頭痛が治らない原因は「歯ぎしり」だった!?歯ぎしりは治せる?【歯科医監修】

頭痛が治らない原因は「歯ぎしり」だった!?歯ぎしりは治せる?【歯科医監修】
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原因不明の頭痛や肩こりに悩んでいませんか?その原因は歯ぎしりかもしれません。

睡眠中の歯ぎしりは、多くの人が経験しています。すぐに終わればいいのですが、中には1時間以上も歯ぎしりをし続けてしまう人がいます。

それが毎晩のことになると、歯や歯の周辺組織に負担がかかり、さまざまな健康への悪影響が出てきます。

なぜか頭痛や肩こりが慢性化していて治らない、という人は、もしかすると寝ている間に歯ぎしりをしているかもしれません。

今回は、なぜ、頭痛を引き起こす原因になる歯ぎしりをしてしまうのか、防止する方法はないのか、歯科医に話を聞きました。

この記事がおすすめな人
    • 原因不明の頭痛や肩こりに悩まされている。
    • 頭痛の原因が歯ぎしりかもしれないって本当?
    • 集中すると、食いしばりや歯ぎしりをしてしまう。
    • 歯がグラグラしてきた。歯ぎしりのせい?
    • 頭痛の原因が歯ぎしりなら、治したい。
INDEX
  1. 頭痛を引き起こす原因は「歯ぎしり」?
  2. なぜ?歯ぎしりが起こる原因は?
    1. ストレス
    2. 噛み合わせのズレ
    3. 飲酒
    4. クセ
  3. 頭痛を引き起こす歯ぎしりを治す方法は?
    1. ストレス発散
    2. 顎の筋のマッサージ
    3. 噛み合わせの調整
    4. マウスピース療法
  4. 歯ぎしりには「ナイトガード」というマウスピース療法がある!

頭痛を引き起こす原因は「歯ぎしり」?

さるくん

ぼく、頭痛もちなんですが、歯ぎしりが原因かもしれないって本当ですか?

鈴木先生

その可能性はありますね。歯ぎしりをすると、体重の2~3倍もの力が、咬筋という噛むときに動かす筋肉にかかることになりますからね。

さるくん

え~っ!じゃあ100kgくらいのスゴイ力が咬筋にかかっているってことですか!うわぁヤバイですね!

歯ぎしりをすると、時には100kgもの加圧が発生します。

そうなると、歯を傷めるだけでなく、咬筋という噛む時に動かす筋肉にも大きな負担を強いることになります。

咬筋は、顎、首筋、肩、こめかみなどにつながっているため、周辺の筋肉に炎症が起こり、頭痛や肩・首コリといった症状として現れることがあるのです。

なぜ?歯ぎしりが起こる原因は?

さるくん

どうして、歯ぎしりしちゃうんですか?睡眠中の歯ぎしりって、自分ではどうしようもないですよね!

鈴木先生

歯ぎしりの原因はさまざまですが、一説に歯ぎしりをすることで身体のストレスを発散しているともいわれています。

さるくん

ストレス発散!?えっ、どういうことですか?

鈴木先生

それでは歯ぎしりの原因について、お話しましょう。

ストレス

歯ぎしりの原因は科学的に解明されていないのですが、さまざまな研究や調査で、ストレス過多が原因であるとされています。

歯ぎしりをすることによって、身体のストレスを外へ発散していると考えられているのです。イライラしたり不安な精神状態になったりすると、つい身体を揺らしてしまう、いわゆる貧乏ゆすりなども同様です。

噛み合わせのズレ

噛み合わせのズレとは、上下の顎の位置が合っておらず、正しく噛み合っていない状態です。噛み合わせに異常があると、歯ぎしりが起こりやすくなります。

また、噛み合わせが悪い状態で歯ぎしりをすると、顎関節症などのトラブルを引き起こしやすく、慢性的な肩こりや頭痛にも繋がります。

飲酒

過度な飲酒をすると睡眠の質が下がり、浅い眠りになります。そうなると、歯ぎしりが起こりやすい状態になってしまうのです。

寝酒が習慣になっている人もいると思いますが、歯ぎしりを起こしやすく、その影響で頭痛が慢性化している可能性が高いといえます。

クセ

集中力があるのはいいことですが、過度に集中すると、無意識のうちに食いしばりや歯ぎしりでてしまい、それがクセになっている人がいます。

夜、寝ている時に無意識に出てしまう歯ぎしりと違い、日中、つい食いしばりや歯ぎしりのクセがでてしまうという時は、できるだけ口元をリラックスさせるようにしましょう。

頭痛を引き起こす歯ぎしりを治す方法は?

さるくん

歯ぎしりって治す方法はないんですか?

鈴木先生

歯科で歯ぎしり治療の相談ができますよ。ご自身でも歯ぎしりを緩和させる方法がありますので、順にお伝えしていきますね。

さるくん

お願いします!

ストレス発散

まずは、歯ぎしりの大きな原因とされるストレスをためない生活を心がけることです。

「ストレスをためないといっても、どうすればいいの?」という場合は、まずは規則正しい生活から始めてみましょう。

知らず知らずのうちに身体が抱え込むストレスは、十分な睡眠をとり、生活リズムを整えることで軽減されます。

生活リズムが乱れると、「幸せホルモン」といわれる抗ストレス物質セロトニンの分泌が低下してしまうためです。

なんとなく憂鬱で不安な気持ちが拭い去れず、原因不明の頭痛が治らないという時は、セロトニンが不足している可能性があります。

朝、少し早めに起きて、太陽の光を浴びることから初めてみませんか?

顎の筋のマッサージ

咬筋まわりが凝り固まっていると、歯ぎしりが起こりやすくなります。

歯ぎしりによる頭痛を改善するためには、咬筋からつながるこめかみの側頭筋、おでこの前頭筋、首筋や肩の筋肉に繋がっている後頭筋をほぐすマッサージがおすすめです。

セルフマッサージで顎関節の周辺や首筋をほぐしたり、リフレッシュサロンなどでヘッドスパや頭皮マッサージを受けたりして、筋肉のコリをほぐすようにしましょう。

噛み合わせの調整

上下の顎の噛み合わせが悪く、歯ぎしりが起こりやすくなっている場合は、歯列矯正で噛み合わせを改善する必要があります。

歯科で診断を受け、噛み合わせに問題がないか確認しましょう。

マウスピース療法

歯科では、歯ぎしり改善のために「ナイトガード」というマウスピース療法を受けることができます。

マウスピースを装着して眠ると、歯ぎしりのせいで歯が削れたり割れたりするのを防止できるのですが、ナイトガードの優れた役割はそれだけではありません。

歯ぎしりが起こった部分が削れるため、本当に歯ぎしりをしているのか、さらに、どこの部分で歯ぎしりしているのかが解るのです。

それによって、どのように改善していけばいいか、より効果的な歯ぎしり改善の治療計画を立てることができます。

歯ぎしりには「ナイトガード」というマウスピース療法がある!

さるくん

マウスピース療法って、どこの部分で歯ぎしりしているかまで、解るんですね!

鈴木先生

人によってはえぐれたり傷ついたりして、マウスピ―スを作り直すことになるほどです。ですが、これからどう治療していけばいいのか、治療計画を立てるための情報が得られます。

さるくん

歯ぎしりって自覚できないから、それはいいですね!ぼくもナイトガード作りたいです!

鈴木先生

ナイトガードについては下記の記事に詳しく紹介していますので、合わせてご覧くださいね。

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記事の重要ポイントをチェック!
    • 歯ぎしりが原因で、頭痛や慢性化することがある。
    • 歯ぎしりの原因には、ストレス過多や深酒などがある。
    • 歯ぎしりは、噛む時に使う咬筋のコリの可能性がある。
    • 噛み合わせのズレ起因の歯ぎしりは、歯列矯正が必要。
    • 歯科では、マウスピース療法で歯ぎしりの改善が可能。