歯磨き粉は何歳から使えばいいの?子どもの歯磨きのはじめ方

歯磨き粉は何歳から使えばいいの?子どもの歯磨きのはじめ方
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お子さんが歯磨きを自分でするようになってきて、歯磨き粉はいつ頃から使い始めればいいの?と思っているママやパパも多いかもしれませんね。それに、大人用の歯磨き粉と子供用の歯磨き粉の成分の違いについても疑問を持っている人もいるでしょう。ここでは歯磨き粉を使い始める時期やおすすめの種類、歯磨き粉のメリットなどについてご紹介します。

この記事がおすすめな人
    • 歯磨き粉は何歳から使えばいいか諸説あって迷っている
    • そろそろ歯磨きを始めているが、歯磨き粉は使うべき?と思っている
    • 歯みがきは何歳から?その時歯磨き粉はどんなものを使えばいいの?
INDEX
  1. 歯磨き粉は3歳過ぎを目処にする
    1. 0歳〜前歯期はガーゼで拭う
    2. 奥歯が生えてきたら歯ブラシをスタート!
  2. おすすめはジェルタイプの歯磨き粉
  3. 歯磨き粉のメリット・デメリット
    1. メリット
    2. デメリット
  4. 3歳頃からの歯磨きの3つの注意点
    1. 洗面台の前で歯磨きする習慣を
    2. 大人が仕上げ磨きを行う
    3. たっぷり褒める
  5. 仕上げ磨きは8歳ころまで
  6. 正しい歯磨き粉を選んで健康な歯を作ろう

歯磨き粉は3歳過ぎを目処にする

歯磨き粉は水で口をゆすげるようになる頃を目処にすると良いでしょう。一般的には3歳過ぎくらいからです。

柿木先生

子どもの成長には個人差がありますが、3歳を過ぎてゆすぎができなくても心配することはありません。

うさぎさん

そうですよね。無理に教えようとしなくても、大きくなればできるようになりますよね。

柿木先生

はい、どーんと構えていてくださいね。

0歳〜前歯期はガーゼで拭う

そもそも、歯磨き自体何歳から始めたらいいかと悩む親御さんも多いようですが、歯磨きの準備期間として、歯が生え始める前から行うのがおすすめです。赤ちゃんはデリケートなので、いきなり硬い歯ブラシをお口に入れようとすると嫌がることがあります。

歯が生える前から、ぬるま湯で湿らせたガーゼでお口の中をそっと拭ってあげたり、お口周りをつついたりして遊びながらきれいにする習慣をつけると歯ブラシにもすんなりと移行できるでしょう。

柿木先生

赤ちゃんのお口の中には意外とミルクや離乳食の残りカスがあるので、指に湿らせたガーゼを巻きつけて拭ってあげてください。

うさぎさん

ガーゼはどんなものでもいいんですか?

柿木先生

プリントなどがない100%コットンのものが良いでしょう。

ポイント
赤ちゃんのお口の中は柔らかいので、歯茎や粘膜を傷つけないように力を入れずに行ってください。特に、上唇と上の前歯の歯茎の間にあるヒダは傷つきやすいので注意しましょう。

奥歯が生えてきたら歯ブラシをスタート!

奥歯(第一乳臼歯)が生えてきたら、歯ブラシを使い始めるサインです。大人が磨いてあげるので、しっかりと見えるように寝かせ磨きが良いでしょう。1歳半くらいには、自分で磨きたがるお子さんも出てきます。その場合には、自分で持たせてあげましょう。持ち手がリング状の練習用歯ブラシなら、口の奥に入れることができないのでおすすめです。

柿木先生

歯ブラシもゴシゴシとやる必要はありません。軽い力で歯の表と裏を小刻みにこする程度で大丈夫です。

うさぎさん

この時はまだ歯磨き粉は使わなくていいんですね。

柿木先生

そうですね。仰向けになっているので、歯磨き粉を使うとすぐに口の中がいっぱいになって苦しくなってしまいます。

ポイント
赤ちゃんは唾液をたくさん出しますね。唾液には細菌やウイルスなどを抑える自浄作用があります。赤ちゃんのうちは唾液が豊富なので、歯磨きにはそれほど神経質にならなくても大丈夫です。離乳食が終盤を迎え、大人と同じ固形物やおやつの時間などが必要になってきたら、歯磨きも本格的に行いましょう。

おすすめはジェルタイプの歯磨き粉

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自分で口をゆすげるようになったら、歯磨き粉を使い始めます。おすすめなのは、子供用のジェルタイプの歯磨き粉です。通常の歯磨き粉は発泡剤が入っており、少し磨くとお口の中が泡でいっぱいになって磨き続けにくくなります。泡がたくさん出ると磨いた気になってしまいますが、小さな子どもはまだまだ上手に磨くことができません。

ジェルの歯磨き粉なら発泡剤が入っていないので、しっかりと磨けます。研磨剤も入っていないので、柔らかい歯の表面を削ってしまう心配もありません。

柿木先生

お子さんが自分で磨いた後は、大人が仕上げ磨きをしてあげてくださいね。

うさぎさん

当分は仕上げ磨きが必要なんですね。

歯磨き粉のメリット・デメリット

歯磨き粉を使うメリットとデメリットについても知っておきましょう。

メリット

ほとんどの歯磨き粉の中にはフッ素が入っています。フッ素は以下のような役割があります。

フッ素の役割
    • 酸で溶け出した部分を修復する(再石灰化)
    • 歯をコーティングして歯を強くする
    • 虫歯菌を寄せ付けない

歯は、食べ物を食べるとカルシウムやリンが溶け出します(脱灰)。しかし、唾液の作用によって溶けた部分が修復されます(再石灰化)。フッ素は再石灰化を促し、歯の表面をコーティングして酸に強い丈夫な結晶にする役割があるのです。生えはじめて数年の乳歯は柔らかく、虫歯になりやすいので、フッ素で歯を守ってあげましょう。

柿木先生

通常は歯磨き粉に含まれるフッ素で十分ですが、歯磨きが上手にできないお子さんにはフッ素塗布という方法もあります。

うさぎさん

それは歯医者さんでできるんですか?

柿木先生

はい。小児歯科で相談してみてくださいね。

デメリット

歯磨き粉のデメリットは、泡が出ることメントールの働きですっきり感がすぐに得られ、あまり磨かなくても磨いた気になってしまうことです。また、歯磨き粉には歯を白くするための研磨剤が入っているので、歯のエナメル質を削ってしまう恐れがあります。

柿木先生

歯磨き粉はあくまでも歯磨きの補助的なものと考えて、歯ブラシでしっかり磨くこと、甘いものをダラダラ食べないことで虫歯予防をしてください。

うさぎさん

歯磨き粉に頼り過ぎるのは危険ということですね。

3歳頃からの歯磨きの3つの注意点

歯磨き粉を使いはじめても、まだまだお子さん自身での歯磨きは不十分なので、大人がしっかりと注意して行わせましょう。

洗面台の前で歯磨きする習慣を

毎年、子どもが歩きながら歯を磨いたりソファやベッドの上などで磨いていて、歯ブラシが喉の奥に入ってしまったり口の中を怪我するという事故が報告されています。歯磨きは洗面台の前で行うという習慣を身につけさせましょう。

柿木先生

子どもはパパやママをお手本にするので、率先して洗面台の前で歯磨きをするのがいいですね。

うさぎさん

小さいうちって、なんでも大人の真似をしますよね。

大人が仕上げ磨きを行う

子ども自身が歯を磨いた後は、必ず大人が仕上げ磨きを行ってください。3歳くらいまでは仕上げは寝かせ磨きですが、それ以降はじっとしていられないお子さんも出てきます。大きくなったら椅子に座らせて仕上げ磨きをすると良いでしょう。

うさぎさん

うちもちっともじっとしてなくて、椅子に座らせてテレビを見せながらやってます。

柿木先生

そういう気を反らせる工夫も大事ですね。

たっぷり褒める

赤ちゃんが歯磨きを機嫌よくできたり、子どもが「上手にできた」と報告したりしてきたら、たっぷりと褒めましょう。歯磨きが楽しい時間になるはずです。

うさぎさん

楽しくなると習慣化も楽にできそうですね。

柿木先生

そのとおり。歯磨きばかりは一生続けるものなので、どうせなら楽しい時間にしてあげたいですよね。

仕上げ磨きは8歳ころまで

何歳頃まで仕上げ磨きをすればいいのかと迷う親御さんも多いのですが、8歳頃まで行ってください。小学校の3、4年生にもなると何でも自分でできる年齢ですが、歯磨きに関しては意外と磨き残しなどがあります。子ども任せにせず、しっかりと仕上げ磨きをしましょう。

うさぎさん

恥ずかしがったり嫌がったりする子はどうすればいいですか?

柿木先生

ちゃんと説明して言い聞かせて、必要なことだと認識させてあげてください。

正しい歯磨き粉を選んで健康な歯を作ろう

歯磨き粉は虫歯を予防し、歯を強くするアイテムです。ただし、歯磨き粉を使っているから虫歯にならないということではありません。基本は、毎食後しっかりと歯ブラシで汚れを落とすこと、甘いものを食べすぎないことなどです。特に寝ている時間はお口の中の細菌が増えやすいので、寝る前に歯磨きする習慣をつけるのがおすすめですよ。

記事の重要ポイントをチェック!
    • 歯磨き粉を使い始めるのは自分で口をゆすげる3歳ころが目安
    • ジェルタイプの歯磨き粉は発泡剤・研磨剤フリーなのでおすすめ
    • 歯磨き粉に含まれるフッ素は歯を強くし虫歯になりにくくする
    • 発泡剤は泡で磨いた気になる
    • 研磨剤は歯の表面のエナメル質を削ってしまう恐れがある
    • 歩きながらや足元が不安定な場所での歯磨きをさせない
    • 8歳まではしっかりと仕上げ磨きを行う