【医師監修】お酒の後の口臭がきつくなる理由と口臭予防5つの対策

【医師監修】お酒の後の口臭がきつくなる理由と口臭予防5つの対策
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お酒を飲んで帰宅すると、家族から「口が臭い」と言われたことがある人は多いのではないでしょうか。突然口臭を指摘されると、一瞬でほろ酔い気分が醒めてしまいますね。「もしかして今までずっと、お酒を飲んだあと悪臭を漂わせていたのだろうか」と考え込んでしまう人もいるでしょう。お酒を飲んだ後に口臭がきつくなるのには、理由があります。ここではその理由や、口臭を予防するための対策をお伝えします。楽しくお酒を飲むために、エチケットとして知っておくと良いでしょう。

この記事がおすすめな人
    • アルコールを飲んだ後の口臭をなくしたい。
    • アルコールを飲んだ後に口臭があると言われた。
    • お酒を飲んだ後に口臭がしない簡単な方法を知りたい
    • アルコールを飲んだ後、なぜ口臭が起こるのか知りたい。
INDEX
  1. お酒を飲むと口臭がきつくなる理由
  2. お酒を飲んだ後の口臭を予防する5つの方法
    1. 緑茶・烏龍茶・りんごジュースで消臭する
    2. 水分補給で口内を潤す
    3. マウスウォッシュを利用する
    4. 日頃から腸内環境を整える
    5. 歯周病を治す
  3. 歯周病を治して飲酒後の口臭を改善しよう

お酒を飲むと口臭がきつくなる理由

お酒を飲むと口臭がきつくなる理由は、2つあります。ひとつは、体内でアルコールが分解されることによるもの、もうひとつは歯周病によるものです。

お酒は体内に入ると、まず胃や腸で吸収され、その後肝臓を通過して全身に広がります。肝臓ではアセトアルデヒドという物質に変化します。アセトアルデヒドは有害物質で、お酒を飲んだ後の動悸や頭痛、吐き気の原因となるものです。

アセトアルデヒドはそのまま肝臓内で分解され、筋肉や他の臓器などを通る間にどんどん無害化されます。最終的には水や炭酸ガスとなって、体外に排出されるのです。分解能力には個人差があり、お酒の強い人は生まれつき分解能力が高く、お酒が弱い人は分解能力が低い人です。

しかし、どんな人でも自分の持つ分解能力を上回る酒量を飲むと、肝臓の代謝が追いつかなくなります。そして、アセトアルデヒドは分解されないまま血中に流れてしまいます。これが、1つ目の口臭の原因です。アセトアルデヒドが分解されていない人の口臭は、柿のような甘ったるい臭いで、酒量が多いとむせるほどの臭いになります。

しかし、これとは別に、お酒を飲むとドブのようなすえた刺激臭の口臭がある人がいます。それが2つ目の原因で、口内の歯周病です。歯周病は独特な悪臭を持っていますが、アルコールと混ざることで、さらに強烈で不快な臭いになるのです。

ぶたさん

夜遅く電車に乗ると臭うのは、この2つの臭いが充満しているからなんですね。

佐藤先生

お酒を飲むと、誰でも多少1つ目の臭いは発しているんですよ。

ぶたさん

あたくしもか〜。

お酒を飲んだ後の口臭を予防する5つの方法

お酒を飲む際に口臭を気にしていては、楽しい気分も半減してしまいます。そこで、以下の方法でお酒を飲んだあとの口臭を予防してみてはいかがでしょうか。

1. 緑茶・烏龍茶・りんごジュースで消臭する

緑茶や烏龍茶には、茶カテキンというお茶特有のポリフェノールが含まれています。また、りんごにはリンゴポリフェノールが含まれています。どちらも臭いを分解する働きを持っているため、お酒を飲んだあとの口臭を予防することが可能です。

お酒を飲んだ後に、緑茶や烏龍茶、りんごジュースを飲めば、アルコールによる口臭や口の中に残ったアルコール臭を消してくれるのでおすすめです。緑茶や烏龍茶、りんごジュースは、自販機やコンビニで簡単に手に入るので、手軽に口臭予防ができます。

ぶたさん

ふむふむ。りんごシャーベットでも効果ありますか?

佐藤先生

ありますよ。デザートに頼んでもいいですね。

2. 水分補給で口内を潤す

水を含んで口の中を潤すと、口臭を和らげることができます。お酒を飲むと、口の中や喉が乾きませんか?お酒を飲んだ後に喉が乾くのは、アルコールによる利尿作用です。通常は唾液で満たされている口の中も、お酒を飲むと唾液量が少なくなってしまいます。

唾液には細菌の活動を抑える働きがありますが、唾液量が減ると細菌を抑えられなくなり、口臭が強くなる傾向があります。口臭を軽減するには、口の中を常に潤している状態にするのが有効です。お酒を飲み終わったら、少量の水分を摂る、ガムを噛むなどして口内を潤しましょう。

ぶたさん

うがいでもいいんですか?

佐藤先生

うがいでも十分に口内が潤いますし、口の中に残ったアルコール分も除去できます。

3. マウスウォッシュを利用する

マウスウォッシュで口内のアルコールを取り除くのも良い方法です。ほとんどのマウスウォッシュには菌の活動を抑える効果があり、メントールで口の中を爽やかにもしてくれます。

しかし、アルコール成分が入ったマウスウォッシュを利用すると逆効果です。アルコール成分が入っていると、かえって唾液量を抑制してしまう可能性があるからです。お酒の後にマウスウォッシュを使う場合には、ノンアルコールのマウスウォッシュが良いでしょう。

ぶたさん

携帯用のミニボトルなんか便利ですね。

佐藤先生

そうですね。コンビニやスーパーで見かけますね。

4. 日頃から腸内環境を整える

日頃から腸内環境を整えておくと、全身の代謝が良くなり口臭を抑えることができます。腸内環境がよくないと、腸内で悪玉菌が毒素を発生させ、口臭の原因にもなります。

腸内環境を良くするには、善玉菌を増やすことです。善玉菌は、オリゴ糖を含む食品を摂ると増やせます。オリゴ糖を豊富に含む食品は、豆類やネギ類、バナナ、アスパラガス、ハチミツなどです。また、発酵食品食物繊維が多い食品を摂るのもおすすめです。

ぶたさん

お腹を壊してる時とか便秘の時って口臭も気にしちゃうのよね。

5.歯周病を治す

歯周病がある人は、歯周病を治せばお酒の後の口臭を軽減することができます。そもそも歯周病自体に強い悪臭があるので、日常から知らないうちに周囲に不快感を与えている可能性があります。歯周病は、お酒とは関係なく口臭の原因のトップとされているのです。

佐藤先生

お酒を飲む人は、飲まない人より歯周病になりやすいというデータもあるんですよ。

ぶたさん

ふむふむ。お酒と歯周病は強力な口臭コンビということですね!

歯周病を治して飲酒後の口臭を改善しよう

飲酒後は、多かれ少なかれ口臭が発生します。自分では気づいていなくても人に不快感を与えている可能性が高いため、ここでご紹介したような方法で口臭を軽減しましょう。また、歯周病の人は代謝だけでない強い口臭を発生させてしまうため、早期に治療するのがおすすめです。

ぶたさん

大人としてのマナーですね。

佐藤先生

親しき仲にも礼儀ありですね。

記事の重要ポイントをチェック!
    • 飲酒後の口臭の原因は、代謝機能と歯周病
    • 緑茶・烏龍茶・りんごジュースの消臭効果を利用する
    • 水分補給で口内を潤し唾液の殺菌効果を高める
    • マウスウォッシュの殺菌作用を利用する
    • 日頃から腸内環境を整え余計な口臭を抑える
    • 歯周病を治しダブル口臭を解決する