インプラント手術の前日・当日・翌日の過ごし方|治療が不安な方へ

インプラントの手術を間近に控え、緊張してはいませんか?手術の前日はどう過ごしたらいいのか、当日はどんな準備が必要なのか。術後に注意すべきことは?など、緊張とともに不安も広がっていることでしょう。手術当日のスケジュールや術後の注意点などは歯科医師からも伝えられますが、事前に注意事項を知っておくと、リラックスして手術に臨めます。安全かつ安心して、手術を受けましょう。
- インプラント手術を目前に控えているけど、実は不安…。
- インプラント手術の前日に注意することを知りたい。
- インプラント手術の直後に注意することを知りたい。
- 手術当日の食事や気をつけることは?
インプラント治療の成功率は95%以上!

インプラント手術の成功率は95%〜98%と極めて高く、ほぼ失敗はないと言って良いでしょう。リラックスして過ごし、前日は睡眠を十分にとりましょう。
そんなに成功率が高いんですね。

昔よりさらに技術も進歩しているので、安全な手術といえます。
インプラント手術の前日の過ごし方
インプラント手術は麻酔を使うため、手術する際に疲れがたまっていたり睡眠不足だったりすると途中で気分が悪くなることがあります。以下の注意事項を守りましょう。
体調を整えておく

疲れや睡眠不足はなるべく改善し、体調を整えておきましょう。寝る前は温めのお風呂にゆったり浸かるなどし、リラックスして眠るのがおすすめです。

睡眠やストレスは麻酔に影響するので、前日の半日前くらいからはできればリラックスをしていてください。
なるべく良い条件で手術を受けるためですね。
お酒やタバコは止める

手術前日はお酒やアルコールを控えましょう。アルコールや刺激物は止血しにくくなる他、血糖値などにも影響を及ぼします。また、タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させ、傷の治癒を遅くするのでハイリスクです。手術を受ける2週間前くらいから禁煙すると良いでしょう。

手術時だけでなく、治療後もタバコはインプラントには大敵です。
インプラントを機に辞めたほうがよさそうですね。

そのとおりです。
口を乾燥させない

唾液の量が減って口の中が乾燥すると、細菌が増えやすくなります。唾液が減ると手術後の治りが遅くなり、傷口から細菌感染する恐れもあります。

前日は水分をこまめに摂るのがいいですが、術後は傷の治癒が遅くなるのでほどほどにしましょう。
前日はこまめに水分補給、術後は少し控える、ですね。
口の周りの筋肉をほぐしておく

インプラント手術では口をしばらく開けておきますが、そうすると口の周りの筋肉が疲れてくることがあります。いつも使っていない筋肉を使うので、疲れてしまうのです。もちろん、手術中30分〜1時間もの間、ずっと口を開け続けているわけではありませんが、頬の筋肉のマッサージや口を開ける練習などでほぐしておくのがおすすめです。
治療方針によっては静脈内鎮静法という、うたた寝状態になる麻酔を使うことがあります。その場合は心身ともにリラックスしているので、口を明けることに負担を感じずに手術を受けることができます。

大人になると大きな口を開けることはあまりないですからね。
そういえばそうですね。
インプラント手術の当日に気をつけること
安全に手術を受けるために、当日は以下のようなことに気をつけましょう。
服装はゆったりしたものを選ぶ

インプラント手術の際には手術用のエプロンなどを装着しますが、血や唾液が飛ぶこともあるので、汚れても良い服装が良いでしょう。また、少しでもリラックスできるように、ゆったりしたのものを選んでください。
トレーナーとかでいいのかな。
メイク・ネイルはしない

当日はメイクやネイルは落として病院に行きましょう。インプラント手術中は、指先にパルスオキシメーターという測定装置をつけます。術中の患者さんの安全のため、酸素濃度を測る装置です。ネイルアートやストーンなどが施されていると、測定の妨げになってしまいます。
装置をつける指だけネイルを落とせばよい場合もあるので、事前に医師に相談しておきましょう。

手術前の注意として医師から説明がありますので、よく聞いておいてくださいね。
食事は早めに済ませる

手術が始まると、しばらく食事が摂れないので、早めに済ませておきましょう。静脈内鎮静法を行う場合は、手術の4時間前までに食事を済ますようにしてください。

アルコールやカフェインが含まれるお茶やコーヒーも控えてくださいね。
コーヒーもダメなのかぁ。
歯みがきをしておく

当日は、歯科医院に行く前にしっかりと歯磨きをしておきましょう。お口の中を清潔にすることで、感染リスクを下げておきます。

口の中の細菌はできるだけ減らしておくのがベストです。
車やバイクを運転しない

術後は麻酔が効いてボーッとしている状態になり、運転ができなくなります。自転車も危険です。インプラントの手術当日は自分で運転する乗り物で行かないようにしましょう。

家族に送ってもらうか、電車やバスなどの公共交通機関を使ってください。
自転車もNGなんですね。
インプラントの手術後の注意
インプラントの手術の後はなるべく安静にしてください。湯船に浸かると血行が良くなりすぎて傷口の治癒に影響するため、入浴はシャワーで汗を流す程度にしましょう。
傷口を触らない

インプラント手術の後は傷口が気になると思いますが、細菌が入るため舌や手指で触らないようにしましょう。
麻酔が切れると食事もできますが、なるべく噛まないで済むような柔らかいものを食べるようにしてください。やむを得ず噛む場合は、傷口と反対側の歯で噛むようにします。歯みがきも2週間くらいは傷口に当てないように気をつけましょう。

外からの刺激も禁物です。
とにかくなるべく触らないようにするのが重要なんですね。
2〜3日は痛みや腫れが出ることも

インプラントの手術後、2〜3日は腫れや痛みが出ることがあります。個人差はありますが、徐々に収まって1週間くらい経つと自然に引いていきます。

いつまでも長引く場合は医師に相談してください。
薬は忘れずに服用しよう

手術後は痛み止めや化膿止めの抗生物質が処方されますが、医師の指示通りに飲んでください。決して自己判断で止めないようにしましょう。

特に抗生物質は忘れずに飲みましょう。
化膿しないようにですね。
運動を避けて安静にする

手術の後は、しばらく腫れや痛みが出ることがあります。腫れや痛みが引くまでは、血行を促進するような激しい運動は避けて安静に過ごしましょう。
体を使う仕事の人は特に注意したほうが良さそう…。
安心してインプラント手術を受けましょう
手術は誰でも緊張してしまうものです。しかし、インプラントは成功率が比較的高い手術。体調を整えてリラックスしてインプラント手術を受けましょう。
これだけ情報があると安心できそうです。

当日は医師に任せてゆったりと過ごしてくださいね。
- インプラント手術の成功率はとても高い
- 前日はリラックスして過ごし、体調を整えておく
- 口周りの筋肉をほぐしておくと良い
- 当日は喫煙飲酒を避け、早めに食事を摂っておく
- 車やバイクを運転して病院に行かない
- 手術後は傷口を触らずに薬をきちんと飲む
- 激しい運動を避け、安静にする