辛いつわりで歯が磨けないときの対処法!楽になる磨き方の6つの工夫

辛いつわりで歯が磨けないときの対処法!楽になる磨き方の6つの工夫
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お腹が大きくなる前に起こるつわりは、人からは分かりづらく理解されにくい分よけいに辛いですね。食事でも苦労している人が多いですが、歯磨きもそのひとつ。今まで機械的にやっていた歯磨きが、妊娠した途端にできなくなり、ストレスを感じている人も多いのではないでしょうか。ここでは、つわりが辛いときにできるだけ楽に歯磨きをする方法をご紹介します。

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    • 歯ブラシを口に入れただけで気持ち悪くなる
    • 歯磨きを続けられない
    • 歯磨きできなくて虫歯になるのが心配…
    • 歯磨きをしたら血が出るようになった
INDEX
  1. つわりが辛くて歯磨きできない時の6つの工夫
    1. 歯磨きは気分の良いときにする
    2. 下を向いて磨く
    3. デンタルフロスや指マッサージ
    4. 歯磨き粉をつけない
    5. とりあえずうがいだけしておく
    6. 寝る前のリラックスタイムに重点的に行う
  2. 妊娠中と通常時では異なる口の中
    1. 歯周病になりやすい
    2. 口臭が起こりやすい
    3. ママの口内環境はお腹の赤ちゃんに影響することも
  3. 妊娠中に歯科治療を受けるタイミング
  4. 歯磨きを工夫して辛いつわりを乗り切りましょう

つわりが辛くて歯磨きできない時の6つの工夫

食べた後は口の中が粘ついて気持ち悪いから磨きたいのに、歯ブラシを口の中に入れただけで吐き気をもよおしてしまう…そんなときにおすすめなのが以下の6つです。

1.歯磨きは気分の良いときにする

歯磨きは気分が良いときを見計らって行いましょう。つわりがひどくなるのは、起床時や食事後、空腹時、疲れが溜まったときなどです。人によって食べづわりや眠りづわりなどタイプも様々ですが、1日中つわりがひどいということはあまりないでしょう。食後すぐに磨けなくても、気分の良いときに歯磨きを済ませれば大丈夫です。

うさぎさん

歯磨きって食後すぐじゃなくても大丈夫なんですか?

柿木先生

ストレスは母体にも赤ちゃんにもよくないので、おおらかに構えて大丈夫ですよ。

うさぎさん

そうなんですね〜。

2.下を向いて磨く

妊娠時は喉が敏感になっています。唾液が喉にたまると吐き気をもよおす場合、下を向いて歯を磨けば唾液が喉にいかずに磨くことができます。

うさぎさん

気持ち悪くなる原因って唾液だったんですね。

柿木先生

そうでない場合もありますが、唾液が原因になることもあります。下を向いて歯を磨いたら平気だったという人もけっこういるんですよ。

3.デンタルフロスや指マッサージ

歯ブラシを口に入れると嘔吐感をもよおしてしまう人は、デンタルフロスや歯間ブラシなど小さなアイテムを使うのもおすすめです。硬いものを口に入れるのがイヤな人は、清潔な指で歯の表面や歯茎をマッサージするのも良いでしょう。

柿木先生

小さなヘッドの歯ブラシに変えるだけで解決する人もいます。

うさぎさん

あれこれ試してみて、自分に合った方法をみつければいいんですね。

4.歯磨き粉をつけない

強い匂いの歯磨き粉が苦手になることや、歯磨き粉と息の臭いが混ざるのが気持ち悪さを引き起こすこともあります。そういった場合には、臭いの少ない歯磨き粉に変えたり、歯磨き粉をつけずに水だけで磨いたりすると良いでしょう。

うさぎさん

歯磨き粉をつけなくてもいいんですか?

柿木先生

歯磨き粉をつける目的というのは、歯にフッ素を与えることなんです。一時的なら歯ブラシで汚れをかき出せれば問題ありません。

うさぎさん

そうなんですね〜。

5.とりあえずうがいだけしておく

食後に歯磨きをするのが辛いときは、とりあえずブクブクうがいをしておくだけでも違います。歯磨きは食事後にするものと思っている人も多いと思いますが、気分や体調が優れないときは、無理にすることはありません。うがいの水流だけでも食べカスはけっこう落ちます。

柿木先生

もし可能なら、刺激の少ないマウスウォッシュを使ってもいいですね。

うさぎさん

マウスウォッシュなら口の中がスッキリしそうですね。

6.寝る前のリラックスタイムに重点的に行う

日中の歯磨きがあまりできなくても、寝る前にしっかりと歯を磨けば一定の効果があります。というのも、細菌が一番活発になるのは、寝ている間だからです。寝る前のリラックス時にゆったりと時間をとり、少し長めに歯磨きをする習慣をつけましょう。

柿木先生

特にお風呂上がりなどがおすすめです。

うさぎさん

テレビとか見ながらできそうですね。

妊娠中と通常時では異なる口の中

妊娠中は歯茎が腫れたり歯磨き時に出血したりと、お口のトラブルが多くなります。その理由は、虫歯や歯周病の原因となる口内細菌が増える環境になりやすいからです。細菌が増える要因のひとつは女性ホルモンが急激に変化すること、そしてもうひとつはつわりや食事回数の変化などで口内の清潔を保ちにくくなることです。口内細菌が増えると、以下のような症状が起こりやすくなります。

1.歯周病になりやすい

歯周病とは、細菌が食べカスを腐食させて歯垢にし、歯茎に炎症を起こして溶かしてしまう病気です。歯周病の初期症状は、歯茎の腫れや歯磨き時の出血、歯が浮くような感じなどです。妊娠中に起こるこのような特徴を、姙娠性エプーリスと呼びます。

柿木先生

妊娠したら歯茎が腫れた、出血したという相談はけっこう多いですよ。

うさぎさん

そうなんですね。そうすると、妊娠時は歯磨きが重要になってきますね。

柿木先生

そうですね。ただ、何がなんでもというよりは、ご紹介したように気分や体調がいいときにしてくださいね。

2.口臭が起こりやすい

妊娠するとホルモンバランスの変化で唾液の分泌量が少なくなります。唾液には口内細菌を抑制する働きがあるので、唾液の量が減ってしまうと口臭の元になる細菌が増殖しやすくなります。口の中が粘ついたら、含みうがいなどをして口内を潤しましょう。

柿木先生

歯垢や虫歯、歯周病にはそれぞれ臭いを発するという特徴があるんです。

うさぎさん

ただ汚れるだけじゃなくて、臭いもあるんですね…。

3.ママの口内環境はお腹の赤ちゃんに影響することも

重度の歯周病がある場合、歯周病菌が血管に入り込むと低体重児出産や早産のリスクが高まります。

うさぎさん

歯周病の菌が血管に入り込むなんてこと、あるんですか?

柿木先生

はい。妊娠中じゃなくても糖尿病を悪化させたり、梗塞を起こしたりすることが分かっています。

妊娠中に歯科治療を受けるタイミング

もしも妊娠中に歯の治療をしたいときは、つわりが収まり、なおかつお腹が大きくなり過ぎる前がおすすめです。虫歯や歯周病は生まれた赤ちゃんに伝染る可能性があるので、虫歯や歯周病がある人は早めに治療をしましょう。

柿木先生

妊婦さんが歯の治療をする場合、安定期に受けるのが良いでしょう。

うさぎさん

というと、5ヶ月から7ヶ月くらいの間ですね。

柿木先生

そうですね。お腹が大きくなりすぎると、今度は仰向けになって治療を受けるのが辛くなりますから。

歯磨きを工夫して辛いつわりを乗り切りましょう

妊娠中は細菌が増えやすくなっているので、歯磨きや口内ケアは重要です。つわりはいつまでも続くものではありません。辛いのは一時的だと考えて、色々と工夫して上手に乗り切りましょう。

記事の重要ポイントをチェック!
    • 歯磨きは気分の良いときにすれば良い
    • 下を向いて磨くと気持ち悪くなりにくい
    • 歯ブラシがダメでもデンタルフロスや指マッサージなら大丈夫ということもある
    • 歯磨き粉の臭いがイヤなときは歯磨き粉をつけないで水だけで磨く
    • 食後はとりあえず水うがいやマウスウォッシュだけでもOK
    • 細菌がもっとも増える就寝時の前に時間をかけて磨く