40代の人が歯を失う原因第1位は虫歯!大人虫歯を予防する10の方法

40代の人が歯を失う原因第1位は虫歯!大人虫歯を予防する10の方法
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虫歯は子どものイメージがありますが、実は大人の虫歯は早期発見が難しく、悪化しやすいのでとても深刻です。大人の虫歯には、生活習慣が大きく影響しています。そこで今回は、生活習慣から見た大人の虫歯を予防する方法をご紹介します。

この記事がおすすめな人
    • 自分は虫歯になりやすいタイプではないかと思っている。
    • 虫歯になりたくない。第一歯の治療をする時間もない。
    • 虫歯にならないための予防法や習慣を知りたい。
    • 昔の治療跡が再発すると聞いたことがあるけど本当? と思っている。
    • 死ぬまで自分の歯で食べたい。入れ歯なんてイヤ。
INDEX
  1. 虫歯になりやすいタイプチェック
  2. 「大人虫歯」の予防法
    1. フッ素で対策をする
    2. 正しい歯磨きを行う
    3. 歯間ケアを行う
    4. 唾液を増やす
    5. 口内環境をコントロールする
    6. キシリトールを使う
    7. 免疫力を高める
    8. 規則正しい食生活をする
    9. 喫煙・飲酒を控える
    10. 1歯科医院で定期的にメンテナンスする
  3. 大人の虫歯は静かに早く進行する
  4. 「大人虫歯」を予防して80歳まで自分の歯で食べよう!

虫歯になりやすいタイプチェック

厚生労働省によると、40代の人が歯を失う原因の第1位は虫歯とのこと(平成28年歯科疾患実態調査より)。まずは、ご自分が虫歯になりやすいタイプかどうか、セルフチェックしてみましょう。

    • 歯みがきは1日1回だけ
    • 歯を磨かないで寝落ちしてしまうことがある
    • デスクワークや家事の合間の甘いものは欠かせない
    • お菓子をダラダラと食べ続ける
    • 好き嫌いが激しい・インスタント食品が多い
    • 忙しくてつい食事を抜いてしまいがち
    • 慢性鼻炎やアレルギー性鼻炎などで口呼吸になっている
    • 歯並びが悪くて歯が磨きにくい
    • 歯医者にはできるだけ行きたくない
    • 歯ぐきが腫れている、歯ぐきから血が出る

ひとつでも当てはまるものがあれば、虫歯になりやすいタイプと言えます。

「大人虫歯」の予防法

大人の虫歯を予防するには、生活の中で何を変えるかを明確にすることが重要です。これからご紹介する10のポイントを押さえ、できることから生活に取り入れてみましょう。

1.フッ素で対策をする

フッ素は虫歯菌が溶かした歯の表面を修復したり、歯をコーティングして細菌から守ったりする働きがあります。通常の歯みがき粉にもフッ素は入っていますが、高濃度フッ素の歯みがき粉を用いるのがおすすめです。フッ素をお口の中に浸透させるには、歯磨きした後大量の水で何度もゆすがないこと、歯みがき後30分は飲食しないことです。

瓜生先生

スウェーデンではこのやり方で、80歳以上の人の残存歯数が日本より8本も多いというデータがあります。

パンダ

ほーう、それはぜひ見習いたいですね。

2.正しい歯磨きを行う

正しい歯磨きとは、歯に余計な圧をかけずにみがくことです。歯と歯の間歯と歯ぐきのすき間毛先を入れるようにして細かく振動させると、細かい汚れまで落とせます。

歯みがきのタイミングは、毎食後すぐ寝る前にするのがおすすめです。就寝中は虫歯菌が繁殖しやすいため、食べた後やお酒を飲んだ後そのまま寝てしまうと虫歯のリスクが非常に高まります。

パンダ

ああ、おいらよくやっちゃうなぁ。

瓜生先生

歯みがきをしないと気持ち悪くて眠れないくらい習慣にするといいですよね。

3.歯間ケアを行う

歯と歯の間隔は、大人になるほど広くなる傾向があります。歯間は歯ブラシが入りにくく、歯垢などの汚れが溜まりやすくなっています。歯ブラシのみで歯みがきを済ませると、40%の磨き残しが発生することがわかっているため、歯間ケアは重要です。

パンダ

歯間ブラシとデンタルフロス、どちらがいいんですか?

瓜生先生

場所によって使い分けるのが良いですが、フロスならホルダーつき、歯間ブラシは針金が細くて柔らかいものが使いやすいです。

4.唾液を増やす

唾液には抗菌・殺菌物質や、免疫物質が含まれています。唾液を増やすのには道具も何も必要ないので、虫歯を防ぐ一番手っ取り早い予防法かもしれません。唾液はリラックスしている時に多く分泌されるため、ストレスを溜めないこと、食事をよく噛んで味わい、楽しむことは唾液の分泌量を増やすことにつながります。また、こまめな水分補給ガムを噛んで唾液腺を刺激する方法もあります。

パンダ

食事を楽しむのは得意だなぁ。

瓜生先生

(笑)。リラックスすると同時によく顎を動かすので唾液腺を刺激できます。

5.口内環境をコントロールする

口内環境とは、腸内環境と同じで善玉菌と悪玉菌のバランスがあります。バランスが保たれていれば悪玉菌は活発に活動できず、虫歯にもなりにくいのですが、バランスが崩れると悪玉菌が活発になり、虫歯になりやすい環境になります。

口内環境をコントロールするには、乳酸菌を含む食べ物を積極的に食べたり、虫歯菌の活動拠点となるプラークを除去するのがおすすめです。

パンダ

プラークの除去って、要するにオーラルケアってことですよね。

瓜生先生

そのとおりです。

6.キシリトールを使う

ガムに代表されるキシリトールは甘みがありながら糖分を含んでいないため、虫歯菌が糖と勘違いして活発に活動しても繁殖できず、死滅に追い込むことができます。

ガムやタブレットなどで摂る場合には、キシリトールが50%以上配合されていることが重要です。

パンダ

人工甘味料って体に悪い気がしますが、ぶっちゃけキシリトールって安全なんですか?。

瓜生先生

キシリトールに関しては、WHOなども安全性を認めています

MEMO
たくさん摂りすぎるとお腹がゆるくなることがあるため、パッケージに表示されている1日の摂取量を守りましょう。

7.免疫力を高める

虫歯は感染する病気なので、1ヶ所虫歯ができると、他の歯にも感染ってしまうことがあります。体全体の免疫力を高めれば、感染に強くなり虫歯にもなるリスクも低減することが可能です。

免疫力を高めるためには、質の良い睡眠栄養バランスの取れた食事、適度な運動などが大切です。また、疲労やストレスは自律神経を乱し、免疫力が下がります。疲労やストレスを溜めないようにしましょう。

パンダ

免疫力を高める食べ物はありますか?

瓜生先生

ブロッコリーなどの緑黄色野菜やヨーグルト・納豆などの発酵食品がおすすめです。

8.規則正しい食生活をする

規則正しい食生活は、虫歯を作りにくくします。忙しいからと食事を抜いてしまうと空腹時に体がストレスを感じ、唾液量が少なくなって唾液による自浄作用が機能しづらくなります。かといって空腹を抑えるためにちょくちょくつまみ食いしていると、口内が常に汚れている状態になり良くありません。食事は規則正しく摂り、食事の後は歯を磨きましょう。

パンダ

たしかにお腹が空くとイライラするなぁ。

瓜生先生

そうなんです。空腹は体がストレス時と同じ状態になります。

9.喫煙・飲酒を控える

タバコは歯ぐきの血行を悪くし、免疫力を低下させます。また、お酒は利尿作用から口の中を乾燥させ、唾液の働きを弱めます。お酒を飲むと気分がよくなって細かいことが気にならなくなり、歯みがきもおろそかになりがちです。日頃から虫歯を予防するなら喫煙や飲酒はなるべく控えましょう。

パンダ

それそれ!お酒飲むと何もかもどうでも良くなっちゃうんだよなあ。

瓜生先生

そういう人ほど控えめにしたほうがいいですね^^;

10.歯科医院で定期的にメンテナンスする

歯科医院では、定期検診プロケアを行っています。いずれも専門機器によるクリーニングがメインで、プロケアはホワイトニングやマッサージなどを行うところもあります。

セルフケアではどうしても口内の汚れは落とし切るのが難しいため、定期的にプロによるクリーニングをするのがおすすめです。

瓜生先生

自分では取りにくい歯垢や歯石も除去できます。

パンダ

これはやってみたいです。

大人の虫歯は静かに早く進行する

大人の虫歯が発見しにくいのは、昔の治療跡の下で密かに進行するケースが多いから。特に銀の詰め物や被せものの下では、虫歯が再発しやすいのです。まして外からは見えないため、視認できません。また、年齢を経るごとに象牙質の内側に厚みが出てくるため、虫歯に侵されても痛みなどの自覚症状が出るまでに時間がかかるのも発見が遅れる一因です。

瓜生先生

大人は仕事などの都合もあってなかなか時間が取れず、治療が長引くケースが多いです。

パンダ

確かに仕事帰りに歯医者さんに行くのは面倒だなぁ。

「大人虫歯」を予防して80歳まで自分の歯で食べよう!

大人の虫歯はとてもやっかいです。虫歯の治療には費用も時間もかかります。しかも、一度失った歯はもとに戻すことができません。今回ご紹介した方法で、日ごろから虫歯予防をして、80歳まで自分の歯を残したいものです。

記事の重要ポイントをチェック!
    • フッ素で対策をする
    • 正しい歯磨きを行う
    • 歯間ケアを行う
    • 唾液を増やす
    • 口内環境をコントロールする
    • キシリトールを使う
    • 免疫力を高める
    • 正しい食生活をする
    • 歯科医院で定期的にメンテナンスする
    • 喫煙・飲酒を控える