あなたは大丈夫?1分でOK!虫歯になりやすい生活習慣セルフチェック

あなたは大丈夫?1分でOK!虫歯になりやすい生活習慣セルフチェック

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杉田大先生
杉田 大 先生
所属:杉田歯科医院(千葉県船橋市)
専門:保存修復
2013年 東京歯科大学卒業。現在は杉田歯科医院での臨床のほか、株式会社DoctorbookでDental事業部のマネージャーを務める。
「繰り返し虫歯ができてしまうのは、なぜ?」とお悩みのあなたは、もしかすると生活習慣に問題があるのかもしれません。
自分では気づいていないかもしれない、些細なことだとしたら、ちょっとしたクセを改善するだけで虫歯のもとを断ち切れる可能性だってあるのです。
生活習慣についてのセルフチェックをしてみてください。チェックだけなら1分くらいでできます。
続けてその理由や改善法についても解説していますので、ぜひ最後まで読んで参考にしてみてください。

虫歯になりやすい生活習慣セルフチェック!

あなたの生活習慣は大丈夫?
デンタルケア編」「口内環境編」「食生活・食習慣編」の3つを用意しましたので、セルフチェックしてみてくださいね。
「デンタルケア」編
    • 歯磨きをしないで寝てしまう
    • 歯磨きで歯ぐきから血が出る
    • デンタルフロスを使わない
    • 毛先が開いた古い歯ブラシを使っている
    • 歯並びが悪い
「口内環境」編
    • 歯に昔の詰め物・被せ物がある
    • 口呼吸がクセになっている
    • 寝ている時に歯ぎしりをする
    • 口臭が気になる
    • 舌がざらついている
「食習慣・嗜好品」編
    • 甘い飲物・食べ物をダラダラ飲食
    • 偏食、インスタント食品をよく食べる
    • 喫煙している
    • ストレスに弱い、疲れやすい
いかがでしたか?
上記に1つでも当てはまる項目があれば、虫歯になりやすい生活習慣がクセになってしまっているといえます。
続いて、その理由と予防法を紹介していますので、思い当たるところを中心にチェックしてみてください。

「デンタルケア」を見直す必要あり?

虫歯の予防の基本は、歯磨きです。セルフケアを徹底すれば、虫歯は予防できます。
しかしながら、正しい歯磨きができていない人が非常に多いといえます。

歯磨きをしないで寝てしまう

虫歯菌は、寝ているときに活発になります。睡眠中は唾液が少なくなって乾燥しがち。殺菌作用自浄作用など、唾液のパワーが働かなくなって虫歯が進行しやすくなるからです。
食後だけでなく、寝る前にも歯を磨いて、お口の中の細菌を減らしことが大切です。フッ素が配合された歯磨き剤やペーストで仕上げ磨きをして、フッ素の効果をお口の中に残しましょう

歯磨きで歯ぐきから血が出る

歯磨きで歯ぐきから血が出るのは、歯ブラシが合っていなくて歯ぐきを傷つけてしまっている、もしくは歯周病の初期症状で歯ぐきが腫れていることが考えられます。
炎症があっても歯磨きで歯周病の原因菌を取り除くことが必要ですが、毛先の硬い歯ブラシで磨くと歯ぐきを傷つけてしまいますので柔らかい歯ブラシで磨くようにしましょう。
歯ぐきから血が出ると、歯を磨くのが怖くなる場合もありますが、継続して磨いているうちに、歯ぐきが引き締まって出血しなくなります。

デンタルフロスを使わない

虫歯の原因は、歯と歯のすき間に溜まった食べかすや歯垢の中で増殖する虫歯菌によるものが大きいです。歯間のケアを行わない場合、全体の40%くらいを磨き残していることになるといいます。
1日3回の食後の歯磨きが理想です。さらに1日1回以上は、歯と歯のすき間をきれいにするためのデンタルフロスや歯間ブラシなどの補助器具を用いて、念入りな歯磨きを行うようにしましょう。

毛先が開いた古い歯ブラシを使っている

古くなった歯ブラシを使い続けていると、歯磨きの効果が半減してしまいます。歯ブラシは1カ月に1回くらい取り替えるようにしましょう。
そして、虫歯になりやすい歯の根元に斜め45度で当て、歯と歯ぐきの間の歯周ポケットに歯ブラシの毛先が少し入るようにしながら磨きます。
歯ブラシの毛先が開くと、このように毛先を使った丁寧な歯磨きができなくなるので、こまめに取り換えるようにしましょう。

歯並びが悪い

歯並びがデコボコしていると、歯と歯のすき間にものが挟まりやすかったり、食べカスが残りやすかったりして清潔に保ちにくくなりがちです。歯磨きをしても磨きづらいところに磨き残しが生じるため、そこから虫歯に侵されることが多いといえます。

子どものころから矯正を行って歯並びをキレイに整えることが推奨されている理由は、見た目が良くなることだけが目的ではありません。歯並びが整えば清掃性が上がるので、歯の健康を長く保つためにも有効なのです。
歯科矯正は子どものころから始めると抜歯しなくて済むといったメリットが大きいですが、60歳をすぎたご高齢の方でも健康維持のために始める方がいらっしゃいます。矯正治療は基本的には何歳からでも始められますので、歯科医院で相談しましょう。

「口内環境」を改善する必要あり?

それでは、口内環境に関する生活習慣が虫歯の原因になっていないか見ていきましょう。
口内環境の場合、自分自身で気を付けるだけでは改善できず歯科医院での治療が必要なケースも多いといえます。そんな時は、早めに受診するようにしましょう。

歯に昔の詰め物・被せ物がある

以前、歯を治療して詰め物や被せ物を入れた方は、そこから虫歯が再発するリスクがありますので念入りに歯磨きを行ってください。
特に10年以上前に銀歯を入れたという場合は、劣化した詰め物や被せ物のすき間から虫歯菌が入り込み、銀歯の下で虫歯が広がっていて、かなり悪化するまで気づけないというケースが少なくありません。
自分ではなかなか発見が難しいので、歯科医院で定期検診を受けるようにしましょう。何か異変があれば早期発見できるので、大ごとに至る前に対策できます。

口呼吸がクセになっている

お子さんは、口をぽかんと開けていませんか?
もしかすると口呼吸がクセになっているのかもしれません。口呼吸では唾液の分泌量が減るため、お口の中が乾燥してしまいます。
そうすると唾液のパワーが働かなくなるので、口内の衛生環境を維持できなくなります。細菌に感染しやすくなって、虫歯だけでなく、風邪やインフルエンザのリスクも高まるため、鼻呼吸に戻すよう心がけてください。鼻で息ができないという場合は、耳鼻科を受診しましょう。

寝ている時に歯ぎしりをする

就寝中に無意識のうちに歯ぎしりをする人は、歯に強い力がかかって歯が欠ける原因になったり、詰め物や被せ物が取れたりすることがあります。
そこから虫歯菌に侵されやすくなるので要注意です。虫歯予防のために、歯ぎしりを治すことが難しければ就寝用のマウスピースを作って歯を保護することができます。
歯科医院で自分のお口に合ったマウスピースを作れますので、相談してみましょう。

口臭が気になる

以前よりも口臭がきつくなったという場合は、虫歯が原因であることも考えられます。
虫歯は菌が出す酸でつくられるため、食べカスが発酵して腐り、臭いを発生させます。虫歯が神経に達して、化膿していることも考えられます。この場合は、虫歯がかなり進行している状態ですので、一刻も早く歯科医院を受診しましょう。

舌がざらついている

虫歯の原因になるのは、歯と歯のすき間に溜まった細菌の塊ともいえる歯垢ですが、舌にも歯垢と同じようなものが溜まる場合があります。
舌苔といって、見た目は白っぽい植物のコケのような状態です。舌磨きで改善しますが、硬い歯ブラシで磨くと舌を傷つけてしまうため、やめてください。舌磨き専用の舌ブラシか、毛先が柔らかい歯ブラシで優しく磨くようにします。

「食習慣・嗜好品」を変える必要あり?

生活習慣の中でも、食習慣や食べ物の選び方が虫歯になりやすい原因になっていることがあります。
比較的、自分自身の意思で改善できる部分ですので、虫歯予防のために気を付けてみてください。

甘い飲物・食べ物をダラダラ飲食

甘い飲物をいつまでもダラダラと口にしていませんか?
お口の中に糖の成分が長時間ある状態が、虫歯になりやすい環境をつくります。甘い飲物は時間を決めてサッと摂って歯を磨くか、飲物はお茶か水に切り替えるようにしましょう。
特に、緑茶やウーロン茶はポリフェノールが豊富で、殺菌効果がありますのでおすすめです。

偏食、インスタント食品をよく食べる

栄養バランスがとれた食生活を徹底し、免疫力を高めることは感染症の防止の基本です。虫歯も同じ。
もちろん歯磨きなどのお口のメンテナンスは欠かせませんが、免疫力が低下していると虫歯が悪化しやすい環境をつくってしまいます。
野菜中心の食生活を心がけて、身体を老化させる活性酸素を除去しましょう。
また、加工食品やインスタント食品は便利なものですが、リンが豊富に含まれているため、過剰摂取するとカルシウムの吸収が阻止されてしまいます。
身体をつくり、歯の健康にも欠かせないカルシウムが不足してしまわないよう、インスタント食品・加工食品の摂りすぎには注意しましょう。

喫煙している

喫煙していると発がんなどのリスクが高まることは広く知られていますが、虫歯にもなりやすいといえます。まず唾液の量が減るため、お口の中が不潔になり、歯を修復する再石化という能力が機能しづらくなります。
また、吸っている本人だけでなく受動喫煙させられる周囲の人には毒性がさらに高まります。リスクを負ってでも喫煙を選ぶ人は、周囲への影響を忘れないようにしてください。

ストレスに弱い、疲れやすい

ストレスや疲労は免疫力を低下させ、自律神経の働きを鈍化させます。良質な唾液をたっぷり出すことができなくなるため、口内環境の悪化につながります。
夜更かしはやめて、規則正しい生活、適度な運動を心がけることが虫歯予防にもつながります。

スウェーデン式予防法で生活習慣を改善

ここ数十年で劇的に虫歯の患者数を減らした予防歯科の先進国スウェーデンでは、子どものころから歯科検診に行く習慣がついています。子どもの歯科検診は、乳歯が生え始める生後6カ月ころから始められます。
毎日のセルフケアと、歯科医院でのプロケアを併用して、しっかりと虫歯予防を行っていきましょう。