インプラントなのに治療期間も費用も節約できる!オールオン4とは?

「快適なインプラントにしたいけれど、老後のためにできるだけ貯金もしておきたい」「できることなら治療費は抑えたいけれど、信頼できるインプラント治療を行いたい」。
オールオン4(フォー)は、そんな人におすすめの、画期的なインプラントです。
「総入れ歯にするか、インプラントにするか、迷っている」という人は、ぜひこの記事を読んで、オールオン4を検討してみませんか?
- 総入れ歯が合わなくて不満が多いので、インプラントに興味がある。
- インプラントは高価で治療期間が長くかかるので、踏み出せずにいる。
- 総入れ歯とインプラントと、どちらの方がメリットが大きい?
- 総入れ歯の人向けの手軽なインプラントについて詳しく知りたい。
- 治療期間も費用も少なくて済むインプラントがあるって本当?
インプラントにするか?総入れ歯にするか?

総入れ歯の知人が、「噛めない」「外れやすい」「痛い」と嘆いているのでインプラントを勧めたいと思っています。でも、総入れ歯となるとインプラントの本数が増えるから高額になりそうで…。

総入れ歯の方には、片顎4本のインプラントでできるオールオン4(フォー)という治療法もありますよ。
え?全歯の機能を補うインプラントが、たった4本でできるんですか?
オールオン4(フォー)は、すべての歯を失った総入れ歯の方向けのインプラントです。
通常のインプラントでは顎の骨が少なくてできない、という人にも、忙しくてあまり通院の時間がとれないという人にもおすすめできる、優れた治療法です。
インプラントは快適!でも費用が高い?

そのオールオン4は、インプラントが片顎4本だけといっても、全歯の機能を補うわけですから高額なんでしょう?

いえ、そんなことはないですよ。もちろん、安価とはいえませんが、総額で考えると、1本ずつインプラントを植えていく従来の治療法より割安といえますね。
そうなんですか?詳しく教えてください。
オールオン4(フォー)なら費用を抑えられる!


通常のインプラントは、1本あたり30万円~55万円程度です。歯は、最低20本あればおいしく食事ができるとされていますから、20本のインプラントを植えた場合、単純に計算すると30万円~55万円×20本=合計600万円~1100万円になりますね。
おお…それは、なかなかの出費ですね…!

オールオン4の場合は、片顎12本分の歯の上部構造まで含んで200万円~250万円です。
なるほど、1本あたりの歯にかかる費用が、かなりお得になりますね。
オールオン4とは?
どうして同じインプラントなのに、オールオン4が費用を抑えられるのか、その理由は構造にあります。
通常のインプラントは、1本ずつ独立しています。
対してオールオン4は、顎の骨に4本のインプラント体(人工歯根)を埋め込み、そこに総入れ歯のように12本分の人工歯が繋がった上部構造を被せます。
4本のインプラントで噛む力が圧倒的!
オールオン4は固定式なので、まるで自分の歯が蘇ったかのように、噛む力の強さが圧倒的です。インプラント4本だけで、この快適さを得られるのは大きなメリットです。
治療期間が短い
オールオン4は、治療にかかる通院回数や期間が、従来のインプラントよりも短縮できます。
4本だけでいいので、インプラントの埋入手術は1日で完了します。
しかも、顎の骨が痩せてしまって骨量が少ない人でも、そのまま治療できるという特徴があります。そのため、治療期間が短くて済むのです。
もう少し詳しく説明すると、従来の治療法では、インプラントを埋め込むには骨量が不足している場合、まずは骨造成や骨移植などの手術を行い、治癒を待ってからインプラント治療を始める必要がありました。
そのため、インプラントの治療が完了するまで1年以上かかるケースもありました。
その点、オールオン4なら、4本のインプラントを埋入する位置が骨が減りにくい部分に設定されています。
そのため顎が痩せて骨量が全体的に少なくなっている人でも、骨造成を行わずに治療できるケースが多いのです。
治療回数が少ない
オールオン4は、手術した当日に歯が入ります。
もちろん最初は仮歯ですが、手術当日に歯が入ることは少ないです。従来のインプラントでは、人工歯根が骨と融合するまで待たなければいけないので、歯が入るまで数カ月かかります。
仮歯が入った後は、食事は柔らかいものを選んで食べるようにしてください。
見た目がきれいなので、治療期間中でも口元を気にせずに済みます。
【徹底比較】オールオン4と総入れ歯のメリット・デメリット

なるほど。オールオン4は、従来のインプラントよりお得にできる治療なんだな。でも、総入れ歯と比べるとどうなんだろう?
オールオン4と総入れ歯の、メリットとデメリットを徹底比較してみました。
比べてみて、自分に合った義歯を選んでみてください。
- がっちり固定されているので、よく噛める。
- 食事中に義歯がズレたり外れたりしない。
- 土台の骨に負担がかかって壊れるのを予防できる。
- 治療期間が短い。手術した当日に歯が入って食事できる。
- 総入れ歯よりも丈夫で長持ちする。
- 10年間の保証がついている(歯科で要確認)。
- 装着するためには、手術が必要。
- 保険適用外の自費診療である。
- 片顎の歯が、全部ない状態に限る治療法。
- 全身の健康状態によっては利用できない。
- インプラントが1本壊れると、歯全体が影響を受けてしまう。
なるほど。オールオン4は、インプラントだからよく噛めて快適そうだ。従来のインプラントより早く治療できるところも魅力的といえる。
- 手術不要で装着できる。
- 保険適用内で作れるものがある。
- ほとんどの人の体調に適した治療である。
- 取り外し式で清掃しやすい。
- 粘膜に吸着させて支えているため、少しのズレで痛みを感じやすい。
- 骨に負担がかかるため、骨の破壊が進みやすい。
- 食事中に外れる時がある。
- 経年で合わなくなることがあり、度々の調整が必要。
そうか。総入れ歯は不便なところは多いけれど、インプラントよりもリーズナブルに作れるからある程度は仕方がないね。
オールオン4の手術の流れ

オールオン4の手術は、どれくらいの時間がかかるのですか?

従来のインプラントより早くできますよ。来院してから約5時間くらいで仮歯まで入った状態で完了します。
一般的な手術の流れをまとめましたので、下記をご覧ください。
- 来院。消毒・麻酔など事前準備…45分程度
- インプラント埋入手術…75分程度
- 仮歯の型取り…30分程度
- 休憩(その間に仮歯の製作)…45分程度
- 仮歯の準備・調整…30分程度
- 仮歯装着…30分程度(手術から3時間後くらい)
- 帰宅。軽い食事ができる
当日に仮歯まで入るのはいいですね。本番の歯に変わるのは、いつ頃ですか?

仮歯で4~6カ月ほど過ごし、インプラントの本体が歯と融合したら、仮歯を白いセラミック製の人工歯に変えます。
来院の回数がグッと少なくできるのも、オールオン4の特徴です。
一般的な通院スケジュールを下記にまとめましたので、ご覧ください。
- 通院1回目…カウンセリング
- 通院2回目…検査・診断
- 通院3回目…インプラント本体の埋入手術・仮歯の装着
- 通院4~5回目…消毒・経過を診察
- 通院6~8回目…人工歯の装着
- 定期的に…メンテナンス
オールオン4を長持ちさせるコツは定期メンテナンス!

オールオン4を長持ちさせるためのコツなどは、ありますかね?

オールオン4を含め、インプラントを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスを行うことが大切です。
なるほど。歯医者さんでのプロケアですね。

セルフケアと定期検診をきちんと行えば、90%以上のインプラントが最低でも10年間持つというのが一般的な見方です。歯科にもよりますが、10年間の品質保証をつけているケースも多いです。
10年間ですか。インプラントって、もっと長持ちするようなイメージがありますね。一生モノというか…。

そうですね。 世界で最初のインプラントは、治療してから亡くなるまでの40年間、問題なく使い続けられたといいます。メンテナンスをきちんと継続していけば、インプラントの寿命を延ばせるという実例ですね。
なるほど。長持ちさせるコツは定期的なメンテナンスですね。
- オールオン4は、総入れ歯の人だけが使える、お得なインプラント。
- オールオン4なら費用を抑えて、快適なインプラントにできる。
- オールオン4は、全歯を4本のインプラントで支える優れた義歯。
- オールオン4は、通院回数や治療期間も従来のインプラントより短い。
- オールオン4を長持ちさせるためには、定期メンテナンスが大切。