コーヒーが口臭の原因に!?コーヒーの口臭を予防する5つの予防法

コーヒーの香りには、なんともいえないリラックス効果があります。
コーヒーに含まれるカフェインには集中力を高める効果があるため、仕事中によく飲むという人も多いでしょう。食後や休憩中に飲む1杯が楽しみ、という人もたくさんいらっしゃいます。
ですが、実はコーヒーを飲んだ後、口臭が悪化していることにお気づきでしょうか?なかなか本人に自覚がないことが多いのですが、実は、コーヒーの口臭は意外にも周りの人に不快な思いをさせているのです。
とはいえ、コーヒーはやめたくない、やめられない…そんな人のために、今回はコーヒーを飲んだ後の口臭を予防する方法を紹介します。
- コーヒーが好き。コーヒーが口臭の原因になるなんて信じられない。
- コーヒーを1日に5杯くらい飲む。口臭が強い原因は、そのせい?
- コーヒーが口臭の原因になっていても、飲むのはやめられない。
- コーヒーを飲んだ後の口臭を、なんとか消す方法があれば知りたい。
- そもそもコーヒーがなぜ口臭の原因になるのか、理由を知りたい。
コーヒーの口臭を予防する方法

先生、あたくしコーヒーを飲むと口臭が強くなるんですけれど、気のせいかしら?

それは気のせいではないですね。コーヒーはいい香りですが、飲み方によっては口臭を悪化させるんですよ。
まぁ、そうですか。コーヒーを飲むのは香りを楽しむためでもあるのに困ったことですわね。

飲み方を工夫すれば、口臭の悪化を抑えられますよ。
どうすればいいのかしら?
1.空腹時に飲まない


おなかが空いている時に、コーヒーを飲むと、口臭が強くなりやすいんですよ。
まぁ。おやつ代わりに小腹が空いたのをコーヒーで紛らわせることがありましたわ。ダイエットになるかと思って。

そんなときはコーヒーよりも、紅茶やお茶を飲むのがおすすめですね。
空腹の時にコーヒーを飲むと、コーヒーに含まれるポリフェノールの一種であるクロロゲン酸が胃酸の分泌を促進し、口臭が強くなります。
また、空腹になると唾液の分泌量が減少します。空腹というのは脳にとって身体を十分に動かすためのエネルギーが不足している状態になるため、身体が緊張状態になって喉が渇くのです。
唾液が少なくなると、口内の浄化作用が低下します。そのため、お腹が空いている時にコーヒーを飲むと、 胃酸+唾液の減少というダブルの原因によって口臭悪化のリスクが高まります。
2.舌磨きをする


舌磨きをしてコーヒーの成分を口内から素早く取り除くのも、口臭を悪化させない工夫のひとつですよ。
舌磨き?やり方がわからないですわ。

舌磨きは、舌専用のブラシで行います。または、やわらかい毛先の歯ブラシでも代用できます。
歯ブラシ売り場で見たことありますわ。あの大きい変な形のブラシって、舌磨き用のブラシでしたのね…!
コーヒーを飲んだあとの口臭を予防するためには、コーヒーを飲んですぐ、コーヒーの成分を舌から取り除くために舌磨きをするのもおすすめです。
ただし、舌磨きは、いつも使っている歯ブラシが固めの毛先の場合、それで行わないようにしましょう。
舌はデリケートな部分ですので、固い毛でこすると傷がついて、余計に口臭が悪化する原因になりかねません。
舌専用ブラシか、もしくは毛先のやわらかい歯ブラシを使いましょう。ブラシがない場合は、ガーゼなどのやわらかい布で優しく拭っても構いません。
3.歯磨きをする


最も有効な手段は、歯磨きです。歯磨きは、口臭予防に一番効果的ですよ。
まぁ、そうですか。オーソドックスな方法が一番いいのですね。
口臭予防に最も効果があるのは、歯磨きです。コーヒーの口臭だけではなく、どんな口臭対策についても、オーソドックスではありますが、歯磨きが最も有効といえます。
口臭の原因は、歯についた食べカスや細菌がつくる歯垢なので、それらを除去するためには歯磨きが最も役立つのです。
4.うがいをする


水でうがいをするのもおすすめですよ。こちらもオーソドックスな方法ですけどね。
えっ、水でうがいするだけでいいのかしら。

より効果を出したいときは、水を口に含んで高速の水流を作ってぐちゅぐちゅゆすぎ、歯列のすき間や粘膜に当てるようにするといいですよ。
口の中で、ブクブクゆすぐのですね。

そうです。歯磨きの前にすると、汚れが落ちやすくなりますよ。
水うがいは歯磨きの代わりにはなりませんが、歯磨きの前に行うと汚れが落ちやすくなるのでおすすめです。
コーヒーを飲んだあと、すぐに歯磨きができない場合は、水うがいをするだけでも口臭予防に役立ちます。
5. マウスウォッシュを使う


うがいのときにマウスウォッシュを使えば、コーヒーの口臭予防にいいですね。
マウスウォッシュって、役に立つんですね。

マウスウォッシュは、殺菌・消臭効果がある有効成分が含まれていることを確認して選んでくださいね。
マウスウォッシュは口臭予防に効かないというイメージを持っている方は、選び方を間違っているのかもしれません。
マウスウォッシュの中には、香りを付けてごまかすマスキングタイプのものがあります。それでは根本的な口臭対策にはなりません。
殺菌・消臭効果がある有効成分が含まれていることを確認し、口臭予防に役立つマウスウォッシュを選ぶようにしてください。
コーヒーが口臭の原因になる理由

コーヒーの口臭を予防する方法がわかって安心しましたわ。

それはよかったです。ぜひやってみてくださいね。
でも先生、コーヒーって香りを楽しむために飲むことも多いのに、どうして口臭の原因になってしまうのかしら。

それについては、次のことが原因と考えられていますよ。
カフェインが唾液を減らす
コーヒーにカフェインが含まれているのは有名ですね。カフェインには利尿作用があり、体内の水分を体外へ排出するよう促します。唾液の量も減ってしまうので、口臭の悪化に大きく影響するのです。
唾液にはリゾチームという殺菌・抗菌物質が含まれているため、唾液が普通に出ている時は、口臭の元になる細菌を洗い流したり除去したりして口臭の発生を抑制しています。
けれどもコーヒーを飲んで唾液の量が減ると、浄化作用が弱まるため口臭が悪化するのです。
油分が臭いを粘着させる
コーヒー豆には、油分が含まれています。油分には粘着性があるため、コーヒーの成分が舌や口内の粘膜に吸着してしまい、強い口臭の原因になるのです。
ミルクや砂糖が細菌を増やす
コーヒーをブラックではなく、ミルクや砂糖を入れて甘くして飲む人も多いでしょう。
その場合はコーヒーそのものではなく、ミルクや砂糖に含まれる糖分が、口臭を発生させる原因菌のエサになってしまうのです。
コーヒーに限らず、糖分や乳製品が入った甘い飲物は、口臭を悪化させるきっかけをつくります。
コーヒーは歯の着色汚れの原因にもなる
口臭とは直接関係あるわけではないですが、コーヒーは歯の着色汚れの原因になりやすい飲み物です。
歯が黄ばんでいると視覚からも口臭が強いように感じられるので、注意が必要です。
歯を白く保ちたい人は、コーヒーを飲んだらすぐ歯を磨くようにするなど、日頃から気を付けてケアするようにしましょう。
コーヒーの飲み方に気を付けて口臭を予防!

ふむふむ。飲み方に気を付けることと、飲んだあとのケアがポイントなのかしら。

その通りです。空腹時は避けてくださいね。たくさん飲み過ぎると口臭が悪化しますので、1日に2~3杯までに留めておくといいでしょう。
ふむふむ。これからは小腹が空いたらコーヒーじゃなくてお茶を飲むようにしますわ~。
- コーヒーが口臭の原因になる理由は、唾液の減少や油分を含むから。
- ミルクや砂糖を入れてコーヒーを飲む場合は、糖分が口臭の原因に。
- コーヒーの口臭を予防するためには、まずは空腹時に飲まないこと。
- コーヒーを飲んだ後、コーヒーの成分を口から取り除くことが大事。
- コーヒーに限らず口臭予防に最も効果的なのは、すぐ歯磨きすること。