5年?10年?インプラントの保証はなぜ違う?返金・条件も説明します

5年?10年?インプラントの保証はなぜ違う?返金・条件も説明します
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この記事がおすすめな人
    • 医院によってインプラントの保証年数が違うのはなぜか知りたい。
    • インプラントの保証年数が多い医院で治療したい。
    • インプラントの保証には種類があるのかと思っている。
    • インプラントを治療するにはどんな医院で受けたらいいか悩んでいる。

インプラントの保証は、医療機関によって5年のものもあれば10年のものもあります。同じインプラントなのに保証年数が違うのは、インプラント治療が自由診療だからです。そのため、人によっては保証期間によって、治療する病院を検討することもあるでしょう。この記事では、インプラントの保証や返金などについて掘り下げていきます。

INDEX
  1. インプラントの保証年数の違いとは?
    1. 治療範囲で保証年数が異なる場合
    2. 経過年数で保証金額が異なる場合
  2. インプラントの保証制度には種類がある
    1. クリニック独自の保証制度
    2. メーカーの保証制度
    3. 第三者機関の保証制度
  3. インプラントの保証には条件が必要
    1. 定期的にメンテナンスを受けている
    2. 保証期間内である
  4. インプラントの保証が使えない例
    1. 持病がある
  5. 自然災害による破損
  6. インプラントって返金してくれるの?
  7. インプラント治療を受ける前にこれだけはチェック!
  8. インプラント治療は受ける前に保証の確認を!

インプラントの保証年数の違いとは?

インプラントの保証年数が違うのは、保証の設定が異なるからです。保証の範囲や治療内容で設定しているところと、治療後何年経ったかで細かく設定しているところがあります。

治療範囲で保証年数が異なる場合

治療の範囲で保証年数を定めている場合です。治療の範囲とはインプラントの構造や治療内容のことです。

治療内容別の保証年数例
    • インプラント本体:10年
    • かぶせ(アパットメントと人工歯):5年
    • 再治療:10年
    • 審美治療:5年
松浦先生

おおまかにはだいたいこんな感じのところが多いです。

ライオンさん

なるほど、この期間が保証されるわけですね。

MEMO
インプラントは大きく、上部の「人工歯」、骨に埋め込む「本体」、人工歯と本体をつなぐ「接着部分」に分けられます。

経過年数で保証金額が異なる場合

さらに、インプラントの手術をしてから何年経ったかで、使える保証の金額を設定している医療機関もあります。

インプラント本体の例
    • 5年以内:100%
    • 5〜6年:60%
    • 6〜7年:50%
    • 7〜8年:40%
    • 8〜9年:30%
    • 9〜10年:20%
    • 10年以上:自己負担
かぶせものの例
    • 1年以内:100%
    • 1〜2年:80%
    • 2〜3年:60%
    • 3〜4年:40%
    • 4〜5年:20%
    • 5年以上:自己負担
ライオンさん

治療からの年数に応じて金額が違うわけですね。

松浦先生

そのとおりです。

上記はあくまでも一例です。また、インプラントはインプラント周囲炎という病気になりやすいですが、クリニックによっては治療の一部に保証制度が利用できる場合もあります。

インプラントの保証制度には種類がある

さらに、インプラントの保証媒体は3種類に分けることができ、どれを採用するかは医療機関によって異なります。

クリニック独自の保証制度

クリニックや病院など、医療機関独自の保証制度を設けている場合です。年数はその医療機関に委ねられ、治療内容によって保証年数を設けているところもあります。

インプラントは経年劣化すると再治療が必要になることもあります。遠方に引っ越して通院できなくなった、クリニックが閉院してしまったという例もあり、その場合は保証が受けられなくなるので注意しましょう。

松浦先生

お口の中は常に変化するので、何十年後も見据えて考えるのがおすすめです。

ライオンさん

なるほど、20年後とかに再治療する可能性もあるわけですね。

メーカーの保証制度

インプラントには国内外の様々なメーカーの製品があり、メーカーが保証制度を設けている場合もあります。現在多くの医療機関で使われている主要なメーカーは、ストローマン社、ノーベルバイオケア社、アストラテック社、ジーマ―デンタル社の4社で、この4社は10年間の保証がついています。

メーカー保証の場合、将来引っ越しても同じメーカーを取り扱うクリニックなどを探せば、比較的スムーズに対応してくれることがほとんどです。

ライオンさん

クリニックがメーカー保証を採用してるってことですね。

松浦先生

その通り。

第三者機関の保証制度

第三者機関とは、病院やクリニックと提携して保証サービスを提供する企業のことです。保証内容はその企業が設けたガイドラインに準じて設定されます。転居などで治療していた病院に行けなくなったとしても、手続きを行えば転居先の提携病院やクリニックに連絡してくれます。

松浦先生

医療機関と切り離されているので便利です。

ライオンさん

なるほど。メーカーのしくみとちょっと似てますね。

インプラントの保証には条件が必要

インプラント治療には保証がついていることがほとんどですが、保証を利用するには下記の条件を満たしている必要があります。

定期的にメンテナンスを受けている

どのインプラント保証を利用するにしても、定期的にメンテナンスに通っていることが条件となります。インプラント治療は、手術の後も経過をみるために定期的なメンテナンスが必須です。術後1年間は数ヶ月ごと、その後は徐々に通院の間隔が開いていき、安定すれば1年毎になる場合がほとんどです。しかし、医師の指定した間隔で定期メンテナンスを受けていない場合には、保証制度は利用できないので注意しましょう。

松浦先生

契約時にも確認されます。

ライオンさん

メンテナンスはそれほど大事だということですね。

保証期間内である

当たり前ですが、保証制度は保証期間内でしか利用できません。契約時にいつまでが保証期間なのかを、よく確認しておきましょう。

ライオンさん

できるだけ長いほうがいいなぁ。

インプラントの保証が使えない例

定期メンテナンスに通っていても、保証制度が利用できないことがあります。

持病がある

ガンや心筋梗塞などがある場合は保証が適用されない場合があります。また、術後に発症してしまった場合には、保証が利用できない可能性があります。しかし、病気の程度によっては保証制度を適用しているところもあるので、持病がある人や心配な人は、治療を受ける前に確認しておくのがおすすめです。

松浦先生

治療前に持病や薬の服用について、医師から説明があります。

ライオンさん

その時に保証についても聞いておけばいいんですね。

自然災害による破損

地震や台風などの自然災害に巻き込まれてインプラントが破損した場合は、残念ながら保証の対象外となります。また、故意による破損も対象外です。

ライオンさん

最近は災害が多いから、制度が見直されるといいなぁ。

インプラントって返金してくれるの?

「インプラントを入れたけど、仕上がりが思っていたのと違った」「別のところでやり直したいから返金してほしい」などの場合は、医療機関によって返金に応じてくれるところそうでないところがあります。

返金については、治療前によく確認しておきましょう。返金には応じられなくても、納得の行くまで再治療をしてくれる、または無償で再治療をしてくれるというところもあります。

松浦先生

契約を結ぶ際には、色々なことを想定して質問してみることが重要です。

ライオンさん

なるほど、よく覚えておきます。

インプラント治療を受ける前にこれだけはチェック!

インプラント治療は、医療機関によって治療法取り扱いメーカー、保証制度、費用などが異なります。治療を受ける前には以下の項目に留意しましょう。

治療前に確認すること
    • 保証金額
    • 保証の種類
    • 保証年数
    • 保証内容
    • 保証対応の回数
    • 返金の有無
松浦先生

治療を受ける前に複数の病院で無料相談をしてみるのもおすすめです。

インプラント治療は受ける前に保証の確認を!

インプラント治療は高額です。万が一のことがあった場合は保証が頼りになります。保証内容は契約時にしっかりと確認しましょう。また、引っ越しの予定持病がある人は、それも含めて相談するのがおすすめです。

記事の重要ポイントをチェック!
    • インプラントの保証は範囲で決めているところと年数で決めているところがある
    • インプラントの保証媒体には3種類ある
    • 保証を利用するには定期メンテナンスに通っていることが必須
    • 自然災害などで破損した場合は保証が使えない
    • インプラントの返金制度は医療機関によって異なる