やめたい!歯医者の定期検診。虫歯予防に歯のクリーニングって必要?

やめたい!歯医者の定期検診。虫歯予防に歯のクリーニングって必要?
この記事の監修医情報を見てみる

「虫歯の治療が終わった!これで通院から解放される!」と思ったら、「これからは定期検診とクリーニングにお越しください」と言われてしまった…どうしても歯医者の定期検診に通わないとダメ?正直めんどくさい。そんな風に思ったことがある人は、実は少なくないようです。

それでも、自ら進んで定期検診に行く人は大勢います。それはいったい、なぜでしょうか?

ここでは定期検診に通う人が何をメリットと感じているのか、実際に定期検診や歯のクリーニングでどんなことが行われるのか、解説します。

この記事がおすすめな人
    • 虫歯の治療が終わったら、もう歯医者には通いたくない。
    • 定期検診に来るように言われた。通わないとダメなもの?
    • 歯が悪いわけでもないのに定期検診に通う人がいるのは、なぜ?
    • 定期検診のメリットや、得することがあれば知りたい。
    • 歯科検診と歯のクリーニングって何をするの?予防効果はある?
INDEX
  1. 虫歯予防に「定期検診」が必要な理由
    1. 磨き残しが20%~40%あるから
    2. 虫歯になると治療費が高くつくから
    3. 口臭ケアもできるから安心
    4. 美容院と歯医者は同じ「身だしなみ」
  2. 「クリーニング」って何をするの?
    1. 歯科検診
    2. 歯垢の染め出し
    3. 歯磨き指導
    4. 歯垢・歯石の除去
    5. 磨き上げてコーティング
  3. 3カ月に1度は定期健診を受けよう!

虫歯予防に「定期検診」が必要な理由

パンダ

定期検診って行かなくちゃならんのですかねー?

パンダ

虫歯治療が終わったのに、また歯医者さんに通わなくちゃならないなんて、めんどくさいなぁ…。

神部先生

そうですね、中には定期検診に通うのが面倒という人もいますね。

パンダ

どきっ。心の声が見透かされている…!?

神部先生

面倒なのに、どうして定期検診に通う人がいるのでしょうか?何か理由があるはずですよね。
そのヒントになると思い、定期検診を敬遠する人と、通っている人の声をまとめてみましたので、下記をご覧ください。

定期検診を敬遠する人の声「忙しくて時間がないから」
「お金がかかるから」
「歯医者が苦手だから」
定期検診に通っている人の声「歯が悪くなると治療費がかさむから」
「早期発見したほうが治療が早く済むから」
神部先生

こうして見てみると、定期検診を敬遠している人利用している人は、真逆のことを言っていることに気づきませんか?

パンダ

えっ、そうかな?

神部先生

例えば、定期検診の費用と、歯の治療にかかる費用を比べてみましょう。

定期検診は、1回につき約2000円~3000円です(健康保険が適用する場合)。

もし虫歯になってしまい悪化すれば、根幹治療のために何回も通院しなければなりません。
そして、その数年後に虫歯が再発し、今度は抜歯をしなければならなくなり、さらに失った歯をインプラントで補う、といった治療を行うことにもなる
でしょう。

そうすると、治療費は20万円~300万円台まで大きく跳ね上がります。

長い目で見ると、「定期検診に通った方が断然お得!」という人の気持ちがわかりますね。

磨き残しが20%~40%あるから

どんなに丁寧に歯磨きしている人でも、毎回必ず、20~40%もの磨き残しが生じます。

口内には歯ブラシが届かない場所があるので、磨き残しゼロにすることは不可能なのです。

例えば、歯と歯ぐきの間を「歯周ポケット」といいますが、その奥深くに歯垢や歯石が溜まっていても歯ブラシが届かないためセルフケアでは取り除けません。

歯科にある専門的な器具で、国家資格を持つ歯科衛生士がキレイに掃除します。

虫歯になると治療費が高くつくから

欧米では歯の治療費が高額ということもあって、予防歯科が浸透しています。

その点、日本では保険診療で虫歯治療を比較的簡単に行えるため、予防への意識が浸透し辛いのが実情です。

欧米では子どものころから歯科へ通うのはあたりまえですし、矯正治療を行うのは保護者の責任とされていますから、大人になる前に矯正が終わっているのが普通です。

矯正治療は見た目がきれいになるだけではなく、汚れが溜まりにくく磨きやすくなるので、虫歯予防にも高い効果があります。

それでも歯が悪くなってから治療をすると、予防歯科に通っているよりも生涯でかかる治療費が高額になるのです。

注意
虫歯や歯周病で歯を失うと、歯の機能を補うために、入れ歯や義歯の治療を受けることになります。
その際、保険適用内で治療を受けると、使える材質や治療時間に制限があるため、満足いく噛み心地や装着感にこだわることが、ほぼできません。
インプラントの治療を受ける場合は、ほとんどのケースで保険は適用されません。自費診療で義歯をつくることになって、車が買えるほどの費用でインプラントを入れることになる可能性が高いといえるでしょう。

口臭ケアもできるから安心

定期検診では、口臭のチェックも行われます。

歯の治療跡の経過や、新しい虫歯ができていないか、という歯の検診に留まりません。口臭が、歯周病や虫歯など、口内の病気の発見につながるケースもあるからです。

仕事でもプライベートでも、人と話す時に口臭が気になります。自分ではなかなか気づけないことなので、定期的に口臭ケアをしてもらえると安心ですね。

美容院と歯医者は同じ「身だしなみ」

身だしなみのために、定期的に美容院や理髪店に通うのは、社会人として当たり前のエチケットですね。

歯も同じです。日本では、まだまだオーラルケアの重要性が浸透していないですが、白い歯や爽やかな口臭は、清潔な印象を与えますから、コミュニケーションを円滑にする上で非常に重要なポイントとなります。

笑顔でも前歯が虫歯で黒くなっていたりしたら、気になって商談がスムーズに進まないかもしれません。

定期検診に通う人は、歯を健やかに美しく保つことで得られるメリットを、よく知っているのです。

「クリーニング」って何をするの?

パンダ

先生、定期検診のときに歯のクリーニングをするそうですけど、何をするんですか?

神部先生

クリーニングでは、歯科にある専門的な機器を使用して、毎日の歯磨きでは落とすことのできない場所に溜まった歯垢を掻き出し、きれいに清掃します。

パンダ

ほーう、それはスッキリしそうですな。

神部先生

検査とクリーニングの内容は、お口の状態によって変わりますが、一例を紹介しますね。

歯科検診

歯科検診では、歯の治療跡の経過の確認のほか、新たに虫歯や歯周病が発症していないかなど、口内の健康状態を確認します。

歯垢の染め出し

染め出し剤を使って、自宅で行う歯磨きで磨き残している場所を特定します。

自分が磨くのが苦手な場所を自覚できるので、どこを重点的に磨くべきかがわかり、目的をもって磨けます。

歯磨き指導

歯科衛生士に効果的な歯の磨き方の指導を受けます。

重点的に磨くべき場所や汚れがたまりやすいところが解りますので、歯磨きを効果的に行えるようになります。

歯垢・歯石の除去

歯垢はだんだん硬くなって8日間くらいで歯石化するのですが、そうなってしまったら自宅での歯磨きでは落とせません

歯科衛生士が、スケーラーという専用の器具を使って歯石を取り除いていきます。

磨き上げてコーティング

歯石や汚れを取り除いた後は、専門的な器械を使って歯の表面をきれいに磨き上げます。

ちょっとした着色汚れも落とせるので、透明感のある白い歯が蘇ります。

仕上がりは、つるつるになって、着色汚れや歯垢がつきにくくなります。

3カ月に1度は定期健診を受けよう!

パンダ

ほーう、さっぱりしそうですね。どのくらいの頻度で定期検診に通えばいいですか?

神部先生

一般的には3カ月に1回、定期検診&クリーニングを受けるのがおすすめです。

パンダ

ほほーう、それくらいでいいんですか。

神部先生

お口の環境が改善すれば、半年に1回でOKの人もいますよ。マメにメンテナンスされたい方は、毎月通うこともできます。
定期検診のスケジュールは、歯科医師の診断を元に、適切な頻度を提案されます。希望があれば相談してみるといいですよ。

パンダ

それなら無理がないから、おいらでも通えそうですな!

記事の重要ポイントをチェック!
    • 定期検診に行けば、悪くなった歯の早期発見・早期治療ができる。
    • 定期検診に行く方が、悪くなった歯を治療するより費用も時間もお得。
    • 毎日の歯磨きでは必ず磨き残しが出るから、歯科のプロケアで清掃する。
    • 磨き残しやすい場所や、正しい歯磨きの方法を教えてもらえる。
    • 一般的に定期検診の頻度は、3カ月に1回くらい。個人によって異なる。