田先生

そうですね。知名度は一番あるかもしれません。

メルサージュ ヒスケア

メルサージュ ヒスケア Ag(知覚過敏症状予防歯磨き剤) グレープフルーツミント(フッ素1450ppm配合)80g 3個セット

この歯磨き粉に含まれる有効的な成分は、「硝酸カリウム」と「乳酸アルミニウム」です。その他歯周炎予防に効果的なグリチルリチン酸や、着色汚れに効果のあるポリエチレングリコール400と2種類の清掃剤が配合されています。なお、6歳未満の使用はお控えください。

キリンさん

グレープフルーツミント、使ってみたいなぁ!

杉田先生

香りもいいですが、効果も抜群ですよ。

リカル センシティブ

リカル歯磨き剤 センシティブ オレンジミント 1本(70g) (知覚過敏用歯磨き粉)(フッ素1450ppm)

硝酸カリウム、乳酸アルミニウムが知覚過敏を防ぐ他、虫歯や歯周病に有効な、抗炎症作用や抗菌作用の高い成分がたくさん入っています。6歳未満の子どもの使用は控えましょう。

キリンさん

安定の爽やかオレンジ味ですね。

杉田先生

発泡剤無配合なので、長時間磨いて有効成分を浸透させられます。

知覚過敏を予防するなら4つの成分配合を選ぶべし!

上記で紹介した以外にも、知覚過敏予防のは磨きはたくさんあります。しかし、これから説明する4つの成分が配合しているかどうかで選べば、間違いないでしょう。

硝酸カリウム

硝酸カリウムは、知覚過敏予防の歯磨き粉には大抵入っている成分です。痛みを感じる象牙質周辺にイオンの力バリアを作り、滲みるのを防いでくれます。継続的に使用することで、知覚過敏の症状を和らげます。

キリンさん

そういえばおすすめの3つとも入ってたなあ。

杉田先生

これが一番入っていることが多いですね。。

乳酸アルミニウム

乳酸アルミニウムは、歯の表面から象牙質に通じる管を閉じることで、物理的に刺激をシャットアウトします。

キリンさん

管を閉じちゃうなんてすごい!

杉田先生

硝酸カリウムと一緒に配合されている歯磨き粉を選ぶと、よりいいですよ。

フッ素

フッ素自体は痛みを和らげる・取り除くというよりは、歯の傷ついた部分を修復し、知覚過敏を予防するのに効果があります。象牙質がむき出しになってしまった部分の知覚過敏予防に有効です。フッ素は、高濃度配合1000ppm以上のものを選びましょう。

キリンさん

フッ素って虫歯予防だけじゃなかったんですね。

杉田先生

歯の再石灰化で滲みる部分をサポートしてくれます。

リン酸カルシウム

リン酸カルシウムは、歯や骨に元々入っている物質で、「ハイドロキシアパタイト」の元となる成分でもあります。「リン酸カルシウム」「ハイドロキシアパタイト」「TCP」などの表記があるものを選びましょう。

キリンさん

アパタイトって、歯を白くするものだと思ってました。

杉田先生

歯の質の強化もするんですよ。

キリンさん

それはいいですね!

知覚過敏を予防できる具体的な方法

歯磨き粉を使う以外にも、知覚過敏を予防できる方法をご紹介します。

歯ブラシを強く当てすぎない

歯ぐき下がりの原因は、意外にも「誤った歯磨きの仕方」である場合があります。ゴシゴシと強い力で磨くと、ブラシの過剰な圧歯ぐきや歯のエナメル質を傷つけてしまうのです。歯ブラシは柔らかめの物を使い、エンピツ持ちにして軽い力で磨きましょう

キリンさん

ゴシゴシやらないと磨けてる気がしないんですよね...。

杉田先生

実はそれだと逆効果なんです。取り除きたい汚れもよく落ちないし、歯ぐきを傷つけるだけなんですよ。

キリンさん

え!今日から直しますっ!

歯周病を予防する

知覚過敏の原因の1つに歯周病があります。歯周病で歯ぐきが下がり歯の根がむき出しになると、食べ物や飲み物が直に刺激となって滲みてしまうのです。歯周病を予防すれば知覚過敏の原因の1つをなくせますが、歯周病を予防するには歯磨きでプラークを作らせないことが重要です。ただ、自分では取り切れないものもあるので、歯医者さんで定期的にクリーニングしてもらうのがおすすめです。

キリンさん

自分でできるのは、やっぱり歯磨きってことですか?

杉田先生

そうですね。それと、歯間ブラシとかデンタルフロスを一緒に使えばバッチリです。

酸っぱいものを口の中にずっと入れておかない

酸性の食べ物や飲み物は、歯のエナメル質を溶かす酸蝕歯を招きます。酸性の飲食物は唾液量を増やすというメリットもありますが、歯を溶かすというデメリットもあるので、頻繁に摂取したりずっと口の中に留めておかないように注意が必要です。

キリンさん

ずっと口の中に入れておくってどんな時かなあ?

杉田先生

お酢を飲む習慣がある人や、梅干しをずっとしゃぶっているなどですね。

キリンさん

あ、なるほど、気をつけなくちゃ!

注意!歯磨き粉はあくまで対処療法です

歯磨き粉は優れた成分が配合されており、知覚過敏の予防には効果的ですが、あくまでも予防や症状を抑えるもので、治すことはできません刺激を緩和したり再石灰化を促しますが、下がった歯茎を再生してくれるわけではないので注意しましょう。

キリンさん

じゃあ治らないんですか?

杉田先生

歯医者さんに行けば治療できますよ。

知覚過敏が気になるなら歯科医に相談しよう!

知覚過敏が気になり始めたら、有効成分の配合された歯磨き粉で正しい歯磨きをすれば、ある程度は緩和されます。しかし、根本的に治したいなら、歯医者さんに相談しましょう。

杉田先生

歯科医院は歯のエキスパートです。虫歯や歯周病以外でも気軽に活用してください。

記事の重要ポイントをチェック!
    • 知覚過敏におすすめの歯磨きはシュミテクト、メルサージュ、リカル
    • 知覚過敏予防の有効成分は、硝酸カリウム、乳酸アルミニウム、フッ素、リン酸カルシウム
    • 強い力で歯磨きすると、歯や歯ぐきを傷つけ知覚過敏になりやすい
    • 歯周病は知覚過敏の原因の1つ
    • 酸性の飲食物は酸蝕歯になり知覚過敏の原因になる