寝起きの口臭がひどい!朝の口臭を予防する「簡単な6つのポイント」

朝、起きた時の口臭がひどくて、「なんとか改善したい」と考えている人は少なくありません。
実は、1日のうちで最も口臭が強くなるタイミングが起床時なのです。寝起きの口臭を気にしている人が多いのは、当然のことといえるでしょう。
でも安心してください。起床時の口臭を予防する方法はあります。
起きた時の口臭を予防するため大事なのは、寝る前のケアです。今回は、朝の口臭を予防するための6つコツを紹介します。
- 朝、起きた時の口臭が強くて気にしている。なんとか改善したい。
- 朝の口臭がひどくて、パートナーに嫌われるのではと不安になっている。
- 朝、寝起きの口臭がキツイ原因は何なのか、知りたい。
- 起床時の口臭を予防する方法があるなら、知って、ぜひ実践したい。
- 中には、朝よりも夕方に口臭が強い人もいる。その原因は?
寝起きの口臭がひどい!その原因は?

先生、あたくし朝起きたときの口臭がひどくて。いったいどうしてかしら?

起床時は、誰でも多少の口臭はあるものですよ。
まぁ、そうなんですの。でも、あたくしの口臭、ものすごくくさいんですわ…。

そうですか。では、ほかにも原因があるかもしれませんね。では、起床時に口臭が強くなる原因を説明しましょう。
睡眠中に口臭悪化の原因があった!

朝、起きた時に口臭が強くなる原因は、夜、眠っている間にあるのです。その理由を説明します。
お口の中の細菌が増える
わたしたちヒトの口の中には、乳酸菌のような身体によい働きをする細菌から、歯周病菌・虫歯菌のような身体に悪い影響を与える細菌まで、約700種もの常駐菌が無数に存在しています。
この細菌が、夜寝ている間に増殖するのです。それが、口臭悪化のもとになります。
唾液が減って不潔になる
日中は食事をしたり会話をしたり、口を動かす機会が多いので、その度に唾液が分泌され、口内の細菌が洗い流されます。唾液には高い抗菌・殺菌作用があるので、唾液がしっかりと分泌されていれば、口臭が悪化することは回避できます。
ところが夜、眠りについてしまうとどうでしょう。口を動かすことがないので、唾液の分泌が減ってしまいます。
唾液による浄化作用が得られないので、細菌が活発に活動するようになって、就寝中に歯垢をつくり、虫歯や歯周病を進行させるのです。
口呼吸になっている
寝ているときは無意識ですから、知らず知らずのうちに口呼吸になっているときがあります。風邪や鼻炎で鼻づまりになっているせいで鼻呼吸がしにくくて、口呼吸になっているというケースもあります。
口呼吸は口内の乾燥を招き、口臭悪化につながります。
口呼吸に戻したくても寝ているときに意識するのは難しいでしょう。マスクをつけたまま眠るようにすればお口の乾燥を防げます。
寝起きの口臭を予防する6つのポイント

ふむふむ。そうなんですね。あたくし口呼吸になっているのかもしれませんわ。いびきをかいていることがあるらしいので…。マスクをして寝ようかしら。

そうなんですね。マスクをつけて眠るのも大切ですが、その前にしっかり歯磨きをしてから寝ることが大切です。
寝る前に歯磨きをするとよいのですね。ふむふむ。そうなんですか。

ぜひ歯を磨いてください。そのほかにも、口臭予防のために寝る前に気を付けることを説明しますね。起きた時の口臭が違ってきますよ。
まぁ、それはぜひ知りたいですわ。
1.夜の歯みがきは丁寧にする

1日のうちで最も大事なのは、夜寝る前の歯磨きです。睡眠中は、口内の細菌が増えやすいタイミングです。夜の歯磨きは、丁寧に行ってください。
その際、デンタルフロスや歯間ブラシといった歯と歯のすき間を清掃するための補助アイテムをプラスして、しっかりと歯を磨いてください。
歯ブラシではどうしても届かない部分があるので、薬用のデンタルリンスなどでぐちゅぐちゅうがいを併用すると、より細菌を減らせます。
2.寝る前に水分補給をする

睡眠中は口の中が乾燥するほか、寝汗をかいて、無意識のうちに水分が奪われることも多いものです。寝る前に水を飲んで、水分補給をしましょう。
水をのむとトイレにいきたくなって目が覚めてしまうという人は、しばらく口に含んでから吐き出して、口の中を潤すだけでも口臭予防のために効果的です。
3.寝る前の飲酒を控える

アルコールには利尿作用があります。水分を排出する働きがあるため、唾液が出にくくなります。口の中が乾燥する上に、お酒は糖分を含むため、飲んでそのまま寝てしまうと、口臭の原因菌のエサとなって細菌を増殖させてしまいます。
口臭の予防・改善のためには、飲酒するなら就寝の3時間前には終わらせるように心掛けましょう。
4.寝る前はリラックスする

ストレスや疲労は、口臭の大きな原因になります。心身を緊張から解き放ち、リラックスできる時間をもつことが、口臭予防には大切です。
シャワーで済まさず湯ぶねに浸かる、キャンドルをともして瞑想する、好きな音楽をきく、映画や本で感動の涙を流す、といった方法など、なんでもいいので自分にあった方法で、1日の中でリラックスできる時間をつくるようにしましょう。
5.朝起きたら歯みがきをする

寝起きの口臭が気になる場合は、朝の歯磨きをしましょう。
就寝中に細菌が活発化するため、起床時の口内は細菌がいっぱいです。歯磨きやデンタルリンスでゆすぎうがいをして、口内を清潔に保ちましょう。
6.朝食を抜かない

口臭が気になる人は、朝食をしっかり摂るようにしてください。
口臭の原因菌は、唾液で洗い流され殺菌・浄化されるので、唾液の分泌量を増やすことが大事なのです。何も食べないで出かけると、口内が乾燥したままで口臭が発生します。朝食を食べ、しっかりと噛んで、唾液を出すことで、口の中の細菌を洗い流してしまいましょう。
夕方に口臭がひどくなる原因はストレス

先生、旦那さんの場合は、朝より夕方に口臭が強くなるそうですわ。それはどういうわけなんでしょう?

それは、ストレスが原因の口臭かもしれませんね。口臭は身体の疲れや精神的なストレスがたまることで発生しやすくなります。夕方は、一日の仕事の疲れがたまっている時間帯ですからね。
ふむふむ。そうなのですね。旦那さんは仕事でお疲れだったのね。

空腹の時も口臭が強くなりますよ。晩ご飯の前ですしね。
まぁ、そうなんですか。どうすればいいかしら…。

ガムを嚙んだり、少し小腹を満たすようなドリンクを飲んだりして、少し空腹感を抑えれば、口臭を軽減することができますよ。
ふむふむ。そうなんですね。旦那さんにガムをすすめてみますわ。

キシリトール配合のガムなら、口臭予防にもつながりますよ。
睡眠前のちょっとした工夫で簡単に口臭予防


ところでブタさん、起床時の口臭が強くなる原因に、思い当たることはありましたか?
ありましたわ。口呼吸になっているかもしれませんし、寝る前に歯磨きをしていませんでした…。

おっと、それは口臭リスクが高いですね。
ええ、あたくし反省しました。これからは毎晩寝る前に歯を磨くことにしますわ。

ぜひ、そうしてください。きっと起床時の口臭、改善されますよ。
- 起床時の口臭がキツイのは、1日のうちで最も臭くなる時間帯だから。
- 寝起きの口臭が強いのは、睡眠中に口内が乾燥するから。
- 寝ている時は殺菌・抗菌作用のある唾液が減って細菌が増える。
- 朝の口臭を抑えるために、夜の歯磨きを丁寧に行うことが重要。
- 寝る前の6つの簡単な工夫で、起床時の口臭を予防しよう。