口臭の本当の原因とは?誰にでもある口臭の種類と今すぐできる予防法

口臭の本当の原因とは?誰にでもある口臭の種類と今すぐできる予防法
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口臭は、生きていれば誰にでもあるものですが、においが強くなると人に不快感を与えます。

ふとした時に、他人の口臭が気になることがありますが、自分では気づきにくいというのが口臭のやっかいなところです。知らず知らずのうちに周りの人を不快にしないためにも、口臭の原因をつきとめて予防・対策を練りたいものですね。

ここでは、口臭が発生する原因と予防・改善法についてお伝えします。

この記事がおすすめな人
    • 会話をしている時など、人の口臭が気になる時がある。
    • 自分の口臭がくさいのではないかと、気になっている。
    • 口臭をどうすれば予防できるのか、良い方法があれば知りたい。
    • 歯磨きをしても口臭が改善されず、原因が何なのか不安になっている。
    • 口臭予防の方法を色々試してみたが、今ひとつしっくりこなかった。
INDEX
  1. 口臭は、なぜひどくなるの?その理由
  2. 口臭の原因誰にでもある生理的な口臭
    1. 起床したとき
    2. 緊張したとき
    3. 空腹のとき
    4. 疲労やストレスがあるとき
    5. ホルモンバランスの乱れによるもの
    6. 思春期、老齢期など、年齢に伴うもの
  3. 口臭の原因食べものやタバコによる口臭
    1. ニンニク、ネギなどの飲食物によるもの
    2. 酒、タバコなどの嗜好品
  4. 口臭の原因病気が原因の口臭
    1. 歯周病
    2. 虫歯
    3. 舌苔
    4. 耳鼻咽喉の病気
    5. 内臓の病気
  5. 原因を突き止めて口臭を予防しよう

口臭は、なぜひどくなるの?その理由

ぶたさん

先生、あたくし最近、朝起きたときの口臭がひどくて…。日中も、におってるのではないかと気になってます…。

櫻井先生

起床時は、誰でも口臭が強くなるんですよ。

ぶたさん

えっ、誰でも!?

櫻井先生

きちんと診断する必要はありますが、睡眠中に唾液が減ってお口の中が乾燥しているから、口臭が強くなっている可能性があります。お口が潤えば改善されませんか?

ぶたさん

ふむふむ、たしかにうがいをしたら口臭が薄れますね…。

櫻井先生

口臭には治療が必要なものと、一時的なものがあります。これから口臭の種類と原因をひとつずつチェックしていきましょう。

ぶたさん

あたくしの口臭の原因は何でしょうか…?

口臭の原因は、ほとんどがお口の中の嫌気性菌という細菌によるものです。この細菌が食べものを分解するときに「揮発性硫黄化合物」というガスを発生し、口臭になります。

口臭には、生きていれば誰にでもあるといえる「生理的口臭」と、何らかの病気が原因で起こる「病的口臭」があります。

口臭の原因1.誰にでもある生理的な口臭

櫻井先生

生きていれば自然に起こる口臭を「生理的口臭」といいます。病気ではないので、歯磨きや食事をするとにおいが弱くなるのが特徴です。体調によっては、そうならない時もありますが…。

ぶたさん

そうですか。歯を磨いたら、においが消えている時がありますね。あたくしの口臭、これかしら?

生きていれば誰にでも自然に起こる口臭を「生理的口臭」といいます。

生理的口臭は、主に唾液の分泌量が減って口が乾いた時に発生します。

口臭を減少させる唾液には2種類あります。

唾液の種類
    • サラサラ唾液…身体がリラックス状態のときに出ます。お口をキレイにする自浄作用があり消化吸収をサポートします。
    • ネバネバ唾液…緊張状態にあるときに出ます。粘膜の保護、外からくる細菌から体を守るといった重要な役割があります。

起床したとき

生理的口臭で最もくさいのが、起床時の口臭です。睡眠中は唾液の分泌量が減り、口内に行き渡らなくなるためお口の中が乾燥しがち。ドライな環境は細菌が繁殖しやすいため、口臭が強くなります。

緊張したとき

緊張したり、恐怖を感じたりすると、自律神経の影響でお口が乾燥します。身体を外敵から守るためにネバネバした唾液が出て、口臭が強くなります。

空腹のとき

空腹時は、緊張や恐怖を感じた時と同様で身体が危険を感じてネバネバした唾液を出します。そのため、お口の中の自浄作用が下がるので、口臭が強くなります。

疲労やストレスがあるとき

疲労やストレスを感じている時も、身体が危険にさらされていると判断するため、ネバネバの唾液が出て口臭がキツくなります。

ホルモンバランスの乱れによるもの

特に女性は、生理・妊娠・更年期など、ホルモンバランスが大きく変化します。その影響で口臭が強くなることが多いのです。

思春期、老齢期など、年齢に伴うもの

身体が成長する思春期も、独特のくさい口臭が出る時期です。

また、加齢によっても口臭が発生します。年を重ねて出てくる口臭は、歯周病が原因であることが多いので、歯科医院で検診やクリーニングを受けることをおすすめします。

口臭の原因2.食べものやタバコによる口臭

ぶたさん

先生、あたくしお昼ご飯を食べたあと、口臭が気になって午後からの仕事に集中できないことがあるんです。

櫻井先生

食べものや嗜好品による口臭は一時的なものなので、医学的な見方では口臭には入らないんですよ。

ぶたさん

えっ、そうなんですか!?

櫻井先生

時間が経つと消えますよね。気になるときは、歯磨きセットや先口液を携帯しておいて、外出先でも昼食の後に歯を磨くようにしてください。それで改善されますよ。

ぶたさん

そうですか。歯磨きが効くんですね。やってみますわ。

ニンニク、ネギなどの飲食物によるもの

飲食物による口臭は時間が経つと消えますので、医学的見地では口臭には入らないものです。

とはいえ、食後の口臭が気になる場合は、歯ブラシを持ち歩いて、外出先でも歯を磨くようにしましょう。

デザートにリンゴを食べる、緑茶を飲む、といった配慮も有効です。

酒、タバコなどの嗜好品

酒・たばこなど嗜好品による口臭は一時的なもので、アルコール臭などは時間が経過すると消えます。

ただしタバコは、長期にわたって吸っていると、口の中に臭いの原因がこびりついて取れなくなることがあります。

口臭の原因3.病気が原因の口臭

櫻井先生

病的口臭といって、病気が原因で発生する口臭もあります。これは治療しなければ改善しない口臭です。

ぶたさん

少し怖いですね。病気っていいますと?

櫻井先生

一番多いのが、歯周病ですね。

ぶたさん

えっ!歯周病って口臭もひどくなるんですね。予防しなきゃいけませんね。

歯周病

歯周病が進行すると、歯の周辺組織を溶かす過程で口臭が強くなります。嫌気性菌が代謝する時、においの元となるメタルメルカプタンや硫化水素を発生させるのです。

虫歯

虫歯も口臭の原因のひとつです。虫歯を放置していると食べかすや歯垢のにおいがキツくなりますし、さらに悪化して歯根の神経が腐ると、臭いが強烈になります。

昔、治療した詰め物や被せ物が経年劣化して、そこから細菌に感染して虫歯が再発し、ひどいにおいを発生させることも…。

舌苔

舌苔とは、舌の表面に付着した白い歯垢のようなもの。食生活の偏りや体調によって発生することがあります。いわば、細菌のかたまりなので、強い口臭を放ちます。

耳鼻咽喉の病気

鼻炎になると鼻呼吸ができず口呼吸になってしまうため、お口が乾燥しやすくなって細菌の繁殖を招きます。

副鼻腔炎や咽頭炎、喉頭炎などの炎症が起こると、膿を含んだ血液がお口の中に入ってきて口臭が強くなります。耳鼻科を受診して、根本的な治療を受ける必要があります。

内臓の病気

胃腸、肝臓など、内臓の病気が原因で起こる口臭の場合は、それぞれの病気特有の口臭があります。

口臭を消すためには、まずは内臓の病気を治療することが大切です。

原因を突き止めて口臭を予防しよう

ぶたさん

口臭って色々な原因があるものですね。それにしても口臭の予防に唾液が大事だとは驚きでした。あたくし、てっきり唾液がくさい原因なのかと思っておりました。

櫻井先生

唾液は天然のデンタルリンスといわれるほどですからね。口臭の予防には

①歯みがきをして清潔を保つこと。

②唾液を増やすこと。

特にこの2つを大切にしてくださいね。プラス、生活習慣を整えることも口臭改善には有効です。

ぶたさん

ふむふむ。さっそくかわいい携帯歯ブラシセットを手に入れなきゃいけませんね~。

記事の重要ポイントをチェック!
    • 口臭には、誰にでもある生理的口臭と、病気が原因の病的口臭がある。
    • 生理的口臭は誰にでもある。気にしすぎてストレス過多にならないよう注意。
    • 口臭予防の基本は歯磨き。次に、唾液の分泌量を増やして口を乾燥させないこと。
    • 生活リズムを整え、酒・たばこを控える、ストレスを減らすことも大切。
    • 病的口臭は、歯周病・内臓疾患などの原因となっている病気を治療する。