「乳歯」の仕組みと役割は?永久歯が正しく生えるためのガイド役!?

「乳歯」の仕組みと役割は?永久歯が正しく生えるためのガイド役!?
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「乳歯って、あとから永久歯が生えてくるのに要る?」「何か役割があるの?」と、不思議に思っていませんか。

乳歯には食べ物を噛むほかにも、さまざまな重要な役割があります。

もしかすると乳歯が虫歯になっても永久歯が生えてくるから構わない、と考えている方がいるかもしれませんが、早くから乳歯を失ってしまうと、永久歯の歯並びにも影響してくるのです。

今回は、子供の頃だけじゃない、将来の健康にも大きな影響がある乳歯について、その仕組みと役割を解説します。

この記事がおすすめな人
    • 乳歯が何のためにあるのか分からないと思っている方。
    • 乳歯が虫歯になっても生え変わるからいいという方。
    • 乳歯がいつ頃生えるのか、何本あるのか知りたい方。
    • 乳歯の役割を詳しく知りたい方。
    • 乳歯が永久歯が正しく生えるために必要いうのは本当?
INDEX
  1. 乳歯の仕組みとは?
    1. 乳歯はいつできるの?
    2. 乳歯は何本あるの?
    3. 乳歯の種類と生える時期は?
  2. 乳歯の役割とは?
    1. 食べ物を噛めるようになる
    2. 正しく発音できるようになる
    3. あごの発育を助ける
    4. 永久歯が正しく生えるようサポート
  3. 乳歯は、永久歯が正しく生えるための大事なガイド役!

乳歯の仕組みとは?

うさぎさん

乳歯って、いつできるの?全部で何本あるのか、実はよくわかっていないかも。いつごろ生えてくるのかは、子育てしてるから、だいたい分かるけど……。

乳歯はいつできるの?

赤ちゃんの歯は、お母さんのおなかの中にいる初期のころからつくられます。

だいたい妊娠3カ月ころになると、あごの骨の中に歯の芽である「歯胚(しはい)」ができてきます。

胎児が体長3~4cmくらいのヒト型になるころには、歯の芽は将来エナメル質になる部分、象牙質になる部分、周辺組織になる部分の3層を形成するようになります。

そして赤ちゃんが生まれてからも歯の芽は歯茎の中で成長しつづけ、生後6カ月ころになって、初めての乳歯が生えてきます。

うさぎさん

そんな前から赤ちゃんの歯ってつくられているんですねー!

柿木先生

そうなんです。ですから、妊娠中は、カルシウム、タンパク質、ビタミンA、ビタミンC、ビタミンDなどをバランスよく摂ってくださいね。

ポイント
特にカルシウムは、ミネラルが少ない軟水の国である日本で暮らしていると不足しやすいという特徴があります。
妊娠期は特に、カルシウムを積極的に摂る習慣をつけましょう。
ビタミンDを摂るとカルシウムの吸収率が高まります。
ビタミンDは、魚介類やキノコ類に豊富です。特に、干しシイタケは機械干しではなく、天日干しを選んでください。料理に使う前に太陽の光に当てるとビタミンDの含有量が増えます。
また、ビタミンDは日光に当たると体内で生成されます。1日10~15分くらいでもいいので太陽の光に当たるようにしましょう。ただし、紫外線には注意してください。

乳歯は何本あるの?

乳歯は全部で20本あります。永久歯は32本です(親知らず4本を含む)。

一般的には6歳くらいに初めての永久歯が生えてきますが、乳歯と永久歯は本数も大きさも違うので、永久歯に生え変わるスペースを確保するためにあごの骨が成長し、一時期、歯と歯のすき間が広がってすきっ歯になったと感じる時期があります。

乳歯の種類と生える時期は?

乳歯は、まずは生後は6カ月くらいに下の前歯が生え、奥歯へ向かって順番に生えていき、2~3年で生えそろいます。

乳歯の種類と生える時期
    • 乳中切歯(生後6~8カ月)※前歯
    • 乳側切歯(生後7~12カ月)※前歯の隣の歯
    • 第一乳臼歯(生後12~14カ月)※奥から2番目の歯
    • 乳犬歯(生後16~18カ月)※前歯の2本隣の歯
    • 第二乳臼歯(生後20~24カ月)※最も奥の歯

乳歯の役割とは?

うさぎさん

乳歯って何のためにあるんですか?いずれ永久歯に生え変わるのに?って不思議に思うんですけど……。

柿木先生

お子さんの顎って小さいですよね。大きくて数も多い永久歯が入り切ると思いますか?

うさぎさん

わぁ、ほんとですねー!赤ちゃんにいきなり大きな歯が生えたら、離乳食のときなんかもじゃまになっちゃいますよね。

柿木先生

そうでしょう?よく噛んで咀嚼するためには、お子さんには顎の大きさにちょうどいい乳歯が必要なんです。身体の発育のために栄養を取り込まなくちゃいけないですからね。

うさぎさん

いわれてみれば、その通りですねー。人間の身体ってよくできてますね~!

乳歯の役割とは何でしょうか?一つひとつ確認してみましょう。

食べ物を噛めるようになる

子供の小さな口のサイズに合った乳歯が1本1本生え揃うに従って、噛む、吸い込む、すり潰すといったお口の機能が高まっていきます

赤ちゃんのお口の発達、月齢に応じた離乳食の与え方については、下記の記事が参考になります。

赤ちゃんの健やかなお口の発達のために。月齢に合わせた離乳食の与え方

正しく発音できるようになる

乳歯が生え揃うと舌の位置が定まるため、正しく発音できるようになります。言葉を話すためにも、乳歯は役立っています。

あごの発育を助ける

乳歯でしっかり噛めると、あごが健やかに発育します。顔の形もしっかり整っていきます。

永久歯が正しく生えるようサポート

乳歯には、後から生えてくる永久歯のガイドとしての役割もあります。

虫歯などで早くから乳歯を失うと、永久歯が生えてくる目印を見失い、歯並びが乱れる原因になります。

乳歯は、永久歯が正しく生えるための大事なガイド役!

うさぎさん

乳歯って、永久歯が生えてくる目印にもなってるんですね?驚きです。

柿木先生

そうなんですよ。ですから虫歯になって乳歯を抜くと、ガイド役を失うことになるので永久歯の歯並びが悪くなるリスクがあります。

うさぎさん

乳歯が虫歯になっても永久歯が生えてくるから大丈夫、なんて考えていられないですねー。

柿木先生

はい。乳歯が虫歯になったら、たとえ治療をしても虫歯菌が多い口内環境になっていますから、永久歯も虫歯になりやすいですね。ですから乳歯を虫歯にしないよう予防が大切ですね。

うさぎさん

わぁ、だから歯磨きと定期検診が大事なんですね!もっとしっかり虫歯予防します~!

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記事の重要ポイントをチェック!
    • 乳歯は妊娠3カ月頃から、歯の芽になるものがつくられている。
    • 乳歯は全部で20本ある。生後6カ月頃に下の前歯が生えてくる。
    • 乳歯は前歯から奥歯に向かって生え、2~3年で生えそろう。
    • 乳歯は、噛む、発音する、顎の発育のために役立っている。
    • 乳歯は、永久歯が正しく生えてくるための目印になっている。