【舌磨きについて】メリットや舌苔が改善する正しい磨き方とは?

【舌磨きについて】メリットや舌苔が改善する正しい磨き方とは?
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「舌磨きがいいと聞いて毎日やっているのに白い舌苔がなかなか取れない」
「舌磨きはしないほうがいいと聞いたことがあるけど、もしかしてしないほうがいいの?」

と悩んでいませんか?
舌磨きについての知識や情報はインターネット上にたくさんありますね。そのため、どれを信じればいいのか迷ってしまう人も多いはず。

ここでは、舌磨きのメリットや正しい知識について詳しくまとめました。このページを最後まで読めば、舌磨きの本当に正しい知識を得ることができますよ。

この記事がおすすめな人
    • 舌磨きをしているのに白いものが取れない
    • 舌磨きをしているのに臭いにおいが取れない
    • 舌磨き用の歯磨き粉を使っても改善しない
    • 舌を健康的なピンク色にしたい
    • 舌磨きをするとえずいてしまう
    • 舌磨きをするとよくないと聞いたことがあるけど本当?
INDEX
  1. 舌磨きの4つのメリット
    1. 1- 口臭を防ぐ
    2. 1- 虫歯・歯周病を防ぐ
    3. 1- ウイルスや細菌感染を防ぐ
    4. 1- 誤嚥性肺炎を防ぐ
  2. 舌磨きの正しい知識
    1. 2- 舌磨きはしない方がいい?
    2. 2- 舌磨きは1日に1回で十分
    3. 2- やり過ぎは舌を傷つける
  3. 舌磨きの正しいやり方のポイント
  4. 舌磨きをしても舌苔が改善しない理由と対処法
    1. 4- 口内環境が不衛生
    2. 4- 唾液の分泌量が少ない
    3. 4- 正しい舌磨きをしていない
    4. 4- 病気の可能性がある
  5. 舌磨きのまとめ

1. 舌磨きの4つのメリット

舌磨きには4つのメリットがあります。現在なんとなくやっている人も、口臭や舌苔を改善しようとしてやっている人も、メリットを知ると舌磨きへの意識が変わりますよ。

1-1. 口臭を防ぐ

1つ目のメリットは、口臭が防げるということです。舌苔は汚れや剥がれた粘膜、細菌の死骸などが舌にある細かい溝にくっついてできた塊。その塊が悪臭を放っているため、舌苔を取り除けば口臭も防げるというわけです。

鈴木先生

口臭の原因のほとんどは歯周病と舌苔が占めているデータもありますよ。

1992年に行われた日本人の口臭に関する実態調査では、以下のようなことが分かりました。

口臭と関連するのは舌苔と歯周病の存在であり、その強さは舌苔の方が歯周病より大きい。(引用:厚生労働省e-ヘルスネット「口臭の原因・実態」)
Google」より引用
さるくん

歯周病より絶対の方が口臭が強いんだ…

1-2. 虫歯・歯周病を防ぐ

舌苔の中の細菌は、虫歯や歯周病の原因菌と同じです。虫歯や歯周病は感染するので、舌苔に原因菌があれば虫歯や歯周病にもなりやすくなります。舌磨きをすれば、舌苔の細菌が減り、虫歯や歯周病になりにくくなります。

さるくん

口の中の別の場所にあっても虫歯や歯周病になっちゃうんですね!

鈴木先生

そのとおり。だから、舌を含めて口の中は清潔にしなければいけません。

1-3. ウイルスや細菌感染を防ぐ

新型コロナウイルスやインフルエンザなどのウイルス感染や細菌感染は、舌磨きをすることでリスクを下げることができます。舌にこびりついているウイルスや細菌が肺の中に入ると、肺炎を引き起こして重症化してしまうからです。

日頃から舌磨きを習慣化していれば、ウイルスや細菌が肺の中に侵入するのを防げます

さるくん

これは知りませんでした!

鈴木先生

手洗いうがいも大切ですが、舌磨きもしたほうがいいですね。

1-4. 誤嚥性肺炎を防ぐ

上記の1-3と同様に、舌にウイルスや細菌がこびりついていると、剥がれ落ちた舌苔を一緒に飲み込んでしまう危険があります。飲み込んだ時に誤って気管に入ると、誤嚥性肺炎になる恐れがあるのです。

鈴木先生

ウイルスや細菌が舌にこびりつくのは、体力が低下している時です。肺の免疫力も低下しているので、なおのこと肺炎になりやすくなります。

さるくん

なるほどー、そういうことなんですね!

2. 舌磨きの正しい知識

ここからは、舌磨きの正しい知識についてご紹介していきます。

2-1. 舌磨きはしない方がいい?

日本で舌磨きが流行して少ししてから、「舌磨きはしないほうがいい」という情報が流れたことがありました。意見が分かれると、「結局どっちのほうがいいの?」と思ってしまいますね。

そもそも、舌苔は健康な人でも薄っすらとあるものです。舌苔は食事や唾液などで絡め取られ、自然に掃除されるので厚みのある舌苔がつくことはありません。舌には細かい突起がたくさんあり、ゴシゴシこすると傷つけてしまうということもあり、舌磨きをしないほうがいいという主張が出てきたのでしょう。

しかし、体調不良などで舌苔が厚くなると、自然の新陳代謝では舌苔が落ちません。そこで、舌磨きが必要になってくるのです。

さるくん

じゃあ、普段は舌磨きしなくても大丈夫ってことですか!

鈴木先生

そうですね。病気の後などで舌が白かったり口臭が気になるようであれば、舌磨きが必要になります。

2-2. 舌磨きは1日に1回で十分

それでも口臭が気になるので舌磨きをしたいという人もいるでしょう。日頃から舌磨きをする場合は、1日に1回に留めるのがおすすめです。舌は敏感なので、あまり頻繁にしすぎると舌を傷めてしまうからです。

さるくん

毎食後しなくていいんですね!

鈴木先生

舌に雑菌が増えるのは寝起きなので、朝の歯磨き時に一緒にやるのがおすすめですよ。

2-3. やり過ぎは舌を傷つける

舌磨きをゴシゴシするのはNGです。なぜなら、強い力でこすると舌の凸凹に傷をつけてしまい、その傷に細菌がこびりつきやすくなるからです。

鈴木先生

細菌は凸凹したところにつきやすいんです。

さるくん

ゴシゴシやるとかえって逆効果なんですね!

3. 舌磨きの正しいやり方のポイント

ここで、舌磨きの正しいやり方を押さえておきましょう。

    • 舌磨きは1日に1回
    • 舌ブラシやガーゼを使ってやさしく
    • 水かジェルで行う
    • 舌の奥から手前に1〜2回
    • 嘔吐反射は舌を思い切り出して防ぐ

舌は歯磨き用の歯ブラシではなく、舌専用のブラシを使ってください。歯ブラシでは強すぎて、舌を傷めてしまいます。

さるくん

奥から手前にっていうのはどうしてですか?

鈴木先生

往復させると落とした細菌を喉の奥に押し込んでしまう可能性があるからです。

さるくん

なるほどー!

4. 舌磨きをしても舌苔が改善しない理由と対処法

舌磨きをしても舌苔がなかなか取れないという場合は、以下のようなことが原因です。

    • 口内環境が不衛生
    • 唾液の分泌量が少ない
    • 正しい舌磨きをしていない
    • 病気の可能性がある

一つずつ説明していきますね。

4-1. 口内環境が不衛生

舌磨きをする意識の高い人は、歯磨きもしっかりとしているものです。しかし、一生懸命やっても磨き方が正しくなければ磨き残しが残ってしまいます。また、間食や甘い飲み物が好きな人は、口内が酸性に傾きやすく、歯垢ができやすい環境になっている可能性があります。

鈴木先生

飲食すると、口内は酸性に傾きます。すると、虫歯や歯周病菌は活発化しやすくなるんです。

さるくん

虫歯とか歯周病菌は酸性の環境が好きなんですね!

4-2. 唾液の分泌量が少ない

唾液は口内を掃除してくれる重要なものです。唾液には抗菌物質が含まれていて、大量の水分とともに抗菌作用を発揮して舌を掃除してくれます。しかし、唾液の分泌量が少ないと掃除や抗菌作用が行き届かず、舌苔もつきやすくなってしまうのです。

さるくん

唾液が少なくなるのはどうしてですか?

鈴木先生

色々理由があって、病気や疲労による体調不良、ストレス、加齢などが原因です。

さるくん

原因はひとつじゃないんですね!

4-3. 正しい舌磨きをしていない

上記で紹介したような誤った舌磨きをしていると、かえって細菌が増えて舌苔ができやすくなります。

さるくん

ゴシゴシ磨いたり歯ブラシで磨いたり、ですね!

鈴木先生

そのとおり。

4-4. 病気の可能性がある

口臭は、全身疾患が元で発生することもあります。口臭が発生する病気は次のようなものです。

    • 胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍
    • 糖尿病
    • 肝機能障害、慢性肝炎
    • 副鼻腔炎、鼻炎、扁桃腺炎
    • 腎機能障害、尿毒症
    • 口腔がん
さるくん

こ、怖いですね!

鈴木先生

そうなんです。いつもと違う口臭がある人は、早めに内科を受診してください。

5. 舌磨きのまとめ

舌磨きは虫歯や歯周病、口臭などの予防に効果があります。もしも舌苔があると、病気を招いてしまうこともあるので、舌磨きはしたほうがいいのです。ただし、磨き方を間違えるとかえって逆効果ですので、正しいやり方と頻度を守って行いましょう。

記事の重要ポイントをチェック!
    • 舌磨きは口臭、虫歯、歯周病を防ぐ
    • 舌磨きはウイルス感染や誤嚥性肺炎を防ぐ
    • 舌磨きは1日に1回
    • 舌専用ブラシや柔らかい布を使う
    • 奥から手前に
    • 舌磨きをしても舌苔が落ちないのは以下4つの理由
    • 口内環境が不衛生
    • 唾液の分泌量が少ない
    • 正しい舌磨きをしていない
    • 病気の可能性がある