インプラントと「オーバーデンチャー」の関係は?その構造や種類を解説

インプラントと「オーバーデンチャー」の関係は?その構造や種類を解説
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オーバーデンチャー」といわれても、「それ何?」という人が多いかもしれませんね。

ですが、覚えておいて損はありません。

オーバーデンチャーは、従来の入れ歯に代わる、経済的で優れた治療法なのです。

ここではオーバーデンチャーの構造や種類、メリット・デメリットについて、詳しく解説します。

「オーバーデンチャーを勧められたけれど、よくわからない」という人も、「お得な歯の治療法を知りたい」という人も、ぜひ参考にしてみてください。

この記事がおすすめな人
    • 事故や病気で多くの歯を失ったが、総入れ歯にしたくない。
    • 合わない入れ歯がストレス。良い治療法があれば知りたい。
    • オーバーデンチャーはインプラント?入れ歯?一体どちら?
    • オーバーデンチャーは、よく噛める入れ歯というのは本当?
    • オーバーデンチャーはインプラントなのに経済的って本当?
INDEX
  1. インプラントオーバーデンチャーとは?
  2. インプラントオーバーデンチャーに向いている人は?
  3. オーバーデンチャーのしくみを知ろう
  4. インプラントオーバーデンチャーのメリット・デメリット
    1. インプラントオーバーデンチャーのメリットとは?
    2. インプラントオーバーデンチャーのデメリットとは?
  5. インプラントオーバーデンチャーは経済的で長く使える

インプラントオーバーデンチャーとは?

ライオンさん

総入れ歯の人向けの経済的なインプラントがあると聞いたのですが、本当ですか?

松浦先生

オーバーデンチャーのことですね。入れ歯をインプラントで固定するようなイメージの治療法、と言えばわかりやすいかもしれませんね。

ライオンさん

なるほど。わかりやすいですね。

通常のインプラントは、失った1本の歯を人工歯で補う治療です。

それに対しオーバーデンチャーは、たくさんの歯を失ったとき、最低2本のインプラントを埋め込んで、その上に入れ歯のような形の人工歯を装着するものです。

通常のインプラントよりも埋め込む本数がグンと少なくて済むため、とても経済的です。

インプラントオーバーデンチャーに向いている人は?

ライオンさん

経済的なら、わしもオーバーデンチャーにしたいですね。

松浦先生

オーバーデンチャーには、向いている人向いていない人がいるんですよ。

ライオンさん

そうなんですね。どんな人が向いていないですか?

松浦先生

失った歯の本数が少ない方には、あまり向いていないですね。オーバーデンチャーに向いているのは、下記のような方です。

    • ほとんどの歯を失った
    • 総入れ歯には抵抗がある
    • 入れ歯が合わない・痛い・よく噛めない
    • インプラントは経済的に難しい

特に、若くして病気や事故などでほとんどの歯を失ってしまったとき、オーバーデンチャーはおすすめの治療法です。

入れ歯の噛む力は、天然歯に比べると半減します。どうしても柔らかいものを食べるしかなくなります。

食べたいものを食べられなくなると食事を楽しめませんし、健康にもよくない影響を及ぼしかねません。

その点、オーバーデンチャーなら、骨にがっちりとインプラントで固定しているため、強い力で噛むことができ、なんでもおいしく食べられます。

松浦先生

お手入れも簡単なので、旅行などにも気兼ねなく行けますよ。

ライオンさん

それはいいですね。総入れ歯を検討するような時がくれば、オーバーデンチャーにしたいですね。

オーバーデンチャーのしくみを知ろう

※写真は保険診療の入れ歯

ライオンさん

オーバーデンチャーは、人工歯をどうやって支えているのですか?

松浦先生

オーバーデンチャーの構造は、顎骨にインプラントを2〜4本ほど埋め込んで、入れ歯の裏側のパーツと連結させるというものです。

ライオンさん

なるほど。だからよく噛めるんですね。

松浦先生

オーバーデンチャーの連結の方法には色々なタイプがあります。
磁石タイプ、クリップタイプ、ボールタイプのほか、小さなインプラントで固定する下顎専用タイプもあります。
いずれも取り外しは簡単にできます。

ライオンさん

とても便利そうですね。

インプラントオーバーデンチャーのメリット・デメリット

ライオンさん

もっとオーバーデンチャーのことが知りたいです。どんなメリットやデメリットがあるのか気になりますね。

松浦先生

わかりました。それでは、オーバーデンチャーのメリットとデメリットを、わかりやすく紹介します。下記をご覧ください。

オーバーデンチャーのメリットを、わかりやすくまとめてみました。

インプラントオーバーデンチャーのメリットとは?

    • 入れ歯より強い力で噛める
    • バネなどがないため見た目が自然
    • 取り外しが簡単
    • お手入れが簡単
    • 残存歯や歯ぐきにダメージを与えない
    • 骨量が少なくても治療ほぼできる
    • 全歯をインプラントにするより経済的

これまでは全歯を失うと、総入れ歯しか選択の余地がありませんでした。

ところが、インプラントで支えるオーバーデンチャーなら、入れ歯では難しかった硬いものや歯にくっつきやすいものでも食べられます。

オーバーデンチャーは、金属のバネでひっかける入れ歯や、隣の歯を削って支えにするブリッジのように、残存歯や歯ぐきにダメージを与える心配がありません。

また、シンプルな構造なので、お手入れが簡単。いつまでも清潔に使い続けることができます。

松浦先生

入れ歯は使っているうちに合わなくなって、痛みや違和感がでてくることがありませんか?

ライオンさん

ありますね。あれはなぜなんでしょう?入れ歯の劣化ですかね?

松浦先生

それもありますが、入れ歯は使っているうちに顎骨に大きな負担がかかるので骨が痩せてきます。その結果、入れ歯を作り直すことも多いですが、オーバーデンチャーならそんな心配はないですね。

ライオンさん

それはいいですね。オーバーデンチャー、やっぱりメリットが多いですね。

インプラントオーバーデンチャーのデメリットとは?

続いて、オーバーデンチャーのデメリットをまとめてみました。

    • インプラントを埋め込む外科手術が必要
    • れ歯に比べると費用がかかる
    • 残存歯に被せる場合は、虫歯になりやすい
    • あまりにも硬いものを噛むと破損の恐れあり

インプラントは骨に埋入するため、外科手術が必要です。

また、自由診療なので、保険診療でも作れる入れ歯と比べると、どうしても高価に感じてしまいます。

ただし、入れ歯も、よく噛めるこだわりの材質を選ぶと保険外の自由診療になります。それを考えると、一概にどちらの方が高いとは言えません

また、インプラントは強い力で噛むことができるのが特徴ですが、頑丈とはいえ人工物です。

あまりにも硬いものを噛むと破損しないともいいきれません。必要以上に硬いものを噛むチャレンジなど無謀はことは避け、長持ちするよう大切にしましょう。

ライオンさん

残存歯が虫歯になりやすい、というのはどういうことですか?

松浦先生

ご自身の歯が残っているときは、その上にオーバーデンチャーを被せます。そうすると、隙間から細菌が入り込んでオーバーデンチャーの下で虫歯が進行しすることがあるのです。

ライオンさん

なるほど。どうすれば虫歯を予防できますか?

松浦先生

ふつうの歯と同じように、きちんと歯磨きすればいいですよ。

ライオンさん

そうなんですね。思っていたより簡単でした。いいですね。

インプラントオーバーデンチャーは経済的で長く使える

ライオンさん

便利で経済的なオーバーデンチャーのことを知れてよかったです。

松浦先生

そうですね。保険診療の入れ歯に比べると費用はかかりますが、何度も作り直すことがないですからね。オーバーデンチャーは、長い目でみれば経済的です。

ライオンさん

本当にそうですよ。もしこれから総入れ歯にするかどうが検討するときがきたら、わしはオーバーデンチャーを選びたいです。

記事の重要ポイントをチェック!
    • オーバーデンチャーは、総入れ歯の人向けの優れた治療法。
    • オーバーデンチャーは、インプラントで入れ歯を固定する。
    • オーバーデンチャーは、長い目でみると入れ歯より経済的。
    • 入れ歯のような留め金がなく、見た目が自然できれい。
    • 取り外しもお手入れも簡単、総入れ歯向けの優れた治療。