口臭予防策一覧!口臭は原因に即した方法で正しく予防すると効果アリ

口臭が強くなるのが不安で色々な予防法を試しているけど、いまいち効果があるのかどうか分からない…そんなお悩みを抱えてはいませんか?
タブレットなどで一時的に口臭を消しても、根本的に解決しなければいつまでたってもお悩みは解消しませんね。口臭予防は、原因に即した方法で対策すれば、きちんと効果が出ます。
ここでは、原因に即した口臭予防策を一覧でまとめました。その後、予防策と原因を紐付けて詳しく説明しますので、ぜひ最後までお読みくださいね。
- 自分に合う口臭予防策を見つけたい
- 簡単にできる口臭予防策を知りたい
- 口臭の原因を取り除く方法を知りたい
1.口臭予防の方法は5つ

口臭予防方法は、大きく次の5つに分類することができます。
- 正しい歯磨きをする
- 歯科で治療をする
- 唾液を増やす
- 食生活を見直す
- 腸内環境を改善する
あれ?一覧っていうから予防するグッズを期待してましたよ。

よくあるタブレットなどはその場しのぎとしては効果があるかもしれませんが、根本対策にはならないんですよね。
なるほど、この5つは本当に口臭を予防できる方法なんですね。
2. 自分に合う口臭予防策を見つけるには原因を知ることから

口臭予防をするなら、まずは口臭の原因の種類を知ることが必要です。口臭の原因には、以下のような種類があります。
- 歯垢や舌苔
- 虫歯や歯周病
- ドライマウス
- ダイエット
- 胃腸のトラブル
これらの原因はひとつひとつ独立しているわけではなく、複数の要因が絡み合っていることが多いです。例えば一人の口の中に、歯垢や舌苔と虫歯や歯周病が同居している可能性もあります。

ブタさんは気になるものはありますか?
う〜ん、毎日しっかり歯を磨いてるし、虫歯もないけど…。

今のところ自覚症状はないかもしれませんが、この後詳しい説明を聞いて、心当たりがあるものが出てくるかもしれませんよ。
そうですね。まずは説明を聞いてみます。
3. 原因別の口臭予防策
自覚症状がない場合は原因を特定するのは難しいですが、より詳しい内容を知れば、もしかしたらピンとくるものがあるかもしれません。口臭予防策も一緒にご紹介します。
3-1. 歯垢や舌苔が原因なら正しい歯磨き

口臭の原因のトップは、歯垢や舌苔といわれています。歯垢や舌苔は、口内細菌や古い角質、食べカスなどが塊になったものです。歯垢と舌苔は実は同じといってよく、歯の周りについているか、舌の表面についているかです。
歯垢は歯ブラシでかき取ることができますが、正しい歯磨きができていないと磨き残しがでてしまいます。毎日しっかり歯磨きをしていても、歯磨きのクセで磨き残しが出てしまう場合もあるので、正しい歯磨きのおさらいをしてみましょう。
- 歯ブラシはペンを持つように軽く持つ
- ブラシは歯の表面なら垂直に、歯と歯茎の間なら45度に当てる
- 小刻みに揺らすように1本ずつ磨く
- ゆすぎは1回にとどめる
ゆすぎは1回?

はい。歯の表面に歯磨き粉のフッ素を残すために、ゆすぎは1回程度にしてください。
そういうことなんですね。
次に、舌磨きの仕方についてもチェックしてみましょう。

- 舌専用のブラシを使う
- 舌の奥から手前に軽く1〜2回こする
- 1日1回で十分
歯ブラシでは繊細な舌を傷つけてしまうので、舌専用ブラシを使ってください。強い力でこすったり頻繁に舌磨きをしたりすると舌の表面を傷つけ、かえって汚れが溜まりやすくなってしまうので注意してくださいね。
3-2.虫歯や歯周病が原因なら歯科で治療

虫歯や歯周病は、強烈な悪臭を放ちます。もし虫歯や歯周病の自覚症状があるなら、早急に歯科で治療をしましょう。
虫歯や歯周病の症状は、以下のようなものです。
- 痛みや違和感がある
- 虫歯:熱いものや冷たいものが歯に滲みる
- 虫歯:鏡で見ると黒いところがある
- 歯周病:歯茎が赤く腫れている
- 歯周病:歯茎がブヨブヨしている
例えば痛みや違和感がなくて歯に滲みることもあるんですか?

大抵歯の痛みも伴っていることが多いんですが、初期症状だと痛みがないこともあるし、知覚過敏ということもあります。
診察してみないと分からないということですね?

そうですね。不安なら一度受診するのがおすすめです。
3-3. ドライマウスが原因なら唾液を増やす

ドライマウスはストレスや疲労、口呼吸、薬の副作用、糖尿病などの病気が原因で起こります。全身疾患や薬の副作用の疑いがある場合は、担当医に相談するのがおすすめです。
ストレスや疲労がたまると自律神経が乱れてドライマウスになることがあります。心当たりがある人は、意識して休息を取りましょう。
唾液の分泌量は、水分をこまめにとる、よく噛んで食事する、唾液腺のマッサージなどをすると増やすことができます。

・両手の親指を揃えて顎の真下に置き、下から突き上げるようにグーッと押す
3-4. ダイエットが原因なら食生活を見直す

ダイエットで食事制限や糖質(炭水化物を含む)制限をしていると、肝臓から口臭の原因となるケトン体が分泌されます。ケトン体は汗のような酸っぱいような臭いで、ダイエット臭とも呼ばれています。
ダイエットをするなら糖質制限をゆるくする、バランスの良い食事にして有酸素運動を取り入れるなど、食生活を見直しましょう。

過激な食事制限をすると、お肌や髪の毛の水分がなくなってパサパサになってしまうことがあるんですよ。
私は痩せて老化している人より、少しぽっちゃりしていても健康な人のが好きですねー。
3-5. 胃腸が原因なら腸内環境を改善

胃腸の調子が悪いと、腸内にガスがたまって口臭の原因になることもあります。最近お腹を壊している、または便秘気味、ガスが溜まりやすいという人は、胃腸が原因の口臭の可能性が高いです。
腸内環境を良くするには、善玉菌のエサとなる発酵食品や野菜を多く食べるのがおすすめです。ヨーグルトは人によって合う・合わないがあるので気をつけましょう。
善玉菌のエサとなる発酵食品や野菜って、例えばどんなものですか?

漬物、キムチ、納豆、大根、ごぼうですね。
ただし、お腹を壊している人は消化機能が低下している可能性があります。おかゆや煮込みうどん、餅など消化の良い食べ物を食べて様子を見てください。
4. 口臭は全身疾患が原因の場合も

口臭の原因で全身疾患っていうのが気になっているんですが…。

はい。それについて、もう少し詳しく説明しますね。
口臭の原因となる全身疾患でよくあるのは、以下のものです。
- 副鼻腔炎
- 糖尿病
- 甲状腺疾患
- 尿素病
- 腎臓の病気
- 肝臓の病気
全身疾患の場合、口臭が病気のサインとなっていることがあります。体調がおかしいなと思ったら、早めに病院に行きましょう。
5. 原因を突き止め口臭を予防しよう
口臭は強くなる前に予防したいですね。今回ご紹介した5つの方法は、原因を把握して実行すると効果があります。複数の原因が重なっている場合もあるので、心当たりがあるものをいくつか試してみてくださいね。
- その場しのぎでは口臭予防にはならない
- 歯垢や舌苔→正しい歯磨き・舌磨きで口臭予防
- 虫歯や歯周病→歯科治療で口臭予防
- ドライマウス→唾液腺マッサージで口臭予防
- ダイエット→食生活の見直しで口臭予防
- 胃腸のトラブル→腸内環境を改善して口臭予防