うちの子どもから口臭が!?子どもの口が臭い6つの原因と3つの予防法

うちの子どもから口臭が!?子どもの口が臭い6つの原因と3つの予防法
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「えっ、うちの子の口がクサイ!」と驚くかもしれませんが、口臭は大人だけのものではありません。

子どもも口臭が発生することがあるのです。

それでも、子ども自身が口臭に気づいていることは少ないので、傷つけないように気をつけながら改善を促す必要があります。

口臭は周りの人を不快にするため、いじめの原因にもなりかねません。子どもの口臭が気になったら、できるだけ早めに周りの大人が改善できるように配慮してあげたいですね。

そのためにも、子どもの口臭の原因にはどんなものがあるのか知っておきましょう。口臭の原因別の予防法についても紹介していますので、最後まで目を通してくださいね。

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    • 子どもにも口臭ってあるの?口臭があるとしたら何歳くらいから?
    • 子どもの口臭が強くて驚いた。病気なのではないかと心配している。
    • 子どもの口臭が気になる。何が原因なのか知りたい。
    • 子どもの口臭の改善法、予防法を知りたい。
    • 子どもの口臭が気になる時は、歯科医院に行ってもいいの?
INDEX
  1. 1歳児からの子どもの口臭の原因とは?
    1. 口呼吸をしている
    2. 噛む回数が少ない
    3. 歯みがき不足
    4. 病気による免疫力の低下
    5. 便秘・下痢
    6. アデノイド肥大
  2. 子どもの口臭を予防する方法とは?
    1. 仕上げ磨きをする
    2. 歯みがきを習慣づける
    3. ダラダラ食べをやめさせる
    4. 口呼吸を治す
  3. 口臭予防には水分補給も大切!

1歳児からの子どもの口臭の原因とは?

ぶたさん

先生、あたくし3歳になる娘がいるんですが、まだ子どもなのに口臭が強いんです。普通のことなんでしょうか?

磯貝先生

診察してみないことにはわかりませんが、乳幼児にも口臭が発生することがあります。原因さえわかっていれば、そこまで不安になることはないですよ。

ぶたさん

そうですか。ホッとしました。

磯貝先生

それでは、子どもの口臭の原因を一つずつチェックしていきましょう。

口呼吸をしている

子どもの口臭の原因の多くは、お口の中の乾燥です。鼻づまりのため鼻呼吸ができず、口呼吸になっている場合は唾液の分泌量が減って口が乾燥しやすくなります。

唾液には、お口の中を殺菌・抗菌する働きがありますので、唾液量が十分であれば、口臭の原因になる細菌を洗い流してくれます。

噛む回数が少ない

唾液は、虫歯や口臭の予防にも役立っています。唾液は、食べものを噛むことで分泌される仕組みですから、噛む回数が減ると唾液の分泌量が減ります。

虫歯が痛い、噛むのが面倒くさいといった何らかの理由で、よく噛まずに食べる癖がついていると唾液が減って口臭がひどくなる原因をつくります。

歯みがき不足

歯みがきがきちんとできていないと、食べかすに含まれる糖をエサに細菌が繁殖し、歯垢が増えて揮発性のにおいを発します。虫歯や歯周病になると、さらににおいがキツくなります。

病気による免疫力の低下

子どもが風邪をひいたり、なんからかの病気にかかったりしていると、口臭が発生する場合があります。子どもも、精神的なストレスや疲労が重なると口臭が強くなることがあるのは大人と同じです。

いつもはそうでもないのに、「急に子どもの口臭が強くなった」という時は、体調を崩していないか、精神的にストレスに苛まれていないかなど、確認したほうがよいでしょう。

便秘・下痢

子どもが便秘や下痢でおなかの調子が悪い時、口臭が強くなることがあります。腸内に増えた悪玉菌の影響で作り出されたガスが血中に吸収され、全身を巡り、口臭となるのです。

便秘の場合は、排便を促すために食物繊維が多い野菜や根菜、高野豆腐、大豆製品などを食事メニューに採り入れてみましょう。下痢の場合は、消化のよい食事に変更してみてください。

おなかの調子が戻ったら、口臭も改善されるでしょう。

アデノイド肥大

アデノイド肥大というのは、子ども特有の病気です。鼻と喉の間にあるリンパ組織のかたまりのことをアデノイドといいます。アデノイド肥大になると、鼻づまりや口呼吸などの原因になるため、口臭が悪化するのです。

アデノイド肥大は、中耳炎や蓄膿症といった他の病気にもつながります。成長とともにアデノイドも小さくなるものですが、気になる場合は耳鼻科を受診してください。

子どもの口臭を予防する方法とは?

ぶたさん

子どもの口臭が強くなる原因には、色々あるのですね。びっくりです。子どもの口臭予防のためには、何をすればいいんでしょうか?

磯貝先生

基本的には大人と同じ方法ですが、お子さんは自分の口臭に気づいていないことが多いので、強く指摘したり叱りつけたりして傷つけないように気をつけてくださいね。

ぶたさん

ふむふむ、そうですね。子どもには口臭の自覚なんてないですものね。

磯貝先生

口臭を改善するために歯をみがくこと自体に苦手意識がついてしまいかねませんからね。楽しく予防できるように、気をつけてあげてください。

仕上げ磨きをする

子どもが自分で歯みがきをするようになっていたとしても、磨き残しは多いものです。

大人の場合でも、全体の20~40%は磨き残しがあるのですから、子どもの場合は言うまでもありません。

10歳~12歳くらいまでは大人が仕上げ磨きをしてあげることを、おすすめします。

というのも、永久歯に生え変わったばかりの歯は弱くて非常に虫歯になりやすいからです。それでいて子どもは、自分で奥歯までしっかりと磨くことができません。

もし大きくなって仕上げ磨きを嫌がるようなら、歯科医院で正しい磨き方をレクチャーしてもらうといいでしょう。歯科医院では定期検診で、その時のお口の状態に合わせた適切な歯のみがき方を指導しています。

歯みがきを習慣づける

口臭予防にも、虫歯予防にも、歯みがきの習慣をつけることが大切です。

子どもには歯みがきが身についていないことが多いので、生活習慣に根付くまで大人が気を付けて見守っていく必要があります。

歯みがきの適切なタイミングは、食後すぐと、寝る前です。虫歯菌が歯を溶かすのを抑えるためには、食事をしてから10分~15分以内に歯をみがくのがおすすめです。

ただし忘れてしまった場合は、気付いた時すぐに磨きましょう。

また、睡眠中は唾液の分泌量が減ってお口の中が乾燥し、細菌が活発化します。虫歯が進行しやすい状態になりますので、口臭と虫歯予防のために、寝る前にしっかり歯を磨くようにしましょう。

ダラダラ食べをやめさせる

甘いお菓子が虫歯の原因になって口臭をひきおこす、と考えるかもしれませんね。もちろん砂糖の摂取量は虫歯のなりやすさに関係はありますが、それよりもお口の中に糖が滞在している時間が長いことのほうが問題です。

つまり、ダラダラ飲み食いしていると、虫歯になりやすく、口臭が発生しやすいといえます。

おやつは時間を決めてサッと食べる、食べたら歯をみがく、といった習慣をつけましょう。

また、歯にくっつきにくいおやつを選ぶことも大切です。水やお茶などの甘くない飲料で、水分を一緒に補給しましょう。

口呼吸を治す

口呼吸になってしまうと、口臭が悪化します。唾液の分泌量が減って、お口の中が浄化されないからです。唾液には優れた滅菌・殺菌作用があります。口臭予防だけでなく、子どもが健やかに育つためにも、たっぷりと唾液を分泌させることは大切なのです。

口呼吸の原因には、風邪、鼻炎、出っ歯で口が閉じにくいといったものがあります。原因をつきとめ、治療を受けて口呼吸を改善しましょう。

口臭予防には水分補給も大切!

ぶたさん

ふむふむ。聞いてみると、子どもの口臭予防も大人と同じですね。

磯貝先生

その通りです。子どもも大人も、お口の中が乾燥していると口臭が強くなる原因になります。こまめに水分補給をしてくださいね。

ぶたさん

ふむふむ。こまめに水分補給ですね。

磯貝先生

水分を摂る時は、水かお茶がおすすめです。スポーツ飲料などは微量とはいえ糖分が入っています。カロリーゼロをうたっているものでも、表示義務を下回る100g当たり5kcal未満の糖は入っていることが多いですよ。

ぶたさん

えっ、怖い。それは要注意ですね。

磯貝先生

甘い飲料でしか水分を補給できないようになると、虫歯や口臭の原因になるほか、成人すると生活習慣病につながります。子どものころから砂糖が入った甘い飲物を摂る習慣はつけないよう、気をつけてくださいね。

ぶたさん

そうですか。わかりました。あたくし自身も気をつけるようにします。

記事の重要ポイントをチェック!
    • 子どもにも口臭はある。赤ちゃんでも口臭が強くなることもある。
    • 子どもの口臭は、口呼吸などで唾液の量が減っていることが原因で起こる。
    • 歯みがき不足、虫歯、風邪などの病気の影響で口臭が悪化していることもある。
    • 子どもの口臭予防のためには、歯みがきの習慣をつけることが大事。
    • ダラダラ食べない、水やお茶など甘くない飲料で水分を補給を心がける。