【歯科医 監修】前歯の治療はインプラントが良い!メリットとデメリット

【歯科医 監修】前歯の治療はインプラントが良い!メリットとデメリット
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前歯はとても目立つものです。事故や病気などで前歯を失ってしまったら、できるだけ元通りにしたいと思いますよね。

そんなときは、インプラントがおすすめです。

インプラントは天然の歯のように美しい仕上がりで、よく噛めて、長持ちするという理由から選択する人が多い治療法です。

ただ、インプラントの治療を初めて検討する時は、少し怖い、不安がある、という人もいるでしょう。

そこで、ここでは前歯をインプラントにするメリットとデメリットについてお伝えします。他の義歯と比べてみて、インプラント治療を選ぶべきか検討してみてください。

この記事がおすすめな人
    • 前歯を失ってしまった。どんな治療法がいいか迷っている。
    • 前歯は入れ歯やブリッジよりインプラント治療が良い理由は?
    • 前歯をインプラントにすると、どんなメリットがあるのか知りたい。
    • インプラント治療がおすすめというが、デメリットはないの?
    • 前歯のインプラント治療を受ける時の費用相場を知りたい。
INDEX
  1. 前歯をインプラントにするメリット
    1. しっかり噛むことができる
    2. 自然できれいに見た目になる
    3. 発音しやすくなる
    4. 他の健康な歯を傷つけない
  2. 前歯をインプラントにするデメリット
    1. 外科手術が必要
    2. 費用がかかる
    3. 期間がかかる
  3. 前歯はブリッジよりもインプラントが良い理由
  4. 前歯は入れ歯よりもインプラントが良い理由
  5. インプラント治療中の仮歯について
    1. 仮歯で自然な外見を保てる
    2. 仮歯の期間は3~6カ月
    3. 仮歯の重要な役割とは?
  6. 前歯のインプラントにかかる費用の相場は?
    1. 前歯のインプラントは1本30~50万円
    2. ローンやクレジットカードの利用OK

前歯をインプラントにするメリット

ライオンさん

前歯を失った時、歯科でインプラントを勧められたのですが、他の義歯よりインプラントが良いですか?

武知先生

そうですね。インプラントは噛む力が強いですし見た目もキレイなので、前歯に向いている治療法といえますね。

ライオンさん

なるほど、そうですか。確かに前歯がしっかりしていないと噛みにくそうですしね。

武知先生

前歯をインプラントにする時のメリットは、それだけではないですよ。説明しますので以下をご覧ください。

インプラントは、顎骨に人工歯根を埋め込む治療法です。そのため、他の義歯とは圧倒的に差をつけられる以下のようなメリットがあります。

しっかり噛むことができる

インプラント治療では、顎骨に人工歯根を埋め込む手術を行います。

インプラントを骨に埋め込むと、周囲の骨組織と結合するオッセオインテグレーションという現象が起こり、しっかりと固定されます。

そのため、まるで自分の歯のように噛めるようになるのです。

自然できれいに見た目になる

インプラントは歯並びに溶け込むので、自然な見た目を再現できるのも大きな魅力です。

特に、セラミックの被せ物には天然歯のような透明感があるので、とても美しい外観です。

「まるで自分の歯がよみがえったかのようだ」と感動する人が多いのも特徴です。

発音しやすくなる

保険診療で作る入れ歯は大ぶりになりがち。口内で邪魔になって発音しづらい、といった影響がでることがあります。

それに対してインプラントは、自分の歯のような感覚なので、そんな不安はまるでありません。

口元を気にすることなく会話できるので、大きな口を開けて心置きなくしゃべったり笑ったりできます。

周りの人に「明るくなった」「よく笑うようになった」と言われる、という人も多いです。

他の健康な歯を傷つけない

インプラントの隠れた魅力に、まわりの健康な歯を大切にできるということがあります。

入れ歯やブリッジは周囲の歯に負担をかけるため、健康な残存歯の寿命を縮めてしまう恐れがあります。

これは、歯全体が長く健康であるために、非常に重要なことです。

前歯をインプラントにするデメリット

ライオンさん

前歯をインプラントにすると、よく噛めて、見た目もきれいになるから、いいこと尽くしですね。

武知先生

そうですね。前歯をインプラントにするメリットは非常に大きいですが、同時にデメリットも把握しておきましょう。その上で検討してくださいね。

前歯をインプラントにするデメリットを説明します。以下をご覧ください。

外科手術が必要

インプラントは一般的な歯科治療とは違い、外科手術が必要です。

歯ぐきを切開し、顎骨に穴を開けて人工歯根を埋め込む手術です。

最近では、CT検査サージカルガイドを用いて、精密な治療が可能になりました。

ただし、どこの歯科でも準備している設備ではないので、インプラント治療の設備が整っている医院であるかどうか、専門性に長けた歯科医師が居るかなど、事前に確認してから治療をスタートすることが大切です。

インプラント治療のリスクを回避!安全な「サージカルガイド」とは?

費用がかかる

入れ歯やブリッジといった義歯は、保険診療の範囲内で作ることができるものがありますが、インプラント治療は、基本的に患者さんが治療費を負担する自費診療です。

ただし、入れ歯やブリッジは保険診療では使用できる素材や治療法が限られていますので、品質にこだわりたい場合は自費診療になります。

期間がかかる

インプラント治療は手術で埋め込んだ人工歯根が骨と結合するのを待ちますので、入れ歯やブリッジと比べると治療期間が長くかかります。

その分、自分の歯がよみがえったかのような噛み心地が得られます。

前歯はブリッジよりもインプラントが良い理由

ライオンさん

前歯はインプラントがブリッジより向いている理由は何ですか?

武知先生

ブリッジの治療は、失った歯の両サイドの歯を削らなければなりません。ですが健康な歯を削ると、歯の寿命を縮めてしまうことがあるんですよ。

ライオンさん

どうして削らないといけないんですか?

武知先生

削らないでそのままブリッジを被せたら、他の歯より一回り大きくなってしまい治療部分だけ浮いてしまうんですよ。

ライオンさん

なるほど、そういうことですか。

ブリッジは、失った歯の両側の歯をブリッジの支柱ににするため、少し削らなければなりません。

歯は削ると弱くなってしまうので、せっかく健康だった歯の寿命を縮めてしまう恐れがあります。

そうなると前歯のブリッジの支えにならなくなり、改めて部分入れ歯などの違った治療法を探さなければなりません。

武知先生

それに対してインプラントは、失った歯のみに人工歯を入れる治療法なので、他の歯の支えがいりません。

ライオンさん

インプラントにしたら全体の歯を長持ちさせることができそうですね。

ただし、糖尿病や重い内臓疾患などの既往症がある人は、インプラントができないことがあります。

その場合は、ブリッジや部分入れ歯などを選択してください。

前歯は入れ歯よりもインプラントが良い理由

ライオンさん

前歯はインプラントが入れ歯より向いている理由は何ですか?

武知先生

前歯は目立つところですので、入れ歯にすると会話や食事をするとバネや留め金が見えてしまいます。

ライオンさん

それは困りますね。

武知先生

その上、入れ歯は天然歯に比べると噛む力が1/3に弱まります。前歯は食べ物を噛みきるために重要な歯ですからね。

ライオンさん

前歯の噛む力が弱いと、食べられるものが減って不便になりそうですね。

入れ歯は、バネや留め金を隣の歯に引っ掛けて固定するしくみです。前歯に金属製の留め金があれば非常に目立ちます。

また、前歯の噛む力が弱くなると、食べられるものが限定されて食事の楽しみが激減するでしょう。うっかり硬いものを噛むと、入れ歯が欠ける恐れもあります。

さらに入れ歯は、毎日取り外して、自分でメンテナンスをしなければいけません。

その点、インプラントのお手入れは丁寧に歯磨きするだけでケアできます。

注意
インプラントを長持ちさせるためには、歯科へ定期メンテナンスのために通う必要はありますが、それは天然歯でも同じです。定期メンテナンスのペースは、3カ月~半年に1回程度が一般的です。

インプラント治療中の仮歯について

ライオンさん

インプラント治療は長期間かかりますが、治療期間中の前歯どんな状態になりますか?

武知先生

仮歯を入れておきますので、見た目は自然ですよ。

ライオンさん

そうなんですね。安心しました。

武知先生

仮歯で調整することは色々あります。見た目を整えるだけでなく、仮歯は重要な役割を果たしているんですよ。

仮歯で自然な外見を保てる

インプラントの人工歯根を埋め込んだ後、骨と融合するまでの間、仮歯をいれておきます。

白い歯科用プラスチック製で、仮歯とはいえ見た目は自然です。前歯に大きな違和感はないように作られていますので、仮歯の期間も安心です。

仮歯の期間は3~6カ月

状態によって異なりますが、前歯が仮歯になっている期間は、だいたい3カ月~半年程度です。

仮歯は、よほどの強い力を加えない限り取れることはありませんが、歯科医が取り外ししやすいようにできています。

あまりにも硬いものを無理に噛むと、欠けたり外れたりすることがあります。

歯ぎしりや食いしばり癖がある人は要注意です。事前に歯科医師に話しておきましょう。

仮歯の重要な役割とは?

インプラント体は金属でできていますので、むき出しにしておくと見た目がよくないだけでなく、細菌感染のリスクもあります。

人工歯を装着するスペースがなくならないよう確保しておくというのも大切な役割です。

また、仮歯のすり減り具合を見て、被せ物の最終的な微調整を行うといった利点もあります。

理想の噛み合わせを目指すため、仮歯はとても重要なのです。

前歯のインプラントにかかる費用の相場は?

ライオンさん

治療費はどれくらいかかりますか?

武知先生

前歯のインプラントの相場は、1本30~50万円ですね。ジルコニアなど高価な素材を選ぶと審美性は高まりますが、費用もかかります。ハイブリッドセラミックという歯科用プラスチックを配合した比較的リーズナブルなセラミックも人気です。

ライオンさん

予算に合わせて被せ物の素材を選べるのはいいですね。

前歯のインプラントは1本30~50万円

インプラントは自由診療のため、治療費がすべて患者さんの負担になります。

保険適用外のため、治療費の設定は医療機関によって異なりますが、相場としては前歯のインプラントは1本30~50万円くらいです。治療費の中には、診察料、検査料、手術、人工歯の材料の料金などが含まれます。

ローンやクレジットカードの利用OK

インプラント治療は高額なため、ほとんどの医療機関で歯科ローンが用意されています。それを利用すれば、支払いは案外スムーズです。クレジットカードも使用できることがほとんどです。

その他、インプラント治療は医療費控除の対象となるため、確定申告で一部費用がバックされます。医療費控除は10万円以上かかった医療費が申告すれば戻ってくるしくみです。

ポイント
インプラント治療は医療費控除の対象となるため、確定申告で費用の一部が戻ってきます。
ライオンさん

お話を聞いて、前歯はインプラントがオススメである理由がわかりました。

武知先生

それはよかったです。前歯の歯茎は他に比べて薄いため、高度な技術が必要です。歯科選びは慎重に行い、納得のいくインプラント治療を受けるようにしてくださいね。

記事の重要ポイントをチェック!
    • 前歯は目立つので、天然歯のように自然なインプラント治療が良い。
    • 前歯は噛み切るという重要な役割があるから、インプラントが良い。
    • インプラント治療は、周りの健康な残存歯を傷つけず大切にできる。
    • インプラントのデメリットは外科手術。専門性の高い歯科を選ぼう。
    • 前歯のインプラント治療の相場は、30~50万円。医療費控除あり。