インプラントを飲み込んだ!対処法と病院に行くまでの注意点とは

インプラントを飲み込んだ!対処法と病院に行くまでの注意点とは
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「ごっくん!」インプラントを飲み込んでしまったらとても焦りますね。飲み込んでしまったら、まずは落ち着いてこちらの記事をお読みください。ここでは、インプラントを飲み込んでしまった時の対処法を、状況別に詳しくご紹介しています。ご自分がどのパターンに当てはまるのかを確認し、病院に行くまでの対応をしっかりと行いましょう。

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    • インプラントを飲み込んだ!どうすればいいの!?
    • インプラントを飲み込んだときの対処法を知りたい!
    • インプラントを飲み込んだ時、病院に行くまでどうすればいいか知りたい。
INDEX
  1. 飲み込んだのは「仮歯」であるケースが多い
  2. インプラントを飲み込んだ時の対処法
    1. 飲み込んだ後に違和感がない場合
    2. 飲み込んだ後に違和感がある場合
  3. こんなときはすぐ病院へ!
    1. 飲み込んだ後に胃にむかつきがある場合
    2. 飲み込んだ後に体調不良が起こった場合
  4. インプラントで仮歯が必要な理由
    1. 細菌感染を防止するため
    2. スペースを確保するため
  5. 仮歯を入れている時の注意点
  6. インプラントを飲み込んだら慌てず状況に応じて対応しよう

飲み込んだのは「仮歯」であるケースが多い

インプラントを飲み込んだケースで多いのが、「仮歯」を飲み込んでしまったというものです。仮歯とはインプラントの治療途中に必要なもので、本体や人工歯ではありません。本体と人工歯はネジでしっかりと固定されており、少しくらいネジが緩んだ程度では取れないようになっています。

ただ、仮歯を入れているときは、インプラントと骨や周辺組織が結合しているか確認するため、弱めの接着剤を用いて故意に外しやすくしています。仮歯は外れないギリギリのところで接着しているので、外れてしまうことがあるのです。

ライオンさん

仮歯はどのくらい入れているんですか?

高田先生

骨密度や骨の量、口内環境によって個人差がありますが、平均は3ヶ月くらいです。

インプラントを飲み込んだ時の対処法

仮歯を含むインプラントの部品を飲み込んでしまった場合、慌てずに以下の対処をしてください

飲み込んだ後に違和感がない場合

先ほどお伝えしたように、多くの場合は仮歯を飲み込むケースが多いのですが、中には長年のうちに何らかの理由で外れてしまった人工歯を、誤って飲んでしまうこともあります。どちらの場合も、飲み込んだあとに特に異常がなければ、心配は不要です。飲み込んだものは胃に入り、腸に移動して自然に排出されます。

ただ、仮歯は必要があって一定期間入れているものです。また、人工歯が外れてしまった場合もそこから細菌が入る恐れがあります。できるだけ早い段階で治療した歯医者に連絡し、飲み込んでしまったことを伝えましょう。

高田先生

飲み込んだら速やかに連絡して指示を仰ぎましょう。

ライオンさん

放っておくのは良くないんですね。

飲み込んだ後に違和感がある場合

飲み込んだ後に喉につっかえるような感じがする、または違和感がある場合には、気管にひっかかっている可能性があります。まずは喉の奥に指を入れて、嘔吐してみてください。咳き込んでぽろりと出ることもあります。

それでも状況が変わらない場合は、まずは治療した歯科医院に相談し、必要なら耳鼻科を受診しましょう。

ライオンさん

気管の場合は耳鼻科なんですね。

高田先生

はい。でも、飲み込んだことを教えてもらえるとこちらも助かります。

こんなときはすぐ病院へ!

飲み込んだ時に以下のような場合は、早急に病院に連絡し、どうすればよいか聞きましょう。

飲み込んだ後に胃にむかつきがある場合

ごく稀に、飲み込んだ仮歯が胃や食道を傷つけてしまうことがあります。胃にむかつきがある場合は、ただちに内科で胸部レントゲンを撮ってもらうことをおすすめします。場合によっては飲み込んだものを取り除く必要があります。

高田先生

レントゲンに映りにくいことがあるので、飲んだものを詳細に説明してください。

ライオンさん

なるほど、参考になります。

飲み込んだ後に体調不良が起こった場合

飲み込んだ後に具合が悪くなったら、すぐに内科に行ってください。腹痛がある場合には、飲み込んだものを取り除かないと誤嚥性肺炎になる可能性があります。また、咳込みが止まらないときは耳鼻咽喉科に行きましょう。いずれの場合も、飲んだものを詳しく説明してください。

高田先生

この場合は歯科への連絡は後で大丈夫です。

ライオンさん

具合が悪くなったらまずは対応する病院ですね。

インプラントで仮歯が必要な理由

インプラントを埋入したら、すぐに人工歯を入れることはできないのだろうかという疑問を持つ人もいると思います。しかし、仮歯には重要な役割があるのです。

細菌感染を防止するため

口内にはたくさんの細菌が存在します。骨は歯よりも最近に感染しやすいため、インプラント本体が結合するまでに感染するリスクが高いのです。感染するとインプラントが骨に結合するのを阻害し、うまくインプラントが定着できません。そのため、仮歯を入れて細菌から守る必要があるのです。

高田先生

骨が細菌感染するとインプラントだけでなく様々な弊害に発展しかねません。例えば…

ライオンさん

ああ、詳しく言わなくていいです。考えただけで恐ろしい…。

スペースを確保するため

インプラント本体を骨に埋めてしばらくは、骨と結合するまでに時間がかかります。期間にすると、だいたい3ヶ月〜6ヶ月程度です(個人差があります)。しっかりと本体が定着するまでは、仮歯を入れて保護します。

仮歯を入れずに空けておくこともできますが、そうすると空いたスペースを埋めようとして、他の歯が動いてしまう可能性があります。すると、歯列全体がインプラント埋入前と変わってしまい、いざ人工歯を入れようとしても計画通りに入らなくなってしまうのです。仮歯は定着後の人工歯を入れるためのスペースの確保という役割もあります。

高田先生

確保した席を取られないように荷物を置いておくようなものです。

ライオンさん

なるほど、それはわかりやすい

仮歯を入れている時の注意点

仮歯は弱い接着剤を使用しているため、あくまでも仮のものということを忘れず、以下のことに注意しましょう。

    • 手術後しばらくは柔らかい食事にする
    • 硬すぎるものを噛まない
    • 歯みがきは優しく丁寧に
    • 歯ぎしりや食いしばりは改善する

また、激辛料理や酸味・甘みの強いものも傷口にダメージを与えるので、手術後1週間程度は控えましょう。硬すぎる食べ物は、インプラント治療後もできれば避けるのがインプラントを長く持たせる秘訣です。

高田先生

手術後は医師から注意があるので、よく聞いておきましょう。

インプラントを飲み込んだら慌てず状況に応じて対応しよう

インプラントを飲み込んでしまったら、まずは冷静に状況を判断して今回紹介した例を参考に、然るべき対応をするのがおすすめです。ただし、自己判断は危険です。治療中はもちろん治療後であっても、歯科医に一報入れておきましょう

記事の重要ポイントをチェック!
    • インプラントを飲み込んだ場合、仮歯であることが多い
    • 飲み込んだ後違和感がなければ心配する必要なし
    • 違和感や胃のむかつき、痛みなどがある場合はすぐに内科や耳鼻科へ
    • 仮歯は治療経過に必要なもの