40代50代の女性は口臭の可能性大!更年期におすすめの口臭予防法6選

「今まで口臭なんて気にしたことがなかったのに、最近ふと気になることがある」「自分の口臭が気になって会話が弾まないということはありませんか?実は、更年期の女性は、口臭が強くなる要因がたくさんあるのです。今回はそんな更年期にさしかかる40代後半から50代までの女性の口臭とその予防法について詳しくご紹介します。
- 40代を過ぎたら口臭が気になりだした。
- 口臭が気になっておしゃべりに集中できない。
- 更年期と口臭は関係があるのかどうか知りたい。
- 人のちょっとした仕草が自分の口臭が原因のようで気になる。
更年期におすすめの6つの口臭予防
まずは、気になる口臭を予防する方法をご紹介します。
1.正しい歯磨き・舌磨きをする

まめに歯磨きや舌磨きをしているのに口臭がなくならないという人は、やり方が誤っている可能性があります。口臭の原因は口内細菌と歯垢です。細菌はかたまりとなって、粘膜や舌の表面に付着しています。また、歯垢の中にも潜んで増殖します。歯垢が作られやすいのは歯と歯の間、歯と歯ぐきの境目などです。
口内細菌や歯垢を除去するためには、柔らかめで毛先が細い歯ブラシと、舌専用ブラシを用意しましょう。そして、以下の方法が有効です。
- 歯ブラシは力を入れず軽く持つ(エンピツ持ち)
- 歯ブラシを、歯と歯ぐきの境目に45度の角度に当てる
- 細かく揺らすようにして動かし、少しずつ移動させる
- 奥から手前に1〜2回優しくこする
- 磨く頻度は1日1〜2回
- ガーゼなどの柔らかい布でもOK
歯磨きは1日に何回するのが効果的ですか?

毎食後の3回のほかに、夜寝る前に丁寧に磨くことが理想的です。
1日4回!正しくやればとても効果がありそうですね。
2.タバコやアルコールと上手につきあう

タバコやアルコールが口臭の原因となるのは、以下のような理由からです。
- ニコチンは歯ぐきの血行を悪くし歯周病を進行させる
- ニコチンが唾液の出る量を減らし菌が繁殖しやすい環境にする
- タバコを吸うと一酸化炭素が発生し唾液量が減る
- タールの独特な臭いが舌や粘膜にこびりつく
- 利尿作用が唾液の出る量を減らす
- アルコールに含まれる糖分が細菌のエサになる
- 飲みすぎると肝臓で分解できなくなり血中にニオイ成分が流れ出る
タバコもお酒も口臭を引き起こす様々な要因があります。しかし、そうはいっても急にはなかなかやめられない人も多いでしょう。そこで、タバコは1日に吸う本数を減らす、アルコールは飲む頻度や量を減らすことからはじめてみるのがおすすめです。
電子タバコはどうなんでしょうか?

中にはニコチンが含まれているものもあるので、選び方が重要です。
3.食物繊維をよく摂りよく噛む

食物繊維は腸を整えるだけでなく、口臭予防にも一役買ってくれます。食物繊維の多い食品は、たくさん噛まないと飲み込めません。顎をよく動かすと唾液腺を刺激してくれるので、唾液がたくさん出ます。唾液には細菌を抑える働きがあるので、唾液が十分にあると口臭を抑制することができるのです。また、食べ物の食物繊維がお口の中の汚れをかき取ってもくれます。

特に歯ごたえのあるものがおすすめです。リンゴ、レタス、セロリ、ごぼうなどですね。
ふむふむ。サラダだとお手軽に摂れますね。
4.口の中が乾かないようにする

口の中が乾くと唾液が少なくなって自浄作用が薄れますが、更年期に多いのがドライマウスなどのお口の中が乾くという現象です。口の中を乾かさないようにするためには、たくさん人と会話する、よく笑う、歌う、こまめに水分補給をするなどがあります。
水分補給は一度にたくさん飲むのではなく、1回に一口というように口の中を潤す程度で十分です。
まあ。気をつけなくちゃ。
5.生活習慣を改善し免疫力を高める

生活習慣が乱れると免疫力が下がり、体が疲れやすくなって悪い菌に対抗する力も弱まってしまいます。また、体が疲れていると心も不安定になりやすくなります。ストレスは口臭を引き起こす原因のひとつなので、不規則な生活はよくありません。
免疫力を上げるには、栄養バランスが取れた食事を決まった時間に適量食べること、軽い運動をすること、質の良い睡眠をとって疲労を回復することです。

腸内環境を整えると免疫力も上がります。
ふむふむ。やっぱり食物繊維なのね。
6. 歯周病をケアして口臭の元をノックアウト!

歯周病は口臭の原因の大部分を占めています。歯周病をケアして口臭を改善しましょう。歯周病の兆候は、以下のようなことから知ることができます。
- 最近歯ぐきが下がってきたような気がする
- 冷たいものや温かいものが歯に沁みる
- 歯ぐきや歯に浮いたような違和感がある
- 歯を磨くと時々出血がある
歯周病は、正しい歯磨きで紹介したような歯磨き方法を実践したり、粒子が入っていない歯磨き粉を選んだりすることで予防できます。

自分で判断しづらい時は歯科でチェックしてもらうのがおすすめです。
ふむふむ。そういえばしばらく歯医者さんに行ってないわ。
更年期に口臭が強くなる原因
ここからは更年期に口臭が強くなる原因について、ひとつずつ説明していきます。
歯周病のリスクが高まる

歯周病とは歯と歯茎の間に入った細菌が、炎症を引き起こすことからはじまります。歯ぐきが痩せるのは加齢によって自然に起こるものです。そのため、ちょうど40歳を過ぎたあたりから歯ぐきが下がり気になる人が多くなります。早い人では30代から気になる人もいます。
また、昔の虫歯の治療跡に詰め物が入っている人もいると思いますが、詰め物が劣化している場合があります。すると、歯と詰め物の間に隙間ができて、炎症が起こりやすくなります。
こういったことから、更年期には歯周病のリスクが高くなるのです。
ふむ。自分では防ぎきれないこともあるのね。

ただ、正しい歯磨きや歯間ブラシなどでケアすれば予防できます。
女性ホルモンが急激に変化する

女性は一生に何度もライフステージが変わります。初潮と思春期、妊娠と出産、閉経と更年期、そして高齢期です。その度に起こるのが、女性ホルモンの急激な変化です。
女性ホルモンには2つありますが、そのうち卵胞ホルモンは骨やお肌を丈夫にし、体に潤いを与えて女性が子どもを生みやすくするという役割があります。しかし、加齢とともに卵胞ホルモンはだんだんと減少し、体内の水分も減っていきます。すると、唾液の分泌量も少なくなり口臭が発生しやすくなるのです。

体は部分的ではなく、すべてつながっているということがよく分かりますね。
ふむふむ。本当ですね。
メンタルが不安定になると口臭が発生しやすい

更年期には多くの人が更年期障害の症状を体験します。うつ症状などもそのひとつ。40代50代は段々と体が思い通りにならなくなって急に老いを感じたり、子どもが自立して気が抜けたりする人が多いです。また、自分の将来や親の介護など様々な心配事も身近に感じられるようになります。更年期では女性ホルモンの急激な変化に加えて、上記のことが複数重なる場合が多いので、気分がふさぎ込んだりイライラしやすくなったりするといわれています。
女性ホルモン自体も、心と無関係ではありません。女性ホルモンが乱れるとメンタルも不安定になる傾向にあるからです。口臭はこうしたストレスや不安からの精神的・肉体的疲労がたまることによっても発生するので、何かとストレスを抱えやすい更年期には口臭が強くなりやすいのです。
歳を重ねるとなにかと悩みも多くなるのよね。

そうですね。上手に乗り切りたいですね。
口臭を予防して更年期を快適に過ごしましょう
更年期はストレスや不安が多いものですが、口臭がなくなれば気兼ねなく人との会話を楽しむことができ、ストレス解消にもなります。口臭を改善して、少しでも快適に過ごしましょう。
- 正しい歯磨き・舌磨きで口臭を改善
- タバコやアルコールと上手につきあう
- 食物繊維を意識して摂り善玉菌を増やす
- 口内を潤して唾液の自浄作用を活かす
- 生活習慣を改善して免疫力を高める
- 歯周病をケアして口臭の元をノックアウト
- 更年期は様々な要因から口臭になりやすい