インプラント手術が不安な方へ。前日・当日・翌日の過ごし方について

インプラント手術が不安な方へ。前日・当日・翌日の過ごし方について
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いよいよ明日はインプラント手術。緊張していませんか?インプラント手術を控えた前日、どう過ごしたらいいのか、どんな準備をすればいいのか、事前の心構えをはじめ、インプラント手術の当日のスケジュールや、術後の注意点などをお伝えします。
歯科医師からも伝えられることですが、安全にインプラント手術を受けるために、しっかりと注意事項を守るようにしましょう。
そして、リラックスした気分で、ゆとりをもって当日を迎えてください。
INDEX
  1. インプラント治療の注意点について
    1. インプラント手術の成功率は極めて高い
    2. インプラント手術のリスク・デメリット
  2. インプラント手術の前日の過ごし方について
    1. 体調をととのえておく
    2. 飲酒・喫煙は止める
    3. 口を乾燥させない
    4. 口を開ける練習をしよう
  3. インプラント当日に気を付けること
    1. 服装はゆったりしたものを選ぶ
    2. メイク・ネイルはしない
    3. 食事は早めに済ませる
    4. 歯磨きをしておく
    5. 車やバイクで来院しない
  4. インプラントの手術後の注意点
    1. 傷口をさわらない
    2. 2~3日は痛みがあることも
    3. 薬を忘れないで服用しよう
    4. 腫れた場合は運動を避けて安静にしておこう

インプラント治療の注意点について

インプラントの手術は、一般的な歯科治療とは異なる外科手術に当たります。
安全に手術を受けるために、インプラント手術の前日・当日・術後の準備や過ごし方について、注意しておくべきことがあります。
一つひとつ、チェックしていきましょう。

インプラント手術の成功率は極めて高い

インプラント手術の前日は、緊張せずにリラックスして過ごしてください。
インプラント手術の成功率は95~99%と極めて高く、ほぼ失敗はしないといわれています。安心して落ち着いてすごし、よりよい睡眠をとるようにしましょう。

インプラント手術のリスク・デメリット

インプラント手術の後は、多少の腫れや痛みがでることがあります。また、少し出血する場合もありますが、口をゆすぎすぎないように気をつけましょう。傷口の治癒が遅くなります。

インプラント手術の前日の過ごし方について

手術の前日は、疲れがたまっていたり睡眠不足だったりすると、麻酔を使う外科手術のため途中で気分が悪くなることがあります。しっかりと睡眠をとることが大切です。

体調をととのえておく

疲れがたまっていたり睡眠不足だったりしないよう、体調を整えておきましょう。インプラント手術は麻酔を使う外科手術のため、体調不良で手術を受けると途中で気分が悪くなることがあります。
ストレスを溜めないようリラックスして、体調管理を万全に整えて当日を迎えてください。

飲酒・喫煙は止める

インプラント手術は外科手術ですから、感染予防と多量な出血を防ぐために、飲酒・喫煙はしばらく控えて手術に臨むのがベストです。
タバコのヤニやニコチンは、血管を収縮させ、傷の治癒を遅らせるため、手術の前に吸っているとハイリスクです。手術を受ける2週間くらい前から禁煙するようにすると良いでしょう。
逆にアルコールや刺激物は、止血しにくくなる恐れがあります。特に前日は、できれば飲酒は控えてください。

口を乾燥させない

唾液の量が減って口が乾燥すると、細菌が増えやすくなります。そうすると、インプラント手術の治療跡の治りが悪くなり、傷口の感染リスクが高まります。
だからといって、水分をこまめに摂りすぎると、傷口の治りを遅らせるのでおすすめできません。
口呼吸で口を乾燥させることのないように注意することが大切です。

口を開ける練習をしよう

インプラント手術に備えて、口を開ける練習をしておくと良いでしょう。もちろん、手術中30分~1時間もの間、ずっと口を開けていなければいけないわけではありませんが、少しでも口を開け続けることは、なかなかに日常生活ではありませんので疲労を伴います。
また、治療方針によっては静脈内鎮静法で「うたた寝状態」になる麻酔を使うことがあります。この場合は、心身ともにリラックスした状態で治療を行うことができるので、口を開けることに負担を感じずに済みます。

インプラント当日に気を付けること

安全にインプラント手術を受けるために、ネイルを落とす、歯磨きをするなどの準備が必要です。当日は以下のようなことに気をつけてください。

服装はゆったりしたものを選ぶ

インプラント手術の際には手術用のエプロンなどを着けますが、血や唾液などが飛ぶこともあるので、万が一、汚れてもよいゆったりリラックスできる服装にしましょう。

メイク・ネイルはしない

メイクはできるだけせず、ネイルは落としておきましょう。インプラント手術の最中は、指先にパルスオキシメーターという測定装置をつけます。術中の患者さんの身体の安全のために酸素の濃度を測る装置です。ネイルアートやストーンなどが施されていると、測定の妨げになってしまいます。
装置をつける指だけネイルを落としていればよい場合もありますので、あらかじめ担当の歯科医師と相談しておきましょう。

食事は早めに済ませる

手術が始まると、しばらく食事が摂れませんので、早めに食べておきましょう
静脈内鎮静法を行う場合は、手術の4時間前までに食事を済ますようにしてください。
ただし、アルコールやカフェインが含まれるお茶やコーヒーなどは控えたほうが良いでしょう。

歯磨きをしておく

歯科医院に行く前に、歯をしっかりと磨いておきましょう。口の中の細菌はできるだけ減らして、感染リスクを下げておくようにしてください。

車やバイクで来院しない

インプラント手術をした当日は、車やバイクの運転ができません。自転車であっても危険です。
手術前に乗ってきてしまっても、そのまま乗って帰れなくなります。家族に送迎してもらうか、電車・バス・タクシーなどの公共交通機関を使って歯科医院へ行くようにしましょう。

インプラントの手術後の注意点

インプラント手術の後、日常生活は普通にできますが、できるだけ安静に過ごしてください。
湯ぶねに浸かる入浴は避け、シャワーで汗を流す程度にしておきます。血のめぐりがよくなりすぎると、傷口の治癒に影響しますので、血行がよくなりすぎないように気をつけましょう。

傷口をさわらない

インプラント手術跡の傷口に、負担を掛けてはいけません
麻酔が切れると食事できますが、なるべく噛まなくてもよいようなやわらかいものを食べるようにしてください。
やむを得ず噛む時は、傷口に触れないよう反対側で噛むように配慮しましょう。歯磨きも、2週間くらいは傷口に当てないように気を付けてください。
傷口に直接触れないように注意するのはもちろんのことですが、頬の外側からも刺激を与えないようにしましょう。

2~3日は痛みがあることも

インプラント手術の後、2~3日は腫れや痛みが出ることがあります。個人差がありますが、徐々に治まって1週間後くらいには腫れが引きます。

薬を忘れないで服用しよう

処方された抗生物質は、歯科医師の指示通りに忘れず服用しましょう。自分で勝手に判断して途中で止めてはいけません。

腫れた場合は運動を避けて安静にしておこう

インプラント手術の後は、しばらく腫れることがあります。腫れが引くまで血行を促進するような激しい運動は避け、安静に過ごしてください。個人差はありますが、だいたい1週間くらいで腫れが引きます。